ビルドとスクールアイドルの物語   作:shiruku0316

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前回の話からずいぶん投稿できなかったこと、
本当に申し訳ございません。
本来であれば夏休み中に投稿するつまりでしたが
あまり話がまとまらずこんなに遅くなってしまいました。
言い訳ばかり言っていてもしょうがないので
「ビルドとスクールアイドルの物語」5話スタートです。


5話 二人の秘密

戦兎はいつも通りに起きたつもりだった。

 

実際は授業が始まっている時間に起きたのだが...

 

「やばい!やばい!やばい!大遅刻だー!」

 

きっと昨日の戦闘が影響したのだろう...

 

曜と千歌から大量の着信が来ていた。

 

急いで学校に行くと曜がすごい剣幕で待っていた。

 

「戦兎くんはこの時間まで何していたのかな?」

 

「寝てました。寝坊です。反省しております。」

 

「まあまあ曜ちゃん...たまにはね?」

 

「千歌ちゃんがそこまで言うなら....」

 

「あ!そうそう!戦兎くんに話したいことがあったんだ!」

 

千歌はそう言うと昨日の話をし始めた。

 

「家の近くで海に飛び込もうとした女の子がいてね!

  危ないと思って止めたらピアノを弾ける子でさ!

次会えたら作曲頼みたいんだよね!」

 

「いいんじゃないか?」

 

「やった!これで作曲はなんとかなりそうだね!」

 

「その子に会えればだけど... あ!」

 

何かを思い出したかのように曜は声を出した。

 

「千歌ちゃん今日戦兎くん家行かない?」

 

「え!行きたい!」

 

「は?ちょっと待て!なんで俺ん家に?来るメリットがわからん!よって却下!」

 

「するわけ無いでしょ?大体戦兎くんに拒否権無いから」

 

このとき渡辺曜という存在がすごく怖くなった。

 

しかし断れもしないので連れてくことにした。

 

「ここが俺の家だ!」

 

「ここカフェだよね?」

 

「そうだが?」

 

そうして中に入って

 

「マスター今日はいるんだ!珍しい!」

 

「ますたー?」

 

二人は頭に?を浮かべてる。それもそうだろう赤の他人と住んでいるんだから。

 

「お!戦兎!久しぶりだな!友達か?それともまさか」

 

「二股じゃねーよ!」

 

二人は真っ赤になってしまう。

 

「ほらマスターが変なこと言うから!

 あ、あともう少ししたら下うるさいかもだから」

 

「わりぃわりぃ... あんまり騒ぐなよー」

 

マスターはそう言うと作業に戻った。

 

そうして戦兎は冷蔵庫に手を伸ばした。

 

「さぁ入って!」

 

「え?でもそこ冷蔵...」

 

曜と千歌は驚きながらそう言う。

 

「まぁいいから入れ!あまり見られたくないんだよ!あと入ってすぐ階段だから」

 

「う、うん」

 

「全速前進ヨーソロー......」

 

下に降りていくと研究室みたいな所についた。

 

「ここが部屋?」

 

曜はびっくりしながら言う

 

「そうだ!で、何する?」

 

「じゃあ昨日の話を...」

 

と曜が言うと後ろから爆発音がした。

 

「え?何?何の音?」

 

「お!出来たか!」

 

「出来たって何が?」

 

おびえながら聞く曜がかわいいと思いながら

 

「何って昨日の成分だ」

 

「昨日のってあの怪物から?」

 

「そうだ。 これが強化につながるんだ」

 

「そうなんだ...って昨日の怒りをぶつけたるんだった!」

 

「あ!」

 

「戦兎くんどうかしたの?って曜ちゃん!?」

 

「千歌ちゃん...私に隠してることあるよね?」

 

「え?私が曜ちゃんに隠してることなんて...」

 

「戦兎くんのことで隠してることあるよね?」

 

「あ!忘れてたエヘヘ」

 

「忘れてたのかよ!」

 

「忘れてたんだ...千歌ちゃんらしいけど隠してたのには違いないから言うけど」

 

「戦兎くんと千歌ちゃんだけでずるいよ...」

 

このとき戦兎と千歌が曜に対して「かわいいこのままいじりたい」と思っていた。

 

「戦兎くんと千歌ちゃんの意地悪...」

 

「なんだ曜、照れてるのか?」

 

「照れてる曜ちゃん,,,写真撮りたい...」

 

「照れてなんかないもん!」

 

「曜ちゃんの照れ隠しは最高ですねー!」

 

「確かにそうだが曜、今俺と千歌の心読んだろ?」

 

