邪神様が見ているin米花町   作:亜希羅

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 前回のキャプションでもちらっと言いましたが、時津潤哉さんの口調がさっぱりわかりません。亜希羅は熱心なネット民でもありませんし、ネット用語なんて、は~さっぱりさっぱり、ですわ。
 あとはその場のノリ的な感じで書いたら、そりゃコイツ撲殺されるわ、コナンだものという感じに。
 七槻さんが参戦してきたのは、この男と対決させようと思ったからでした。平次君とコナン君のようなすっきりさわやかな関係じゃなくて、バイオ●ザードのクリ●とウェ●カーのような、殺伐ドロドロした関係にしていきたいです。
 そして頑張るのはコナン君だけじゃなくて、同道はしてなくても成実さんや竜條寺さんも一緒。原作と違って、頼れる大人の数が増えている分、手分けしやすいという事情もあったり。

 2020.06.04.追記
 誤字報告ありがとうございました。文章など勢いで書くもの!と思っているので、読みなおしたら誤字脱字やおかしな文脈が多々あるんです。
 出来るだけ直すよう努めてまいりますが、見つけましたら遠慮なくご指摘ください。


【#35】東奥穂村到着。工藤新一は汚名に塗れました☆

 いつもニコニコ!ラブ&カオス!米花町の這い寄る混沌こと、私です。人間としては、手取ナイアと名乗らせていただいております。

 

 アアーッハッハッハッハッハッハハッハハハハッハッハハッハハハハハッハハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!

 

 イヒッヒーヒーヒーッ!!グブッ、ブヒャッ、アハッ、アヒャーッハハハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!

 

 失礼。腹筋と表情筋が超過勤務状態に陥ってました。

 

 笑い上戸でもある私が冒頭から馬鹿笑いを炸裂させて何事かと皆様疑問でしょう。

 

 おや失礼ですね。ついに脳髄が壊死して、頭がおかしくなった、もとい、元々頭がおかしい邪神だったなお前、ですって?

 

 あたりまえでしょう。私、邪神ですよ?どこぞのハウスルール満載卓邪神じゃあるまいし、SANなんて生まれてこの方、1もありませんよ!0に固定されっぱなしです!ま、この世の真理なんて、原初〈最初〉から心得てますからね。正気なんて、おぼろ豆腐よりも不確かなよすがに頼る必要、まったくありませんよ。

 

 ま、残念ながら、そんなもろすぎる代物に支えられているのが皆様人間なのですがね。

 

 そして、それをジェンガのごとく突いて揺らして積み上げて、ガンガラガシャンと崩して回るのが、この私、邪神ニャルラトホテプの楽しみの一つです。

 

 みんなもやろうぜ!SANジェンガ!失敗は廃人or狂人一直線コースだぞ(キラーン☆)

 

 

 

 

 

 え?意味わからないことばっかり言ってないで、本題に入れ?

 

 なんでそんなに爆笑してたか、どうせろくなことじゃねえだろうが説明しろ?

 

 はいはい。では、説明と行きましょう。

 

 先日の連休最終日に、東都が誇る平成のシャーロック・ホームズ、工藤新一君が、東都郊外の東奥穂村という田舎で、東都新聞の女記者を刺殺しました。そして、それが大々的にニュースに取り上げられました☆

 

 いやあ、もうカオス極まれり☆ですよ!

 

 黒の組織に毒薬飲まされて死んだはずの工藤新一君が、人殺ししました、生きてまーすって大々的にメディアで喧伝されちゃったんですよ?!

 

 さーて、誰が死ぬんでしょうねー?工藤新一君の周辺が、急に死臭漂う感じになりましたよ?元々そんな感じという説もありますがね。

 

 ま、工藤新一君の雲隠れの理由も考えずに、成り済ましを図った何某君は、多分すぐ死ぬんじゃないですかね?

 

 いやー、頑張って素人目には徹底した感じですよねー?整形して、喉つぶして、指紋もつぶして、思いつく限りのパーソナルデータを改ざんしてますねー?

 

 ま、まだ歯型と網膜と静脈と、DNAがあるんですけどね☆

 

 でも、大体の人間って顔認証で個人識別をされてますから、あの何某君、誤解食らったまま組織の連中に「こんにちは吐いて死ね!」されるんじゃないですかね?俗にいう拷問という奴ですよ。

 

 よかったですね!思う存分工藤新一と誤解されますよ!きっと彼も涙を流して歓喜の叫びをあげると思うんです。

 

 違うって言っても、嘘つけちゃんと吐けって突っぱねられて、薬物追加からの続行とか。皆さんはどう思います?

 

 え?公序良俗に反する意見を求めてんじゃねえクソ邪神?

