ラブライブ×イナイレ~世界への挑戦~   作:松浦果南の自称兄

63 / 184
第57話:千年祭決着!!

俺とフィディオが[ダブル・ゴッド・ブレード]をゴールに叩き込み、7-3と更にリードを広げる俺達。ダークエンジェルボールで試合再開になる。が、試合は前半とは売って代わり、流れを完全に引き込んだ人間チームペースで進んでいた。

 

穂乃果 out → 吹雪 in

 

ここで選手交代。高坂に代わり吹雪がフィールドに戻る。

 

そしてボールはギュエールに渡り、そこに絢瀬がディフェンスに入る。

 

ギュエール:「人間ごときが調子に乗るな!! 大人しく魂を寄越しなさい!! [エンゼルボール・V3]!!!」

 

絵里:「[真・スノーエンジェル]!!!」

 

絢瀬がタイミングを見切り、ボールが足元に戻った瞬間氷漬けにしてボールを奪った。

 

絵里:「システィーナさん!!」パスッ

 

絢瀬は相手の技が発動される寸前でパスアウト。ボールはシスティに渡り・・・・・・

 

ヘビーモス:「行かせるか!![ゴー・トゥ・ヘル・V3]!!!」

 

システィ:「マークさん!!」パスッ

 

システィに対してディフェンスに入ったヘビーモスが必殺技を放つ。相手が技を発動する寸前でシスティはパスを出し、相手の技をかわす。しかしボールを受け取ったマークにディフェンスが迫って来る。

 

ネネル:「[ゴー・トゥ・ヘヴン・V3]!!!」

 

マーク:「絢瀬!!」パスッ

 

マークも相手が技を発動した瞬間絢瀬にバックパスを出し、絢瀬と吹雪が二人でシュート体制に入る。

絢瀬が絶対零度の氷エネルギーをボールに込めて吹雪にシュート紛いのキラーパス。それを吹雪は自身の氷エネルギーを込めた右足をボールに振り抜きぶちこんだ。

 

絵里・吹雪:「「[氷結のグングニル]!!!」」

 

二人のシュートはフィールドにとてつもない冷気を撒き散らし地面を氷らせ突き進む。

 

ベルゼブ:「[グラビテイション・改]!!!」

 

相手のシュートブロックが入ったが、それを物ともせずにシュートは突き進む。

 

アスタロス:「これなら止められる筈だ!! [ジ・エンド・V3]!!!!」

 

相手がシュートごと空間をねじ曲げてシュートを消し去ろうとする。が、二人のシュートはその歪曲した空間を氷らせて脆くなった所をシュートの威力で叩き割りゴールに突き刺さった。

 

アスタロス:「なっ!? くそおおぉぉおおおおっっつ!!!」

 

8-3、世界連合・真リードで、ダークエンジェルボールで試合再開。そしてここでフィディオがベンチに下がり、エドガーが再びフィールドへ戻る。

 

フィディオ out → エドガー in

 

セイン:「こうなったら貴様ら全員二度と戦えぬ身体にしてくれる!!」

 

デスタ:「お前たち全員を試合続行不能にすればたとえ点数で負けてても俺達の勝ちだ!!」

 

果南:「なっ!? 皆気をつけて!!!」

 

デスタ:「無駄だ!! このラストシュートで貴様らはおしまいだ!!! せいぜい後悔しながら潰れて行くがいい!!」

 

セイン・デスタ:「「[シャドウ・レイ・V3]!!!」」

 

ただでさえ凶悪な威力を誇っていた[シャドウ・レイ]はこの場面で最終進化。フィールドを削り取りながら猛スピードで突き進んでいく。

 

鬼道:「何だこのとんでもないパワーは!?」

 

絵里:「こんなシュート止められる訳無い!! どうすれば・・・、って大海くん!? エドガーさん!? 何を!!」

 

デスタ:「何をしようと無駄だ!! このシュートは止められる筈がねぇ!!」

 

龍也:「・・・知ってるか? そう言うのをフラグって言うんだぜ?」

 

セイン:「何!?」

 

龍也:「気合い見せろよエドガー!!!」

 

エドガー:「言われずとも!! 最終進化には最終進化だ!!!」

 

龍也・エドガー:「「ハアアァァアアア!!! [真・エクリプスカリバー]!!!!!」」

 

ドキャアアァァアアアァァアアアアアン!!! ビリビリビリ!!

