機動戦士ガンダムSEED ヴェーダの軌跡   作:サソリス

7 / 10
待たせたな!(スネーク風味)

何となく筆が載って書いていたんですけど・・・最初に合わせて欲しい。
グラハムファンの方々に心からの謝罪を戦闘描写を書いていたらこんな結果に・・・
グラハムファンの方々以外の読者はどうぞご覧ください。


覚醒の兆し・蘇る月

side:ヴェーダ?&セレーネ

 

「ハハ!心躍るぞ、かつての相棒を相手にできるとはなセレーネ!」

 

「ッげ!、グラハム!?」

 

 セレーネは心底驚く。グラハム・エーカー元中尉、セレーネ・ゼロのテストパイロットであると同時に私自己進化型支援Aiの育ての親。

ナチュナルである彼がまさかザフトへ亡命していたなんて思いもしなかった。

セレーネは動揺しているがパイロットであるヴェーダは冷静に私を操作してゆく。

エンジンが唸りを上げながら出力を上げ機体を加速させる。

 

「セレーネ、少し面白いモノを見せてあげるよ」

 

ヴェーダはそう言って笑うと私の武装の一つである対装甲リニアガンⅡを正面にいる集団へと連射を始めた。

最初は雰囲気が変わったヴェーダを見るがいつも通り綺麗な金色な眼は輝いている。

 

 敵は素早く解散するがすれ違い様に敵機にワイヤーアンカを射出、機体が引っ張られ急激なGがかかり機体が悲鳴るが彼は何でもないように機体の操作を続ける。

 

「見てご覧、これがロデオだ」

 

「っく、モビルアーマーごときに!」

 

絡みつかれた敵機は振り解こうとスピードを上げ蛇行を続け複雑な軌道を取りでデブリ帯へ突入するが。

 

「セレーネ、姿勢制御マニアルに切り替え」

 

敵の動きやデブリに合わせヴェーダがマニアル操作で姿勢制御用スラスター操作する。

コーディネーターでも不可能な技を使い見事にコントロールして行く。

機体は大丈夫だがパイロットに相当な負担はかかるはずなのだが

 

「まずは君からだ!」

 

彼はパイロットスーツを着ていないのに笑みを浮かべる余裕がある。

そのまま彼はワイヤーを巻いて行き敵機へ接近していく。

 

「やらせはしないぞ!」

 

グラハム機だと思われる黒いモビルスーツがマシンガンを撃って接近してくる、接近戦で仕止めつもりなのだろうモビルスーツの手には剣が握られていた。

 

「セレーネ、アルテミス上方へ全力噴射!」

 

【了解、アルテミス全力噴射開始】

 

上方に取り付けられたガンバレルユニットの改良型の推力変更を行い機体を振りこのようにスライドさせ敵機の下へと潜り込み回避する。

 

「1機目!」

 

「うぁあああ‼︎」

 

丸見えであるコックピット周辺を対装甲リニアガンⅡで撃ち抜く機体の装甲が薄かった部分を狙ったのもあるがパイロットの操作も間に合わなかったのか防御も出来ずに爆散する。

すぐにワイヤーをパージし追いかけてくるもう2機の敵に背中を見せ追いかけさせる。

 

「よくも仲間を!」

 

敵機はマシンガンやバインダーに搭載されているガトリングを射ってくるが彼は巧みに機体をコントロールしてまたもや回避する。

そして彼は笑いかける。

 

「セレーネ、君の力を僕に見せてくれ」

 

【了解、セレーネ全力稼働!】

 

セレーネはやっと出番かと自信満々に本来の機能を発揮させると機体をバレルロールさせる、それと同時にこの機体最大の火力を解き放った。

 

side:グラハム

 

グラハムは混乱していた、本来ならばモビルアーマーごときいくらセレーネであろうと圧勝できると確信していたが既に一機やられている。

怒りの炎を燃やし女神を討ち取らんとするが。

 

「ガンバレルか!」

 

オールレンジ攻撃を放ってくる即座に対応して解散するが四機のユニットのうち二機から数本の光が走る。

 

「ビーム兵器か!?」

 

流石にビーム兵器を搭載しているとは予想できなかっがグラハムはギリギリ回避する、しかし随伴機はそうはいかない。腕や足に着弾し四肢を消し飛ばされる。

 

「たっ隊長!助け」

 

グラハムは手を伸ばすがもう遅く最後にコックピットを貫き撃破されてしまう。伸ばした手を握ると段々と怒りが湧いてくる、こんな嬲り殺しのようにするだなんて

 

