新年一発目の投稿!
今年も張り切って仕事も小説も頑張るぞ!
正義が堕天使に襲われた次の日の放課後、教室でいつもの如く松田と元浜にツッコミを入れているとクラスの女子たちが騒ぎ始めたので入り口を見ると、まさに美少年と呼ばれる男子が入ってきた。
「失礼するね、えっと黒樹正義君と兵藤一誠君はいるかな?」
「・・・俺は良いとして何でこいつもなんだ?」
「部長から彼も呼んできてほしいって頼まれてね」
「はいよ、俺が一誠だ。確かお前は同じ学年の・・・」
「ああ自己紹介がまだだったね、僕は木場祐斗よろしくね」
「よろしくな、それで俺たちはお前について行けばいいのか?」
「うん、それじゃあ二人共案内するよ」
俺と正義は木場の後を追いかけるが、後ろの方から女子のひそひそ話が聞こえてくる。
正直女子と正義の視線とかが痛いのでさっさと教室を出て案内してもらった。
事前に昨日のうちに家族には今日遅れて帰ると伝えたので怒られる心配はないわけだ。
少し歩いて学園敷地内にある森を進むと、白い壁の建物が見えてきた。
「あれって、確か旧校舎だよな?」
「ああ、ぼくの所属している部活は旧校舎にあるんだ」
そのまま旧校舎に入っていき、木場について行くとオカルト研究部と書かれたプレートが掛けられているドアの前にたどり着く。
「部長、二人を連れてきました」
「入ってちょうだい」
木場が扉越しに言うと中からリアス先輩の声が聞こえ、木場が声を確認すると扉を開け俺たちは中に入る。
中はいろんな所に蝋燭が置かれていて、さらには壁や床に天井などに様々な魔法陣が描かれておりまさにオカルトという言葉を体現してる部室だった。
「二人はここに座っておいてね」
木場に言われ俺と正義は近くのソファーに腰を掛ける。
正義からの視線を無視しつつ部室を見渡していると、俺たちの前にティーカップが置かれた。
「どうぞ、紅茶ですわ」
入れてきてくれたのは黒髪のポニーテールが特徴的な和風の女性、そして俺の小さい頃の友人姫島朱乃先輩だった。
先輩はこの十数年で凄く綺麗な女性になっていて、松田曰く先輩も二大お姉さまと呼ばれているらしい。
「お久しぶりですねイッセー君、中学生の時以来でしょうか?」
「どうも、朱乃先輩。あの時は受験勉強やらで忙しくて行く暇がなくて、朱璃さんは元気にしてますか?」
「ええ、あの時は本当にありがとうございます」
「ちょちょ、ちょっと待ってください。朱乃先輩はこいつのこと知っているんですか!?」
俺と朱乃先輩が談笑していると正義が話に割り込んできた。
「ええ、イッセー君とは幼いころからの友人なの」
「なっ!?」
朱乃先輩の発言に正義は耳を疑ったようだ、まあ二大お姉さまの朱乃先輩と俺が幼いころからの友人なんて聞けば誰でも驚くだろうな。
正義が衝撃を受けている間にふと横を見ると、羊羹を食べている少女を見かける。
確か彼女は一年の塔城小猫ちゃん。元浜曰く彼女は学園のマスコットと呼ばれているらしい。
というか、この学園二つ名持ちが多いな。
二大お姉さまに学園のマスコット、木場は確か学園のプリンスって呼ばれているし松田と元浜に至っては変態兄弟と呼ばれているらしい。
何でこんなに二つ名持ちがいるのかと疑問に思うと小猫ちゃんと目が合う。
「・・・あげませんよ」
「取らないから安心しろ」
俺がそう言うと小猫ちゃんは羊羹をもう一つ手に取る、よく食う子だな。
しばらく待っていると奥の扉が開きリアス先輩が出てきた。
「ごめんなさい、少し報告が長引いてしまって待たせてしまったわね」
「これぐらいなら大丈夫ですよ」
「ありがとう。それじゃあ改めましてようこそオカルト研究部へ、早速だけど昨日のことについて説明するわね」
「そっそうですよ、彼女のあの姿は何ですか!?それに先輩たちも一体!」
「そうね、そのことを知るためにまず私たちのことを言っておく必要があるわね」
正義の少し演技臭い質問に答えるように立ち上がると、リアス先輩の背中から翼を広げた。
昨日の堕天使の翼とは違う蝙蝠のような翼。
そして周りを見ると木場、小猫ちゃん、それに朱乃先輩からも蝙蝠のような翼を広げていた。
・・・あれ?朱乃先輩って確かバラキエルさんの娘だよね。堕天使の魔力はあるのになんで悪魔になってるんだ?
