また、後書きにてお知らせもありますので、よろしければ最後までご覧ください。
第58話:ロシア戦に向けて
マグニード山での戦いを終えた私たちは次の日、決勝トーナメント一回戦のロシア戦に向けてミーティングをしていた。
久遠:「ロシア代表[パーフェクトスパーク]の恐るべき点は、選手全員が大海と同じキーパーを含めた全ポジションをこなすことが出来るパーフェクトオールラウンダーであるという所だ。よって、誰がどのポジションで来るのか予想が難しい。そして、シュート、ドリブル、ディフェンス、セービング、どれを取っても高水準であることは間違いない」
千歌:「でも大海くん程のレベルの高さは感じないよね」
果南:「そうだね。技をコピー出来るって訳でも無さそうだし」
久遠:「その通りだ。よってロシア戦までの間、大海を相手に個人技能の底上げと、連携の確認をしながら練習していく。大海には負担をかけるが、頼んだぞ?」
イナズマジャパン:『『『分かりました!!!』』』
そして俺たちはグラウンドに出て練習を始めた。だが皆俺に良いようにやられ少し息が上がっている。
だが穂乃果との1vs1のとき・・・・
穂乃果:「ふっ、ほっ!!」
左右のフェイントで龍也を抜きにかかる穂乃果。だが、その程度で抜かれる龍也ではない。
龍也:「そこだぁっ!!」
ブロックに入った龍也の右足がボールに触れようとした瞬間、穂乃果は龍也も反応しきれない速さで左に切り返し、ルーレットで龍也を抜いた。
穂乃果:「えっ? 抜いたの……?」
円堂:「スゴいぞ高坂!」
ことり:「穂乃果ちゃん凄い!!」
穂乃果:「えっ・・、あぁうん。(今の何?)」
龍也:(今の穂乃果の動き、まさか・・・)
龍也は休憩時間に高坂の所に話を聞きに行った。
龍也:「穂乃果、さっきのは何だったんだ? 何か信じられない速さだったけど、」
穂乃果:「実はさっきね、大海くんがブロックしようとした瞬間、景色がいきなり白黒になって、まるで時間が止まったように皆が遅くなってたの。ゾーンかと思ったんだけど、もしそうなら時間が止まったように見えるのはおかしいよね?」
そう。ゾーンに入ると極端に視野が広がり反射神経、身体能力が向上しはするが、そんな時間が止まったように見える事はない。となると・・・・・・
龍也:「《加速世界(アクセルワールド)》か」
穂乃果:「《加速世界(アクセルワールド)》?」
龍也:「ああ。何かの本で読んだんだが、自分に流れる時間を加速させて、周りの時間とのラグを作る事でまるで周りの時間が止まったように見える現象があるらしい。だが、出来る人間は今の地球上で5人居るか居ないかと言われているんだが。言っておくが俺にも出来ない」
穂乃果:「そんな凄い能力なの?」
龍也:「高坂、その力を自分の意思でコントロール出来るようになれ。俺も協力してやる」
穂乃果:「うん! 分かった!!」
ツバサ:「大海くん、キーパーお願い!」
龍也:「分かった!!」
そして位置につくとツバサの周りが宇宙空間に変わり、シュートと同時に無数の流星となってゴールに降り注ぐ。
ツバサ:「[スターゲイザー・G3]!!」
龍也:「[ホーリーゾーン・V3]!!」
ツバサの新たな必殺シュートが放たれる。しかし俺は、天空の使徒のキーパーから盗んだ[ホーリーゾーン]を発動。
流星の力を徐々に弱めていき、遂に流星は全て堕とされボールは手の中に。
ツバサ:「やっぱりダメか」
龍也:「でもキーパー技が守備範囲の狭い技なら間違いなく入ってたよ。こういう技は向かって来るの全て止めないとダメだからな」
果南:「龍也、私たちもお願い!!」
果南・ダイヤ・吹雪:「「「行くよ!! [グランドウェーブ・G5]!!!」」」
龍也:「[ジ・エンド・V3]!!」
今度は魔界軍団Zのキーパーから奪い取った[ジ・エンド]を使う。
俺の[ジ・エンド]は、グランドウェーブを空間ごとねじ曲げて完全に消し去った。
吹雪:「まさか悪魔のキーパー技まで使えるなんて………」
聖良:「吹雪くん、私と[氷結のグングニル]やってみませんか?」
吹雪:「僕が絢瀬さんとやった技か。うん、やってみよう!!」
果南:「私も新しいドリブル技作ろ」
ことり:「私も新技作らないと!!」
そして四人はそれぞれ新技の開発に入り、
豪炎寺:「大海、俺もお前の[ラストリゾートD]を参考にした技を作ったんだが受けてくれないか?」
龍也:「ああ。いいぞ?」
豪炎寺は俺とは違う構えからボールを蹴り上げて空中でに極大のエネルギーの塊を纏わせる。
豪炎寺「ふっ!!」ドッ!!
