拙い文章ですが、これからもどうかよろしくお願いします。
騎士の旅に終わりなく、多くの小人と出会い、時には怪物を倒し人々を助け、時には国造りに力を貸し、時には怪物を友と呼び人々と同様に扱っていった。。
彼の旅は小人達の間に広がり、一人の物語が紡がれて行った。
しかし、その物語は小人だけでなく神々の耳にも入るもの、当然の事にグウィンの耳にもそれは入る。
グウィンにとって、古龍の次に驚異の存在。衰えることの無い力を使い何度も甦る
ウェルスの行動は
だから、彼を殺すための暗殺部隊《王の刃》を結成し、彼に対抗しようとした。
後に四騎士が一人、キアランが所属する部隊の始まりであった。
《グラス半島・ピド村》ソラール
おお、今日も太陽が輝いている。俺が嘗ての見つけられなかった、本物の太陽…。ああ、貴公は俺との約束を果たしたと言うのか。
皆からバカにされていた、俺の事を信じ共に戦い歩み、そして貴公に襲い掛かった、そんな俺との約束を。
「あの~、今日もここにいたんですか?そろそろ、お昼になりますよ。」
「ああ、すまない少し太陽を見ていたんだ。何直ぐにいくとしよう。」
この少年も太陽の元、このようにすくすくと育ち、今この地の未来を担う存在になるのだろうな。
しかし、火の無い灰と言うものは凄まじいものだ。
ダークリングが浮かぶことなく、使命の為ならば折れることさえなければ亡者となることもない。
であれば、あの古い騎士、彼はいったい何者であったのだろうか。
《????・最初の火の炉》
暗闇が最後の力を振り絞り、鎧を取り込もうと覆い被さろうとするが、しかしそれを螺旋剣を掲げ発せられた強力な熱と炎と光がその暗闇を呑み込み、逆に消滅していった。
鎧は一段落するとなると、剣を納め再び海の方へと歩みを始める。そして海岸へと到着したとき、後ろから声がした。
「灰の方行くのですか?」
鎧は立ち止まり、後ろを振り向く。
目を隠すティアラのようなものを掛け、一人の女性がそこに立ち、『灰』と言われた鎧は彼女に歩みを進める。
そして、目の前に立ち止まり少し屈んで言った。
「俺は行かなければならない、他の世界の火が、消えようとしている。誰かがその火を継がなければ、その火は消えてしまうだろう。それを伝えるために行くのだ。」
「灰の方、貴方が火を次ぐ必要は無い筈です。」
「俺が継ぐのではない。火を継ぐか継がぬかは、その世界の住人に決めてもらうのだ。そのための旅だ。」
悲しげに彼にもたれる彼女は、言う。
「私も共に行っても良いでしょうか。」
「俺に君を止める権限等無い、だから付いてきたいなら、いや寧ろ一緒に来てもらった方が、俺としては助かる。」
すると、彼女は笑顔を見せ『灰』と言われる鎧に一つ投げ掛けた。
「私も安心しました。どうやって海を渡ろうとするのか、ひやひやしていましたので。ですが、私が共に行くのです。別の大陸に渡る程度なら、転送で行けます。向こうにも螺旋の剣の破片はありますので、片道だけなら。」
「ありがとう、正直俺も泳いで渡れるか不安だったんだ。」
二人はそんな話をしたあと、手を繋ぎ、鎧は姿を変え(上級騎士装備)螺旋の剣を突き刺した。
そこから女性から力が放たれ。二人の姿が霞に消えていった。
《某所旅館へ移動中》ウェルス
車と言うものは、実に良いものだな。馬のように多くとも二人しか運べぬものではない。
こうして、多くの人数を運べるようになるとはきっと国同士の戦も変わるのだろうな。
まあ、車の話はいいんだが、この世界に来てから妙に懐かしさを感じることがある。特に昼間は顕著にその傾向がある。
まさかと思うが、この世界にも始まりの火があるのか?と考えたが、彼等の技術を見てみろ。
鉄の箱が、嵐の風のように進み大きな船が海を渡る。
鉄の塊が空を自由に飛んでいる。我等の時代でもそのような事はあまりなかった。
確かに単体で飛ぶ事はこの世界の住人には荷が重いだろう。龍狩りには空を飛べるような奴が、それなりにいたものだ。
と、ウェルスが物思いに耽りながら窓の外を見ているとふと、何かの場景が頭をよぎった。最初の火の炉から何者かが、姿を消したと言うこと。
その存在はとてつもない力を秘めていた。
そんな事が頭を過ぎ去り、一瞬真剣な顔になったのを伊丹は見逃さなかった。
「なあ、あんたどうしたんだ?一人で百面相なんてしちゃって何かあったのか?」
「いや、昔の事を思い出していただけだ。そう言えば、あの図書館で見た歴史資料の中で、神話の部分を見たのだが、プロメテウスの火、だとか、太陽の神等がこの世界にはたくさんいるのだな。」
「いやいや、みんな架空の存在だったりですよ。特地では、実在する見たいですけどロウリィみたいに、地上にいたのはみんな亜神だそうじゃないですか。」
それに対してウェルスは、ため息と首を横に振る仕草をとった。伊丹の言葉を否定するように。
「言っておくが、私の話している内容は基本私の体験を元に話しているのだ。そこで貴公の言葉を否定しなければならないところがある。
神々は嘗て地上に存在した。しかし、始まりの火が弱くなるにつれ神々の力も弱くなり、最後には別次元へと逃げるもの。
運命に抗う者、運命に従う者に別れた。
神とて、運命には抗えなかった。」
そこで伊丹は思うわけだ、
こいつの話はかなり真剣に聞いても突拍子の無いものばかり、信じる方が難しい。
だが、もしも事実ならば、あちらとこちらの共通点を見受けられるんじゃないか。
と、
「ねえ、あなたの言葉を信じるなら神様たちは、抵抗したんでしょ?どうやって抵抗したの」
あまり興味の無いことだったのだろう事を、元妻の梨紗が聞いたことにより、彼の言葉に信憑性が増すことになる。
「ああ、『薪の王』というものを選定し始めた。
薪の王とは、まさしく世界を照らす最初の火の燃料となるもの達の事だ。初めはグウィンという神が、薪の王となった。
問題は、それからだ、連中は自分達の時代を続けたいがために、小人の体をいじり、不死人と呼ばれる不完全な不死を大量に作って、その中から薪を選別する方々を編み出した。」
我等の時代の神の大部分はこんなもの達だった。
等とウェルスが語ったのをまじまじと聞き入っていたなか、もう1台の車のなかである事態が起こっていた。
レレイ
無い、無い、無い、あの本が無い。
落とす筈がない、どうして私の手元からあの本が消えるかように、消えていってしまった。
ウェルスに言われたことを、最大限考慮しつつ少しでも怪しい部分は彼に聞いていたのだが、それがこうもあっさり無くなってしまった。
少し、落ち込んでしまいそうになるが、だが、今ならわかる。私はあの本に飲み込まれていた。完全に解読の方へと意識を向けられあのまま泥沼に浸かってしまうんじゃないか、なんて考えただけでも身震いがする。
テュカには悪いけど、私はもうあの話を聞きたいと思わない、もう必要が無くなったから。だけど、もしもの時のために聞いておいても損ではない筈。伝承と言うものはバカには出来ないから。
最後の方に書いてあった文字は
『深淵の力、ダークソウルにて増大するものなり。ダークソウルこそ深淵の1形態であり、最初の火の全ての裏を内包するもの』と。
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