「なんて卑怯な!」

 

「隊長援護します!」

 

 敵を取るべく私と最後の随伴機が弾をばら撒きながら近き接近戦を挑もうとするが

 

「変形しただと⁉︎」

 

残り二機が巨大なアームユニットへと変形すると突撃、グラハムはまたもギリギリで回避できるが随伴機が右足と左足を掴まれ拘束されてしまう。右

 

「これで二機目」

 

未だ繋がっている通信からパイロットであろう男の声が聞こえる、本体に搭載されているガトリングや対装甲リニアガンを撃ち放ちながら機体を回りワザと随伴機の装甲をジリジリと削る。モビルスーツの中では部下の叫びが通信越しで聞こえてくる。

 

「ダメージ70%突破武器システムオフライン!、緊急脱出装置起動不可能・・・クソ!」

 

私は助けようと接近するがビームを撃ち放ってくるユニットが邪魔をして近づけない。そして・・・

 

「ぎゃあああああ」

 

とうとう装甲が限界に達し燃料電池に被弾したのだろう目の前で爆発する。

その光により映し出される白きモビルアーマーはまるで名前とは裏腹に死神のようだった。

 

「さぁ、最後の獲物だ」

 

先ほどのアームユニットがビームの刃を宿しながら高速で接近する。

私は機体を加速をフルに扱いながらそれを回避する。

 

「そう簡単にやられてたまるか!」

 

しかしそれも長くは続かない機体以前に肉体に負担がかかり続ける為に反応が鈍りビームの閃光や刃が機体を掠る、どんどんと機体に傷は増えて行きメインモニターにはエラーを知らせる表示が増えてるが目の前を飛ぶモビルアーマーへは近づけない。

 

「しまった!」

 

足のスラスターのダメージが限界に達し機能が停止しバランスが崩れる。

それを隙を逃さないと先ほど同じようにアームユニットが迫るが・・・

 

「させてたまるかぁ‼︎」

 

不意に水色の機体がモニターに映る、それと同時に機体に衝撃が走りグルグルと回転する。

レーダーを見るとそこにはあのモビルアーマーと隊長機であるジンハイマニューバの反応が重なっている映像だった。

メインモニターで確認するとワイヤーで絡まりリニアガンの弾道とジンが装備している突撃銃から放たれる弾が散らばり合い機体に火花を散らせながらかなりのスピードでヘリオポリスの資源地区の方向へ遠ざかる姿だった。

 

 

side:アニュー

 

私の機体は現在敵モビルアーマーと共に宇宙を落ちている。

モニターには緊急を知らせるアラートが流れ、緊急事態を知らせるサイレンが鳴り続けている。

ジンの手首に取り付けたワイヤーを絡め拘束したモビルアーマーの武装が火を吹き着実にジンの装甲を削っていく。

 

「いい加減に離れてくれないかな!」

 

「仲間の為にここは!」

 

接触通信により相手の声が聞こえるが気にする暇はない、突撃銃の銃口下に取り付けた重斬刀でモビルアーマーへと斬りつけようと腕を振るが、間一髪ガンバレルであろう物が防ぐ、それは爆発を起こしワイヤーが切れてしまった。

モビルアーマーはすぐに体勢を整え仲間を屠ったあの手を送り出す。私もジンに取り付けたガンバレルを起動して迎え撃った。

二機搭載しているうちの一機は失ったが掴んでくるガンバレルを破壊、もう一機は機体左腕を掴んできた。メンテナンス用のプログラムを素早く立ち上げリモートで左腕をパージして右に構える突撃銃を撃ち放つ、弾丸はほとんど外れてしまったがスラスターに当たったのだろうスピードが落ちている。

 

「敵機は!」

 

 危険度が低いと判断したアラートの方向へ進む。私へと突撃してくるモビルアーマーへ残ったガンバレルを再度展開して撃ち放つ、敵機はジグザグと通常ではありえないほどの起動を姿勢制御スラスターでやってのけ無理やり軌道を変えて避けられるが気にしない。ただでさえフラックファイターが3人相手しても落とせない化け物、これぐらいはやってもおかしくない。私も機体の速度を上げ突き進みヘットオンの体勢となる。

敵は機首に搭載されているリニアガンを撃ち放ち頭部と右手へと命中し使えなくなるが。

 

「たかがメインカメラ!」

 

私はサブカメラの情報とレーダーそれと己の感で

 

「とりゃ!」

 

敵機を蹴り上げた、機体からは伝わる轟音に手応えを感じ残ったサブカメラで確認する。モビルアーマー機首が完全に変形しておりクルクルと部品をまき散らしながらはヘリオポリスへと墜落していくその姿を見届けると私は安堵した、もうあんな化け物と戦いたくなと思いながら。機体を反転させ近距離レーダーしか使えない為にサブカメラで確認しながらグラハム機を探しに向かった。

 

黒だから見分けがつかない!