 

 そんなー(´・ω・`)

 

 とってもとっても、その時がいつ来るか楽しみにしてるってのに。

 

 

 

 

 

 え?そんなことより、お前、コナン君たちがどうしているか気にしなくていいのか、ですか?

 

 あー、コナン君ですか。

 

 ニュースを知るなり、血相変えて学校から早退して、そのまま槍田探偵事務所で、他の事情をご存じらしい皆様と、偽・工藤新一をどうにかして、ついでに偽・工藤新一の出現原因となったらしい、推理ミス?何かそんなのを解き明かそうということになったようです。

 

 後者に関してはコナン君は若干渋面をなさってますがね。彼がああいう顔をなさるということは、それはそれは素敵な事情が隠れているのでしょうね。

 

 フフッ。この辺りもちょっと突いてみたい気分ですが、私がやる必要はないかもしれませんね。

 

 何しろ、東奥穂村には、すでに別の高校生探偵がいらっしゃるそうです。

 

 時津潤哉君と言いまして・・・すでに探偵としてそれなりに高名になられている(つまり実力も実績もある)槍田君が蛇蝎のごとく嫌うほど、素敵な〈問題ある〉人物です☆

 

 きっと、彼が事件をもっと面白くなさってくれると思うんです。

 

 コナン君たちが間に合えば、それはそれで面白そうではありますが・・・さぁて、どう転ぶでしょうね?

 

 

 

 

 

 と、おや電話です。

 

 はい、『古書店九頭竜亭』で・・・おや、小林先生。お世話になってます。

 

 はい?コナン君が?おなかが痛いと早退されたと?

 

 ・・・(いいこと思いついたといわんばかりのゲス顔)

 

 ええ。今しがた帰ってきたんですが、真っ青な顔でお布団で寝てるんですよ。かなり頻繁にトイレにも駆け込まれまして。

 

 熱はないようですが・・・ええ、馴染みのお医者様に診察してもらおうと思ってます。

 

 申し訳ありませんが、本日はこのままお休みさせていただけませんか?

 

 ・・・そうですか!ええ。課題はまたお伝えしておきます。

 

 はい。しっかり休ませますので。ご迷惑おかけします。

 

 フフフ♪私っては、保護者としてかなり勤勉ではないですか?

 

 ちゃんと、ずる休みしたコナン君の行動に整合性をつけて説明して差し上げたんですから。

 

 これは、十分“貸し”にカウントできるのでは?

 

 さぁて、どう借りを返していただきましょうかね?

 

 ふふふふふ♪

 

 いやあ、もう愉快で愉快で仕方ありません。

 

 おっと、一応彼の保護者として動くという約束をしていますからね。

 

 約束は守りますよ?一応ね。

 

 では、保護者として、ずる休みしてどこかに行ってしまっている養い子に連絡を取りましょうか。

 

 あ、ピッポッパと。

 

 つながりましたね?

 

 コナン君、どこにいるんです?!先ほど小林先生からお電話があったんですよ?!

 

 おなかが痛いと早退したって・・・そのくせまだうちに帰ってきてないってどういうことですか?!

 

 まったく!仕方なく、君はおなかを壊してお家で寝ているということにしておきましたよ!

 

 今度からはSNSでいいので、ちゃんとうちに連絡を入れてくださいね!

 

 ・・・これは“貸し”にしておきますからね?(ニチャァァツ)

 

 そんな最高にいやそうな声を出してどうされたのです?せっかく気を聞かせて差し上げたのに、死ぬほど嫌だったのですか?

 

 では、今から君は行方不明ということで、警察に・・・そうですか!わかってくれたんですね?!

 

 ・・・はい。では、松井君がいるのでしたら、代わってください。

 

 こんにちは!何が起こっているか、ですか?さて・・・私より、あなた方の方が詳しいのでは?

 

 いえいえ。私はお店番で手が離せませんし、表向きコナン君の看病をしていることになってます。

 

 ・・・万が一、コナン君がよそで見とがめられたら、そちらで何とかしてください。当方は一切責任を負いかねますので。

 

 はい。では、お願いしますね♪

 

 通話終了、これで良し、です。

 

 さぁて、出歯亀続行です!

 

 ハッピーエンドのページなんて、引きちぎって靴底で踏みにじって差し上げますよ。

 

 人間同士、手を取り合って笑顔で笑いあおうが、星辰が満ちて旧き支配者たちがよみがえれば、すべて無に帰るんです。

 

 残るのは、秩序などクソ食らえという、混沌の坩堝!拡散飽和しきったエントロピーの終点です!

 

 ああああ。すばらしい!素敵だ。実に素敵だ!