「え?私そんなことしてない」

 

「やっぱ無自覚か...」

 

「え?曜ちゃん心読めるの?」

 

「一応言っておくお前もだぞ千歌」

 

「わたしも?」

 

戦兎はオレンジ色の髪の女の子、高海 千歌と千歌に対して心の中で言った。

 

そうすると

 

「千歌の髪色はオレンジじゃなくて み・か・ん!!」

 

「千歌ちゃん急にどうしたの?」

 

「ほらな」

 

続いて曜に対して「全速前進?」と心の中で聞くと

 

「ヨーソロー!」

 

「曜ちゃんどうしたの?」

 

「だって全速前進って戦兎くんが...」

 

「俺は言ってないぞ?心で問いかけただけだ。」

 

「でも心を読むなんてことしたことないし...」

 

「じゃあ2人でやってみろ」

「わかった。やってみる」

 

そう千歌が言うと曜と顔を合わせた。

 

そうすると曜は顔が赤くなって恥ずかしそうにした。

 

「まあ何を言われたか知らないがこれ見ろ」

 

そうするとさっき戦兎が隠し撮りしていた動画を見せた。

 

「なんで撮ってるの!?」

 

と曜が言った後に千歌が

 

「曜ちゃんこれ...声入ってないよ...」

 

これで2人とも自分達が心を読めると理解した。

 

「そっか心読めるようになったんだ...」

 

「すごい...すごいよ曜ちゃん!だって心が読めるんだよ?奇跡だよ!」

 

「はいはい、これで2人とも能力わかったし、このことは解決!あと安易に使わないように」

 

「「はーい!」」

 

そんな時スマッシュの出現の通知が来た。

 

「千歌と曜はそこで待ってろよ!」

 

銀色のボトルをスマホに差し込みながら戦兎は言った。

 

方角はびゅうおなので近いが千歌たちに来られても困るためバイクを選択した。

 

びゅうおに着きすぐ戦兎は変身した。

 

「今日はこれで行くか!」

 

戦兎は紺色と白のボトルを取り出した。

 

「制服!! 船長! ベストマッチ!!」

 

「Are you ready?」

 

「変身!!」

 

「Aqoursの舵取り船長! 渡辺曜!! イェーイ!!」

 

戦兎は曜フォームに変身した。

 

曜の体幹の良さが反映されているのかものすごく動きやすかった。

 

そんな時、一瞬相手に隙ができた。

 

「よし!勝利の法則は決まった!」

 

戦兎は相手の攻撃を避けながら船長フルボトルをベルトから外し

 

ドリルクラッシャーに装填した。

 

「船長!ボルテックブレイク!」

 

と鳴るとドリルクラッシャーを振った後に船がスマッシュに向かって

 

勢いよく出港した。

 

その船はスマッシュに突っ込み爆発した。

 

「あ、成分回収しないと......」

 

戦兎は空のボトルを開け、成分を回収した。

 

その時目の前に図面らしきものが現れた。

 

「これは......こんなのビルドにはなかったぞ!?」

 

「でも作ってみる価値はあるか」

 

「戦兎くんカッコイイ」

 

千歌はキラキラした目で立ち上がった。

 

「おい付いてくるなって言ったよな?」

 

「まあまあ落ち着いて...」

 

「まぁいいや...とりあえず夜遅いし早く帰れ」

 

「えー冷たいな...」

 

「あーもう!うるさいな!わかったよ!送ればいいんだろ?」

 

「曜は家近いから歩きで送って、千歌はバイク乗せてやるから」

 

「私は乗せてくれないの?」

 

曜は涙目になりながら訴えてくる

 

「よく考えろ3人も乗れないだろうが」

 

「...ケチ」

 

「ケチとはなんだケチとは!

 大体、送るのもしょうがなく送るんだからありがたいと思え」

 

なんだかんだで2人を送り届け、

 

ボトル浄化装置にボトルを入れ戦兎は眠りについた




どうだったでしょうか!
制作期間が長くなったことでこんなに長くなってしまいました。
そして「あの方」を待ち遠しにしていた人申し訳ございません。
もう少しお待ちください。
さらに本編では千歌と曜の二人の秘密が本人達に明かされました。
そして最後に出てきた図面、戦兎はビルドには無かったと言っていますが
設計者は誰なのか?なにが描いてあったのか?
これはまだ先で出てくる予定なので期待していてください。

そして本編への指摘などあれば感想やTwitterなどで
指摘してもらえるとありがたいです。
では次の話までお楽しみに

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