何で生きてるかですか?そりゃあなた。死んで楽になるのと、生き残って地獄を見るのと、どちらかあの方にとってより楽しめるか、少し考えればお判りになるでしょう?
おや、私が少し綺麗になった?しゃべり方も何だか違う気がする?
さぁて、何のことやら。(ニチャァッ)
いつもニコニコ!ラブ&カオス!米花町の這い寄る混沌こと、私です。人間としては、手取ナイアと名乗らせていただいております。
皆様、相変わらずご壮健そうで何よりです。
私も頑張って悪意と混沌をふりまいて、米花町民のSANを削って、宇宙的恐怖の普及に努めております。
我らが親愛なる同居人、江戸川コナン君も犬も歩けば棒に当たる、というより名探偵が歩けば事件にたどり着く、を地で行っております。ちょっと前など神話事件にも巻き込まれてしまったほどで!
・・・君、神話生物か神格に変な加護もらって・・・いませんね。それだったら私がわかるわけですし。
ふーむ・・・まあ、私〈邪神ニャルラトホテプ〉といえど、全知全能ではありませんのでね。
案外、工藤新一君の家系図をさかのぼってみれば、神話生物や神格とかかわりがあったのかもしれません。
調べてみたい気持ちがないと言えば嘘になりますが、お楽しみは後回しという言葉もあります。
以前申し上げたと思いますが、ワインと女と神話事件は、熟した方が旨味が増すというもの。ほじくるのを後回しにした方が面白味がより増す可能性が高いのです。今は放っておきましょう、そうしましょう。
さて。前回までのあらすじを、初めての人にもわかりやすいようにちょっとおさらいしてみましょうか。
友人に招かれ、新郎側ということで、高名な旗本グループの結婚披露宴に参列した私とコナン君。プラスアルファで、鈴木財閥代表の園子君と金魚の糞の蘭君がいらっしゃいますが、彼女たちはおまけですのでね。
お日柄よき日に新たな人生の門出を皆さんにお伝えしようとする朗らかな宴の場が、一転。血塗れの疑り合い現場と化しました。
轟く悲鳴!漂う血臭と、倒れ込んだ被害者!顔に浮かんだ死相と、無駄骨に終わる蘇生・救護!
そして始まる犯人探し!
さあさあ、メインイベントですよ?!お前が犯人だろう!動機はこうだ!それならお前だってという疑り合いと腹の探り合いが始まるのです!楽しみですねえ!
などとワクワクしていた私は、そこにいた登場人物に、不覚にも自分が事態を甘く見ていたことを悟りました。
ええ。
何しろ、MSOの松井君と成実君が新婦側の友人として同席していらっしゃったんですよ。
松井君ですよ?
元爆発物処理班にして警視庁捜査一課の刑事であり、警察機構の面目を保つためにスケープゴートとして冤罪をかぶせられ、やむなく自殺偽装して別人として生きなければならなくなった!あの!
ついでに言うと、彼は留置場で元の職場の皆様に罵倒されたそうですよ?お亡くなりになった伊達刑事を除いて!可哀そうに(ニチャァッ)。
さぁて、どうなるんでしょうね。人間なんてこの世にわいたカビのようなものですが、私は曲がりなりにも彼らを愛していますのでね。その愛憎の果ての悲喜劇を(邪悪に)見守るのも私の務め。ぜひぜひ、面白く盛り上げていただきたいですね!
おや、どうしました皆さん。まるでカビは手前の方だと言わんばかりの嫌悪感に満ちた視線をこちらに向けてこられて。
失礼ですねえ。私は主義主張は一貫しているので、カビほど脆くも都合よくもありませんよ?
それはどちらかといえば、目の前で手前勝手な自己愛に満ちた愁嘆場を繰り広げる警視庁捜査一課の皆様に対して向けられてみてはいかがです?
