機動戦士ガンダムSEED ヴェーダの軌跡   作:サソリス

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やっとこさ、出せましたぁ。
自由に投稿しているでのんびり頑張りまーす


平安の終わり、混乱のコロニー

 side:ヴェーダ

 

 キーボードを打ち込む音やパーツを組み立てる音とキラ達の笑い声が響く部屋、パワードスーツの開発は順調でトールがバランスを崩して倒れそうになったりキラがソーダとコーラを間違えて購入した以外問題はなかった……キラ、後で覚えてろ。

 

 そろそろザフトのクルーゼ隊がヘリオポリス内に侵入した頃だろうかそんな事を考えていると

 

「うぁああ!」

 

 建物の揺れとともに轟音が響き渡る。

 

「──ーなに?」

 

「隕石か?」

 

 緊急事態と判断した俺達は建物を出る為にエレベーターへ急ぐ、その間にも体で感じ取れるほどの振動や爆音が襲って来たが目的の場所へは到着した。しかし先ほどの揺れでどこかに問題でも起きたのだろう、エレベーターは動かない。一同は非常階段へ走りそこに駆け上がってきた職員にサイが話しかけると職員は叫ぶ。

 

「ザフトに攻撃されている! コロニー内にモビルスーツが入ってきてるんだよ!」

 

「えぇ!?」

 

 俺は展開を知っていたので何もなかったが俺以外のみなが予想外であっただろう事実に一瞬たちすくむ。その事実にカガリは何かに気付きたであろうか身をひるがえし走り出した。

 

「──きみ!」

 

 それを追いかけるためにキラも走り出す、トールが呼びとめるが軽く返しただけで走り去ってしまった。

 

 俺はそれをぼんやりと見ていたが突如閃光が走る。その先は有名な最初の名シーンだと気づいた時には自分も走り出していた。ガノタの端くれならばあのシーンは見ておかなければ! トールが何か言ってるが軽く返して走る、最初の名シーンを見るために。

 

 side:マリュー

 

 やはりこうなってしまったか。

 

 私の中でそれは確信となってしまった。モルゲンレーテが中立コロニーであるヘリポリスで、新型機動兵器を開発している時点でザフトからの奇襲は予測されていた。だが、現状その状況に対応できていない。せめてこの二機だけでも死守するべく、部下にこの二機のモビルスーツ、X105ストライクとX303イージスを起動させるように部下へ指示する。乗り込んできた敵兵へは手持のライフルで応戦するが相手はコーディネーター、ナチュラルである私では勝てない。撃ち切った弾倉を交換するべく身をかがめ、素早く交換しコッキングレバーを引き終わるとーー

 

「うしろ!」

 

 私に向けた注意であろう声が聞こえる。声に従い後ろに構えるとそこには、銃口を向けたザフト兵がいた。素早く狙いをつけ引き金を引く、銃は撃鉄を起こし高速で鉛を吐き出した。吐き出した鉛はザフト兵のヘルメットへと吸い込まれバイザーに綺麗な赤い花を咲かせる、その後声の方向を見ると。

 

「──子供……⁉︎」

 

 声の正体、それは子供であった。何故そこにいるのはわからないが、恐らく37番シェルターへ向かうのだろう。しかし、そこは先ほどの爆発で既に崩壊している。ならばこの子を守るためには……

 

「来い!」

 

「左のブロックシェルターに行きます! おかまいなく!」

 

「あそこにはもうドアしかない!」

 

 気づけば叫んでいた、少年の判断は早かった。足を止め5、6メートルある落差を外見にそぐわぬ敏捷さでモビルスーツの上に着地した。予想外の動きに一瞬動きを止めてしまったが。

 

「ラスティ⁉︎──よくもぉ!」

 

 ザフト兵の叫び声で我に帰る。声を上げた人物へと銃を向ける、そのザフト兵は部下の一人である男に銃を撃つ、真っ赤な血飛沫を上げながら男が倒れた。

 

「ハマナ!」

 

 叫んだ時には遅く、ザフト兵に向けられた銃から撃鉄が上がった瞬間、肩に激痛が走り蹲ってしまった。終わりかと身構える……しかし、それから続く痛みが来ない、目を開け見上げると。先ほどの少年とザフト兵が見つめ合っていた。

 

 ──キラくん? 