 

 人間同士の争いは、その行きつく素晴らしき未来への、楽しい楽しい前座なんです。

 

 ぜひぜひ、この私を楽しませる、最高の結論へ至ってくださいね♪

 

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 

 

 さて。邪神トークはここまでにして、本筋に移りましょうか。

 

 

 

 

 

 松井君の運転するシルバーの日産プリメーラカスタムで越水七槻君と合流しました。おや、合流するやいつになく険しい表情をした七槻君は、成実君に別行動を要請しています。

 

 ほほう?東奥穂村の騒動のトリガーとなった情報が漏れだした病院へ行って、情報を収集してほしいとのことです。・・・なかなか手厳しいですねえ、七槻君。

 

 「コンプライアンスを軽視するような看護師だよ?絶対、他にも余計な事をしゃべってる。多分、それが工藤新一君が隠そうとした本当の動機だと思う。

 

 それそのものじゃなくても、1年前の事件のトリガーに関わりのある情報が絶対あると思う。村長の一時帰宅の際に、例の心中だか強盗だかの事件があったのは確実だからね」

 

 よほどイラつかれているようで辛辣に言い放たれる七槻君に、苦笑気味に成実君は件の看護師が勤務する病院の前に降りられました。

 

 そして、そのまま彼とは別れて車を飛ばして高速を突っ切り、コナン君たちはあっという間に東奥穂村にたどり着きました。

 

 そこでは、すでに騒動が悪化の一途をたどっていました。

 

 あんな殺人犯が宣った事件の真相とやらなんて嘘っぱちに決まってる!再捜査だ!早く真犯人を捕まえろ!といきり立つ村人たちと、いや、一応あの事件はもう終わってるから・・・動機はあれでも、トリックとかは工藤君が話したので筋は通るから・・・とひたすら困ったようにのらくらと、要請をかわそうとする警察陣。

 

 うーん、カオス☆

 

 いいですねえ、素晴らしい。

 

 で、そこに割って入る越水七槻君。槍田君からあらかじめ言い渡されていた「事務所の面子から可愛がられている子供が工藤新一の遠縁の子で、その子が工藤新一の無実と推理の正しさを証明してほしいと言い出し、事務所の面子そろって調査に来ました」という名目を述べます。

 

 途端に向けられる殺気と敵意。極めつけが「人殺しの仲間が何の用だ!」という罵倒ですよ?警察いなかったら石も投げられてたかもしれませんね。

 

 あっはっは!愉快愉快。

 

 どんな気分です?コナン君。あれだけちやほや謎解いてくれかっこいい素敵!とほめそやしてきた連中が、情報一つで手のひらクルリンパ☆ですよ?

 

 人間なんて総じて自分勝手な生き物です。昨日は親愛を紡いでいた口で、翌朝に罵倒ができる素敵な思考回路をお持ちなんです。この村の連中なんて、その代表のようなものですよ?あっはっはっは!とっても愉快じゃないですか!

 

 利用価値がなくなった偶像なんて、丸めてゴミ箱にポイっと処分ですよ。君が作り上げた“平成のシャーロック・ホームズ”の現実です♪

 

 おや、この程度ではへこみませんか。

 

 村人たちの剣幕に、さしものコナン君も少し怯んだようでしたが、松井君が一歩前に出て、「なら、あんたらが俺たちがおかしなことをしないよう見張っとけばいいだろ」と言ってのけました。

 

 「ついでに言うなら、あの逮捕された少年が本当に工藤新一かもはっきりしていないしな」

 

 「はあ?!何言ってんだ!あの子が工藤新一だってのは、彼の幼馴染とその父親がきっぱり証明してんだ!そうだろう?!」

 

 村人の一人がそう言って、猜疑と敵意に満ちた目で、後ろで困り切った様子の毛利親子を一瞥なさいます。

 

 ああ、毛利小五郎君、回復おめでとうございます。復帰一発目から、ヘビーな案件に首を突っ込まれましたね?ま、完全回復というわけでもなくて、だいぶやつれた感じではあるのですがね。顔色もあまりよろしくありませんし。あんまりご無理なさらない方がよろしいのでは?

 

 え?借金してんのに、何でこんな事件に首を突っ込まれているのか、ですか?さて、存じ上げませんねえ。大方、彼をお誘いした例の河内記者が何らかの報酬でも約束なさっていたのでは?