さてさて、そろそろ冒頭邪神トークはこのくらいにして、本編に行ってみましょうか。
憎悪と憤怒を加速させて更に血を撒き散らすか、それとも人間お得意の愛と友情なんて儚いものにすがって、紙切れのような理性をそれでもつなぎとめるのか。
どちらに落ち着くにせよ、私を退屈させないでくださいね♪
* * *
いやあ。空気がギスギスしてらっしゃいますねえ♪
無邪気を装ったコナン君の投下した核弾頭的な一言は、起爆寸前の険悪さとしんみりした愁嘆場を織り交ぜたカオスを醸し出すことになりました。
松田君の存在は、多分警視庁捜査一課の禁句だと思うんですよねえ。だって、不可抗力とはいえ犯罪者を捕まえる警視庁捜査一課の金看板に泥を塗りたくったようなものですよ?在籍中も一匹狼気取りで問題児だったと攻略本に書いてありましたし。
きっと、マスコミからも相当叩かれて、他の警察官たちからは「あの犯罪者の同僚・・・」という目で見られたでしょうし。ゆえに、切り捨てるのはある種の正当防衛ともいえるでしょう。
だからと言って、それで松田君本人が納得できるかといえば、また違うと思うんですよねえ。頭で理解できるのと、気持ちが納得するのはまた別問題、とよく言うでしょう?
百歩譲って、松田君を切り捨てたのはまだしょうがないと納得できるにしても、あの態度はないのではないでしょうか。
万歩ゆずって、まず謝罪するのが良識ではないでしょうか。
え?お前のような邪神が良識を説く権利があると思ってんのか?ですか?・・・少なくとも、彼らよりはあるつもりですが?
事件当時から3年経ち、肝心の松田君本人が自殺済みと認知された今になって、「自分達は信じてたのに・・・」という善人言動としんみりアトモスフィアを醸し出しても、事情を知っている人からしてみれば・・・ねえ?
ほらほら、実際、当の松井君は噴火寸前の能面スタチューモードで微動だにされませんし、恋人になられている設楽蓮希君に至っては、眉を吊り上げ、拳を震わせ、今にも殴りかかろうとしてますしねえ。
私ですか。腹筋と表情筋の臨時トレーニングに勤しんでおりますよ?吹き出しそうになるのを必死にこらえております。ま、傍目には、どういうこと?どういう状況?とオロオロしている風を装っておりますがね。
ちなみに、他のメンツとしては、松井君の異常を感じたらしい成実君が彼に気遣わしげな視線を向けていますが、下手に声をかければ起爆すると感じているのでしょう、何も言いません。
コナン君は、最初こそ警視庁捜査一課の面々からの情報に興味津々でしたが、松井さんの態度から自分の失言を察したらしく、どうしよう、どうすんだこれ、って感じにオロオロしてますね。
他のメンツも訝しげにされてますねえ。
さてさて、どうしたものでしょうねえ?いよいよ収拾がつきませんね。
「そこまでだ」
そんな空気を、一つの低い声が切り裂きました。
おや、あの纏った青い服・・・鑑識の方ですね。確か、トメさんという愛称で呼ばれていたはずです。
「それはこの事件には関係ない話だろうが。今はこの事件の解決が先のはずだ」
淡々と言ってから、彼は軽蔑するとでも言いたげな視線を刑事たちに向けてつづけます。
「ふん・・・“本当はそんなことするわけがない”?“いい奴だった”?
