ラブライブ×イナズマイレブン ~世界への挑戦~   作:松兄

79 / 213
第73話:闇に染まる龍也

 

 

 [エクリプスカリバー]が決まり1-1の同点に追い付き、ガルシルドは唖然としていた。

 

バファロ:「冗談だろ・・今のシュート・・・・」

 

ジャッカル:「信じられないパワーだった・・・」

 

ヘンク:「ふむ。大海龍也、やはり彼は危険ですね。この試合で潰れてもらいましょうか」

 

 1-1、チーム・ガルシルドボールで試合再開。ボールはマンティスに渡りドリブル突破を仕掛けて来る。

 そこに龍也がディフェンスに入る。

 

マンティス:「バファロ!! 行くぞ!!」

 

龍也:「させるか!!」

 

 龍也がディフェンスに入った瞬間、相手の口角が上がったのを果南は見逃さなかった。

 

果南:(まさか!?)

 

バファロ・マンティス:「「[地獄車・改]!!!」」

 

果南:「龍也!! 危ない!!」ドンッ!!

 

龍也:「え・・・・?」

 

 果南に突き飛ばされ、何が起こったか分からないまま吹っ飛ぶ龍也。龍也には、倒れていく時間がまるでスローモーションの様に感じ、その途中でさっきまで龍也が居た辺りから「バキャアッ!!」と鈍い音がしたのを聞きそちらを見る。

 すると目の前には、龍也の身代わりになり、相手の技をモロに受け足を押さえて横たわる果南の姿があった。

 

龍也:「か・・・果南?」

 

果南:「あ・・・足が・・・!!」

 

 果南の声には普段の明るさは欠片もなく、酷い痛みと苦痛に侵されているのが一目でわかった。

 

審判:「レフェリータイム!!」

 

大介:「駄目だな。骨に異常があるかもしれん」

 

龍也:っ!「ざっけんな!! わざとやりやがったな!!」

 

ヘンク:「我々が狙ったのは貴方ですよ? 自分は助かったのですからむしろホッとする所ではないですか? まぁ《属性付与(エンチャント)》を潰せただけ良しとしますか」

 

 そう言い果南を嘲笑うチーム・ガルシルド。その瞬間、俺のなかに以前「魔界軍団Z」に抱いた以上の「殺意」という名の感情が溢れた。

 

大介:「選手交代だ。ロニージョ、行けるな?」

 

ロニージョ:「はい!! ガルシルド・・・・お前だけは絶対に許さない!!」

 

 世界チームボールで試合再開。・・・・・・・フゥ、あまりの怒りで逆に頭が鮮明だ・・・・・・。こいつらを・・・・・・殺す!!!!!!

 

マーク:「フロイ!!」パスッ

 

フロイ:「ナイスパス!! フィディオ!!」

 

 見事なパスワークでボールを繋ぎ、ボールはフィディオに。俺はフィディオにパスを要求する。

 

龍也:「フィディオ・・・・・こっちだ・・・・」

 

フィディオ:「リュウヤ!?」ゾクッ!

 

フィディオ:「(何だ? リュウヤから発せられるこの圧力は!?)わかった!! リュウヤ!!」

 

フォクス:「来なさい!!」

 

龍也:「ふんっ!!」ドゴォオォオオッ!!

 

 俺はただのノーマルシュートを放つ。しかし・・・・・

 

フォクス:「!? ボールが消えた!? どこ・・・へ?」

 

 相手が気づいたとき、ボールは既にキーパーの眼前にあり・・・・・

 

 ドグシャァアァアッ!!!

 

 ボールは相手キーパーの顔面に直撃しボールはゴールの中に。ボールがゴールに入ったため得点が認められ2 ー 1。

 

 そして相手キーパーは、ピクリとも動かない。

 

ヘンク:「フォクス・・・・? フォクス!! これはいけません・・・脳震盪を起こしてるかもしれません!!」

 

スコーピオ:っ!「貴様!!」

 

龍也:「ただのノーマルシュートだろ? 取れなかったソイツが悪いんだよ!!」

 

 見方も相手も息を飲んだ。脳震盪は下手をしたら意識障害や身体障害等の後遺症を起こしかねない危険なもの。

 相手をそんな状況にしてしまうシュートを放ち、龍也は・・・笑っていたのだ。とても邪悪な、笑みを浮かべて。

 その瞬間全員が悟った。大海龍也は、未だかつてない程にぶちギレている。チーム・ガルシルドは、決して怒らせてはならないものを激昂するほど怒らせてしまったのだと。

 

 チーム・ガルシルドはキーパーを控えのゴライアスと交代し、チーム・ガルシルドボールで試合再開。

 

オウル:「コヨーテ!!」

 

 ボールはFWのコヨーテに渡り、そこに絢瀬がディフェンスに入る。

 

絵里:「[真・スノーエンジェル]!!」

 

コヨーテ:「甘い!!」

 

 絢瀬の必殺技を相手はジャンプで躱わしてシュート体制に入る。

 

コヨーテ:「[ガンショット・改]!!」ドッ!!

 

円堂:「全身でオーラをコントロール・・・これでどうだぁぁああああ!!!」

 

 すると、以前見た[マジン・ザ・ハンド]のマジンよりも威厳と威圧感のある魔神が現れ、シュートを両手で軽々とキャッチした。

 

コヨーテ:「な、何!?」

 

ガルシルド:「バカな!? 究極の強化人間のシュートを止めただと!?」

 

大介:「これが[マジン・ザ・ハンド]の進化系にして最強のキーパー技、[ゴッドキャッチ]だ!!」

 

円堂:「よし!! ロニージョ!!」

 

 円堂のゴールキックからボールはロニージョへ。

 

ロニージョ:「任せろ!!」

 

クロウ:「ボールを寄越せ!!」

 

ロニージョ:「[真・スーパーエラシコ]!! 大海!!」

 

 クロウを抜いたロニージョは俺にパスを出す。

 

龍也:「・・・ナイス」

 

ヘンク:「くっ、ボール!!」

 

 普通なら、相手を抜いてシュートを撃つと誰もが思うだろう。実際全員そう思っていた。しかし・・・・・・

 

龍也:「おらぁああっ!!」ボグッ!!

 

ヘンク:「ぐぉっぁぁああああっ!!? オォォェエエエッ!!」

 

 先程の殺人シュートが溝落ちに直撃し、胃の内容物が押し出され、フィールドで嘔吐するヘンク。

 それを冷徹な眼差しで見下す龍也に皆息を呑む中、ここで前半終了のホイッスルが鳴った。

 

2 ー 1、世界チームリード。

 

 

~ 続く ~




感想・評価宜しくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。