途端に目の前に現れた、フードかぶったインスマス面が喚きやがるんですよ。
ビルゲンワース・・・ビルゲンワース・・・冒涜的な続行者・・・!貪欲な次回狂いどもめ・・・!奴らに報いを・・・母なるゴースの怒りを・・・!
ギイッ!ギイイッ・・・!
わかりたくないけどわかります!さあみなさんご一緒に!
憐れなる、老いた赤子に救いを・・・ついにゴースの腐臭、母の愛が届きますように・・・
ギイッ、ギギギギイッ・・・!
いつもニコニコ!ラブ&カオス!米花町の這い寄る混沌こと、私です。人間としては、手取ナイアと名乗らせていただいております。
え?副王ヨグ=ソトース様?
恐ろしいことをおっしゃらないで!あのお方なら、とっくに帰られましたから!
・・・私の、1か月分のおやつを全部平らげて。シクシクシク。
とはいえ、最近はめっきり退屈ですなあ。
零君が、「潜入捜査を命じられちゃった!しばらく会えなくなってさびしいけど、元気でね!(意訳)」なんて、かわいらしいこと言って、いなくなっちゃうから!
うーん。あの、例の、黒大好き!な組織に入ってるんでしょうなあ。コードネームはバーボンでしたか。酒は人類とは切っても切り離せない娯楽であり、霊的道具でもありますからねえ。ある種、らしいと言えばらしいでしょうねえ。
おや、どうしました?珍妙な顔をなさって。
酒というのは、元々娯楽や嗜好品というより、霊的道具としてあったのですよ?
古来の酒というのは、巫女が米やイモなどを噛み砕いて壺に入れることで醗酵させる、いわゆる“口噛みの酒”というものが主流ですが、酔った状態というのは一種の神の力を借りた状態と定義されていました。
ゆえに、酒を神具として、政〈まつりごと〉に利用したりしてたんですよ。
フフッ。それが今では、その辺の一市民でさえ簡単に手に入るうえ、病気や犯罪の原因とまでなっているのですから、おかしなものですよねえ。
あと、黒なら私も大好きですがね。化身〈アバター〉のうち、いくつかは黒系統でそろえているんですよ?暗黒の男、暗黒のファラオ、暗黒の魔物、黒い雄牛、黒い風、黒いライオン、人間姿だって、黒人とか浅黒い肌を好んでますし。
サプリメントのマレウス・モンストロルムをもっている方は要チェックだ!
この化身〈手取ナイア〉は、黒髪に黒い目の、いたってアジア人らしい容姿ですがね。ただしAPP18ですよ、もちろん。
え?どうせ見てくれだけで、中身は黒どころか、邪悪と混沌の練り合わせ品じゃねーかって?
おや、失礼ですね。こんなに人類愛に満ちた、外なる神〈アウターゴッド〉を捕まえて、邪悪と混沌の練り合わせだなんて。こんなに人類を愛して真面目にお付き合いを考えている神なんて私くらいなものですよ?
他の神格をごらんなさい。どいつもこいつも、自分の崇拝者やカルト教団くらいしか相手せず、下手すりゃそれも面倒とばかりに自分の領域に引っこんでる奴ばかりじゃないですか。
彼らには、自分の職務に対する熱意が足りないと思うんですよねえ。
この世界に蔓延る知的生命体に、宇宙的恐怖を思い知らせ、自らの卑小さと矮小さと無意味さ、我々の強大さと偉大さを実感していただかないと。それができるのは、我々くらいというのに。
その果てに、廃人になったり、発狂したり、自害したり、人間やめちゃったりしても、それはそれで面白いじゃないですか!
まあ、できれば、生かさず殺さず方針の方が、個人的には面白いんですがねー?簡単に死んじゃったらつまらないじゃないですかー。
以前も言いました通り、人類は生かさず殺さず、遊ぶのが一番だと思うんですよねー。
え?お前の邪神トークはどうでもいい?降谷さんに変なことしてないかって?
