神の従者となった剣聖の異世界旅行   作:白の牙

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第18話

 

 

 

 

 「Aランチお待ちどうさま」

 

 「桜井さん、次、Bランチ3つお願いします」

 

 「あいよ」

 

 務めている者が一斉にくる昼時。機動六課の食堂の厨房で悠斗が複数の作業を同時に行いながら料理を作っていた

 

 「桜井さん、ソースの味見を」

 

 「どれ・・・・塩と胡椒を少々入れて醬油を一滴入れてください」

 

 「はい」

 

 「桜井さん、ステーキ定食2つ入りました」

 

 「冷蔵庫から肉を持ってきて、みじん切りにして載せている玉ねぎと分けて置いておいてくれ」

 

 「解りました」

 

 本来ならヘルプである悠斗が職員に指示を出すことなどありえないのだが、初日のヘルプで悠斗の高い技術力を見た厨房の料理長が自分と同じ立場で職員に指示を出し、調理場を切り盛りして欲しいと頼まれたのだ

 

 「Bランチ3人前、上がり」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ひゃ~~~すずかちゃんやアインス、料理長から聞いとったけどほんまに凄いな~~」

 

 調理場が見える席に座って、厨房を切り盛りしつつ次々と料理を作っていく悠斗を見てはやてが呟く

 

 「圧巻だね。フェイトちゃんの家にいたときもあんな風だったの?」

 

 「うんん、普通だったよ」

 

 「多分、仕事モードに入ってるんだと思うな。家にいたときも厨房ではあんな感じだったよ」

 

 「圧巻と言えば、これも圧巻よね」

 

 初めてみる悠斗の調理風景になのはとフェイトは圧倒され、家ではあんな感じだったと説明するすずか。一方、アリサは隣のテーブルを見る

 

 「う~~~~ん、おいしい」

 

 「エリオは男の子だからまだわかるけど、アンタはいつにもまして食べるわね」

 

 「だっておいしいんだもん。エリオをそう思うよね?」

 

 「はい。すごくおいしいです。キャロはそれぽっちで足りるの?」

 

 「う、うん。それに見てるだけでお腹いっぱいになっちゃうから」

 

 「だめよキャロ。午後だって訓練があるんだからこの2人までとは言わないけどしっかりと食べておきなさい」

 

 一杯食べるエリオとスバルにまだ慣れず、少し小食になっているキャロにティアナが食べてエネルギーを蓄えておくようにいう

 

 「いつも思うんやけど言ったあの体のどこにアレだけの量がはいるんや?」

 

 「まぁ食べてもすぐに訓練で消費しちゃうから」

 

 「いいや絶対にそれだけやない。あの量の行き先は・・・あの胸や!」

 

 はやては年齢の割によ~く育っているスバルの胸を見て言う

 

 「私がスバルと同じ年の時はあそこまで育ってなかったで。まぁ、すずかちゃんとフェイトちゃんは育っておったけどな」

 

 はやてはいまだ成長を続けるすずかとフェイトの胸を見て言う

 

 「すずかちゃん、フェイトちゃん、ちょ~~と2人の胸をもませてもらってもええか?どれだけ成長したか確かめたいか・・あた!?」

 

 「アンタは立場ってものを考えなさい」

 

 「別にええやん、男性が女性にするセクハラやない女の子同士のスキンシップやで?」

 

 「アンタねぇ、例え女の子同士でもセクハラされたって言って訴えることも出来るのよ?発足された部隊の部隊長が問題ごと起こして、上から目をつけられて解散しろって言われてもいいの?」

 

 「う!?」

 

 「それが嫌なら少しは自重しなさい」

 

 「・・・はい」

 

 アリサの発言にはやては顔をしかめる。機動六課を設立する際、制限をつける処置をしているとはいえ、協力者の協力と裏技等を使って設立までこぎつけたためアリサの言う通り一部の上層部から目をつけられており、問題ごとを起こせばそこをついて解散させられるかもしれないと思ったはやてはそれ以上、何も言えず、アリサの正論に頷いた

 

 「そういえば、フェイトちゃんとキャロの使っている髪留めって色こそは違うけど同じ形だね?」

 

 なのははフェイトとキャロが使っている髪留めを見て同じものなのだと気づき尋ねる

 

 「これは六課が始まる前にフェイトさんとお会いした時に貰ったんです。エリオ君も髪留めではないですけど同じものを持っています」

 