 

 戸惑った様子ながらも、「おう。記憶がないとか言ってたが、あれは間違いなく、あの生意気な探偵坊主だ」と小五郎君が証言なさる中、蘭君だけが「お父さん!」と咎めるような声を上げます。

 

 彼女の新一君に対する執着はかなりのものですからね。本能的に、偽物と見抜いているのでしょうが、いかんせん偽物を偽物と証明することができない以上、おとなしくしているしかできない、かといって彼が殺人を犯したということを認めるのも・・・という感じでしょうか。

 

 ・・・よくおとなしくされてますねえ。彼女、SAN0=狂人ですよ?下手に地雷を踏みつければ、あのダメボつき【拳〈空手〉】で暴れだしかねないというのに・・・。

 

 村人君たちは気を付けてくださいね~。

 

 「チッちっち~。重役出勤で今北産業されても困るんだな~」

 

 「あ?」

 

 松井君の怪訝そうな声を無視して、彼は村人たちの奥から姿を見せました。

 

 長い髪を肩で切りそろえた高校生くらいの青年ですね。・・・言っては何ですが、根暗そうなオタク・・・それも、ギークではなくナードな感じがひしひしいたします。

 

 ジトリと湿り気を帯びるような視線とは裏腹に、薄い唇をニヤッと釣り上げて、彼は笑いました。

 

 「小生は、時津潤哉。高校生探偵であるからして。

 

 “平成のシャーロック・ホームズ”などとふざけたことを言っていたものが犯罪者として退場した以上、真相を解き明かすのは小生の役目であるのだ」

 

 「じゃあ、こっちも自己紹介をしようか!」

 

 一歩進み出て、敵意をむき出しにするように、七槻君が力強く吠えるように自己紹介をされています。

 

 「私は越水七槻!槍田探偵事務所に所属する探偵よ!

 

 所長の槍田郁美に代わって、この事件の調査を任されてきたわ!

 

 こっちは、非常勤の」

 

 「松井陣矢だ。本業は神代貿易の営業職だ。

 

 こっちは、俺の親戚で、」

 

 「江戸川コナン!新一兄ちゃんは、ボクに探偵の基本を教えてくれたんだ!

 

 遠い親戚でもあるんだ。・・・新一兄ちゃんのことは、証明してほしくて、一緒に来たんだ」

 

 「嘘ばっかり!!」

 

 コナン君のセリフを叩き伏せるように口をはさんだのは、目を吊り上げた彼と同い年ほどの少年でした。

 

 ちなみに、この子が亡き日原村長のご子息の一人、日原大樹君です。

 

 「嘘ついただけじゃなくて、人殺しまでやった、人殺しの仲間のくせに!」

 

 「そうそう。真相は小生が証明する。

 

 情弱乙。オワコンの仲間入りした工藤の仲間は、ROM推奨であるからして」

 

 「あ゛?」

 

 子供と時津探偵に煽られた、松井君が一層低い声を出されました。ビキッと、こめかみに青筋が浮かばれてますよ?

 

 「とにかく!事件についてはもう、終わったもので」

 

 「だから、調べなおせって言ってるじゃないか!」

 

 『そうだそうだ!』

 

 いやー、シュプレヒコールですよ!

 

 刑事さんの声をさえぎっての、素晴らしい一致ぶりですね?

 

 「だったら、こっちは勝手に調べる。それなら警察の皆さんはいいんじゃないかな?

 

 その代わり、どんな結論が出ようと、ちゃんと受け入れてよ?それまで嘘呼ばわりしないでね?」

 

 言うだけ言って、七槻君を踵を返されます。

 

 仁野環君を通じて手に入れた村の地図をスマホに表示させ、そのまま旧村長宅に向かわれます。

 

 ぎゅうッと、その手を握りしめて、コナン君が後に続きます。

 

 「あの、七槻さん!」

 

 「駄目だよ、コナン君」

 

 コナン君をさえぎって七槻君が淡々と言いました。

 

 「その様子からして、多分、君は新一君から真相を聞いて知ってるんだろうけどね?

 

 頼むから・・・ボクにチャンスをくれないか?

 

 こんな時に、不謹慎かもしれないけどね・・・」

 

 ちらっと、彼女は振り返って時津君を睨みつけるや、ぐっと前を向いて唸るように宣言なさいました。

 

 「あの男にだけは、負けたくないんだ」

 

 「おい、言葉遣い」

 

 むっすりとツッコミを入れる松井君に、ハッとしたように彼女は自分の口元を押さえられます。

 

 「あ・・・直したんだけど、まだ時々出ちゃうのよね。

 

 聞き逃して?」

 

 「美國島の時も、時々しゃべり方が、男の子っぽくなってたよね?」

 

 「そ。私、いわゆる“ボクッ娘”ってやつだったの。

 

 さすがに成人した頃ぐらいに矯正したんだけどね。駄目ね、ふとした瞬間にポロッと出ちゃって」

 

 苦笑される七槻君は、すぐさま表情を引き締め、そのまま旧村長宅に足を踏み入れられました。

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 

 さ~て、中継を一旦切って、別視点に移行しましょうか!

 

 だ・れ・に・し・よ・う・か・な?

 

 よ~し!浅井成実君!君に決めた!

