まあ気を取り直して第三話、どうぞ!
お父様がいない夜に突然知らない人たちが現れて私たちを襲ってきた。
お母様は私を連れて逃げたけどお母様が傷ついていく。
すごく怖かった。このままじゃあお母様が死んじゃう。
外に出て知らない人たちに囲まれて、もうだめって思ったの。
一人が近づいてきてきてお母様が私を守るように覆いかぶさる。
目から涙が溢れて、体が震えていた。
そして震えた口で助けを望んだ。
「助けて」
それは誰にも、お母様にすら聞こえないほどの小さな声。
そして持っていた物を振り上げ、私は目をつぶった。
・・・けどいきなり男の人の声が聞こえて目を開けると近づいていた人が倒れた。
私もお母様も何が起きたのかわからなかった。
すると目の前に銀色の壁が現れそこから誰かが出てきた。
黒とピンクの不思議な人、その人は私たちの前に立っている。まるで私たちを守るように。
「貴様か!いったい何者だ!」
その人は襲ってきた人達に対して涼しげに答えた。
「俺は・・・通りすがりの仮面ライダーだ」
「さて、とりあえずこの二人には安全な場所へ避難してもらおうか」
俺はオーロラを使い二人を離れた場所へ移動させた。
「なっ!? 貴様、あの二人をどこへやった!」
「さあな?知りたきゃ俺を倒してみな」
まあ実際は石段の入り口なんだけどな。
「ちっ、邪魔をするならば貴様も消し去ってやる!かかれ!」
合図とともに周りの連中は攻撃を仕掛けてきた。
「やれやれ、それじゃあ肩慣らしといきますか」
俺は相手の刀や飛び道具をかわしていき、ライドブッカーで撃退していく。
(俺自身の身体能力も上がっているな、これも変身の恩恵か?)
疑問を持ちながらも近くにいた敵を蹴り飛ばし、カードを取り出す。
「まずはこれだ」
『アタックライド ブラスト』
引き金を引くと銃身が分裂し光弾が連射され敵に直撃する。
「くっ、おのれぇ!」
何人かが突撃してくるが俺は落ち着いてライドブッカーをソードモードに切り替えカードを取り出す。
「近接攻撃か、ならこれだな」
『アタックライド スラッシュ』
刀身が伸び、斬撃効果が上昇した状態で敵を刀ごと切り倒していく。
「さて、まだ続けるか?」
俺は敵のリーダー格にそう告げると、相手は怒り心頭の様だ。
「貴様・・・なぜ奴らを守る!?あの女は穢れた堕天使と恋に落ち、あの娘はその間から生まれた穢れた存在なのだぞ!?そんな存在してはいけないやつらをなぜ貴様はマボギャッ!?」
男が言い終わる前に放った光弾が男の顔に直撃する。
「もういい、お前らの言い分は大体わかった」
俺は静かに銃口を敵に向ける。
「聞いたうえで言ってやるよ、お前らの考えは間違っている。だからその考えを俺がぶっ壊す」
「何も知らない人間風情がぁ!?」
光弾が当たった男は懐から人型の紙を取り出し放り投げると、その紙から虎の様な生き物が現れた。
「わが式神よ!あの人間を食い殺せ!」
「なるほど、式神か。初めて見たな」
おそらく奴の切り札であろう虎は牙をむき襲い掛かってくるが、俺はその虎を『片手』で受け止めた。
「馬鹿な!?わが最強の式神を止めただと!」
虎は引きはがそうと爪を振るうが、俺の体には傷一つつかなかった。
(なぜだろう、まったく怖くないな。まるで猫とじゃれているような感じだ・・・)
俺は落ち着いたままライドブッカーからカードを取り出す。
「これが最強か・・・相手にもならなかったな」
『ファイナルアタックライド ディ ディ ディ ディケイド』
俺は虎を突き飛ばし上空へ飛びあがり虎に向けて『ディメンションキック』を食らった虎はそのまま消滅していった。
「さて、最強が消えたわけだがまだ続けるか?」
「そ…そんな馬鹿な、わが最強の式神が一撃で?」
男があまりの衝撃で固まっていると、空から雷が男に落ちそのまま男は息絶えた。
「この惨状、お前が彼らを倒したのか」
空を見上げると黒い翼の生えた男性が下りてきた。確かこの人は。
「遅かったな堕天使バラキエル、あんたの家族を襲ってきたやつらは片付けといた」
「っ! 私の名を知ってるのか、お前こちら側を知ってるのか」
「知らなきゃ堕天使なんてワード出てこないさ。さぁ出てきな」
俺がオーロラを出すとそこから二人が出てきた。
「貴方!」
「お父様!」
「朱乃!朱璃!無事だったか!」
バラキエルは二人に近づき強く抱きしめる。よほど心配だったんだな。
「すまなかった…神社が襲われてると聞いてもし二人に何かあったらと、二人が無事でよかった」
「貴方、私たちなら大丈夫。彼が守ってくれたから」
「うん、助けてくれてありがとう!」
「気にするな、偶然通りがかっただけだからな」
「だとしても、君には感謝してもしきれない!朱乃と朱璃を守ってくれてありがとう。何か礼をしたいのだが…」