嫌だなあ、一応あの子は今後の材料、大事な大事な料理の一皿ですよ?変なことなんてするわけないじゃないですか。
・・・最近、人間の家畜に対する愛情っていうのが少し理解できた気がするんですよ。特に、養豚場の豚に対する気持ちというのが。
まあ、可哀そうですけど、いずれは屠殺して皿の上に行くんですよね。
え?屠殺するのはおまえだろって?失礼な!皆さんは自分で育てた豚を自らの手で殺せるんですか?!・・・屠殺するのは、解体免許を持った、専門家の役目なんですよ?(ニチャァッ)
フフフッ。笑顔が素敵だなんて、そんな本当のことを言って褒めないでくださいよ。え?そんなこと言ってない?邪悪な笑顔でこっち見んなって言ったのに、曲解すんな?ホーンっと、皆さんは素直じゃないですねえー。零君の爪の垢を煎じてあげましょうかー?
とはいえ、人生には苦難がつきものです。
やはり、零君も人間ですからねえ。そろそろ、成長してもらってもいいと思うんですよ。例えば、そう・・・幼少からの親友とのお別れとか。
竹馬の友との別れを経れば、きっと素敵な顔をしてくれるようになると思うんです。
あの、蕩けるように優しい笑顔が、数人人を殺した程度では物足りなさそうな憤怒と憎悪に歪んだのを想像してみてください。
ああ・・・絶頂さえ覚えそうです・・・!
え?愉悦すんな?キモい?ええー?ご理解いただけませんかー?どこぞの麻婆神父や金ぴかAUOならお分かりいただけそうですがねえ。
話を戻しましょうか。
以前入手した攻略本によると、零君もそれは辛い別れをいくつか経験したとのことでした。
警察学校で培ってきた友情が、不慮の事故や些細な悪意の前に砕け散り、それでも歯を食いしばって前に進む。
んふふ・・・いいですねえ。
そうして、毅然と前を見据える人間が、叩き落とされて絶望に顔をゆがめるようになる、と。ああああ!実にいい!考えただけで、興奮してしまいます!発狂までしてくれたら、最高です!
そうと決まれば、準備しなければ!
ただ単純に、スパイとばれて殺されるなんて、お粗末展開はダメです。ここは、とびっきりのサプライズを準備しなくては!
・・・そういえば、以前零君が件のお友達を連れて『九頭竜亭』に遊びに来てくれましたねえ。
確か・・・そうそう、諸伏景光君と言いましたか。攻略本によると・・・ふむ、彼もスコッチという名前で組織に潜入しているのでしたね?
ふーむ。実は、その、彼と会った時、思ったんですよねえ。
磯臭いなぁ、と。
いやあ、多分、普通の人間は気が付かないんじゃないですかねえ?多分、ご本人も知らないと思います。
彼が帰ってから、ちょこちょこっと伝手を使って調べ上げたんですがねえ。
景光君、どうにも父方の祖父が、インスマスの出身のようですねえ。沖縄の米軍基地に来てた軍人さんで、行きずりの恋で、日本に血をつなげてしまったと。
ンッフフフフフ。インスマスですかー。面白くなってきましたねえ。
賢明なる皆さんなら、御存じの方もいるかもしれませんねえ。あそこ、いわゆるジャズエイジと呼ばれる、第1次世界大戦後の好景気の時代に、一度軍隊に焼き払われてるんですがね。
第2次世界大戦後のドサクサまぎれに、再興されちゃってるんですよねえ。
いやあ、実にめでたい。
・・・そうとも、我々はしつこいんだ。お前たちがいくら抗ったところで、何度でもやってくるぞ。
さてさて。例の景光君は、ごくごく普通の人間のようですが、多分ちょっとした刺激を与えれば、覚醒してくれるんじゃないですかねー?
何にって、いわゆるインスマス面ですよ。
あの推定15か16あたりのAPPが、数日で3辺りまで下降するでしょうねえ。きっと、景光君も、泣いて喜んでくれるでしょう。
そして、本当の自分の居場所を悟って、そちらへお帰りいただけるでしょうねえ。
さらに運が良ければ、インスマス面のさらに先、完全な深きものへと変態してくだされば、僥倖としか。
何ですか、皆さん。その憎悪と侮蔑に混じった眼差しをこちらに向けてきて!
零君の大事なお友達なんですから、私が全力の応援をしないでどうするんですか!