 

 彼は相変わらず清楚系女装で、人当たりのよさそうな見た目をされてますからね。聞き込みとかなら、松井君より彼の方が適任だったりするんですよね。

 

 マスコミでごった返す表玄関を避け、別の入り口から入った成実君は、あれこれと聞き込みしながら、奥へ向かいます。

 

 そして、ようやくお目当ての人物を発見しました。ナースステーションの一角で話し合われているようですが・・・いやあ、こちらも面白い状況になってますね。

 

 「君は一体看護学校で何を習ってきたんだ!!

 

 患者情報の秘匿は、医療従事者の義務と学ばなかったのか!!」

 

 年配の医師に、若い看護士がしちゃめちゃに怒られてます。肩を落として小さくなられている彼女を見やる、他の看護師も冷たい視線を向けられています。

 

 「お、同じ村の出身だって言うから、つい・・・」

 

 「ついで情報を漏らすのかね君は!!表のマスコミは、君の軽はずみのせいで来ているんだぞ?!」

 

 「で、でも、大したことじゃないじゃないですか。だって、治るはずだったって話ですし、もう亡くなっちゃった人ですし」

 

 「それを決めるのは君ではない!何様のつもりだ!!」

 

 いやあ、すごい怒声です。

 

 外でこっそり盗み聞きされている成実君に、丸聞こえですからね。

 

 「・・・まさか他にも何か漏らしていないだろうね?」

 

 「え?た、大したこと言ってないですよ!」

 

 「先ほども言ったが、それを決めるのは君ではない。

 

 何を話したんだね?」

 

 「え、えっと・・・。

 

 時津潤哉って、高校生探偵さんが、捜査の一環だって言っていろいろ聞いてきて。

 

 ほら!高校生探偵の工藤新一君だって、前にいろいろ聞きに来てましたし!

 

 だから、大丈夫かな~って」

 

 「・・・何を話したのだね?」

 

 「えっと・・・亡くなられた日原滝徳さんの癌が良性で、手術で十分完治可能だったというのと・・・検査の際に血液型がABのRH+だって判明して、輸血などをする前に判明してよかったですねって話を」

 

 「この、馬鹿者めがあああああああ!

 

 なんということを!

 

 工藤君は、きちんと警察が同伴していた!

 

 時津という子は、どうだったんだ?!」

 

 「え?えっと、新聞記者の人がそばにいただけでしたけど。

 

 同じ高校生探偵なら大丈夫かなって」

 

 おや、ここで深々と婦長らしき年配の女性がため息をつきました。

 

 「▲▲さん、明日から来なくていいわ。

 

 今までお疲れ様」

 

 「ええ?!ちょ、何でですか?!」

 

 「だまらっしゃい!あああ。工藤君や警察の皆さんに、申し訳が立たないわ・・・!」

 

 「・・・あなた知らないの?」

 

 青い顔でうめかれる年配の女性をよそに、一人戸惑う情報漏洩看護師に、同じくらい見た目の女性が静かに尋ねました。

 

 「今の話、1年前に工藤君が聞くなり、険しい顔をして口止め要請してきたのよ?

 

 “医療従事者の皆さんには釈迦に説法とは思いますが、くれぐれもご内密にお願いします”って。丁寧に頭まで下げてきて。

 

 あなたのそのおしゃべりが、この病院全体の信用を突き崩したのよ?“警察”と“その救世主”の信用を裏切って、患者の個人情報を漏洩したって。どうしてくれるの?

 

 どうしようもないなら、さっさと帰ってくれる?不愉快だわ」

 

 ここまででいいだろうと、成実君は盗み聞きを終えて、ナースステーションから離れます。

 

 そして、彼はハッとした様子で、スマホに保存していた事件のあらましの情報をおさらいするなり、険しい顔になりました。

 

 「だから工藤君は、動機を誤魔化したのね。

 

 とにかく、このことを早くみんなに伝えないと。

 

 早くしないと、手遅れに・・・!」

 

 青ざめた顔で、彼は足早に歩きながら呻かれました。

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 

 さ~て、続きましては、竜條寺アイル君を見てみましょうか!

 

 『高校生探偵、工藤新一のパーソナルデータだと?いきなり連絡してきて、前置きなしにそれか?!』

 

 「頼む、事は一刻を争う」

 

 竜條寺君は、人通りの少ない郊外の公衆電話から、誰かにお電話をかけているようですね。

 

 いえ、聞こえてくる声から、どうも通話相手は公安の風見君のようですね。

 

 「事情は後で説明する。今、地元警察に拘留されている自称:工藤新一が、偽物だと証明できないとやべえんだ」

 

 『あのな!自分は未来から来た青いネコ型ロボットではないのだぞ?!助けてと泣きつかれても、できることには限度があるのだ!

