「ここが明日、なのは達が来た時に貸し出すコテージよ」
地球への出張任務が決まった日の夕方、悠斗、アリサ、すずかの3人はなのは達の臨時拠点を提供するための準備をするため一足先に地球、海鳴市へと戻ってきていた
「・・・・」
「どうしたの悠斗君?」
「いや、家がここ(海鳴市)にあるのにわざわざ、こんな物を建てるなんて。金持ちの考えることは解らないな~~と思えばいいのか、アリサの手腕を褒めればいいのか迷ってな」
海鳴市に戻ってきてまだ1時間経っていないのに、臨時拠点を用意出来たことにどんな反応をすればいいのか困る悠斗
「ちょっと、確かにこのコテージは私の家が建てたものだけど、一般人への貸し出しもしてるのよ。まぁ、偶に家族で使うときもあるけど」
「結局使ってるんじゃねぇか」
「と、とりあえず、中に入るわよ!うちの者が1週間に一度は来て掃除をしてるはずだけど、人数分の部屋と布団があるかどうか確認しないと」
悠斗の視線に耐えられなくなったのかアリサは足早にコテージの中へと入っていった
「ふふふ」
「はぁ~~」
そんなアリサを見てすずかは笑い、悠斗はため息を吐くとコテージに入り、部屋の確認を行った。3人は30分かけてコテージ内の点検を行い、不備等がないことを確認するとそれぞれ家へと戻っていった
アリサを家へと送り、月村邸へと戻ってきた悠斗とすずかはファンリンを交えた3人で夕食を取った後、すずかは久しぶりに飼っている猫たちに戯れ。悠斗は借りている部屋に籠ると鍵を閉めるとアイテムボックスからダイオラマ球を取り出し、中へと入る。そして、道着に着替えると、滝行を始めた
「(集中、集中だ)」
前まではナイアガラの滝並みの水が流れてくるだけだったが、改造を施し、流れる水の量は同じだが流れる速度、落ちる速度が格段に上がっており、悠斗曰、改造前の滝行が殴られているような感覚だとしたら現在の滝行は砲弾を撃ち込まれている感覚に近いらしい。滝行を始めて1時間経過辺りで時計がなり、それを聞いた悠斗は休憩をとるため滝から出た
「次は筋トレだな」
10分ほど休憩をとった悠斗はなのは達との鬼ごっこで使った強制ギプスを装着して、筋トレを始めた
「(この重力制御機能付きギプスは結構いいかもしれないな。岩を背負ってやるよりも高い効果が得られそうだ)」
気まぐれで作った強制ギプスをつけての鍛錬が大岩を乗せて行うよりも効率がいいと感じたのか、今後はこのギプスを使用して、筋トレを行うことを決めた。筋トレを終えるとギプスをつけたままロードワーク、素振り等を行い、残った時間は身体を休ませるために使い、1日を終えると外へと戻り、明日の朝食の準備を行った後、眠りについた
そして、次の日
「やっほ~~すずかちゃん、悠斗君。昨日ぶりやな」
月村邸に設置されている転移ポートからはやてとシャマル、アインスの3人がやってきた
「いらっしゃいませ、はやて様、シャマル様、アインス様、長旅ご苦労様です。荷物は自分が運びますのでこちらに」
「おぉ~~執事モードの悠斗君を見るんはこれで2度目やね」
「あらあら、はやてちゃんから聞いていたけど・・・すごい様になってるわ。そして、アインスもメイド服を着てたんでしょう?見てみたかったわね~」
「すっごく似合ってたんやで~~。写真撮ってあるから後で皆で見よう~~」
「さすがはやてちゃん。抜け目ないね」
はやての抜け目のなさにすずかは苦笑いする
「上に上るにはそれぐらいの抜け目のなさがないとなれないって教えてくれた友人がおるんやよ。さてと、なのはちゃん達も仕事を始めてるころやろうし、私らもおしゃべりしてないで始めようか」
「はい。まずは、お買い物ですね」
「ふふふ、久しぶりの買い物と料理作りやからな~~腕が鳴るわ~」
よほど楽しみなのかはやては鼻歌を口ずさみながらコテージではなく商店街へと向かっていった