1 ー 2、ブラジルリードの日本ボールで試合再開。
ピーーーーーーッ!!
ロニージョ:「っ!! ・・・・・・・」
龍也:「綺羅!! こっちだ!!」
ツバサ:「大海くん!!」パスッ
ボールを受け取った俺にロニージョが物凄い勢いで迫って来る。そしてロニージョの身体と俺の身体が激突!! ・・・・が、
ユラァッ!
ロニージョ:「!?」
ロニージョはなんと俺の身体とボールをすり抜けた。
千歌:「えっ!? 何!?」
フォルミガ:「!? こいつ何時の間に!?」
全員が気付いた時、俺は既にMFまで抜いており、残すはディフェンスラインだけだった。
龍也:「[真・幻影]!!」
ヘンク:「まだあんな技を・・・」
そしてシュート体勢に入り、ボールを蹴り上げて空中でに極大のエネルギーの塊を纏わせる。
龍也「ふっ!!」ドッ!!
空中からオーバーヘッドでそれ下に落とし、その先に先回りして左足の足払いでボールに回転をプラス。
龍也「ぜいっ!!」ザシュッ!!
その回転により、ボールに風の膜をコーティングする。ボールはその計り知れないエネルギーと空気の渦を纏い、そのボールを左足で思い切りシュートした。
龍也:「[ラストリゾートD・G5]!!!」
ドッガァアアアァァアアアアン!!!
フィールドを這いながら、漆黒の邪龍が襲いかかる。相手キーパーも迎え撃つ体勢。
ファルカオ:「[カポエィラスナ・・・っ!! ぐわぁあああああっ!!!」
実況:「ゴーーーーーーール!! 日本同点!!! 決めたのはまたしてもこの男、大海龍也ーーー!! おっと、ここで前半終了のホイッスル!! 日本vsブラジルは、同点で折り返しです!!」
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
マネージャー:「ああもう悔しい!! 何でガルシルドはまだあそこに座ってるの!?」
ガルシルド:「ふん。私を捕まえるなど出来るものか」
?:「それはどうかな!!」
するとフィールドに大勢の大人の人が入ってきた。先頭の鬼瓦刑事を始め、日本の財前総理に、アメリカのケイン大統領などの各国の首脳陣が勢揃いしており、顔を見るからに全員カンカンにぶちギレているのが分かった。
円堂:「鬼瓦さん!! それに財前総理まで!!」
龍也:「それだけじゃない!! アメリカのケイン大統領やその他の国の首脳の皆さんまで!!」
ケイン:「ガルシルド!! これ以上貴方の好きにさせる訳にはイキマセーン!! 大人しくお縄につきなサイ!!」
風丸:「鬼瓦さん!! どういうことですか!?」
鬼瓦:「実はなお前たちが追加で持ってきた証拠に、とんでもないことが書かれてたんだ」
財前:「ガルシルド!! お前はロニージョの身体を、酷いプログラムの実験台にしていたそうだな!! 人間の身体を人為的に強化し、限界を越えた力を強制させる、強化人間プログラムの実験台に!! 見ろ、ロニージョの身体を!! お前のせいでボロボロになっている!!!」
円堂:「何だって!? 本当なのかロニージョ!?」
ロニージョ:「済まない・・・・君たちが俺たちの為に手を尽くしてくれたのに、家族を人質に取られて嫌だと言えず、俺は・・・それを裏切ったんだ」
龍也:「ロニージョ・・・ガルシルド!! 貴様何てことを!! お前がそんなことをしなくても、ロニージョたちは既に十分強い選手だというのに!!」
ガルシルド:「ふん、力を与えてやって非難される覚えは無いわ」
鬼瓦:「そうかな? この会話はこのスタジアムの観客全員が聞いている。彼らはどう思うかな?」
ガルシルド:「何?」
ザワザワ ザワザワ
強化人間だって?
ロニージョたちの家族が人質に取られてるですって?
ザワザワ ザワザワ
ロニージョがボロボロだ。
アイツが変なことをしたせいだ。あいつのせいで。
ザワザワ ・・・・・・
ブー! ブー! ブー! ブー!!
引っ込めーーー!! ガルシルド引っ込めーーーー!!
インチキは止めろ!! 俺たちは、日本とブラジルの真剣勝負が観たいんだーー!!
ワー ワー ワー!
引っ込めーーーー!! ガルシルド引っ込めーーーーーー!!
ブー! ブー! ブー! ブー! ブー!!
財前:「お前はサッカーを利用して、国同士を仲違いさせたかった様だがそうはいかん!! サッカーとは、人の心と心を繋ぐスポーツなんだ!!」
警察:「ガルシルド・ベイハン!! 貴方を逮捕します!!」
ガルシルド:「ふん。良かろう・・・私にたてつくなど、愚かな奴だ」ボソッ
鬼瓦:「ブラジル代表の君たちと観客に言っておく!! ロニージョ達の家族を人質に取り、監視していた悪者は、既に日本代表諸君の持ってきた証拠を足掛かりにすべて逮捕した。もう心配はいらない」
ザ・キングダム:「っ!? 本当に・・・・」
龍也:「良かったじゃねぇか。ロニージョ」
ロニージョ:「うっ、ぐ、うわぁぁあああああ!!!」
ロニージョはボロボロと大粒の涙を流して泣き始めた。観客の皆は、そんなロニージョを誰一人責めようとはしなかった。
強化人間プログラムのインチキは、全てガルシルドが悪いと分かっていたからだ。
龍也:「ロニージョ!! ここからが本当の勝負だ!!」
ロニージョ:「ああ!! 望むところだ!! 行くぜ、イナズマジャパン!!!」
2 ー 2、本当のサッカーでブラジル代表と激突する後半戦が始まる。
― 続く ―
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