よく言えたな、3年前のお前さんたちに聞かせてやりたいよ。それを口にできるのは、たったの一人だけだ。もうこの世にはいない、伊達だけだ」
おやおや。まるで事情を知っているような口ぶりですねえ。
途端に、気まずげに口を閉ざす刑事さんたち。目暮警部も気まずげにされてます。
「け、けど!後から冷静に考えてみたらやっぱりおかしいって!」
「俺が松田だったらこう言うぞ?“何をいまさら。あの時信じてくれなかったくせに。何を調子のいい。この、”」
懸命に言いつのろうとする佐藤刑事を睨み付け、トメさんは続けました。
「“偽善者め”、とな。
ま、言いたくても言えんだろうがな。何しろ、やっこさんはもういないんだ。俺たちが、みんなして信じもせずに見捨てたんだからな。留置場で首を吊って、死んだ。俺たちに、見捨てられてな。
仮に、万に一つ、生きてたとしても、見捨てたことを謝りもしない奴にどうこう言いたいとは思えんな」
ひゅうっと息を飲んで、佐藤刑事は硬直しました。見る見るうちに青ざめていきます。
あらら。SANチェック入りましたね。何をこの程度で。ご自分の偽善ぶりを突き付けられた程度で、脆弱な。
見る見るうちに、佐藤刑事の目に涙がたまっていきます。
それを見て、周囲の刑事さんたちはあわてて、一斉に佐藤刑事を慰めにかかります。
「トメさん!言い過ぎですよ!」
と、高木刑事が文句を言いますが、「事情も知らん奴はすっこんでろ!」と一括されてしまいました。
まあ、彼は松田刑事の名前が出ても怪訝そうにしていただけでしたからね。事情も知らないのに、佐藤刑事をかばおうとすれば、腹立たしくも見えるでしょうね。
「と、とにかく!佐藤君は落ち着くまで、少し外したまえ!
えー。それで、その」
どうにか気を取り直したらしい目暮警部が、改まった様子で能面スタチューモードの松井君に向き直りました。
「・・・松井陣矢だ。神代貿易株式会社営業二課所属だ」
と、彼は運転免許証と名刺を差し出しながら言いました。
感情を感じさせない平坦な口調が、かえって彼の内心の激情を感じさせますねえ。君、我慢はどちらかというと苦手な方だと思ってましたが?
「ええっと・・・さっきのは・・・」
「大変失礼しました。その・・・彼が、以前うちの部署にいたものによく似ておりましてな」
物言いたげな成実君に、目暮警部は気まずにされながらも、しげしげと松井君を眺めています(とりあえず別人と判断されたようですね)。当の松井君はその視線から逃れるためか、メガネを押し上げて表情を隠されました。
「世の中には同じ顔が3人いるというだろう。目暮、お前もいい加減にしておけ。あいつらのあれは、お前の怠慢とみられかねんぞ」
「・・・うむ。すまん」
トメさんにたしなめられ、それで気分を完全に切り替えたのでしょう、目暮警部は事件当時の状況などを整理すべく、関係者たちから話を聞き出し始めました。
「まったく・・・」
それを見届けてから、トメさんは自分も仕事をすべく踵を返しました。
松井君が、その直後に、こっそりと小さく安堵の息を吐いたのは、おそらく私と蓮希君、そして成実君とコナン君くらいしか気が付いてないでしょう。
そうして、そばに歩み寄ってきた蓮希君にこっそり手を握られています。心配そうな気遣わしげな視線に、彼は小さく笑みを向けています。
チッ。爆発すればよろしいのでは?
爆発方向が実に面白くありません。憎悪と憤怒に任せた爆発なら大歓迎なのに、甘酸っぱい恋愛模様に爆発されてどうするんです。
まったく。まったく。
まあ、いいでしょう。
面白いものが見れただけ、よしとしましょう。
コナン君も気遣わしげな視線を二人に向けていましたが、やがて目の前の事件の解決が先、と気分を切り替えたようです。
事件現場を歩き回り、関係者の声に耳を傾け、時折鑑識の人たちにお話を聞いて回っています。
そうそう。サプライズはありましたが、本題はこちらです。
集まった親族、招待客の皆様から聞けば。
いやあ、出るわ出るわ。被害者に対する不平不満。
日本人の性質上、亡くなった方を悪しざまに言う方はそういないものなのですが、亡くなられた方に対する不平不満がこれでもかと出てくるとは・・・いやはや、凄まじいですねえ、旗本豪蔵氏。
亡くなってからこれだけ罵倒されるのは、なかなかないと思いますよ?