加えて、最近わかったんですがねえ。
この、零君や景光君とチーム組んでる、赤井秀一君ですか?私、彼知ってます。
いやあ、この物語の知識的意味合いではなく、リアルの知人として知ってるんです。
ほら、以前シュルズベリィ教授のお弟子さんについてチラッとお話しませんでした?彼なんですよ。それ。
おや?ご存じない?彼、ミスカトニック大学の出身なんですよ。
なぜか、職場やご家族にも隠されているようなんですがねえ。
私と楽しく遊んだ思い出や、他にもいくつか楽しい計画を潰してくださったこともあるんですよねえ。本当に・・・困った子です(背中の髪を触手のようにざわつかせながら)。
とはいえ、彼がいらっしゃるなら、俄然面白くなるでしょうねえ。
この攻略本のように、彼が助けようとしたけど、零君が駆け付けて、景光君が勘違い自殺というのも実に面白いですが、どうせならもっとひねりを利かせましょう。
仕込みはすでにしてますからねえ。
なぁに、以前零君とお話したんですよ。行ったことのある名所の話で、インスマスのお話をしたんです。魚介が美味しいから、行く機会があるなら、ぜひ食べてみるべきとおススメしておきました♪
きっと、景光君も一緒に食べて、あまりのうまさにSANをブッ飛ばしてくれるでしょう(愉悦の笑み)
きっと、赤井君なら何が起こったかすぐに把握なさるでしょう。何しろ、彼はインスマスにも行ったことがありますからねえ。
さぁて、あとは何が起こるかごろうじろ。
うっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。
* * *
ああー!楽しかったぁぁぁ!
ええ。計画はパーフェクトにうまくいきました。
ちょぉっと脳髄いじくった有象無象君に、組織の情報を盗んでインスマスまで行ってもらって、それを零君ことバーボン君率いるウィスキートリオで追跡するようにしてもらいました。
赤井君ことライ君がもう、ものすごく渋っているのがはたからもわかるんですよねえ。うふふ。そんなに嫌がらなくても。
今回、君には何事もないんですから、いい機会ですし、一度しっかり観光なさってはいかがです?なんて言っても、彼には聞こえないんでしょうけどねえ。
だって私、魔術で覗き見してるだけですし。
さて、流石は零君です。お仕事はパーフェクトにやってくれました。
有象無象君は、ちょっと具合悪くてルルイエにいらっしゃる方の思念を受信しちゃったらしくて、発狂なさってましたけど、些末なことでしょう。
おや、流石は零君です。私が言ったことを覚えてましたか。
そうですよ。『ギルマンホテル』のフィッシュ&チップスは深きものの幼生をじかに使ってて、とぉっても美味しいんですから♪景光君もたんと召し上がってください♪
ああ、いい顔をしているなあ。
予定は順調。無事インスマス面になってくれた景光君と、赤井君は、NOCバレのタイミングで逃避行を決め込みましたか。
行先は・・・おや、インスマスですか。意外ですねえ、てっきり大学にでも連れ込むかと思ってたんですが。
・・・ああ、諦めてるんですね?赤井君。もうどんなに頑張っても、彼は助けられない、と。かといって殺すこともできない。だから、せめて同類のいる場所へ、リリースですか。
あー、つまらないですねえ。そんな御涙頂戴の今生の別れなんて、どうでもいいんですよ。
ああ、でも、最後に完全に景光君が発狂して、海に飛び込んだところは、なかなかの高得点でした。
あの、無表情の中に絶望と諦観をにじませた赤井君も、いいですねえ。
あとは、帰還後の零君の反応です。ウフフッ。楽しみですねえ。
ふむふむ。景光君との約束通り、自分が景光を殺したことにするのですか、赤井君。その辺は攻略本通りになりましたか。
おや、大学の力を借りましたか。魔術を用いた偽装ですね。まあ、ミスカトニック大学とその背後にあるウィルマース・ファウンデーションは、この手の隠ぺい偽装は得意中の得意としてますからねえ。
人間一人の死亡を偽装なんて、朝飯前でしょう。
インスタントカメラのフィルムに収められた“スコッチの死”に、誰も疑ってはいないようですね。
・・・ただの一人を除いて。
ああ、本当にいい目をしているなあ、零君。
表面上は、無表情を決め込んでますけど、目が物語っているんですよねえ。赤井君に対する憤怒と憎悪を。
魔術による偽装は、それをよく知る者が見れば強烈な違和感を覚えさせ、下手をすれば偽装の看破につながるんですよねえ。
ただ・・・零君が写真の偽装を確信する前にジンって子が持って行ってしまいましたからねえ。偽装を看破したというより、アイデアロールの結果でしょうねえ。
多分、致命的失敗〈ファンブル〉したんでしょうねえ。絶妙なタイミングです。やはり、ダイスの女神も愉悦部の一員なのですね?!