『あの娘は人間と堕天使の間に生まれたのだろう。悪魔になったことで人間の部分が完全に消え半分悪魔、半分堕天使の状態になったのだろう、まあ相棒もほとんど人間やめてるような感じだがな』
おいドライグ、俺はまだ人間だぞ。ほかの人より少し体を鍛えている普通の人間だ。
『普通の人間は光の槍を素手でキャッチして倍の速度で投げ返さないだろ』
正論過ぎてぐうの音も出ない。
「・・・というわけなの、二人共分かってくれたかしら?」
「えっ? え~っと・・・すいません、話を聞いていませんでした」
「・・・こいついらないんじゃねえのか」
俺がドライグと頭の中で軽い漫才をしているとどうやら話が大分進んでいるようだ。やべえ全然話聞いてなかった。
ああやめて!そんな残念な子を見るような目で見ないで!
その目結構応えるから!主に心に!
「あらあら、それじゃあどういう話なのか私から簡単に説明いたしますわ」
「・・・すいません朱乃先輩」
朱乃先輩が助け舟を出してくれたのでありがたく乗船し、簡単に説明してくれた。
1.リアス先輩たちは悪魔で、この町を治めている。
2.昨日の堕天使は正義を殺そうと接近した。
3.襲われた理由は正義の中に眠る神器と呼ばれるものがあるため、計画の邪魔になるかもしれないから。
・・・ということだ。朱乃先輩説明ありがとうございました。
「というか先輩!襲われた俺は良いとして何で関係ないこいつまでここに連れてきて話したんですか!?」
「それは彼もあの現場にいたからよ。あの時公園に現れた仮面の戦士、それが彼なのよ」
「こいつがあの仮面の!嘘だろ!?」
「嘘ではないわ。朱乃からよく昔の話を聞かされて昨日出会ったときもしかしてと思ったのだけど、当たっててよかったわ。そしてそれを踏まえて二人にお願いがあるの」
そういうと、リアス先輩は机からケースを取り出し開けると中には赤いチェスの駒がいくつか入っていた。
「二人とも、もしよかったら私の眷属になってみないかしら?」
「眷属に…ですか?俺たちが」
「ええ、正確にはこのチェスの駒、
「この駒で悪魔に・・・ちなみに悪魔になったら何か特典でもつくんですか?」
「そうね、主に悪魔になった時のメリットとデメリットについてだけど・・・」
リアス先輩の説明によると悪魔になった時のメリットはまず自分の言葉が世界中のどこでも通じるようになり、また深夜に近づくと身体能力と五感が上昇する。
さらには魔力も使えるようになり、最後に寿命が一万年も伸びるらしい。
次にデメリットは日光や聖書・聖水・十字架などの聖なる物に弱くなり、神社や教会などといった神聖な場所に近づいただけで頭が痛くなるらしい。
そして悪魔は出生率が極端に低くなるらしい。
以上が悪魔になった時のメリットとデメリットだ。
「ということなんだけど、どうかしら?」
「はい!自分悪魔になります!」
「あら?ずいぶん乗り気ね。でも嬉しいわ、それであなたの方はどうかしら」
「・・・なかなか興味深い申し出ですけど、自分は遠慮します」
「あら、どうしてかしら?」
「単純なことなんですけど一万年も生き続けたら家族を置いていってしまいますから。だから悪魔にはなりません、最後まで俺は家族と同じ人間としていたいから」
「そう、家族と一緒に居たいのなら仕方ないわね」
そう納得してくれたリアス先輩はケースから駒を取り出す。
「今私の使用していない悪魔の駒は『騎士』『戦車』『僧侶』が一つずつ。そして『兵士』の駒が八つ。