唯一悪口を言わなかったのは、新婦の旗本夏江嬢くらいですが、それでも被害者の最近のことになると口を閉ざされた当たり、フォローのしようがありませんねえ。
微妙な表情になられた警察の皆さんに、コナン君と松井君。
フフッ。とはいえ、早急に犯人を捜してほしいと、矛盾を口にされる遺族の皆さん。あれだけこき下ろしておいて・・・と思えば、ああ、なるほど。遺産目当てですか!いやあ、欲望に正直ですねえ!素晴らしい。
途端に嫌悪感と呆れに満ちた視線を向ける他の野次馬の皆さん。あなた方もひとのことが言えるんですか?旗本グループの総帥が亡くなり、世代交代の次代の舵取りを見定めようと、ハイエナのごとく目を光らせている分際で。
フフフッ。やはりこういうところに居合わせるのは、楽しいですねえ。
さて、醜い人間模様による茶番劇を目いっぱい楽しんだところで、ちょいちょいとパーティードレスの裾が引っ張られました。
おや、コナン君。
ははあ、犯人が分かりましたか。
では、そろそろ探偵役の出番ですね。ゴショゴショと松井君とも話し合われてますので、トリック再現のお手伝い依頼、というところでしょうか。
そして、私の背後に回ったコナン君が蝶ネクタイ型変声機を口元にかざして、話しだしました。
「ちょっとよろしいでしょうか?犯人が分かりました」
パクパクと口パクしながら、私は背後の名探偵の語る惨劇の実情に耳を傾けました。
おや、詳細がお聞きになりたい?
おやおや。私のことを悪趣味だ邪悪だ邪神めと罵るくせに、御自分はそんな醜い実情を出歯亀されたいと。ずい分と身勝手ではありませんか?人間らしいと言えばそれまでなのでしょうが。
まあ、よろしい。犯人ですが、だいぶ前に旗本グループの経営下で、不祥事の責任を取らされて辞職に追い込まれた社長…の息子さんだそうです。あ、新郎の旗本武君も似たようなお立場だそうですが、彼とは違うそうですよ?
いやあ、豪蔵さん、結構強引な手を使われてたようですねえ。そもそも旗本グループ自体がワンマン経営気質でしたから・・・これは、いわゆる斜陽の兆、でしょうかねえ。
一応、豪蔵さん御自身も将来的なことを考えられてか、娘さんの婿養子に当たる旗本北郎氏に跡継ぎ教育をされていたようですが・・・まあ、気質的に向いてないようですしねえ(自覚されているようですし)。人間向き不向きはあるものです。
いずれにせよ、引継ぎもろくにされてない中途半端な状態で大黒柱が倒壊してしまった以上、旗本グループの未来は明るくない、ということですね。
ま、罪もない無辜のサラリマンとそのご家族が路頭に迷おうが、私には関係ありませんがね。むしろそこであらぬ方向に逆恨みを発散していただけるのなら、それはそれで面白そうと応援したいくらいです!
さて。犯人が逮捕されたところで、旗本グループの遺産の話になりました。
あらら。旗本豪蔵さん、自分の遺産は夏江さん一人に残して、他には一切やるな!と遺言なさってたようです。
これは・・・うーん・・・。楽しいことになりそうですね(愉悦顔)
残された御親族が、とっても愉快な顔をなさってのが、印象的でした♪
そうそう。後日、事情聴取で改めて警視庁を訪ねた際、トメさんと松井さんが喫煙所でこっそり二人で話されているのを見かけました。
ちょぉっと気になったので、魔術を使って盗聴してみたんですがね?
いやあ、世の中って世知辛いんですねえ。
あくまでトメさんは松井君を表面上は別人として扱っているようですが、あの松田君と確信なさっているようです。
その上で、独り言だと前置きして話しています。曰く、あの猪突猛進が犯罪なんて馬鹿げたことに手を染めるはずがないのは、少し考えればわかる。でも見捨てた。そうしなければ、自分も職を辞めて路頭に迷うことになる。家族や同僚の立場だって惜しかった。だから、申し訳ないと思うが、見捨てた。よく知らない猪突猛進馬鹿より、見知った身内の方が大事だったから。言い訳どころか謝る資格すらないくせに、赤の他人であるお前にこんな話をしている、と。
そうして、松井君を眺めて、お前さんは落ち着いてるみたいだな。恋人もいるんだろう?大事にしろよ、元気でな、と言いました。
松井君は、最初こそ仏頂面でしたが、話が進むにつれて険が取れて、最終的に軽い調子で、言われるまでもない、と肩をすくめていました。
おやおや。ここでおしまい、ですか。ここらで佐藤刑事辺りが乱入して、やっぱり松田君だったのね!とかって騒ぎ立てられたら百倍面白くなったでしょうに。
・・・今からでいいからちょっと呼んできましょうか?