うふふ。きっと彼、赤井君が自殺を強要したとでも思いこんでるんでしょうねえ。素晴らしい。
景光君〈親友〉の人間性を看取った相手を、憤怒と憎悪をもって対峙することを選ぶとは!
アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!なんて愉快なんだ!腹の皮が攀じきれそうだ!!
そして、見当違いの憎悪をぶつけられる赤井君は、罪悪感と諦観から、何も言わずにそれに甘んじることになる!
アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!いいなあいいなあ!人間って素晴らしいなあ!
さて、一応、大筋は終わりましたが、少しばかりエピローグに参加してきましょうか。
ということで、久々にナイ神父モードで、赤井君に逢ってきました。
ちょぉっとからかっただけで、口に銃口ねじ込まれて頭蓋を吹き飛ばされちゃいましたよ。相変わらず激しいんだから♡
え?言い方?あ・・・エッチぃこと考えたんだ~?
え?ウザい?ひどい・・・泣いちゃいますよ?
いやあ、赤井君も相変わらず元気そうでしたねえ。
・・・次に会うときは、お互いもう少しマシな遊びをしたいものですねえ。
* * *
おかしいですねえ。攻略本にこんなこと書いてありましたかねえ?
いやあ、それが『九頭竜亭』に少々興味深いお客様がいらっしゃいまして。
攻略本によると、彼も零君のお友達だったんですよねえ。
確か・・・松田陣平君でしたか?爆発物処理班の一員で、『名探偵コナン』という漫画の本編開始3年前――ちょうど今ぐらいの時期ですねえ?そのくらいに観覧車で爆死なさってるはずですが?
えらく鬼気迫る勢いで、『屍食教典儀』の在処を尋ねてきました。
あー・・・そういえば、副王様とのごたごたの際、ついでに回収して、別口から仕入れ直したという体で店頭に置いてたんですよ。また売れましたけど。いやあ、人気ですねえ。
で、まあ、誤魔化す必要は特にありませんし、素直に売れたって言いますと、松田君は血相変えてどこに売ったとか、何であんなもの売ったとか喚いてくるんですよ。
いたたたたっ。掴み掛らないでくださいよ。こちとら一応、軟弱な女の身なんですから。
え?邪神のくせに痛がる必要なんかないだろって?おや、失礼ですね。APP18のこんな美女捕まえて、必要ないだなんて。・・・うっかり瀕死になったら月に吠えるものに変身しちゃうかもですよ?
ちょっとぉ!本当にひどくないですか?!何で私より真っ先に松田君の心配なさってるんですか、皆さん!
・・・話を戻します。松田君、口八丁で購入先を聞き出そうとして来るんですよねえ。まあ、しょうがないですよねえ。本来ならこれはプライバシー侵害にもなるんですが、ここまで必死なのを無碍にするのもいかがな物でしょう?それに・・・何だか面白そうなことになりそうな感じですし。
なので、全部は言わずにちょっとしたヒント的なものをお渡しして、お帰りいただきました。アイデアが高そうですから、きっと自力で探り当ててくださるでしょう。
ふむ?これで観覧車で爆死?・・・そういえば、例の爆弾犯さん、二人まとめてゾンビにされてましたねえ。これは攻略本通りの展開になるというわけにはいかないのでは?
ふむ。ちょっとばかり調べてみましょう。なぁに、邪神にとってはこのくらい朝飯前ですよ。
おやおや。あの時、ヨグ=ソトース様のご接待で、一旦離脱せざるを得なかったのですが、まさかこんな面白いことになってるだなんて。
うふふふふ。
今から見るとざっと4年前。珍しく私が「ちょっと救済なんてやってみようかなー」なんて気まぐれを起こした時でしたねえ。
え?飽きたからもうやりませんけど?