 

side:ヴェーダ

 

【ヘリオポリスの外壁に接近中、機体ダメージ40%を突破、オートバランサー応答なし、メインスラスターオフライン、姿勢制御スラスターの9割が沈黙、救援信号送信・・・エラー、通信装置応答なし・・・これはダメですね】

 

「」

 

 

 言葉を失うのも無理ないと自分は思う。だって急激なGのせいで気を失って気付いたらいきなり大ピンチ、わっけわかんね。

打開策はないかと無搭載されている武装などをチェックしてみる。

えっと

 

・対装甲リニアガンⅡ:残弾0

・イーゲルシュテルン:残弾4

・Ai誘導無線式オールレンジ攻撃兵装「A-アルテミス」

aユニット:オフライン

bユニット:残りエネルギー59%

・Ai誘導無線式オールレンジ格闘攻撃兵装「B-ヘカテー」

aユニット:残りエネルギー42% 行動不能

bユニット:オフライン

 

おっふ。ほとんど武装が全滅しててツラタン。

どうする、まじでどうする。

考えを巡らせるが何も思いつかない。

 

「セレーネ」

 

何か案がないか聞こうとするが・・・

 

【そういう事ね!わかったわ】

 

え、まだ何も言ってないんだけど。

セレーネは何かに納得したらしく操作していく。

バン!といきなりリニアガンの発射音が聞こえると同時に羅針盤が正常位置に戻る。

 

【どうよ】

 

何か誇らしげにしているので何をやったかを確認してみた、すると確かアルテミスと言う名前のユニットにリニアガンから発射されたワイヤーが繋がって牽引している。どう言った経緯でこの回答を導き出したのかは知らないが事態が好転したのは確かなので素直に褒めておく。

 

「よくやった」

 

【えへへ】

 

それに対して万遍の笑みを浮かべながら照れてるのがわかる、見ていたらなんだかこちらまで照れてくるので指示を出す。

 

「とりあえず、安全な場所に着陸だ」

 

【了解!】

 

 機体が動き出す、一応安全を考え備え付けのこれまた白く古いデザインのパイロットスーツを着て操縦桿を握る。

セレーネのナビに従って残り少ない姿勢制御スラスターを吹かし曲がったりしていく。

ヘリオポリスの資源衛星部分に取り付けられた恐らくは物資搬入用ゲートであろう場所の前に到着する。

 

【自動航行モードオンライン。本機は着陸態勢に入ります!ランディングギアが破損しているため正しい体制での着陸は期待できないないのでシートベルトを付けてゆっくりとお待ち下さい】

 

セレーネの遠隔操作によりゲートが開く、俺は指示に従いシートベルトして操縦桿から手を離し待っていると斜め向きになってしまってはいるが着陸した。

 

「ふぅ〜、これからどうするか・・・」

 

セレーネは何かに気づいた顔をすると複数のデータがヒビの入った画面上に映し出される。

 

【ここはモルゲンレーテの工場みたい、もしかしたらまだ使えるモビルスーツがあるかも・・・】

 

その言葉を聞くとすぐに行動に移そうとする。アストレイだ、ここにはアストレイがあるかも知れない!

ある意味ウキウキが止まらない、生でアストレイ見られるかもしれないんだから。

でもここで問題があるゴールドフレームを回収に来ているロンド・ギナ・サハクに出会す可能性がある。くそぉ双子のミナさんとなら仲がいいのにギナとはいまいちソリが合わないんだよなぁ。それに

 

「セレーネを置いていくこととなるしな・・・」

 

せっかくここまでって言って少しだけど一緒に危機を乗り越えたセレーネを置いていくわけにもいかない、どうしたものかと考えるが。

 

【それは大丈夫だよ!】

 

ヒビの入ったメインモニターが折り畳まれ中からいくつものコードの繋がったアタッシュケース型の機械が出てくる。

 

【これが私だから!】

 

目の前の機械から声が聞こえてくる、本当にセレーネらしい・・・ロウが持ってる8かな?