え?余計なことするな?そういやがられると、やりたくなっちゃうじゃないですかー。やだー。
うん?おやあ?・・・あらら、ダメみたいです。佐藤刑事、松井君に対して接近禁止令が出されています。
どうも、彼女、松井君のことを職権乱用してあれこれと調べ上げようとしたんですが、まあ松井君は所属組織が組織ですからね。余計なこと調べてんじゃねえ、と接近禁止令を出されてしまったようです。
伊達君やトメさんとは違い、ボーダーラインを察せられなかったのが敗因ですね。
残念無念、です。
まあ、別に問題はないでしょう?仕事先は安泰ですし、慕って来る同僚もいらっしゃいますし。それとも、御自分の過去についた汚点をどうにかして払拭されたい?無駄と思いますがねえ。つくづく度し難いですねえ。ま、それでこそ人間、というものなのでしょうが。
* * *
さて、そんな愉快な事件があった数日後。
夕食を終え、ニュースを見ながらニヤニヤしていました。
おやコナン君。ニュース見ながら何をニヤニヤしているか、ですか?いやあ、愉快じゃないですか。あっちの国では政治家の不祥事が騒がれ、そっちの国では紛争での殺戮行為、日本でのことでは交通事故やら殺人やら!娯楽に事欠きません!
おやどうしました。ゲンナリと「この邪神め」とつぶやかれて。
言っておきますが、君に私を非難する権利は微塵もありませんよ?
んだと?!と色めき立たれましても。だって君、数日前に朝刊を眺めて、「犯人分かってて、トリックもなしかよ。つまんねえな」ってぼやかれてたじゃないですか。
人が死んでるのに。
やっぱり、私たちは、仲良くなれそうですね!
おや、急に蒼褪めて黙り込まれて、どうなさいました?
セルフSANチェックまで入るなんて。
「あ・・・そ、そんなつもりじゃ・・・」
「いやあ。君、あのセリフを被害者の身内の前で言って御覧なさい。犯人に向けられるべき非難が、君に降り注がれるでしょうねえ。私しか聞いてなくてよかったですねえ」
ふむ。今度事件現場辺りで話を振ってみましょうか?いえ、ダメですね。子供に何て教育を!とPTAに殴りこまれるのが目に見えています。
ああいうのは面倒なんですよね。
まあ、コナン君の反応は置いといて、テレビに視線を戻してみれば。
「おやまあ♪」
「え・・・なっ?!」
ついこの前事件があった旗本グループに関するニュースですね。
何でも、旗本夏江さんが首吊り自殺をされ、その後に彼女の夫である武さんが義兄に当たる旗本竜男さんを撲殺なさってから、奥様同様に首吊り自殺なさったのだとか。
ふむふむ?動機については調査中、と。
ふーむ・・・確か、あの事件の終わり際、豪蔵氏の遺産相続について揉めてた時、竜男さんは借金がどうのと奥様になる秋江さんと口論されてたようでしたが・・・。
どういうことでしょうねえ。
・・・きっと、それはそれは素敵な事情が裏にあるとお見受けしますが、終わってしまったものは仕方ありません。
気長に続報、あるいは別の面白いニュースをお待ちしましょうか。
ちなみに、青ざめた顔で雑談もそこそこに切り上げたコナン君は、そのまま自室へ引っ込まれてしまいました。この程度でSANチェックが入るなんて、まだまだですねえ。
話は次回、次回は続き、そして我ら、協会の剣とならん・・・
【愁嘆場と犯人探しに爆笑しまくって、とりあえず満足したナイアさん】
前回からの続きで、警察の自己愛に満ちた愁嘆場と、起爆寸前の松井君と蓮希君、おろおろする野次馬諸君を見物して、内心大爆笑していた。マジウケる。
その後登場したトメさんによる断罪も、あっはっは!正論言われてへこむなんて頭おかしいんでない~?と爆笑してた。
話がひと段落ついてのメインディッシュ、事件の犯人捜し中もずっと笑ってた。
