ラブライブ×イナズマイレブン ~世界への挑戦~   作:松兄

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第74話:闇を照らす2つの光

 

 

 ハーフタイムに入りベンチに戻る世界チームとチーム・ガルシルド。龍也はベンチに戻ると、大介さんからげんこつを貰った。

 

龍也:「痛っつ!! 何すんだ!!」

 

大介:「何をするでは無いわ!! ボールは人を傷つける為の物ではない!!」

 

龍也:「人を傷つける? 違うね、ただのゴミ掃除ですよ。あんな奴ら、この程度では済まさない!!」

 

大介:「お前!! まさか・・・・相手を全員松浦と同じ目に遭わせる気か!?」

 

龍也:「いいえ? それ以上の目に遭わせてやるんですよ!!」

 

 龍也と大介さんが言い争っていると、突然システィが龍也を止める様にしがみついてきた。

 

龍也:「っ!! システィ離せ!!」

 

システィ:「嫌だ・・・絶対に離さない!! 龍也さん・・・もう止めて!! 果南は復讐なんて望んで無い!!!」

 

龍也:「ッ!! そんな・・・こと・・・最初から分かってるっ!!!」

 

 龍也の目からは大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちる。

 

 それを見た皆の目は俺を恐れる目から、優しい目へとだんだんと変わっていく。

 

システィ:「龍也さん・・・・泣いてるんですか?」

 

龍也:「果南が復讐を望んで無い事なんか、初めから分かってる!! けど・・・俺の感情が!! 怒りが収まらないんだよ!! こうでもしないと、頭がおかしくなりそうで・・・・そして何より、相手の策略に気づかず、果南を身代わりにさせてしまった俺自身が・・・許せない・・・っ・・・・・」

 

果南:「龍也・・・・っ」ハグッ!

 

 果南はうなだれる俺に飛びついてハグしてきた。骨に異常がある筈の足にムチを打ってまで。

 

龍也:「っ! 果南、足!!」

 

果南:「痛つっ!! ・・・・アハハ・・・・これが限界だね」

 

龍也:「果南っ・・・」

 

 果南は俺を自分の胸に抱き込む様にしてハグしてきた。

 

 この、彼女の温もりが、これまで何度も俺を奮い立たせてくれた・・・暖かい。

 

果南:「アイツらが許せないのは私も一緒だよ。けどね? それでやり返したら、アイツらと同じなの!! 例えそれでアイツらを叩き潰して勝てたとしても私はずっと後悔すると思う。「私がケガなんかしたせいで!」って」

 

龍也:「・・・・・・・・・・・」

 

果南:「私を本当に思うなら、この試合正々堂々戦って、そして勝って欲しい!! 貴方を心から信頼し、想いを寄せている、私と・・・システィの為に!!」

 

龍也:「!? っ、システィが・・・俺を?」

 

システィ:コクッ/////

 

世界選手:『『『へぇ~~?』』』ニヤニヤ

 

龍也:「それが・・・二人の望みなんだな?」

 

システィ:「はい!! 私と果南に、龍也さんの信じるサッカーを見せて下さい!!」

 

果南:「この足じゃあ、間違いなく私は決勝戦には出られない。けど、私の想いは、龍也たちと一緒にフィールドで闘うから!!」ニコッ

 

龍也:「っ!///・・・・ああ、分かった!!」

 

大介:「・・・・もう大丈夫な様だな」

 

龍也:「はい!! すみませんでした!!」

 

 俺は大介さんに頭を下げる。

 

大介:「よし!! では後半の作戦を伝える。エドガーとフィディオ、交代だ。代わりに右サイドトップに「リン・ヒューズ」、左サイドトップに「アリス・コーナー」が入れ」

 

リン・アリス:「「はい!!」」

 

円堂:「よし、行くぞ!!」

 

審判:「後半戦を始めます!!」

 

 ピーーーーーー!!

 

 後半戦が始まり相手FWスコーピオがドリブルで攻め上がってくる。

 

スコーピオ:「どけ!!」

 

アリス:「退かないよ!! [ジグザグフレイム・V3]!!」ボォォオオ!!

 

スコーピオ:「何っ!?」

 

アリス:「リン!! 行くよ!!」

 

リン:「OKアリス!!」

 

 そしてアルゼンチンの女子FWコンビが連携シュートの体勢に入る。二人が交互に矢の様な鋭い蹴りをボールの下部に加えボールに強烈なスピンをかけ着火。それを二人のツインシュートで蹴飛ばした。

 

アリス:「私たち「ジ・エンパイア」の最強シュート!!」

 

リン:「喰らいなさい!!」

 

アリス・リン:「「[インフェルノファイア・G5]!!!」」

 

 ボォガァァアアァァアアアン!!!

 

 とてつもないという比喩表現すら生温い地獄の業火を纏ったシュートが、チーム・ガルシルドゴールに襲い掛かる。

 

ゴライアス:「女に決められる俺ではない!![ビッグスパイダー]!!」

 

 クモの巣がインフェルノファイアを絡め取ろうとするが、そんなものは一瞬で灰塵と化しシュートはゴールに突き刺さった。

 

ヘンク:「何!?」

 

大介:「選手交代!! フロイ・ギリカナンに代わり「ディラン・キース」!!」

 

 3 ー 1、世界チームリードのチーム・ガルシルドボールで試合再開。

 

スコーピオ・コヨーテ・マンティス:「「「[ダークフェニックス・V2]!!」」」

 

 チーム・ガルシルドも必死にパスを繋ぎシュートまで持ち込むが、

 

ドモン:「[ボルケイノカット・V3]!!」ガカアッ!

 

円堂:「ナイスだ土門!! [ゴッドキャッチ]!!」

 

 バシイッ!!

 

 DFとGKのコンビネーションディフェンスでいとも簡単に止められ・・・・

 

円堂:「マーク!!」

 

マーク:「ディラン、龍也!! 行くぞ!!」

 

龍也・ディラン:「「OK!!」」

 

マーク・ディラン・龍也:「「「[グランフェンリル・G5]!!!」」」ワォォオオオオン!!!

 

ゴライアス:「くそっ!! [ビッグスパイダー]!!」ガカアッ!!

 

ゴライアス:「な、なんだ!? このパワーは!!」

 

 ドガァアアァァアアアアン!!

 

 ザシュウッ!!

 

 ただの人間のシュートすら止められず・・・・・・・

 

 そしてシュートはゴールに突き刺さり4 ー 1。

 

世界チームリード。

 

 

― 続く ―




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