空中からオーバーヘッドで下に落とし、その先に先回りし左足の回し蹴りでボールにスピンをプラス。
豪炎寺「はあっ!!」ザシュッ!!
ボールに風の膜をコーティングする。ボールは凄まじいエネルギーと空気の渦を纏い、豪炎寺はそのボールを左足でシュートした。
豪炎寺:「[ラストリゾート]!!!」
ドガァアァアアンッ! ドガァアァアアンッ!! ドガァアアァアンッ!!
龍也:「[ジ・エンド・V3]!!!」
フィールドを破壊しながら迫る豪炎寺の[ラストリゾート]を迎え撃つ龍也のキーパー技。
しかし豪炎寺のシュートは龍也の技を突き破りゴールネットを揺らした。
不動:「へぇ? やるじゃん」
龍也:「凄い威力だな今の技。これなら決勝トーナメントでも通用するだろ」
そして円堂がキーパーの練習をしたいと言うので俺と不動が昔やってたシュート技を受けてもらう事にした。
龍也は右から不動は左からボールを挟み込む様に上空へと蹴りあげ俺は左回転、不動は右回転に跳び上がり二人同時に黒いエネルギーをまとった足で蹴り落とした。
龍也・不動:「「[真・デスメテオ]!!!」」
円堂:「[真・イジゲン・ザ・ハンド]!!!」
ガカアアアアッ!!!
2つのエネルギーはぶつかり合い、押され押し返されを繰り返しパワーは互角だった。
まさか円堂がここまで強くなるとは………。
そしてイジゲン・ザ・ハンドはデスメテオを受けきり止めた。
円堂:「危ねー。本の少しでも気を抜いてたら間違いなく押しきられてた」
そしてしばらく龍也は円堂、立向居、豪炎寺、鬼道、不動、野坂、綺羅、高海、渡辺の練習に付き合い他のメンバー、特に音ノ木坂組は、
穂乃果:「絵里ちゃんのディフェンスを破るには、もっと強力な技と連携が必要だね」
海未:「パスやドリブルなどの基本的な技術もレベルを上げておいて損はないと思います」
ことり:「後、ロシアのディフェンス技には空中にも影響のある技が無いから私のイカロスフォールは有効だとおもう」
にこ:「そうね。試合は状況によって最善が変わるけど、バックパスとかで意表をつくのも良いかもしれないわね」
海未:「忘れてはいけないのは絵里はDFではなくリベロだと言うこともですね。故にチャンスがあれば絵里はどんどん攻めてシュートを撃って来ますよ」
にこ:「兎に角!練習してレベルアップするしか無いってことよ。情報は後で集めて置くとして………、今は練習しましょう」
音ノ木坂組は仲間との闘いだけあって、敗けたくないと気持ちを高めていた。
~ 続く ~
オリ技
デスメテオ(ですめてお)
使用者:大海龍也&不動明王
上空に上げたボールを二人揃えて回転の勢いを利用して同時に叩きつける漆黒のシュート
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