FFIが終わった翌年の7月31日私はグループ通話アプリで円堂くんと龍也くんに電話した。
円堂・龍也:『『もしもし?』』
穂乃果:「もしもし? 円堂くんと、龍也くん?」
円堂:『どうした高坂?』
穂乃果:「実は二人にお願いがあってさ・・・」
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
円堂・龍也:『『店番手伝ってくれーーー!?』』
穂乃果:「お願い!! 二人しか頼める人がいないの!!」
龍也:『そんなもん園田か南に・・・』
穂乃果:「出来たらとっくにそうしてるよ!!二人ともその日は家の用事で来れないって」
円堂:『って言ってもなぁ・・・』
穂乃果:「お願い! バイト代は弾むってお父さんとお母さんも言ってるからぁ!!」
龍也:『分かったから泣くな!!いつ行けば良いんだ?』
穂乃果:「来週の月曜日。ふたりとも学校夏休みでしょ?」
龍也:『来週の月曜日と言うと8月3日か。分かった、協力するよ』
穂乃果:「ありがど~~~!!!」
~ 8月3日・和菓子屋穂むら ~
穂乃果母(以降:母):「二人とも今日は宜しくね?」
穂乃果父(以降:父):「・・・・・・・・・・」
龍也・円堂:「「よ、宜しくお願いします。((この親父さん怖ええーーー!!))」」
母:「それで二人は料理って出来る?」
円堂:「俺は・・・全く・・・」
龍也:「俺は家が母子家庭で普段は俺が飯作ってるんで出来ます」
母:「へぇ?」キラン
な、なんか嫌な予感が・・・。
母:「じゃあ大海君だっけ? 君はお父さんと厨房をお願いね?円堂君は穂乃果と一緒に店番宜しく。私は配達行ってくるから」
龍也:「へ・・・?」
そして俺は親父さんに引き摺られて連行されていった。
円堂:「大海・・・お前の死は無駄にしないぞ。・・・・」
龍也:「ざけんな円堂!! てめぇコノヤローーーー!?!!?!?」ズルズル
― 厨房 ―
龍也:「あの・・・、俺は何をすれば? 今日は何を作るんですか?」
父:「・・・・・・・」
親父さんは無言で紙を指差した。
龍也:「大福(豆・こし餡)、だんご(みたらし・こし餡)か。分かりました」
親父さんが小豆と豆を茹で始めたのをみて俺は餅を二つに分けてそれぞれだんご用大福用としてまずは大福用の餅の練り上げから開始した。
10分位練ったところで親父さんに豆茹でに入れる塩を渡した。
父:「!?」
大福用の餅の練り上げを終了し、次はだんごに取りかかる。もちを一口サイズにちぎり3つを一本の串に指す。
龍也:「だんごと大福の下ごしらえ終わりました! 後10分で寝かせ終わります!」
父:コクッ
俺は茹でた小豆を取りだしザラメ砂糖を入れてすり鉢ですっていき最後に親父さんに越しの作業をしてもらう。
龍也:「大福から入ります」
父:こくっ。
そして作業を終えると一時を過ぎていた。
母:「配達行ってきたわよ~? ってあら?お父さんたちもう終わったの!?」
父:「・・・大海くん、作業スピードは速いし、これから俺がやろうとしてることの下準備をやっておいてくれるし凄くやり易かった」
母:「!? あ、あのお父さんがここまで言うなんて!!」
穂乃果:「大海くん!! いったい何したの!?」
龍也:「何もしてないよ!!」
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
そして手伝いが終わり俺と円堂が帰り仕度をしていると、
母:「二人とも今日はありがとう。これバイト代ね?」
龍也:「あざす」
円堂:「ありがとうございます」
母:「それと大海君、うちに婿に来ない? お父さんがあんなに絶賛するなんて、私たちも今まで見たことないのよ?」
穂乃果:「お母さん!? 何言ってるの!! 大海君には彼女いるよ!?」
母:「あら、そうなんだ」
龍也:「まぁ一応」
父:「・・・・・・・・・・・」
母:「あらら、お父さんショック受けちゃった」
円堂:「あはは、では俺たちはこれで」
龍也:「そうだな。じゃあ」
穂乃果:「今日はありがとねーーーー!!」
龍也:「あっ、そうだ、高坂!」
穂乃果:「?」
龍也:「誕生日おめでとう」
穂乃果:「っ、うん! ありがとう!!」
母:「はぁ、立派な子ね。私が独身でもう20年若ければアタックしてたわね~」
穂乃果:「お母さん・・・」
けど今日は龍也君呼んで正解だったね!! あ、あと円堂くんも。
~ 穂乃果ちゃん Happy Birthday ~
今回、いつにもまして雑になった自覚はあります。スミマセン。