私は生きているぞ!
読者よ、私は!帰ってきたあああ!
saido:ヴェーダ
【ご、ごめんなさい】
「ハァ~」
ヘリポリスが崩壊したぁーやっぱり崩壊したー。それも原作道理ジンの攻撃で崩壊したんじゃなく自分が弾いたビームが止めだったりする。
セレーネによるとなんでも八咫鏡の制御プログラムが突貫工事の未完成品らしくビームは弾くは弾くけどどこへ弾くかはわからないらしい。で、結果弾いたビームがシャフトへ直撃、とどめを刺したってわけだ。
「キラ、危険にさらされすぎじゃないかお前。オーブへ戻った時厄払いのお守り買ってくるよ」
【う、うん。ありがとう】
おそらくヘリオポリスが崩壊したことに意気消沈しているであろうキラを元気づける為話しかける。
【あぁ……またやっちゃたよ……】
「お、おう。そうだなこれでコロニーの崩壊を見るのは二度目だな」
実は昔二人で無人の廃棄された資源コロニーを崩壊させたことがあるですはい、あのときも自分が原因で崩壊させちゃたんですよ……テヘペロ。
俺は悪くね! (白目)
それはさて置き、生存報告のために連絡を取る。
「こちらヴェーダ、アークエンジェル聞こえるか」
【こちらアークエンジェル、聞こえます少佐よくぞご無事で】
「お、おう」
そういえば少佐なんて口走ってたな……面倒だが演技するしかないか……
「現在ストライクと一緒に行動している、推進機関には問題はないので合流は可能だ」
【了解、合流ポイントを送信。ご武運を】
通信を切ってストライクにつなげる。
「アークエンジェルとの合流ポイントは送信されたな」
【うん大丈夫、確認したよ】
「そんじゃ向かうか……」
機体を進めようとするがあるものが漂ってるのを気がつく。
「キラ」
【ん? どうしたの?】
「いいお土産があった」
【!】
目の前に流れ着いたのはコンテナトラック、そのコンテナトラックにはこう書かれていたGAT-X103と。
アークエンジェルに戻る自分達、途中で他に壊れてはいるものGAT-X102のトラックや上半身だけのジンと武装を発見して持って帰る。その途中キラは案の壊れた定救命艇を発見した。
「キラ……確かに推進機関が壊れているとはいえ回収されると思うが」
【放っては置けないよ】
「キラらしいな」
セレーネを進むとアークエンジェルが見えてきた。ちょっと着艦のさいゴタゴタがあったものの無事に格納庫へ機体を収めコックピットを開けて外へ出てキラのもとへと向かうと。
「き……うん」
そこではフレイに抱きつかれるキラがいた、そっとその場を離れ自分が持ってきた物資の確認をしようと移動するとそこでは整備士であるマードックが先にチェックを始めていた。
「どうだ、状態は」
「どうにもこうにもバスター用の部品は奇跡的にほとんど無傷ですがデュエルの部品は8割方壊れちゃってますね」
「とりあえず、パーツはストライクに流用できる分は予備パーツにできない部品は俺の機体に、上半身しかないジンはバラして左腕は機体に付けてくれ、あと持って帰った武装も使えるようにしておいてくれよ」
「了解、野郎ども!! 急いでとりかかるぞぉ!」
マードックはそう言って離れていく……さてさて修羅場ってる親友を置いてセレーネの様子でも見にでも行きましょうかね。
side:キラ
あの後フレイを連れて皆んながいるフロアへと向かった、中へ入ると正面にはサイやトール達が不安そうな顔をして座っている。横にいるフレイはサイを確認すると真っ先に飛びついて行った……僕はその様子を少し気落ちしながら見ていた。
それから僕たちは指定された寝床へと集まるとそれぞれの思いを語りはじめる。
「何処に行くのかな、この船」
「一度進路変えたよねまだザフト、いるのかな」
「この艦とあのモビルスーツを追ってんだろ、じゃまだ追われてるのかも」