何となく疑問に思いながらセレーネを回収して機体から出ると通路を発見、奥へと進んだ。

 

 

 

side:キラ

 

「くそぉ!」

 

「そぉーら落ちろ!」

 

 僕は焦っていた。

アロウズなんて言う組織に親友が所属していると知ってしまったからだ。

最初はどんな組織かわからなかったがトールやサイに聞いたところあまりいい噂を聞かない組織だと言うことそれにヴェーダがコーディネーターですらないと言う疑惑まで出てきた、アロウズの構成員はクローンで構成されていると言う噂もあるからだ。

だけど僕は信じない、あいつは確かに人間だ。僕やアスランと育ち別れ僕はまた出会った。

確かに表情は乏しいかも知れないでも本人が前に行っていたじゃないか。

 

「俺の表情筋は仕事をあまりしてくれない、なんで何だろうなぁ(涙目)」

 

あんな風に語るが人間じゃないわけない!

ミサイルを放つジンがヘリオポリスを余波ではあるが破壊する。

こっちはコロニーの被害を考えソードストライカーで出たはいいものを相手は完全遠距離ビーム装備、幸いシールドで防げない威力ではないがコロニーに当たればひとたまりもない。

敵機の攻撃を避ける時通信が入る。

 

【ゼロⅡ信号ロスト!】

 

その悲報に僕は目の前が真っ暗になりそうになる。

ゼロⅡとは一人で迎撃行ったヴェーダのことだ、その信号がロストしたと言うことは撃退されたと言うこと。

確かにモビルアーマーでモビルスーツを相手するのは難しい、でも生き残ると思っていたのに。

操縦桿を握るてに力が入る、ザフトが攻めてこなければヴェーダが死ぬことなかったのに!

 

「うぉおおおおお!」

 

怒りを抑えきれずソードストライカーの武装である対艦刀をジンに向かって振り下ろす。

 

「そんな甘い動きで!」

 

ジンは軽々とこれを回避、対艦刀の反動で少々バンスを崩すが立て直し振り返るとそこには。

 

「死ね!」

 

ジンの構えるビーム砲の銃口、死を覚悟したが

 

「っく!」

 

突如シャフトが爆発して銀色の閃光が飛び出して来る。

それはすれ違い様にビーム砲を二つに両断した。

爆発に備えて離れるが隙を見逃すつもりはない、対艦刀ですれ違い様に斬りかかる。

「何!?」

対艦刀は煙ごと引き裂き敵機の足を両断したがジンはもう一つ装備していた剣で攻撃しようと試みる。しかしまたも銀色の閃光がすれ違い様に腕こと両断、最後は落ちていくジンの剣を蹴りコックピットを貫く。

爆発はせずにジンの残骸は落ちていったがそれを僕は気づくことができなかった。

メインモニターに映る機体を見ていた為だ。

銀色の閃光の正体はモビルスーツだった、モビルスーツはストライクに似ているものの機体色は全体的に銀色に輝いている、未完成なのか所々パーツがない場所が目立っている。特に目立つのが頭部の右目にあたる部分と左腕だ。

左腕は黒いマント状の物で隠されてはいるけれど存在しておらずマントが揺れるのみ、右目は何かしらのパーツで代用してあるか赤く輝きを放っていた。

そのモビルスーツに気を取られていると。

 

【X105応答せよ!】

 

「こちらX105ストライク」

 

【無事か!?】

 

「えぇ」

 

アークエンジンからの通信、現在ミサイル装備のジンと戦闘中のはずだが心配して通信したと思った、しかしそれは違っていた。

 

【故障でもないとすると何故ストライクの識別コードの反応が二つある!?】

 

「えぇ!?」

 

これには驚かされた、普通識別コードは個別に振り分けられるなのに、目の前の機体を見つめるとまたも通信が入る。

 

【・・・キラ、無事か?】

 

「!?」

 

驚かされる突如目の前の機体からで通信が入った、しかし僕が驚いたのはそこではなく通信画面を見るとそこには死んだと思っていた親友の顔が映っていたからだ。

 




もうどっちが悪役かわかんねーな。

アンケートの正解はストライクまたはアカツキでしたー!
あとオリジナルモビルスーツ解説?を投稿しましたのでそちらもよければ・・・

回答にご協力いただきありがとうございます!
次回はついに対面、キラ&ヴェーダvsアスラン!

次回もサービス!サァービィスゥ!(反逆の王子の親風味)

ヴェーダの中にいるのは誰?

  • ヴェーダ(量子コンピュータ)
  • リボンズ
  • トレース
  • 東方不敗
  • 俺!(作者)
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