神の従者となった剣聖の異世界旅行   作:白の牙

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第08話

 

 

 

 「いらっしゃいませー」

 

 店のドアが開き、カウンターにいた男性が入ってきたお客を出迎えると

 

 「ただいま、お父さん」

 

 「なのは!?」

 

 遠い場所に暮らしていて滅多に帰ってこない娘が帰ってきたことになのはの父 高町士郎は驚いた声を上げる

 

 「どうしたのあなた?ってなのは!?」

 

 「ただいまお母さん」

 

 「滅多に帰ってこないあなたが帰ってくるなんていったいどうしたの?」

 

 店の奥からなのはの母 高町桃子が顔を出し、突然帰ってきたなのはの顔を見て驚く

 

 「来月から仕事で忙しくなりそうで、その前に休暇を取ってフェイトちゃんとはやてちゃんと一緒に帰ってきたの」

 

 「「お久しぶりです」」

 

 「あら、フェイトちゃんにはやてちゃん、見ない間に随分綺麗になったわね」

 

 「あ、ありがとうございます」

 

 「いや~それほどでも」

 

 桃花のお世辞(本人は本当のことを言っている)に2人は照れる

 

 「そうだ、すずかちゃんから聞いたんだけどお兄ちゃん、帰ってきてるんだよね?」

 

 「あぁ。今、美由紀と雫ちゃんを連れて道場に行っている。すずかちゃんの家に新しく入った執事君もね」

 

 「?なんで道場?」

 

 士郎の話を聞き、なのはは首をかしげる

 

 「百聞は一見に如かず。口で説明するより実際に見たほうが早いかな」

 

 「「「???」」」

 

 士郎の言葉になのは、フェイト、はやての3人はさらに首を傾げ、事情を知っているリインフォース、すずか、アリサの3人は苦笑いをしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なのは達は士郎に言われた通り、道場へと赴き

 

 「・・・へ?」

 

 「・・・嘘」

 

 「まじかいな」

 

 道場内を駆け回りながら木刀を打ち合う恭也と悠斗の姿を見て唖然とする

 

 「あれ?なのはにフェイトちゃん、はやてちゃん。帰ってきてたんだ」

 

 「う、うん。そ、それよりお姉ちゃん、あれ何?」

 

 道場の隅で悠斗と恭也の打ち合いを見ていたなのはの姉 高町美由紀になのはが尋ねる

 

 「見ての通り、道場を駆け回りながら木刀で打ち合ってるんだよ。いや~~~まさか恭ちゃんとまともに打ち合える子がいるだなんて、世界は広いね~」

 

 「恭也さんって、魔法無しのシグナムと対等に打ち合えるんやったよね?」

 

 「むしろ、シグナムが押し負けていたよね?」

 

 「そんな恭也さんと打ち合えているあの子は一体何者なんや?」

 

 はやては恭也と打ち合っている悠斗を見て何者なのかの疑念を抱く

 

 「この短日でここまで成長しますか」

 

 「自分でもびっくりしているよ。これ以上は成長できないと思っていたんだが、君と打ち合っていくうちに壁を乗り越えたらしい」

 

 「・・・まるで超野菜人みたいだな」

 

 「俺は金髪にはなれないぞ?まぁ、家族限定でそれに近いことなら出来るかもしれないが」

 

 「「出来るんかい」」

 

 恭也の発言に悠斗と観戦していたはやてが同時にツッコム

 

 「ん?」

 

 「あ」

 

 「なのは?帰ってきていたのか?」

 

 「う、うん、久しぶりお兄ちゃん」

 

 「お兄ちゃん?じゃあ、彼女が恭也さんと美由紀さんの妹で、側にいるのがす・・んぅ、月村の言っていた友達の魔導師ってことか」

 

 悠斗はなのは、フェイト、はやての3人を見て以前、すずかとリインフォースが話していた魔導士が彼女たちなのだと理解する

 

 「どうも初めまして桜井悠斗だ」

 

 「高町なのはです」

 

 「フェイト・T・ハラオウンです」

 

 「八神はやてです。すずかちゃんから話は聞いておったんですけど、ちょっとごたついていてすぐに迎えに来れなくてすみません」

 