 

エドガー:「ぐっ、うぉぉおおお!!!」

 

龍也:「行くぞエドガー!! 魔王!! これが俺達の・・・人間の力だああぁぁあぁあああああ!!!!」

 

ドキャアアァァアアアァァアアアアアン!!!!

 

その瞬間選手たちは天が割れ、大地が割けるイメージを見た。勿論ここは洞窟内。空など見える筈が無い。しかし確かに目の前にその光景は起こった様に見えた。

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!

 

セイン:「打ち返された!? っ!! ぐわあぁぁぁあああっ!!!」

 

デスタ:「馬鹿な!? ぐっ、ぐああああああっ!!!!」

 

ダークエンジェル:『『『ひっ!! う、うわあああああああ!?!?』』』

 

アスタロス:「う、うわあああああああっ!!!」

 

あろうことかキーパーはカウンター[エクリプスカリバー]のあまりの威力にゴールに背を向けて避けた。シュートはゴールネットに突き刺さるが、それだけでは収まらずネットを斬り裂き尚も突き進み洞窟の壁に激突し大きなクレーターを作った。が、まだ勢いは消えずボールがどんどん深く壁にめり込んでいくのと同時にクレーターもどんどん大きくなっていきクレーターが半径7メートル程の大きさになった所でようやく止まった。

 

ピッ、ピッ、ピーーーー!!!

 

謎の老人A:「試合終了じゃ!!」

 

世界連合・真 9 ー 3 ダークエンジェル

 

セイン:「う、うぅ・・・私は、何を?」

 

アイエル:「セイン、ギュエール、皆も!!! よかったぁ。洗脳が解けたのね!!」

 

エノレル:「ああ。本当に良かった!!」

 

エカデル:「それにしてもあの少年、「大海龍也」ですか・・・。覚えておきましょう」

 

デスタ:「う、うぅ・・・」

 

地面に倒れふして唸る魔界の民。天空の使徒はかなりご立腹だ。

 

セイン:「この!! よくも私達を!!!」

 

ギュエール:「セイン、こんな奴等に構ってないでさっさと魔王を封印しましょう!!」

 

セイン:「・・・そうだな。取り乱して済まない」

 

謎の老人B:「その必要は無い。先ほどの人間と魔王の戦いで魔王が敗れ、魔王は再び深い眠りについた」

 

セイン:「そうですか」

 

龍也:「じゃあこれで一件落着かな?」

 

セイン:「ああ。君たちには本当に迷惑をかけた、済まない。それと、ありがとう!!」

 

鬼道:「じゃあ俺たちは帰ろう。セイン、悪魔共の処分は任せたぞ」

 

円堂:「いつかまた一緒にサッカーやろうぜ!!」

 

セイン:「ああ、勿論だ!! 私の・・・人間の友人たち!!」

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

そして俺たちはジャパンエリアに戻り皆と別れて解散した。去り際に絢瀬と決勝トーナメントで本気で闘おうと約束して、

そしてその日の夜、果南は俺にべったりくっついて離れず、俺は煩悩と必死に戦いながら果南にハグされた状態で一緒に就寝した。

 

 

― 天界・魔界編 End ―

 

ー 続く ー




オリ技

エクリプスカリバー(えくりぷすかりばー)
使用者:大海龍也&エドガー・バルチナス
二人同時に[エクスカリバー]を撃った結果、2つの聖剣が融合し、より強力な神剣へと姿を変えた人間最強クラスのシュート技。

感想・評価宜しくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。