 

 ──アスラン? 

 

 少年とザフト兵、どちらの口からであろうか漏れた声が聞こえた。どちらの顔にも驚き、そして困惑の表情が読み取れたがそれに目を向けている暇はない。すぐに負傷していない方で銃を構ええうとするが。

 

「──伏せろ」

 

 1発の銃声が響き渡りザフト兵の持っていたナイフが弾け飛ぶ、ザフト兵は手を痛めながらすぐさま飛び退きそして少年は銃声の先を向く。

 

「──え?」

 

 少年は声を漏らした私も目を目けるとそこには──ー

 

「無事か?」

 

 ザフト兵の物であろう血のついた銃を構えた白髪の少年が立っている。その少年の目は黄金色に輝きを放っていた。

 

 side:ヴェータ

 

 途中床に落ちていた血だらけ銃のスコープで名シーンを見ていたら銃が暴発したでござる。銃弾は運良くアスランの持っていたナイフだけを弾き飛ばしたけどものすごく痛そうにしていた……悪いことしたな。その後安否確認したらキラはこっち見て驚くし何でだろう? 

 

 とりあえずストライクのコックピットに3人も乗れないだろうからお暇しますかね。身を翻し右側の通路を戻る、目指すはアストレイ達が格納されている区画だ! 

 

 ──さて、いったいどこにあるのだろうか? 

 

 side:キラ

 

 僕は今混乱している。金髪の子を追いかけるとそこにはモビルスーツが二体床に横たわっていた。その事に金髪の子……女の子は叫ぶ。

 

「お父様の裏切り者ッ‼︎」

 

 その声は天井を跳ね返り大きく響いいてしまいその声に反応して光るものが向けられた。それを見て咄嗟に女の子を手すりから離し後ろへ飛び退くと銃声が響き渡り先ほどまでいた場所に銃弾が飛んで来る。

 

 意気消沈している女の子を抱えシェルターへと走った、入口はすぐに見つかりインターフォンを押すとすぐに反応が返ってきた。2人いると教えるが反応は芳しくない、代わりに左にあると言う37番シェルターに向かう事を勧められる。しかし女の子を危険にさらせないため一人だけでもと頼むがダメそうなので女の子と言う事を明かす、流石に女の子には危険と判断したのだろう受け入れてくれた。

 

 ドアが開きエレベーターの灯りがつく、そこに女の子を乗せシェルターへと入っていた。

 

 女の子が最後に「ヴェーダ、助けて……」と呟く、僕の何故だかそれが耳に残った。

 

 左の37シェルターへと向かうため、走り出す。

 

 途中女の叫び声で身をかがめた、叫び声の方を見るとライフルを持ったつなぎを着ている女性がモビルスーツの上にいた。それと同時にもう一体の方から怒号の声と悲鳴があがる。そこで非常階段で聞いた話だとザフト兵が攻めてきていると言っていたのを思い出した僕は彼らは不利だ考えた、コーディネーターはナチュナルに対し圧倒的に全ての面で上回っているためだ。

 あの女性の後ろから狙っているザフト兵が見えた瞬間「うしろ!」と叫びその女性は振り返りザフト兵を撃ち殺すと僕に視線を向けた、その瞬間子供と驚いたようだがすぐに叫ぶ。

 

「来い!」

 

 恐らく彼女のそばの方が安全だと判断したのだろう、しかし僕には37番シェルターに行くので問題ないと伝えると衝撃の事実を伝えられる。37番シェルターは既になく、あるのはドアしかないらしい。その事実に呆然と仕掛けたが彼女の言うとうりそちらへ向かい段差は少し高かったが飛び降りて問題なく着手し彼女のそばへとたどり着く。

 

 その後彼女の部下であろう男性が赤服を着たザフト兵に撃ち殺され、今度は彼女が撃たれて負傷し蹲ってしまった。ザフト兵の銃はそこで玉詰まりでも起こしたのか銃を放棄しナイフを構えこちらに襲い掛かって来た。