不安そうなトールにカズイ、そしてトール。確かにアスラン……ザフト軍の目的は僕が乗ってたストライクにこの船、確かアークエンジェルと言ったかな。だから危険なのは危険なんだろうけどこの船に乗り込んだからには仕方のない事だと僕は思うけどフレイは違ったみたい。
危険な船に乗り込んだ事を嘆いているようだけどミリアリアにあの損傷した救命艇の方がマシかと突っ込まれ押し黙ったしまった。
「キラ・ヤマト」
「はい?」
僕は声のする方向へと目を向けると金髪の軍人、確かムウと名乗った人が目に入った。
「マードック軍曹が怒っていたぞ〜、自分の機体は自分で整備しろとな」
「僕の機体!? 僕の機体ってどういうことですか!?」
「今はそういう事になってるって事だよ、実際アレには君しか乗れないんだからしょうがないだろ?」
「しょうがないって! 僕は軍人でもなんでもないんですよ!?」
「いずれまた戦闘が始まった時、今度は乗らずに、そのまま死んでいくか?」
ムウがあっさりと言い言葉を失た。
「今この艦を守れるのは俺とボロボロな機体に乗る少佐とお前だけなんだぜ」
「でも……僕は……」
声を震わせるキラを見下ろし、ムウはふっと優しいともとれる表情になった。
「君はできるだけの力を持っているのだろう? なら、できる事をやれよ。あの少佐だってそうだぜ」
ヴェーダの事が出て僕ははっと彼の顔を見た。
「あの大佐だって非常時だからこそ君にだって隠していた軍歴を明かし復帰してこの艦を守ろうとしているんだから、友達である君がへこたれてどうする」
ムウさんはそのまま僕の肩を軽く叩くと部屋を後にする。
「さっきも言ってたとおりマードック軍曹が怒ってたから早めにハンガーへは行っとけよ〜」
その後ろ姿を目に僕は決心を固めるのだった。
side:アスラン
「アスラン・ザラです! 通告を受け、出頭いたしました!」
ラウ・ル・クルーゼ隊長殿に呼び出された私は緊張しながら敬礼をする。
隊長は椅子に座りデスクの上で指を組み合わせると話し始める。
「君と話すのが遅れてしまったな、命令違反については懲罰するつもりが無いが、話は聞いておきたい。あまりにも君らしからぬ行動だったからね」
私はその問いに言い表せない感情が浮かびうつむいてしまった。隊長は椅子から立ち上がり私の肩に手を置いく。その状況に対して私はこう思ったのだ、セクハラだと。
昔、同期のディアッカが持ってた漫画に似たような構図でセクハラされてる内容のものがあった。最初のちょっとしか取り上げられたので読めなかったが今の状況、絶対セクハラが始まると思う。そういえばそのあと【セーフ! 純粋な水晶の片割れを濁らせるとこだった。ニコルにバレたら半殺しにされちまう】って怯えていたけどどうしてだろう? ニコル君が持ってた水晶玉でも壊したのかな?
「部下から……」
正直隊長が言っていた事は3割も理解できなかったがザフトでも精鋭部隊であるフラッグファイターたちがあの銀色の機体に乗っていたパイロットが操るモビルアーマーにやられたらしい。ヴェーダ君、君に一体どうしてそこまでの操縦技術が……
わからないこともたくさんあるけどひとまずみんなにクルーゼ隊長はセクハラオヤジだったって広めないと。
side:ヴェーダ
「へっぶし!」
【また風邪〜?】
「さぁ」
新しい腕を付けてたらくしゃみが出たでござる、誰か噂してるのかな?
アルテミスへ向かうアークエンジェル。
そしてその道中で待つのはセクハラの噂を広められ若干気落ちしているクルーゼ。そしてアスランとその仲間たち、仲間を守るために立ち上がるキラ・ヤマト、若干お腹の調子が優れないヴェーダ。
様々な思いが交差し一人の男が立ち上がる。
「ちょっとトイレ」
次回機動戦士ガンダムseed ヴェーダの軌跡。
⦅白銀のガンダム⦆
敵を倒せ!ガンダム。