凍える航海の悪魔 -彼女はただこの海を守りたかったー 作:ルチルネリネ
漆黒の闇の中、???が少し遠くに鉄血艦隊を捉える。
???「まずはご挨拶だね~。ロイヤルのお二人さん、先制攻撃は譲るから盛大にやっちゃえ!」
そう指示を出された二隻の艦船(KAN-SEN)は次々と艦載機を発艦させていく。
???「さーて、ワタシ達もいっくわよー!衝角戦になるまで接近!」
艦載機を追いかけるように???達は敵陣に突っ込むのであった。
――鉄血本土近海:鉄血海軍港――
「後方より未確認機を補足!続いて急速に接近する艦影をレーダーに確認!」
「新手か……どうせ小賢しいロイヤルの伏兵かアイリスかヴィシアの残党だろう」
グナイゼナウの対空と水上レーダーに映った表示に姉のシャルンホルストが振り向きながら主砲を回転させる。
「探照灯で視認します!……あのふざけた主翼の位置はフェアリー・バラクーダ!ビスマルク様、ロイヤルです!」
グナイゼナウが機影目視で確認しビスマルクに報告する。
ビスマルクはサディア艦隊とハボクック艦隊の戦闘から目を離し新たに現れたロイヤルに対応しようとして振り返る。
「ビスマルク様。ここは私にお任せください」
振り返る途中でシュヴァ-リンが声をかけた。
ビスマルクがシュヴァ-リンに「やれるか?」と聞くと「ちょっと物足りません」と返す。
その答えにビスマルクは少し笑みを浮かべて「任せた」と言うと再びサディア艦隊とハボクック艦隊へ視線を戻した。
「さて……ハボクック氷山空母の相手をする前に少し肩慣らしでもしましょうか!」
「病み上がりに無理はさせれんよ。私達姉妹も援護する」
「姉さんは猪突猛進ですけど、私達が揃っていれば無敵です。ビスマルク様のお手を煩わせません」
シュヴァ-リンが一人敵機に向かって先行し、シャルンホルスト、グナイゼナウと続く。
「ビスマルク様、戦艦三隻だけでよろしかったのでしょうか?私も随伴しますか?」
「大丈夫よオイゲン。それよりも私達はこの戦いの結末をしっかりと見届けるのが使命。サディアが勝つか彼女が勝つか……今のところはサディアが優勢だけれども」
プリンツ・オイゲンの言葉にビスマルクは表情を崩さずに答える。
サディア艦隊とハボクック艦隊の戦闘から一隻の艦船(KAN-SEN)がこちら側に向かって航行してくる。
「ビスマルク様、私のレーダーからシュヴァ-リン様とシャルンホルスト様、グナイゼナウ様が艦隊から離れたようですがいかがなさいましたか?」
今回の作戦の立役者でもあるサディアの総旗艦ヴィットリオ・ヴェネトだ。
「ロイヤルの伏兵が来ただけよ、彼女達にはそれの対処に向かっただけ。何も問題ないわ」
ビスマルクはヴィットリオ・ヴェネトに対して素っ気なく答える。
「て言うか、勝手に持ち場離れんなっての!今回の作戦にはあんた達サディアの未来もかかっているって理解しているわけ?」
アドミラル・ヒッパーに怒られてヴィットリオ・ヴェネトは「申し訳ありません」と頭を下げた。
「現在の状況をご報告します。敵戦艦リオン及び敵重巡洋艦サン・ルイは我々のコンテ・ディ・カブール級の姉妹によって中破と大破、大破した駆逐艦ル・テメレールをかばい続けるハボクック氷山空母は小破ではあるものの妨害による艦載機の発艦不能にしております」
頭を下げた状態で淡々と状況説明するヴィットリオ・ヴェネトが一つの提案を出す。
「口径の小さな私達サディアの主砲ではハボクック氷山空母の氷壁を削るのでやっとであり、装甲まで貫けません。お手数をおかけして誠に申し訳ありませんが、氷壁を削り切った後に止めとなる一撃を与えてもらえないでしょうか?」
顔を上げたヴィットリオ・ヴェネトの真剣な表情にビスマルクは問いかけた。
「急かさなくても彼女はいずれ倒れる。……何を企んでいる?」
不審そうなビスマルクにヴィットリオ・ヴェネトは悲しそうな表情になりこう答える。
「これは我がままになりますが、憧れの存在をこれ以上傷つける家族の姿は見たくはないのです」
ヴィットリオ・ヴェネトの家族と言う言葉に、ビスマルクは反応して「……疑ってごめんなさい」と言うとアドミラル・ヒッパーとプリンツ・オイゲンに指示を出す。
「ヒッパーとオイゲンはコンテ・ディ・カブール級の援護、私は彼女を仕留めるわ」
ビスマルクの指示にアドミラル・ヒッパーとプリンツ・オイゲンが了承して全速力で向かう。
後を追うように動こうとしたビスマルクにヴィットリオ・ヴェネトが手を差し出す。
「お手をどうぞ」
ビスマルクは「ああ、すまない」と言ってヴィットリオ・ヴェネトの手を取り。
「捉えました」
とヴィットリオ・ヴェネトが張り付いた笑顔で答えると、ビスマルクの腕をしっかりと掴み三連装三基の主砲をビスマルクにゼロ距離で発砲した。
読者の皆様、こんばんわ。
大型メンテナスが終わってポラリスイベントが始まったかな?と思ってログインしてみたらまだ始まっていなかったことを理解したお間抜けな作者です。
イベント「激奏のPolaris」は時間が合わず、あまり海域に出撃できなかったりガチャ運に恵まれなかったりして全キャラ入手できずに終わってしまったイベントですが今回、復刻という事でリベンジが出来ると楽しみにしていました。
しかし……μ兵装(読み方が分からないのでポラリス兵装とする)の追加キャラ多すぎませんか?
いや、本当に可愛いですし美しいですし(特にお姉さま系は)絶対に確保しておきたいのですが、八隻(イベント報酬艦三隻含む)は多すぎませんか?
この復刻?イベントは前のイベントのキャラ(五隻)が登場するのか不安になってきました。
キューブについては地道にコツコツ委託を回し続けて何とか無課金で二百まで貯めたので足りると思いたい……足りたらいいなぁ。
明後日のメンテナンス後に期待と不安を膨らましながら今日はここまで。
次回は十月の三十一日に書きあがり次第、投稿する予定ですので次も読んでくれると作者は喜びます。
長々と長文となりましたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!次回もお楽しみにしていてください!