黒樹正義君、あなたには『兵士』の駒を与えるわ。私の前に立ってちょうだい」
「了解です」
正義はリアス先輩の指示された通り正面に立つと、リアス先輩は転生の呪文らしい言葉をつぶやく。
「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、黒樹正義よ。わが下僕となるため、悪魔となれ。
汝、我が『兵士』として転生せよ!」
駒は紅い光を放ちながら浮かび上がり、そのまま正義の中に吸い込まれる。
駒が体に吸い込まれると、正義の背中からみんなと同じ悪魔の翼が現れた。
「これであなたも悪魔の仲間入りね、これからよろしくね」
「・・・へっ?これで終わりか」
転生が終わったはずなのに正義がリアス先輩に疑問の顔で質問をする。
「っ? ええこれで終わりよ」
「いや嘘ですよね、だってまだ駒が残っているじゃないですか?」
「ええ、あの駒はまた別の眷属候補の人に使うわ」
「えっ?いやっ・・・はっ?」
正義が困惑した顔でリアス先輩を見る。そういえば本来なら主人公は駒八つ使って転生するな。
けどそれは赤龍帝の籠手があったからであって、あれ?けどあいつには特典で魔王クラスの魔力を持っているはずなのに何で駒一個で済んだんだ?
『相棒、これは俺の予想なんだが。おそらくあの小僧は魔力を完全に出し切れてないと思うんだ』
魔力を出し切れていない?
『魔力を水、悪魔の駒をコップで例えよう。水をコップ1杯で注ぎ切れたら駒1個で転生が可能だ。だが魔力量が2に対してコップの数が1だったら当然零れてしまい転生ができないが、駒を増やしコップの数を2にすれば水を注ぎ切れて転生ができる。だが今のあいつは水は大量に持っているが完全に出し切れずコップ一杯分の水までしか出せれていない、それで悪魔の駒が誤認識して駒一個で転生できてしまったと思う』
ほお、けどもしあいつが魔力を完全に出せれるようになったらどうなるんだ?
『その時はまたコップを与えればいい、まああの小僧がそこまでの力を出せればの話なんだがな』
ドライグと頭の中で対話していると、突然ケースの中が赤く光りだした。リアス先輩が慌ててケースを開くと残っていた兵士の駒が七つとも赤く輝いていた。
「これは・・・?!」
「兵士の駒が輝いている!」
「・・・いえ、よく見てください。これは」
「駒の色が…変わっていってる!?」
リアス先輩、木場、小猫ちゃん、朱乃先輩の順で駒を確認すると確かに赤かった駒の色が変わっていく。
その色は赤からピンクへ。いや、普通のピンクとは違うこの色は…!
「マゼンダ・・・?」
そう、駒は鮮やかな赤からマゼンダ色になっていた。
マゼンダ色の光が一つになると、その光は突然俺の方に飛んできた!
俺は反射的にその光を掴むと、その光は俺の手の中で収まっていき光が消えると俺の手には4枚のカードがあった。
「これは…新しいカード?」
「悪魔の駒がカードに!?これはいったい…」
「カードに駒の絵が描かれいるね」
俺が手にしたカードにはそれぞれ『プロモーションライド ナイト』 『プロモーションライド ルーク』 『プロモーションライド ビショップ』 『プロモーションライド クイーン』と書かれ、それぞれの駒の絵が描かれていた。
「イッセー君、これってどういうことでしょうか?」
「えっ…と、どういうことでしょうか?」
朱乃先輩の質問に俺は疑問符で答えるしかなかった。だって俺もわからないんだよ!?どうして駒がいきなりマゼンダカラーになってカードになるの!?