ほら!ジェ●ガとかはたで見てるにゃ面白いですけど、自分でやるとなるとめっちゃ集中しなきゃいけなくて神経擦り減らすでしょう?
ですから、私はもうやりません。
まあ、攻略本の素材の同類(いわゆる原作知識持ちの転生者って奴です)が、またチョッカイかけようとしたら、考えないでもありませんが。4年前の時もそうだったらしいんですよねえ。女性が二人ばかり駆け込んできて、「萩原さん逃げてえ!」とかなんとか叫んだとか。まあ、彼女たち、うっかりゾンビを目撃して、一時的狂気に陥ってましたけど。しかもフェティッシュでレズに覚醒してましたからねえ。避難させた松田君がドン引きなさってましたねえ。
多分、今頃救済なんてどうでもよくなって乳繰り合ってるんじゃないですか?興味ないからその後のことなんて知りませんけど。
いやあ、愉快愉快。
ええっと、話を松田君と萩原君の方へ戻しますね。
ほら、うっかり萩原君がヨグ=ソトース様を目撃して、SANが直葬されちゃったじゃないですか。可哀そうに(ニチャァッ)
というわけで、萩原君の発狂原因をあれこれと調べて回っていたようなんですよねえ、松田君が。
頭を冷やせ、とばかりに機動隊から捜査一課に配置転換されても、懲りずに調べまわっておりまして。
ゾンビの目撃もあって、発狂原因に『屍食教典儀』が絡んでるんじゃないかと考えたようなんですよねえ。・・・例のゾンビ製作者さんが、記録を残してたそうなんですよ。面倒なことをしてくれやがりまして。
それで、うちの店にまでいらっしゃった、と。
いいですねえ。好奇とわずかな正義感を糧に、グイグイ前に進む。いわゆる探索者って奴ですね。
これは、ぜひともシナリオの見学をしなければ!
・・・これだから、人間は面白い。
それはまさに続きであり、まともな話のものではない
あるいは、まともであることの、なんと下らないことか
【邪悪な笑い上戸で仕込みはばっちりな邪神のナイアさん】
前回ラストより、副王ヨグ=ソトース様の接待は終わった。ただし、1か月分の貯蔵していたおやつをスッカラカンにされた。泣いた。
最近零君が潜入捜査に行っちゃって暇。
かわいい零君の成長のために一肌脱いであげよう(ニチャァッ)とばかりに、いろいろ仕込む。
初見で、諸伏景光=スコッチが、とんでもない血筋(インスマス由来)の持ち主ということも看破し、それを覚醒させたら面白そうと考えていた。
実は原作知識関係なしに赤井さんとは知り合い。ミスカトニック大学出身の元探索者(ただしSANがカンストチート)の、シュルズベリィ教授のお気に入りは、彼女にとってもお気に入り。・・・くどいようだが、彼女の人類への愛情=玩具扱いということは忘れてはならない。
かくして、勃発したクトゥルフ式ウィスキー事変を時折吹き出しつつニヤニヤしながら眺めてた。
やはり人間は素晴らしい。・・・なお、諦観と絶望と罪悪感に苦しむ赤井さんと、彼をひたすら恨んで憎む零君と、発狂して海の底に行ってしまった景光さんを見ての発言である。
一連の出来事の後、赤井さんにネタばらししてあげたら、銃で頭蓋を吹き飛ばされた。相変わらず暴力的なんだから♡
お店にやってきた松田さんに首かしげ。あれー?そろそろ観覧車で爆死してるんじゃなかったっけ?