「礼なんかいらないさ、それよりあんたは家族をちゃんと守ってやりな。この世でたった一つだけの大事な家族なんだからな」
俺はオーロラを出し帰ろうとすると突然呼び止められる。
「おっと待ちな、その前にあんたに聞きたいことがあるんだがいいかな」
その声はバラキエルとは違う男性の声、そしてその声の方を向くとそこには驚くべき人物がいた。
「・・・まさかあんたまで来てたとはな。アザゼル総督」
「ほお、俺のことも知っていたか」
俺は平静を装っているが内心焦っていた。まさかここでアザゼルが来るなんて想像してなかったからな。
「アザゼル総督!なぜここに」
「ただ立ち寄っただけさ。それよりお前さんのその姿は何だ?いろんな神器を見てきたがそんな姿の神器は見たことがねえ。新種なのかただの見落としなのか・・・」
アザゼルは俺を・・・というか俺のスーツ話じろじろと見てくる。というよりここは黙ってもいいが、黙ったら黙ったらでしつこく聞いてきそうでめんどくさそうだな…しょうがない。
「・・・他言無用にしてくれるなら話してやる」
「おっ、言ったな。わかったこの件はここにいるものだけの秘密っていうことで。異論はないなバラキエル」
「はっ、了解です」
どうやら二人共黙ってくれるらしい。俺は二人を信じ変身を解く。
「まじか!?まだガキじゃねえか。もしかしてその神器の力か?」
「まあな、それとこれは神器じゃない。ネオディケイドライバーっていう変身アイテムだ」
「変身アイテム!なんだその興味をそそるアイテムは!」
「一応言っておくけどこれは調べても今の堕天使の技術力じゃあ複製はできないし解析もできないよ」
「マジか!ちょっと見せてみろ・・・確かに見たことのない材質でできてやがる」
「それを使って変身した姿がさっきのあの姿だ。俺はあの姿を仮面ライダーディケイドと呼んでいる」
俺の言葉にアザゼルは興味深そうに俺とドライバーを交互に見る。
「ほお・・・それと坊主、まだ小さいのに随分喋りが達者だな。まるで中身だけ成長してるみたいだ」
「・・・周りと比べて精神的成長が速いだけさ」
意外と鋭いなこの人・・・マジで焦ったぞ。
「しかしあの人数を圧倒するとは凄まじい力だな」
「一応言っておくとあれでも力の一部だよ。ディケイドの力はとんでもないからな」
「マジか・・・なあ坊主。お前さんのこのアイテム俺んところでテストしてみないか?」
「テスト?どういう意味だ?」
「坊主がそこまで言うディケイドの力とやらを詳しく調べてたいのさ。もちろんただでとは言わねえ、力を存分に振るえる特訓場を使わせてやるからよ・・・どうだ?」
アザゼルはただ単にディケイドの力を見たいだけじゃないかな?だがこの提案は俺にはちょうどいいかもしれない。正直に言えばここでは十分にトレーニングができないしな。ディケイドの性能を試すならこの提案は受けるべきだな。
「・・・わかった、そこまで言うならそのテストに付き合ってあげる」
「マジか!言ってみるもんだな。それじゃあ今から・・・といいたいがもう夜も深いからまた今度だな。バラキエル、坊主の道案内頼んだぞ」
「了解です」
そういいドライバーを返してもらうとアザゼルは神社から消えていった。
「さてと、じゃあ俺も帰るか『待って!』んっ?」
今度こそ帰ろうとすると朱乃と呼ばれた少女に呼び止められる。
「お母さんを助けてくれてありがとう!君の名前は?」
「ああ、俺は一誠。兵藤一誠、それじゃあね!」
俺は名前を名乗ってそのまま帰った。さすがにここまで遅く外にいると警察に見つかるかもしれないから俺は慎重に帰った。
そして偶然起きていた母さんにこっぴどく怒られしばらくおやつ抜きにされた…。
「兵藤一誠君…」
彼が帰った後、私は彼の名前をつぶやいた。
私とお母様を助けてくれた彼が、記憶に深く刻まれていた。
そして彼の顔を思い出すと顔が熱くなった。
「あらあら朱乃ったら顔を赤くして。もしかしてあの子のこと気になっちゃった?」
「な、なぬぅ!?まさかそうなのか朱乃・・・いやいかんぞ!たとえ二人を助けてくれた恩人だとしても朱乃はやらんぞ少年よっ!!」
「へっくしょん!!風邪かな?変な悪寒もするし…」
うん、主人公の口調が定まらないな。書いててなんか見た目は子供、頭脳は大人の探偵みたいだなって思った。
ま、まあ高校生になったら口調も安定するし大丈夫でしょう(震え声)。
あ、あともう一つ実は今書いているハイスクールD×Dの他にももう一つ別の小説を書こうと思っています。もちろんそっちも仮面ライダーとクロスオーバーします。
けど書こうと思ったらさらに投稿頻度が落ちるかもしれないしこのままこれ一本で書き続けるか投稿頻度減少覚悟で別作品出すか…悩みますねぇ。
それでは、次回も楽しみにしてください。