『これは…相棒の力に引き寄せられ所有者に合わせるように駒自体が変質した・・・ということなのか?どちらにしても面白いことになったな相棒』
ドライグもあいまいな答えを出していた。ていうかこれ大丈夫なのか?
「・・・とりあえず後日魔王様に聞いてみるわ。それと一誠君に頼みたいことがあるのだけれど」
「頼みたいことですか?」
「ええ、あなたにオカルト研究部に入部してもらいたいの。悪魔の駒の件もあるし、それが原因であなたの周りに少なからずトラブルが起きるかもしれないからその保険にグレモリー家の支援があった方が安全だと思うの」
なるほど、確かに今の俺は一応悪魔の駒を持った人間という感じだからな。少なからず俺の周りに被害が出るかもしれないからリグレモリー家の支援があった方が安全だな。。それにアザゼルが言うにはグレモリーは情愛が深いことで有名らしい。
「わかりました、そういうことなら喜んで入部します」
「そう、わかったわ」
リアス先輩が魔法陣から入部届の書類を取り出し俺に渡し、俺はそれにサインする。
「これであなたも部員ね、それとあなたのことを朱乃と同じようにイッセーって呼んでもいいかしら?」
「いいですよ、自分もよくそう呼ばれているので」
「ありがとう、では改めて自己紹介ね。私はリアス・グレモリー。駒は『王』よ。よろしくね正義君、イッセー君」
「姫島朱乃ですわ。グレモリー眷属の『女王』を務めていただいています悪魔と堕天使のハーフですわ」
「僕は木場祐斗、『騎士』をやらせてもらっているよ」
「塔城小猫です・・・。『戦車』を務めています・・・」
「黒樹正義だ、『兵士』なり立てなのでよろしくお願いします」
んっ?正義が俺の方を向いたとき少し殺気みたいなのを感じたが…気のせいかな?とは最後は俺の番だな。
「兵藤一誠、人間で仮面ライダーディケイドです。よろしくお願いします!」
とりあえず、ドライグのことは伏せておきながら俺はあいさつを終える。
因みにそのあと歓迎パーティをやった後、正義が神器の出し方を聞き神器を発現した。
神器名は『龍の手』という能力を聞いたら赤龍帝の籠手の下位互換だな。
だけど正義は神器を見てみんなの見えないところで笑みを浮かべていた…。
・・・あいつもしかして赤龍帝の籠手がまだ自分のところにあるって勘違いしてんのか?
とにかくこうして、俺はオカルト研究部の一員になった。
とここでオカルト研究部のメンバーのステータスグラフを自分なりに書いてみました。
グラフはパワー、テクニック、サポート、ウィザードです
リアス・グレモリー パワー:D テクニック:B サポート:C ウィザード:A
姫島朱乃 パワー:D テクニック:B サポート:B ウィザード:A
木場祐斗 パワー:B テクニック:A サポート:C ウィザード:C
塔城小猫 パワー:A テクニック:B サポート:C ウィザード:D
黒樹正義 パワー:E テクニック:E サポート:E ウィザード:D
兵藤一誠 パワー:B テクニック:A サポート:A ウィザード:C
という感じです。悪魔でこのグラフは自分から見てこのキャラはこんな感じかって書いただけです。
正義のグラフを見ればわかりますが彼は特訓をしていません。なのでこのステータスです。
次に悪魔の駒については完全に俺の趣味です。
どうすれば人間のままで悪魔の力を使えないか試行錯誤した結果こうなりましたので、ご了承ください。
それでは次回も楽しみにしてください。