 「そこらへんは気にしなくても結構だ。俺がいなければ防ぐことのできなかったこともあったからな」

 

 「どういう意味なんや?」

 

 「そこらへんは後で月村にでも聞いてくれ。それで俺は一体どうなるんだ?」

 

 「えっと、私達、管理局の規定で次元漂流者を見つけた場合は保護し、本局又はミッドまで連れてくるよう義務付けられているんや」

 

 「ですので私達がミッドに戻るときについてきてくれるとありがたいです」

 

 はやての説明に続くようにフェイトが悠斗に話す

 

 「そっちに行く・・・か」

 

 「何か問題でもあるんですか?」

 

 「いや、俺は数日前から月村の護衛も兼ねていてな。護衛する人間を放っておいて着いて行くのはちょっとなと思ってね」

 

 どうしたものかと悠斗が考えていると

 

 「だったら、すずかも連れて行くっていうのはどうかしら?」

 

 「「忍/さん」」

 

 エプロンを着た忍が道場にやってきた

 

 「忍さん、お久しぶりです」

 

 「久しぶりねなのはちゃん」

 

 「どうしたんだ忍?」

 

 「お昼ご飯ができたから呼びに来たのよ」

 

 「お、お姉ちゃん?さっき、私も連れて行けばいいじゃないって聞こえたんだけど?私の聞き間違いだよね?」

 

 「聞き間違いじゃないわよ。まぁ、話はお昼ご飯を食べてからにしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それでお姉ちゃん。私も一緒に行けばいいじゃないって言ったけどどういうこと?」

 

 「その通りの意味よ。貴方、なのはちゃん達のデバイスだったかしら?それを見てそれを作る仕事がしてみたいな~~って前に言っていたじゃない」

 

 「た、確かに言ったけど、それは大学を卒業してか・・・」

 

 「確かにそれも一つの案ね。だけど、実際にそれについて学びながら時間をかけて大学を卒業するっていうのも1つの案よ。すずかは私よりも要領がいいから大学の勉強とそっちの勉強をうまくおこなうことが出来るはずよ」

 

 「う~~ん」

 

 忍の話を聞き、すずかがそれもありかなと思うも忍が言うようにうまく出来るかどうか心配で悩む

 

 「それに・・・・悠斗君をなのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃんの3人の誰かに奪われちゃうかもしれないわよ?」

 

 忍はすずかの耳元でそう告げる

 

 「私の勘だけど・・悠斗君って恭也と同じでモテそうだから油断してると奪われちゃうわよ?本当に好きなのなら自分のことをもっとよく知ってもらうために頑張らないと・・ね?」

 

 「・・・・うん」

 

 「よし、決まったわね。早速、大学に申請しないといけないわね。はやてちゃん、そういうことだからすずかのことお願いしてもいいかしら?」

 

 「まぁ、1年っていう期間限定でいいのなら構いませんけど」

 

 「1年っね。すずか、その1年で学べるものはすべて学んで自分の糧にしてきなさい」

 

 「が、頑張る」

 

 「じゃあ、ついでにアリサちゃんもお願いしてもいいかしら?」

 

 「へ?私もですか?」

 

 まさか自分にまで話が来るとは思っていなかったアリサが忍に尋ねる

 

 「アリサちゃんは自分の家の事業を手伝うのが夢だったわよね?」

 

 「は、はい。だから大学でも経営や経済関係の授業を受けています」

 

 「だったら、はやてちゃんのと行けばそれらを実際に体験できるんじゃないかしら?会社と軍じゃ用途は違うかもしれないけど、お金の回り方、回し方の勉強ができるわ」

 

 「・・言われてみれば確かに。・・・はやて?」

 

 「あ~~~言わんでもええでアリサちゃん。アリサちゃんの分も申請しておくから」

 

 「さすが、持つべきは友達ね。ふふ、でも不謹慎だけど嬉しいわね。また5人一緒にいられるんだから」

 

 「そうだね」

 

 「うん」

 

 「せやな」

 

 「うん」

 

 アリサの言葉になのは、フェイト、はやて、すずかの4人は笑いながら頷いた

 

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