・・・ここにきて、4年前のマンション事変が変な影響を及ぼしてることに気付く。
魔導書売り払った清々しいまでの自業自得なのだが、これはこれで面白いとか思ってる。観覧車で爆死も面白いけど、どうせなら発狂してくれた方がもっと面白そう。
愚かな好奇とわずかな正義感を糧に前に進む探索者諸君は、愛しい。ダイスを片手に諸君も宇宙的恐怖とコンタクト!(親指グッ)
【元探索者でSANチートだけど散々な赤井さん】
大体は原作通りだが、実はミスカトニック大学出身。学部学科は皆さんのご想像にお任せしますが、例にもれず神話事件に巻き込まれまくった結果シュルズベリィ教授(失踪されてたけど、帰ってきた!)と仲良くなったという異色の経歴持ち。
ただし、本人は周囲に隠しているので、おそらくFBI内部でもそれを知る者はいないと思われる。
国民の大部分が妖精・精霊・幽霊を信じているイギリス出身、かつ八百万の神の国日本の血筋のハイブリッドだし、と考えた結果、SANがカンストというバグ探索者仕様。多分、SANチェックのダイスロールも、この人だけ数字の小さいダイスに自動交換されてそう。
ただし、SANがチートなだけで、神話事件に遭遇するとやっぱりげっそりするしうんざりする。
人類の害悪な邪神は天敵扱いしている。大学時代も散々引っ掻き回された。
今回は自分から首突っ込みに行ったわけでもないのに、インスマスに行かされた挙句チームメンバーの一人がインスマス面に進化&発狂するのを目の当たりにした。
タイミングが悪いことにNOCバレも重なったため、逃避行するが、最終的に発狂しかけのスコッチさんをこっそりインスマスの海にリリースしてから、大学の伝手で死亡偽装工作する。
・・・なお、彼はこの時、バーボンが殺意に満ちた目で自分を見てきていたことにも真っ先に気が付いたが、それがスコッチを助けられなかった自分への罰として当然のことと甘んじることにした。
また、彼はネタばらしされるまで今回の事変に邪神が絡んでいることには気が付いていなかった。相変わらずクソの方がマシな邪悪っぷりを披露する邪神には、鉛弾をもって返礼とした。
実は、彼の視点でこの話は最初に書き上げたのだが、長くなり過ぎた。そのうち外伝として投稿します。
【お仕事頑張ってるのに、周囲の人間が次々邪神の手にかかる降谷さん】
潜入捜査頑張るぞー!と黒の組織に潜入。
ライはムカつくけど、幼馴染も一緒だから、きっと大丈夫さ。
インスマス行きを妙に嫌がるライを、最初はからかうネタができた程度にしか思ってなかった。
そのうち、任務でちょっと目を離したすきに、スコッチがNOCとばれた挙句、ライと一緒に行方不明に。何だ何だと探し回ってたら、ライだけ戻ってきて俺が殺したと告白されて絶句。
証拠とばかりに差し出されたのは、インスタントカメラと壊れたスマホで、その写真からスコッチの死体(明らかに急所に致命を負ってる)を目撃する羽目に。
しかし、死体の写真を見て妙に違和感を覚える。精査しようとする前にジンが写真を持って行ってしまった。しょうがないから、アイデアロールしたら致命的失敗〈ファンブル〉した。結果、ライがスコッチに自殺を強要した!ライ殺すべし!慈悲はない!という考えに至る。
・・・自分を気に入ってくれた邪神の仕込によって、幼馴染を変貌させるきっかけを作った事には気が付いていない。(そもそも変貌自体を知らない)知らぬが仏。
ダイスの女神と麗しの邪神が高笑いしているのも気が付いていない。
なお、萩原さんの発狂については、聞きつけてええ?!となってお見舞いにも行った。ただし、ゾンビの出現については聞いていない。(情報封鎖がされているため)
・・・そのことで、松田さんがあれこれ動き回っていることについては知らない。次の犠牲者フラグの存在にも、もちろん気が付いていない。
【観覧車で爆死予定の探索者な松田さん】
萩原が発狂して廃人になるなんて絶対おかしい。
ゾンビだっているんだ。あの『屍食教典儀』とかって本も、何かあるかもしれない。
探索者の資格とは、愚かな好奇とわずかな正義感を持ち合わせること。後はダイスの女神が微笑めば、誰でもシナリオはクリアできる。(なお、グッドエンドになるとは言ってない)
本来彼の爆死の原因になる犯人は、すでに死体となっているため、そもそも爆弾事件の続きが起きるわけがない。
ただし、ダイスの女神同様、悪戯大好きなバタフライエフェクトがどう作用するかで、今後の彼の運命は決まる。どうなることやら。