 

 せめて事情を説明せんか!理由がわからなければ手助けのしようもない!』

 

 「さっきも言ったが、時間がない。

 

 ・・・ああっ、くそ!ざっと言っておくと、あのガキ、調子こいて、お前のところも追っかけてる俺の古巣にちょっかいかけたんだよ!最近の急な雲隠れはそれが原因だ!」

 

 『はあ?!りゅ、貴様、自分が何を言っているかわかっているのか?!』

 

 「そりゃあ、もちろん。こないだの定期精神鑑定でも余裕で正常値をたたき出してやったが?」

 

 

 

 

 

 余談になりますが、MSOは竜條寺君や松井君のような怪奇事件専門捜査官には、定期的に精神鑑定を健康診断代わりに義務付けているんです。精神鑑定と言いましたが、要はSAN値を実際に測定しているんですよ。

 

 引っかかったら、実務を休んだり、引退したりと、まあいろいろあります。

 

 

 

 

 

 『とりあえずどこから突っ込むべきか迷うところだが、要するに例の刺殺容疑の工藤新一少年は、偽物だとお前は言いたいのだな?

 

 そして、彼をそのまま放置すれば、例の組織が動き出すと』

 

 「奴さんを連中を釣り上げるエサにするか?殺人犯と言えど、一応日本国民だぞ?あいつも。

 

 加えて、本物の工藤新一も、それは止めたがっている」

 

 『馬鹿を言うな。そんなこと、許可できるか。

 

 ・・・本物の居場所も知っているのだな?彼は無事なのだな?』

 

 「それに関しちゃノーコメントだ。

 

 理央のこと伝えたってのに、敦子にいまだに預けるようお前は前言ったよな?つまり獅子身中の虫が健在である以上、公安に必要以上に情報を教えたくないんでな」

 

 『・・・非っ常に不本意だが、返す言葉もない』

 

 苦々し気な風見君に、竜條寺君は溜息をつかれました。

 

 

 

 

 

 さて、皆さん。

 

 風見君がMSOとかかわりを持つようになったのは2年ほど前なのですが、その頃にとんでもないゲス野郎が、公安にいらっしゃいました。警視正だったんです♪

 

 具体的にどのくらいゲス野郎だったかと言いますと、政略結婚した奥様を暴行の挙句、副王様への生贄にされちゃうくらいには素晴らしい人間性をお持ちでしたね。

 

 で、その当時のあれこれがばれたせいで、彼は牢屋行きになったのですが、他にもいるんじゃないかと、内心風見君は疑心暗鬼をこじらせているんですよ。当時はSANのダメージが厳しく、それどころではなかったのですが、落ち着いたころによくよく考えてみたら・・・という感じで。

 

 仕事はきちんとこなしますし、業務上の連携もきちんと行い、表面上はきちんと信頼しあっていますが、一度疑いだすとすべてが怪しく見えてくるものです。

 

 特に、一度公安から組織に送り込んだNOC(皆様ご存じスコッチ君ですね)が、情報源は不明ながら正体が漏洩、そのまま処分されてしまいましたからね。

 

 その漏洩ルートが特定できない以上、理央君は保護できない、保護したところで居場所が漏洩する可能性がある、と風見君は考えられたようで、律義にも竜條寺君にそれを伝えて彼の方で理央君を保護したままにしておいてくれと要請されたようです。(加えて風見君はそれをご自分一人の胸中に隠すことにされたようですし)

 

 なるほどなるほど。実に、グッジョブですよ、風見君♪

 

 

 

 

 

 『とにかく、高校生探偵、工藤新一のパーソナルデータだったな?

 

 お前の要請に応えてやりたいのはやまやまだが、少々難しい』

 

 「は?何で?」

 

 『お前のおかげで、組織の接触者を何人か確保できたが、そのことで降谷さんに目をつけられた。うかつに動けば、降谷さんからこのことが公安全体に漏洩しかねんのだ。

 

 あと、あの人には隠すわけにもいかないから、お前のことを未登録の“協力者”として伝えたら、ぜひ自分も会いたいといってきている』

 

 「げっ」

 

 『ゲッとは何だゲッとは!お前な!降谷さんがどんなに素晴らしいか』

 

 「本題からずれてるぞ、降谷厨。俺の前職忘れたか?

 

 ・・・あいつが出世するために、裏切り者として組織に突き出されんのは御免だぞ。勘弁してくれ」

 

 『降谷さんは!』

 

 「しないって言いきれるか?お前の公安としてのキャリア丸ごとかけて誓えるか?」

 

 『・・・』

 

 「おーい、沈黙すんなー。一番の腹心であるお前が沈黙してどうすんだ。しっかりしろ」

 

 『時々、目的のために手段を選らばな過ぎて、目的達成後に次の目的のための手段がなくなってるということがありそうで・・・』

 

 あっはっはっは!ありますねえ、零君だったら!