 

 僕は思わず駆け寄った。その時──

 

「──キラくん?」

 

 名前を呼ばれる、呼んだのは目の前にいるザフト兵だ。驚きその顔を見る。

 ヘルメットは赤くその上に先ほどの男のものであろう血で汚れていた。だがバイザーの中が炎で照らされその顔がはっきりと見えた。

 

 ──きっと3人でまた会える……。

 

「──アスラン?」

 

 気づくと僕の口から彼女の名が漏れていた、その声に反応したのだろうか体が一瞬震えるのが感じ取れる。そして意志の強そうなその緑色の目は、僕を写し開かれていた。

 

 僕は彼女の緑色の目が好きだった。可愛らしいその顔立ちは成長と共に美しさが増し、落ち着きと聡明さを漂わせるものへと変わっている。月日は立っているが親友の面影を消えさってはいない。

 

 予想外の再開に僕も彼女も立ち尽くすしかない、しかしその沈黙も長くは続かなかった。1発の銃弾が彼女の持っていたナイフを弾き彼女は短い悲鳴を上げ後ろへ飛び退いた。

 

「無事か?」

 

 声のした方向へ目を向けるとさらに予想外のことに直面する。

 

 ──彼だ……彼だった。

 

 僕の3人目の親友でありルームメイトでもある厳しくも優しさを持つ彼、ヴェーダ。

 

 しかし視界に映る彼は何だ? 彼はあんな人に殺意を向けるような目つきはしていない、ましては彼の瞳の色はあんな黄金色に輝きを放ってもいない。今の彼は彼であって彼ではない、そう確信付ける何かがそこにはあった。その後彼は身を翻し僕が来た通路へと走る。

 

 それを呆然と眺めていた。

 

 突如の痛みと共にバランスを崩す、目を向けると先ほどの女性が体当たりをしていた。訳もわからず倒れた先はなんと僕が足蹴にしているモビルスーツのコクピットだった。

 

「シートの後ろに!」

 

 女性は突如言い放つとモビルスーツを起動し始めた。

 

「私にだって……動かすぐらい……」

 

 計器類に火が灯り始める、ブォンと音共に駆動音が徐々に高まり始めモニターが点灯していく。すると横のモニターに一瞬赤いパイロットスーツがよぎりもう一体のモビルスーツへ向かう姿が確認できた。

 

 ──アレはアスランであるはずがない、第一アスランは僕と同じで戦争が嫌いだ。彼女であるはずが……

 

 呆然としていると突如モニターに文字が浮かび上がる。

 

 ──General

 Unilateral

 Neuro-Link

 Dispersive

 Autonomic

 Maneuver……

 

 咄嗟に赤い文字を繋げて読んでみる

 

「ガ……ン・ダ・ム……?」

 

 モニターには完全に起動した事を通知するメッセージが表示され女性は左右両手で掴んでいる操縦桿を傾けてペダルを踏む。するとエンジンが低い音を出しながら出力を増し、巨大な四肢が動くのが確認できた。機体を拘束してた器具が弾け飛び重力の方向が変わる、その動きはぎこちないながらもモビルスーツの巨体を支え爆炎の中立ち上がる。モニターの映像は高く先ほど通った道を見下ろしている。

 

 これが地球連合のモビルスーツ……僕はそう驚くしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アスランの容姿ですが、シンフォギアのクリスをアスランの髪色と目の色にした感じとイメージしてくれれば、と。

目が黄金に輝く理由は・・・後々明かされればなぁ・・・気付いてる人は気付いてるだろうけど

ヤベェ、今日新サクラ大戦の発売日じゃないですかヤダァー。これは買うしかねぇ!
あとクロスレイジはひたすらデステニーインパルス無双で頑張ってます。
みんなの脳をバエルに!

次に出すキャラをアンケートします!

  • 俺はエースで…模擬戦で…二千回なんだよ!
  • 会いたかったぞッ少年!
  • この機体こそ…人類を導く、ガンダムだ!
  • ねえ、私たち、わかりあえてたよね…
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