スパイダーマンのヒーローアカデミア   作:ミルコだいすき

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初めて書くんで生暖かい目で読んでください


ピーター・パーカー:オリジン

じゃあ、もう一度だけ説明しよう。

僕はピーター・パーカー、ニューヨーク生まれの15歳。

幼い頃に両親が死んで、両親の同僚であり親友だった緑谷久に引き取られた。それ以来は日本に住んでいる。

久おじさんは仕事でほとんどいないけど、引子おばさんは僕を本当の息子のように育ててくれた。

そして緑谷家の一人息子の出久は、僕と同い年だったこともあってすぐに仲良くなった。僕の唯一の親友だ。

彼は僕と同じ無個性だったけど、誰よりもヒーローに相応しい人間だと心から思う。僕はヒーローを目指すのは諦めていたけど、出久は諦めちゃいなかった。誰になんと言われようと、オールマイトのようなヒーローになりたがっていた。

 

 

「出久〜〜〜!また寄り道ィ〜〜?」

「あっちでヒーローが戦ってるらしいんだよ!」

2人での下校中、出久はいつもこうやって寄り道する。ヒーローオタクだからか、ヒーローと(ヴィラン)の戦いがあるとすかさず飛んでいく。僕も興味がないわけじゃないんだけどね。

「デステゴロだ!デステゴロが戦ってるよ!!肉体派のヒーローだし彼の戦い方は色んな格闘技をベースに…」ブツブツ

出久がブツブツ言いながらノートにメモをしている傍、僕はカメラを取り出して写真を撮る。ヒーローを諦めてからはこうやって趣味の写真に没頭している。将来はカメラマンとして新聞社にでも勤めようかと思ってるけど、こうして撮る写真がヒーローばなりな辺り、もしかしたら僕も諦め切れていないのかもしれないな…。

この時僕は自分の足元から這い上がってきた蜘蛛に気づかずに夢中で写真を撮ってた。デステゴロが敵を仕留めたその瞬間

「痛っ!」

シャッターを押そうとした手に痛みが走った。

手を見るとそこには見たこともない色をした蜘蛛がいた。慌てて振り払うと蜘蛛はどこかへ消えたけど、噛まれた部分が赤く腫れていた。

「大丈夫?どうかした?」

「いや、なんか変な蜘蛛に噛まれたみたいなんだ。毒蜘蛛じゃないといいんだけど…」

なんて言いながら、特に身体に異常がなかったのでその日はそのまま帰宅した。制服から着替えて自室のベッドに寝転がりながら今日撮った写真を見返していると、急激な眠気に襲われて、僕は気絶するかのように眠ってしまった。

 

翌朝、隣の出久の部屋の目覚まし時計で目が覚めた。

(壁は薄くないはずだし、普段は聞こえないんだけどな…)

寝起きだというのに妙に意識がはっきりとしているし、それになんだか、体に違和感がある。汗が止まらないし、服も妙にキツい………服?

(なんでこんなにピチピチなんだ?先週買ったばっかのTシャツだぞ…)

(汗も止まらない…暑いわけじゃないのに…)

(ちょっと視線が高くなってるような気がする…このタンスこんなに低かったっけ?)

(ヤバいヤバいヤバい!一体どうなってる?)

(なんで頭の中の声がでかいんだ!?)

「ピーター、出久〜!朝ごはん!」

(おばさんに相談しなきゃ…なんて言えばいい!?朝起きたら筋肉がついて背が伸びて汗っかきになってましたなんてなんかの個性としか)

「個性?」

 

 

結局今日は学校を休んでおばさんと一緒に病院に行った。部屋から出てきた僕を見たおばさんと出久すごい顔してたな…。

どうやら僕を噛んだ蜘蛛は個性持ちだったようで、そもそも虫や動物に個性が発現するというのは極めて稀なんだけど、さらには噛まれることによって個性が発現するなんて例はもちろん今までなかったわけで…。

あの蜘蛛がどんな個性だったかわからない以上どういう仕組みか調べることもできないけど、一応僕の個性は「蜘蛛」だ。壁に貼り付けるし、手首から蜘蛛の糸みたいなのも出る。身体能力も格段に上がってパワーもついた。

無個性だった15年間から一転して発現した個性に喜びはしたけど、同時に罪悪感もあった。なんで僕だったんだろうか…出久こそこの力を手に入れるべきだったんじゃないか…。そんなことを考えながら家で出久の帰宅を待っていた。テレビをつけるとニュースが流れていて、巨大化する女性ヒーローのデビューだの、オールマイトが日本に来てるだの、目には見えてるけど全く頭に入ってこなかった。出久にどんな顔で話せばいいのか…。

そうこうしているうちに出久が帰ってきた。何故か目元が腫れてるけど、なんか、こう、希望に満ちたような表情をしていた。

「出久おかえり」

「ただいまピーター!今日は凄い一日だったよ!新人のヒーローにオールマイトまで…」

そこまで言うと出久は何かを思い出したように言葉を止めて、

「そういえば病院はどうだったの?」

と聞いてきた。

「えっと…昨日噛まれた蜘蛛が珍しく個性持ちだったみたいで…その…僕にも個性が…」

「えっ!?本当!!?」

出久の反応は僕の想像とは違った。まるで自分のことのように喜んでくれて、「また2人でヒーローを目指そう!」とまで言ってくれた。その後は僕の個性について質問攻めにあったけど、出久は落ち込んでる様子なんて全くなかった。オールマイトに会ったらしいし、早朝にトレーニングに出かけるようになったのも何かいい影響があったのかもしれないな…。

僕も目覚まし時計や蛇口を壊しまくってしまったので、個性を使いこなせるように練習を始めた。

病院で休んだ時にやったらしい進路希望調査の紙には「雄英高校 ヒーロー科」と書いた。

 

 

おっと言い忘れてた!これは僕が「親愛なる隣人」になるまでの物語だ。




病院に行った日が原作1話ですけど次回は試験までバンバン進むかもしんないです
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