 

 「いやいや。また話がずれてる。

 

 とにかく、お前が無理なら・・・そうだ!警視庁捜査一課!

 

 遠回しでいい、偽物の可能性をあいつらの耳に入れて、パーソナルデータの提供に気づかせたらどうだ?

 

 指紋はつぶされているが、DNAデータはあるはずだ」

 

 『なるほど。確か、懇意にしているという話だったな。

 

 そちらの線から行ってみよう。

 

 ・・・念のため確認するが、連中が容疑者“工藤新一”に何らかの干渉をかけるなら、どうしてくると思う?』

 

 「そうさなあ・・・あのくそったれの馬鹿ジンが出てきたら、東都都心への護送中に大規模交通事故に見せかけたテロ起こして、どさくさに拉致とか?

 

 やりかねんぞ、あいつは。あいつにとっちゃ人命は、最もお手軽なコストだからな。

 

 そして、そうなったら偽工藤新一の人生は終了だ。拷問フルコースからの殺害となるだろうよ」

 

 『すぐに動こう』

 

 「頼む。俺は面が割れているんでな。

 

 ・・・いつも感謝しているぜ、風見さん」

 

 『・・・っ、べ、別に、貴様のためではない!勘違いするな!』

 

 アワアワと通話先で、風見君が何事か言われてますよ。

 

 意外とツンデレだったんですねえ、彼。

 

 

 

 

 

 いやあ、今回も長引きそうですねえ♪

 

 それでは皆さん、ご唱和ください!続く!

 

 

 

 

君は続きが得意なフレンズなんだね?!




【冒頭馬鹿笑いを炸裂させて、それでも保護者務めはちゃんとするナイアさん】
 開始と同時に馬鹿笑いを炸裂させる。笑い上戸のきらいはあっても、ここまで笑い転げたのは極めて稀。
 特大の核弾頭が炸裂しかけ、その処分に奔走するコナン君と、そんなこと知らんと自分の都合を優先させる人間たちの、醜いやり取りがもうたまらない。腹筋と表情筋が超過勤務状態に陥る。
 混とん状態と、醜い人間同士の争いを見るのは大好きでも、一応保護者勤めはしてあげる。
 彼女は人間に擬態している身の上なので、悪目立ちは避けたがる傾向にある。ゆえに、保護者をろくにしてないロクデナシ認定を避けるべく、波風立てぬよう、きちんと保護者を務める。
 だから、コナン君の突然の早退に驚き戸惑う小林先生相手に、平然と嘘をついてみせる。【言いくるめ】も高いので、あれよあれよという間に納得させて見せた。
 続いて連絡したコナン君に、これは貸しにしとくからね!と言い切った。
 コナン君が、さらなる騒動に引きずり回される要因が、こうして追加される。
 なお、一応保護者代理として、自称親戚の松井君にあれこれと連絡する。繰り返すようだが、擬態のためにも保護者勤めはきっちり行う。
 その後、それぞれの行動をする槍田探偵事務所一行を順々に出歯亀。
 初っ端からイライラモードの越水七槻さんと、煽り属性の高い時津潤哉を見て、さらにニヤニヤ。
 工藤新一が作り上げた“平成のシャーロック・ホームズ”なんぞ、所詮利用しがいのある偶像でしかない、利用不可になったらゴミ箱ポイだよ!とこき下ろす。
 村人たちに敵視されようと、めげずに立ち向かおうとするコナン君や松井君、越水君は割と好ましい。感覚としては、ひっくり返したのに、頑張って起き上がろうとする甲殻虫を見守る気分に近い。
 現場の外でも阿鼻叫喚のありさまを見て、さらにニヤつく。
 ・・・医療人として、患者のプライバシーを(たとえ故人となっていようと)軽々漏洩ってどうなんでしょう?絶対原作の元凶看護士、何か言われてるはず。新一君が知ってたなら、多分警察の方からも口止めいってたでしょうし。医師しか知らなかったのでしょうかね?それを抜きにしても、ふつうしゃべらないと思う。
 風見さんと竜條寺さんの電話ももちろん出歯亀。
 劇中登場する、風見さんが疑心暗鬼こじらせるクソ上司の件というのは番外編♯γのこと。
 失敗が阿鼻叫喚の未来予想図を引き起こしかねないという結論に達した二人の電話にもニヤニヤした。

