時間ができたので書いてみます。
応援よろしくお願いします。
ヒーローとは何か?
それは『英雄』である。
英雄とは何か?
常人にはできないことを成し遂げ、人々から『ハラショー』とたたえられること。
ハラショーとは何か?
ロシア語であることはべつにして、
『偉大である! 偉大である! 偉大である!』
シュプレヒコールを大雨のように浴びせられることだ。
集団から、大勢の人から、それがまさに英雄だ!
だが、世に生まれたすべてのヒーローがこういった。
「ただ大好きな人のために・・・・・・。それだけなんだよ。」
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「ねーねー、かーちゃん!オールマイトって、どこかで聞いたことがある名前だね!」
清比古(きよひこ)は小学校にいくため、愛する母親の作った朝ごはんをダイニングルームでTVをみながら食い散らかしていた。
お世辞にも上手に食べているとはいいがたい。
口の周りはジャムでべたべた。
皿やテーブルに飛び散ったパンのかすが盛大に主張していた。
それを見かねた母親は苦笑しながらも、濡らしたタオルで愛する息子の口元をぬぐった。
「キヨ! もうちょっと落ち着いて食べなさい。ジャムを食べにアリさんが来るわよ」
「だって、かーちゃんの朝飯うますぎー」
「理由になってないけど、それよりキヨ。オールマイトの名前聞いたことがあるって、いつもテレビに出てくるでしょ? オールマイト。いまさら何言ってるの?」
母は苦笑しつつ、まだ朝だから寝ぼけているんだわと思いながらいった。
そんな当然知っているべきといわれた清比古は頭をひねる。
そんなこと言ったって、なんか懐かしさを覚えるそんな名前なのだ。
そう、例えば何年も見ていないけど、大好きだった映画を改めてみさせられたかのような、そんな気持ちになったのだ。
「かーちゃん。オールマイトってなに?」
「なにって、ヒーロー名でしょ。たくさんの人を救ってきた国民的ヒーロー」
「ヒーロー? スーパーマンとか、スパイダーマンとかの親戚か何か?」
「お母さん、その何とかマンのほうが知らないんだけど、どうしたの? 風でも引いたのかしら」
母は息子のあまりの常識のなさに驚いて、病気を疑った。
「おかしーわねー。熱はなさそうだけど」
母は息子のおでこと、自分のおでこを合わせながら愛する息子の体調をきづかった。
「かーちゃんって、美人だね」
突然の息子の告白に驚く母。ほほを若干染めて嬉しそうにしなをつくった。
「かーちゃんナンパしても、かあさんお父さん専用だから自分でガールフレンド見つけなさい」
何をガチなかえししているのだと、思わなくもないが、清比古は何食わぬ顔で、部屋を見渡し、冷蔵庫に貼られた写真を見た。
いっしょにカブトムシを取って喜んでいる少女、とても特徴的な顔をしていてカエルのよう。
でも、醜く見えるどころか、愛らしいと思う清比古。
まるで、漫画のヒロインのよう。
「ヒロイン?」
「どうしたの? キヨ」
「頭が痛い・・・・・・」
清彦は突然頭が割れるのではないかという痛みに襲われ、パンを放り投げ、椅子から転げ落ちながらも、体を丸めた。
「キヨ! キヨ! 大丈夫だから、大丈夫だからね。病院、病院行こうね。」
母は自分を震え立たせ、母の使命感とともに息子を抱え上げ、常人では出せないような速さで身支度を整え、抱えた息子の重みを感じさせない軽やかな足取りながらも、車を追い抜く猛スピードで、障害物をものともしないステップをふみ、まさに家からの最短距離で映画にでてくる忍者かスーパーヒーローのように建物を乗り越えて息子を病院に送り届けた。
「先生! 息子がばかになって頭痛いんです。」
「ちょっと、奥さん落ち着いて、息子さん“が”痛いんですよね? すぐCTまわして」
そんな一波乱のなか、激痛を抱えながらも清比古は自分が抱えた謎に答えをえていた。
「俺のかーちゃんものスゲー。それはともかく、この世界ってヒーローアカデミアの世界ですか? え、おれ漫画全巻揃えて30のおっさんだけど、一人で映画見に行って、ヒロアカグッツコンプリートして、甥っ子に全部取られたことのある中年ですが、どういうことなの?」
清比古はこの世界での人生と、昔の人生がごっちゃになって大パニックであった。
「とりあえずは、おじさんヒロアカにトリップして小学生からやり直すってことでOK?」
これは、体は子供頭脳は中年のアンバランスな少年がヒーローになる物語だ!
とりあえず、目標はTV一期ですが、死穢八斎會 をつぶしたくてどうしようもありません。壊理ちゃん・・・・・・。(´;ω;`)