ガルシルドとの戦いが終わり鬼瓦さんの意識が戻ったと連絡を受けた俺たちイナズマジャパンとじいちゃんは病院に来ていた。
― 果南 side ―
西木野:「ふ~む。こりゃ骨にヒビが入ってるね。最低でも1ヶ月は絶対安静。それから完治まで更に1ヶ月って所だね」
真姫:「パパ、じゃあ果南の選手生命は大丈夫なの?」
西木野:「ああ。ケガが治れば、またサッカー出来るよ」
果南:「分かりました・・・スミマセン。1つお願いが・・・」
― 円堂 side ―
円堂:「久遠監督!! 響木さん!!」
久遠:「お前たち無事だったか!! よく戻ってきたな」
響木:「終わったんだな。本当に・・・」
風丸:「それで、鬼瓦さんは?」
鬼瓦:「俺ならここだ」
声のした方を振り向くと、頭に包帯を巻き、松葉杖を付いた鬼瓦さんが立っていた。
ツバサ:「鬼瓦さん! 良かった生きてて!」
鬼瓦:「嬢ちゃん、俺はそう簡単にはくたばらんよ・・・心配かけて悪かったな」
大介:「良かったな。鬼瓦・・・・」
鬼瓦:「大介!!」
響木:「大介さん!?」
じいちゃんはそう言って病院から去って行くのを、俺は追いかける。
― セントラルパーク ―
円堂:「じいちゃん!!」
大介:「守・・・・」
ギュッ!
円堂:「じいちゃん!! 生きてたなら・・・・何で連絡くれなかったんだよ!! 皆、どれだけ心配したと思ってるんだ!!!」
大介:「スマンな。ワシの娘、つまりお前の母さんに危険が及ぶ可能性があってな、出来なかったんだ。国外に逃亡し、何度か日本に帰ろうと思ったときもあった。だがコトアールで暮らしてる内に、だんだん楽しくなってきてしまってな。あと一年、あと一年と思っている内に、あっという間に40年だ!!」
円堂:「ぐっ、何だよ・・・それ!! 皆、どれだけ悲しんだと思ってるんだ!!」
大介:「守、決勝戦は、ワシは全力でお前たちイナズマジャパンと闘う。果たして今のお前たちに、リトルギガントが倒せるかな?」
そう言ってじいちゃんが悪戯っぽい笑みを浮かべると、
響木:「大介さん・・・円堂たちは強くなりましたよ? 今のコイツらなら、きっとリトルギガントにも敗けませんよ」
大介:「はっ、バカを言うな響木!! リトルギガントの選手は、地区予選も世界大会も全試合20kgの重りを付けて試合していたんだぞ? 外したのは一度だけ、先程のイタリア戦の後半のみだ。更に全試合、全ての必殺技を封印してきた」
響木:「な!? 何ですと!! その状態であれだけのプレーを!?」
大介:「リトルギガントの選手たちは、ワシのサッカー人生の集大成だ。今のイナズマジャパンでは、大海龍也の《
円堂:「それでも、俺たちだって敗けないよ!! 「勝利の女神は諦めない奴が好き。」だろ?」
大介:「よう言うた!! 流石ワシの孫じゃ!!!」
そうしてじいちゃんはコトアールエリアに戻っていった。決勝戦までもう特訓だ!!
― 龍也 side ―
ガルシルドとの戦いが終わり俺とシスティは皆とは別行動でイタリアエリアの公園に来ていた。
龍也:「・・・・・・・・」
システィ:「・・・・・・・・」
龍也・システィ:「「あ、あのっ! っ!」」
き、気まずい・・・・・・
システィ:「さ、先にどうぞ・・・?」
龍也:「じ、じゃあ・・・。システィの気持ちはさっき聞いたけど・・いつから? そんなに接点無かったと思うんだけど・・・」
システィ:「チームK戦の時からです。試合前に私がデモーニオから攻撃されて、けど、龍也さんが守ってくれたの・・覚えてます?」
龍也:「覚えてるけど・・・えっ? まさかそれで?」
システィ:「私にとっては重大なことだったんです!! 敵のハズの私たちの為に、自分たちのチームを犠牲にする事になってしまった事、本当に申し訳なく思ってるんです」
龍也:「別に気にして無いし、俺は他国の代表チームを
システィ:「それでもです・・・龍也さん・・・私は龍也さんの事が好きです!!! 私と、付き合って下さい!!!」
龍也:「・・・・・・・・・・」
俺は、答えられずにいた。迷っている訳では無い。答えは決まっている。
ただ、どういえばこの子を一番傷付けずに済むのか、分からなくて。
システィ:「龍也さん、龍也さんの本心を教えてください」
龍也:「ゴメン。俺は・・・」
システィ:「・・・分かってました。「え?」龍也さんは、ずっと果南の事を見てた。いつも果南の為に、あんなに必死になって。きっと私じゃあ・・・あそこまで必死になってはくれない。龍也さんの・・・特別には・・・なれ・・ないんだって」グスッ ヒッグ
龍也:「システィ・・・・」
システィ:「でもっ!! それっ、でもっ!!」
ガバッ!
システィは、俺の胸に顔を埋めて泣き始めた。だが、抱き締める事は出来ない。
ここでそんな事をすれば、この子の心の傷を、より深くしてしまう。だから俺はシスティが泣き止むまで、そのまま胸を貸した。
システィ:「ぐすっ。スミマセン」
龍也:「良いよ。システィは何も悪いことしてないだろ?」
システィ:「はい」
龍也:「決勝戦、応援してくれるか?」
システィ:「っ!! グスッ はいっ!!」
システィは目に涙を浮かべながら笑顔でそう言ってくれた。そしてシスティと別れ、果南の入院した病院へ向かった。
― 病院 ―
ガラガラ
果南:「あっ、龍也」
龍也:「システィと話してきた。もう大丈夫だ」
果南:「そっか・・・・」
龍也:「じゃあ、俺は行くよ・・「龍也っ!!」?」
果南:「頑張って。私の分まで」
龍也:「っ!! ・・・・勿論!!」
そして俺は宿舎に帰った。
― 続く ―
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