亡くなった人をこうまで罵倒するって、する方もする方だけど、される方もされる方でない?ついでに遺産目当てという更に生々しい事情も噴出した。笑いのツボがまた押された。
事件は解決したが、まだ何か起こるかもね!楽しみだなあ♪
後日、警視庁に事情聴取に行った際、トメさんとこっそり話す松井君を目撃、盗聴してみたけど、穏便に済んで、ちょっぴり詰まんねとなった。
佐藤さんと松井君の関係性には、まだ起爆の余地があるのでは?ボブは訝しんだ。
テレビのニュースは、彼女にとってはコント番組を見ているような感覚。不謹慎極まりないが、唯一のまともな同居人たる名探偵すら、咎める資格がない。
ニュースで流れた、旗本一族のその後を見て、やっぱり面白いことになった!とニヤニヤする。
事情は次回に。もっとも、邪神様抜きで行われると思われる。
【邪神式他山の石型教育を受けるコナン君】
前回からの続きで、ジャブのつもりの核弾頭質問を放ち、へー、そんな人がいたんだ・・・となるが、次の瞬間、松井さんどうしたの?!え?!オレなんかヤバいこと聞いた?!と失言を察する。
トメさんの言葉から、予想以上にやべー質問だったと悟る。
ついでに言えば、警察の皆さんの掌ギガドリル具合も察し、ええー・・・となった。
まあ、何はともあれ事件の捜査だ!おい!ニヤニヤしてんなクソ邪神!
その後、無事に事件は解決した。
後日、テレビのニュースを眺める邪神様に、不謹慎さを咎めようとするが、逆に自身の不謹慎な言動を槍玉に挙げられ、同類認定された。
違う!オレはそんなつもりは!
・・・一応、擁護するならば、子供は親の鏡である。新一君も、ご両親がその手の言動をするのを見聞きしていたか、あるいは実家でそう言うことをいっても一切咎められなかったのかもしれない。それはそれで憐れ。
根はいい子だし、学習能力があるので、何かしら次回へは生かせるはず。
自他ともに気が付いてないが、邪神様にいろいろ言われたせいで、かなり矯正が入ってきている。
【自戒を込めて断罪して、思うところも大量にあるトメさん】
鑑識のトメさん、と一応名探偵コナンの正当キャラ。モブよりちょっとマシくらいな立ち位置(だったはず)。
作者が彼の人柄をよくわかってないので、急遽捏造。他に適当な人材がいなかったので、彼が出張ることに。
一応、#3の事件が3年前(原作コナンの観覧車爆破と同時期)にあり、その時点から警察にはいた。そして、松田さん逮捕の件でてんやわんやの警視庁内で、彼の無実を信じつつも、保身のために貝になった人。
彼のように、そういうことがあっても保身のために口をつぐむというのは、割とよくある話。善悪というより、何を選ぶかというところだろうか。
だから、松田さん=松井さんと遭遇して、生きてた!とホッとすると同時に、会わせる顔なんてねえよ・・・となった。
そんな立場なのだから、捜査一課の面々の好き放題な言い分にかなり腹を立てた。
お前ら他人面してよくもそんなこと言えたな!
俺達はあいつ見捨てたんだぞ?!あいつ死んだのは俺らのせいでもあるんだぞ!自戒を込めて、断罪。選んだのは自分。その結果切り捨てられたものがどうなるか、考えなかったわけがない。
後日、こっそり再会した松井さんとお話。助けられなくてごめん。生きててよかった。元気でな。
Q.最後に起こった、武さん&夏江さんに竜男さんのあれこれって?
A.詳細は次回説明しますが、原作コミックスを見ても、竜男さんは被害者にならなかったら、絶対何らかのトラブルを引き起こしていたでしょう。
ゆえに、今回は彼がやらかしました。夏江さんは直接的、武さんは間接的な、被害者です。バタフライエフェクトにして、ピタゴラスイッチの結果です。