【興奮するとボクッ娘調になって、負けず嫌いが強い越水七槻さん】
 ♯30でも紹介しているが、原作ではコミックス54巻『服部平次との3日間[2]』に登場。本シリーズでは、槍田探偵事務所所属の探偵。
 仇敵を探しながら、槍田さんからの仕事をこなして全国を飛び回る。
 原作では、高校生を偽装していたが、本作ではそんなサバ読みなんてせずに、普通に成人として探偵をしている。だから、口調も矯正している。が、興奮したり感情が振り切れたら、かつてのボクッ娘が顔を覗かせる。『コナン』における元祖ボクッ娘だから、特色を残したかったと作者が何か言っております。
 今回は、福井県美國島の件が片付いて骨休み中に飛び込んだ案件だった。
 が、仇敵の名前を聞いて、目の色変えて飛びついた。
 原作とは異なり、槍田探偵事務所に出入りするジャーナリストの力も借りて、とっくに仇敵の特定は済ませている。
 復讐の手段が殺人という過激手段に行きついていないのは、以前の別セッション際に槍田さんにいろいろ言われ、相談にも乗ってもらっているから。
 ・・・格の違いを見せつけ、真の探偵たることを証明して、正面から叩き潰す。まずはそうしていこうと決めている。
 絶好の機会であるうえ、槍田さんから「くれぐれも、探偵として自覚を持って行動するように」と釘を刺されてもいる。
 暴走するつもりはないが、自己制御できればそもそもコナン世界の殺人の4割ほどは阻止できると思われるので、お目付け役があてがわれた。本人としても異論はない。
 コナン君の頭の良さは美國島ですでに把握済み。…小学校を休んで今回の件に首を突っ込んできたのは、単に親戚の尊敬するお兄ちゃんの無実を晴らしたい以上の事情があるんじゃないかとも察している。
 口に出さないのは、多分、本人がそれを知られることを望んでいないだろうとも察しているため。
 単に、1年前の事件の真相を周知させるだけなら、おそらくそれを知っているだろうコナン君に頼ればいいこともわかっている。
 しかし、仇敵を前に探偵として負けたくないと思ってしまったため、カンニングのような真似はしたくないと、意地を張る。
 それが吉と出るか凶と出るかは、次回へ。

【やっぱ竜條寺さんと仲がいい、拗らせ風見さん】
 久々登場。#25以来ではなかろうか。
 設定と人間関係上、やたら竜條寺さんとセットになる。一応、松井さんや成実さんとも交流があるはずなのだが。
 いつも通りの業務についてたら、唐突な竜條寺さんからの電話に大困惑。
 落とされた爆弾という要請に、頭抱えたくなった。
 工藤新一って、あの生意気そうなガキじゃん!お前、そんなやつと接点あったの?!あと、人を便利屋扱いすんな!こっちだって仕事とできる範囲に限度があるんだぞ?!
 え?!降谷さんが潜り込んでるあの組織出てくる可能性あるの?!最悪テロ?!
 電話中だし腐っても公安なので平静を装っているが、素面だったら多分取り乱しまくってる。
 実は♯29以降に、竜條寺さんから理央ちゃんのことで相談を受けていた。
 竜條寺さんとしては引き渡すというより、警護を何とかしてほしいという要請をしていたのだが、拗らせた疑心暗鬼のせいで拒否。
 ♯γで、クソ上司になついてしまっていたという黒歴史がある。あの当時はあまり気にしてなかったが、落ち着いてからよく考えたら、スコッチさんの件もあって、あれ?この組織、まともに信用できる人間なくね?という考えに行きついてしまう。
 直属の上司(降谷さん)は信用できても、その周囲は信用できない。
 だから、うかつに誰かに話せば、かえって身が危なくなるのでは?と思った末に、竜條寺さんの要請を拒否し、申し訳ないがと引き続きの保護を竜條寺さんに頼む。
 今回、幼児化のことは聞かずと、工藤新一が例の組織と関わりもって命を狙われているという情報を得てしまう。ただでさえ、“連絡係”として冒涜的事件の情報を抱え込まざるを得ないというのに、さらに危険情報を抱え込んでいく羽目になる。
 劇中、彼が口にしている“確保できた組織との接触者”というのは、♯25や♯26で捕まえた新幹線の女性や、満天堂の中島さん。
 末端といえど組織の情報を知る人間を保護したということで、降谷さんに報告しないわけにもいかず、結果として降谷さんがどうも竜條寺さんに目を付けたらしいと、本人に忠告。
 壮絶に嫌がられていることを瞬時に看破。なぜ嫌がる?!隙あらば上司のすばらしさを喧伝したい。疑心暗鬼こじらせているくせに、降谷厨であるという面倒くさい男。
 ・・・でも、上司の容赦のなさを、一番そばにいた彼ならばよく知っているのではなかろうか?
 竜條寺さんからの要請を受けて、警視庁捜査一課の面子に工藤新一のパーソナルデータのことを唆すことにした。
 組織の手がかりが得られるかもしれなくても、そのために大勢の被害者を出すなど、言語道断。彼とて、日本を守る警察官なのだから。
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