 「そうなのエリオ?」

 

 「はい。僕のはネックレスタイプのです。壊したらいけないと思って部屋に置いています」

 

 「へぇ~~~。フェイトちゃん、何処にお店で見つけたん?」

 

 「見つけたんじゃなくて、作って貰ったんだよ」

 

 「ってことはオーダーメイドってこと?」

 

 「そうなるのかな?」

 

 アリサの問いにフェイトは首を傾げて答えた

 

 「そうなるのかなってお店に行って頼んだわけじゃないの?」

 

 「これは桜井さんが作ったものなんだ」

 

 『・・・え?えぇえええええ!?』

 

 フェイトの返答に話を聞いていた女性陣は驚き、厨房で調理を続けている悠斗を見る

 

 「本当に?本当にこれをあいつが作ったの!?」

 

 「うん。錬成魔法っていう物を作る魔法で数分とかからずに作ってたよ」

 

 「何やその魔法!?」

 

 フェイトから教えてもらった“錬成魔法”にはやてが驚く。だが、女性陣の中で一番おどろ、いやショックを受けていたものが1名いた

 

 「・・・・・」

 

 「す、すずかちゃん?どうかしたの?」

 

 「な、何でもないよなのはちゃん」

 

 そう1番ショックを受けていたのはすずかだった。1ヶ月とはいえ付き合いの長い自分よりもさきにフェイトがプレゼントを貰ったことに少なからずショックを受けたのだ

 

 「ずいぶんと賑やかだな」

 

 「桜井さん」

 

 「「「「お疲れ様です。それとご飯おいしかったです」」」」

 

 「厨房の手伝いはもうええんか?」

 

 「料理長が今日の昼はもういいって言ってくれたんでね」

 

 一仕事終えた悠斗が飲み物をもってなのは達の席へとやってき、空いていたスバル達の席に座った

 

 「桜井」

 

 「ん?」

 

 「フェイトとキャロが身に着けている翼を模した髪留めを作ったのがアンタだって話、本当?」

 

 「ハラオウンから聞いたのか?そうだ、ハラオウンとキャロの髪留めは俺の作品だ」

 

 アリサの問いに悠斗は正直に答えた

 

 「そうだ、これを2人に渡すのをすっかり忘れてた」

 

 髪留めの件で思い出したのか悠斗はアイテムボックスから4つの小さな箱を取り出し、すずかとアリサに2箱づつ渡す

 

 「これは?」

 

 「開けてみればわかる」

 

 悠斗に言われた通り2人は箱を開ける。中にはフェイトとキャロが持っている髪留めの色違いと三日月を模したイヤリングと太陽を模したイヤリングが入っていた

 

 「桜井さんこれって」

 

 「っそ。あの時、2人に作っていたお守りを兼ねたアクセサリーだ」

 

 「お守りってそうは見えないんだけど」

 

 「外見こそアクセサリーだが、中身は別だ。これも渡しておく」

 

 「何よこれ?」

 

 「そのアクセサリーに関する説明書だ。暇なときにでも見ておいてくれ」

 

 悠斗はアリサとすずかにアクセサリーの取扱説明書を渡す

 

 「高町、スバルたちの訓練が始まるまで訓練場を使わせてもらってもいいか?」

 

 「え?うん、大丈夫だよ。それと桜井さん、私のことはなのはでいいよ」

 

 「なら私のことも呼び捨てでええよ」

 

 「私もフェイトでいいよ」

 

 「私のこともアリサでいいわよ。特別よ」

 

 「わ、私もすずかでいいですよ。悠斗さん」

 

 「今度からそう呼ばせてもらう。俺のことも悠斗でいい。そんじゃあな」

 

 お互いに名前で呼んでもいいというと、悠斗はコップを返却口において食堂から出て行った

 

 「・・・あ」

 

 「なのは?どうしたのよ?」

 

 「悠斗君に訓練場のシステムの使い方を教えてなかった」

 

 「なら、私が行って教えてくるよ。急ぎの用事がないから悠斗と一緒にみんなが来るまで訓練しておきたいから」

 

 「私も一緒のいくね。データを取っておけば、後でみんなに見せることが出来るかもしれないから」

 

 訓練場の使い方が解らない悠斗の為にフェイトが訓練がてら教えに行くと言い、すずかも行って訓練の光景を撮っておくといい、フェイトと一緒の食堂から出て行った

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