私たちイナズマジャパンが世界を制して翌年の7月、私は妹のこころとここあにあることを頼まれた。
にこ:「二人の通ってるサッカースクールの臨時コーチになってほしい?」
ここあ:「そうなの!!コーチってばぎっくり腰になっちゃって」
こころ:「それで監督と父母さんたちがどうしましょう?ってなったときに「そう言えばここあちゃんとこころちゃんのお姉さんって世界一のイナズマジャパンのメンバーでしたよね?」って話になったんです」
にこ:「そうなのね。私はいいけど虎太郎がな~。まだ年長だし家で待たせておく訳には行かないからな~」
こころ:「それは大丈夫です。監督さんたちに弟も連れてきて良いか聞いてOK貰ったので!!」
しゅ、周到ね。まぁそれならいいか。
にこ:「わかったわ。それでいつ?」
こころ:「来週の水曜日の午後5時からですお姉さま!!」
来週の水曜日と言うと7月22日、私の誕生日じゃない。皆で集まろうって約束してたのは午前中だから大丈夫ね。
あっ、そうだ。何人か一緒に来てもらおうかしら。
にこ:「分かったわ。こころ、ここあ、他のメンバーにも声かけて大丈夫?」
こころ・ここあ:「「ぜひ!!」」
その日の夜、私はチームの監督さんに電話して臨時コーチの話OKという連絡と詳細の打ち合わせをした。
監督:「それじゃあ矢澤さん水曜日宜しくお願いしますね?」
にこ:「分かりました」
皆驚くぞ~。フフフ。
そして水曜日の二人のチームの練習時間になり、私は虎太郎も連れてきてこころ、ここあと四人でグラウンドに来ていた。
監督:「それじゃあ今日臨時コーチに来て貰った元イナズマジャパンMF矢澤にこさんだ。皆挨拶!!」
スクール生:「宜しくお願いします!!!」
にこ:「はい宜しく! あと、サプライズで三人イナズマジャパンのメンバーに来てもらってま~す!!」
監督:「えっ!? 聞いてない!?」
にこ:「サプライズですから!! 三人とも来て!!」
そしてその三人がでてきた瞬間、監督さんも含めてチームの子たち全員の顔が驚愕で染まった。
円堂:「こんにちは!! 元イナズマジャパンキャプテンの円堂守だ。ポジションはゴールキーパーだ」
龍也:「大海龍也。宜しくな。パーフェクトオールラウンダーとか《完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)》って言えば分かるかな?」
穂乃果:「高坂穂乃果で~す! ポジションはフォワードだよ。宜しくね?」
ドワァアアアァァアアアア!!!!!!!
女子1:「龍也さんだーーー!!!」
男子1:「円堂さ~ん!!!」
女子2:「穂乃果さ~ん!!」
男子2:「可愛いーー!! 彼氏にしてーーーー!!!」
穂乃果:「今言ったの誰!? 流石に年下過ぎるよ~。」
にこ:「ちょっと!?にこの時より歓声が大きいじゃない!?」
穂乃果:「まぁにこちゃんだし」
龍也:「だな」
にこ:「どぅぉおぅいう意味よ!!!」
監督:「ゴホン! スゴいメンバーに来ていただいて私も大変緊張しているが、今日はこの四人の方々に教えて貰う。挨拶!!」
スクール生:「「「「宜しくお願いします!!!!!!」」」」
そして練習が始まり、
男子3:「龍也さん!![エクスカリバー]教えて下さい!!」
男子4:「あっ、ズルい! 俺にも[スサノオブレード]教えてください!!!」
龍也:「分かったから皆順番に!!」
男子5:「円堂さん!![イジゲン・ザ・ハンド]教えて下さい」
円堂:「分かった。じゃあまずは・・・・・」
女子3:「穂乃果さ~~ん!!必殺技教えてーー!!」
穂乃果:「分かったってば!! キャアッ!? 今お尻さわったの誰!?」
女子2:「男子最低~」
男子6:「さわったの俺たちで確定なのかよ!?」
女子4:「羨ましい・・・」
穂乃果:「羨ましく無いよ!? 悪い事だからね!?」
― ― ― ― ― ― ― ― ―
こころ:「なんか皆お姉さまの所に来ませんね」
にこ:「まぁあの三人はにこと違って目立ってたからね」
ここあ:「そんなこと無いよ! お姉ちゃん格好よかったもん!!」
にこ:「ありがとう。じゃあ私たちも練習しましょうか」
こころ・ここあ:「「はい!!!」」
そして練習が終わり、私と三人は監督さんと話していた。虎太郎たちは話が終わるまで待っている。
監督:「ありがとうございました皆さん」
円堂:「いや、俺たちも楽しかったですよ?」
監督:「ありがとうございます。皆はどうでした?」
龍也:「結構上手い子が多くてビックリしましたね。あれなら少年サッカーなら努力しだいで大会の東京代表になれると思いますよ?」
監督:「本当ですか!?皆に伝えておきます」
穂乃果:「でもオーバーワークには気をつけて下さいね?小学生は身体が出来上がって無いんですから。怪我したら元も子もないですし」
監督:「はい。そこはちゃんと注意して見ておきます。」
にこ:「じゃあ私はこころたちを待たせてるので帰りますね。お疲れ様でした」
監督:「お疲れ様でした。」
円堂:「じゃあそろそろ俺たちも。」
龍也・円堂・穂乃果:「「「お疲れ様でした!!」」」
監督:「お疲れ様でした」
そして皆で帰り道を歩いていると、
穂乃果:「にこちゃん、誕生日おめでとう! これ私たちから!!」
袋の中には「にこ」、「こころ」、「ここあ」、「こたろう」と刺繍してあるリストバンドが入っていた。
にこ:「ありがとう三人とも!!」
龍也:「にこさんには大会中世話になったからな」
にこ:「へ?」
龍也:「にこさん、大会中はあまり目立たなかったって言ってたけど、普段メンバーを支えてくれたのはマネージャーを除けばにこさんだったからな」
こころ:「!!」
穂乃果:「それにさ、優れた選手は必ず目立つかって言うとそうじゃないでしょ? にこちゃんは試合になると相手を引き付けて味方を動きやすくしたりカバーに的確に入ったり、痒い所に手が届く? みたいな感じでいるだけで闘いやすかったからね」
にこ:「皆・・・」グスッ
私のやって来たことは間違ってなんかいなかった。ムダじゃなかったんだと、心の底から思ったあまり試合に出られなくて、要らないと思われてるんじゃと感じたことも少しあったけど、そんなことはなかったんだ。
にこ:「皆! ありがとう!!」
私は幸せな気持ちになり、姉弟四人で家に帰った。
~ にこちゃん Happy Birthday ~
にこちゃん誕生日おめでとう!!
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