神の従者となった剣聖の異世界旅行   作:白の牙

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 新年あけましておめでとうございます。今年最初の投稿楽しんで読んでいただければ嬉しいです


第30話

 

 

 

 

 

 「はぁ~~~えらい目にあった」

 

 悠斗は露天風呂であった事を思い出しため息を吐く。その際、背中から伝わってきた感触を思い出してしまい、頬を叩いて強引に忘れようとする

 

 「悠斗さん、どうかしたんですか?」

 

 「いやなんでない。それよりキャロは?」

 

 「キャロなら、女湯のほうに戻りました。着替えはあっちにあるみたいなので」

 

 「あ~~~服を脱いでから男湯のほうに来たからな」

 

 タオルを巻いていたとはいえほぼ裸で男湯にやってきたキャロを思い出す悠斗。服を着、待合スペースにやってくるが女性陣はまだ来てないようだ

 

 「エリオ、売店で牛乳を買ってきてくれないか?それと、余ったお金で好きな飲み物を買ってきていいぞ」

 

 「解りました」

 

 悠斗から500円を受け取ったエリオは売店へと赴き牛乳を2本購入してくると1本を悠斗に渡し、お釣りを返そうとしたが

 

 「持ってていいぞ、お駄賃だ」

 

 悠斗はお小遣いだと言ってエリオに残ったお金を渡し、牛乳を一気飲みすると、設置されているマッサージチェアに座って、マッサージを始めた

 

 「あ~~~~~きく~~~」

 

 本来ならマッサージの予約をして専門の人に身体のこりをとってもらいたいところだが、いつロストロギアの反応が出るか分からないためチェアを使用しているのだ

 

 「っ!?チェアは人と違って偶に痛くなるのが欠点だよな」

 

 「悠斗さん見てください。こんなに取れました!」

 

 すると、ゲームエリアに行っていたエリオが戻ってき、ゲットした大量のお菓子を見せる

 

 「おぉ~~~これまた大量だな。でも、食べるなら明日以降にしろよ?」

 

 「はい」

 

 「お待たせ~~」

 

 捕ったお菓子を見ながら笑みを浮かべているエリオを見ていると、女性陣がやってきた

 

 「エリオ、そのお菓子どうしたの?」

 

 「あそこにあるゲームコーナーで試しに遊んでみたら取れたんです」

 

 「へ~~~地球のゲームセンターにはそんなゲームもあるのね」

 

 「ティア、キャロ、私達もやってみよう」

 

 「やってみようって・・・あんた、こっちのお金持ってるの?」

 

 「・・・あ」

 

 ティアナに言われ、地球の金銭を持っていないことに気づいたスバルは眼に見えて待ちこみ始めた

 

 「はぁ~~~スバル、ティアナ、キャロ。ほれ」

 

 それを見た悠斗はため息を吐きながら財布から500円硬貨を3枚取り出し3人に向かって軽く弾いて渡した

 

 「え?え?悠斗さん?」

 

 「それで飲み物買って、余ったお金で遊んで来い」

 

 「い、いいんですか?」

 

 「エリオにだけ小遣いを上げるのは不公平だからな。いらないっていうなら返してくれてもいいが」

 

 「ありがとうございます。ティア、キャロ、行こ!」

 

 「ちょっとスバル!?えっと、ありがとうございます」

 

 「悠斗さん、ありがとうございます」

 

 お礼を言って、足早に売店へと向かったスバルを見て、ティアナとキャロは悠斗にお礼を言うとスバルを追って売店へと向かっていった

 

 「はぁ~~~~~~・・・・んん?」

 

 3人を見送り、マッサージに意識を戻すと、ふと視線を感じ振り返ると、女性陣(シグナムとシャマル、アインスを除く)が悠斗をジィーっと見ていた

 

 「・・なんだよ」

 

 「別に~~4人にはおごって私らにはないんやな~~なんて思ってへんよ?」

 

 「(ぜって~~思ってるよ)・・・ほれ、1000円あれば足りるだろう」

 

 「ええの?おおきに~~♪」

 

 笑顔で悠斗から1000円を受け取るとはやては他の皆を連れて売店へと向かった

 

 「すまないな桜井」

 

 「貰っている給料の額を考慮すればたいした額じゃないですから」

 

 シグナムの謝罪の悠斗は苦笑いで答える。全員が全員好きなことをしてリラックスしていると設置したサーチャーにロストロギアの反応を感知し、悠斗、アリサ、すずかの3人を除いた全員が現場へと向かっていった

 

 「私達はどうする?」

 

 「コテージに戻って支度をしておけばいいんじゃないか?」

 

 「そうね。それじゃあ先に戻って準備をしておきましょう。高ぶった心を落ち着かせる紅茶も準備しておきましょう。淹れるのは任せたわよ悠斗」

 

 「はいはい。・・・・ん?」

 

 返答し、歩き出そうとした悠斗は足を止めて、空を見上げる

 

 「悠斗さん?」

 

 「どうしたのよ?」

 

 「・・いや、何でもない。行こう」

 

 数秒間虚空を見ていた悠斗は2人に何でもないと告げるとコテージへと歩いて行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぃ~~~心臓が止まるかと思ったぜ」

 

 とあるビルの屋上で1人の青年が冷や汗をかいていた

 

 「結構距離あるから大丈夫かと思ったんだけどな~~~あの男本当に人間か?」

 

 青年は置いていた椅子に座ると自分で淹れた紅茶を飲みながら考える

 

 「どうすっかな~~。俺が雇った連中に2人を襲わせ、危なくなったところにさっそうと参上して助け、好感度を上げつつ、魅了する作戦だったってのに。・・・位置はばれてないだろうからここから射抜いて、射抜いた後、雇った連中に2人を襲わせるか?」

 

 「射抜く・・か。それはここから放つ矢が絶対に届くと確信してないと出ない言葉だな」

 

 「っ!?」

 

 自分以外いないビルの屋上に先程まで自分が見ていた青年、悠斗がフェンスの上に座っていたのだ

 

 「な、な、な」

 

 「何でここがばれたかって?俺の感知能力なめるなよ」

 

 悠斗はフェンスから飛び降り、青年に近づいていく

 

 「お前が害のない者だったら、見逃そうと思ったんだが・・残念だよ」

 

 「く、喰らえ!」

 

 青年は黒い弓を何処からともなく取り出すとこれまた1本の矢を何処からともなく取り出し悠斗に向け射った。人が射ったと思えないほどの速度で放たれた矢はそのまま悠斗にあたると思われたが、悠斗は刀を抜刀し、矢を2つに両断した

 

 「っ!?くそ、くそ、くそぉーー!!」

 

 射った矢が斬られるとは思ってなかった青年は矢のほかに様々な剣を悠斗に向かって撃っていく

 

 「(剣だけを撃ってくるが俺の持つ“千の顔を持つ英雄”と同じ能力か)」

 

 それに対し、悠斗はゆっくりと歩きながら対峙している青年の能力を分析しつつ、迫りくる矢、剣等を叩き斬りながら1歩1歩ゆっくりと近づいていく

 

 「何なんだ、何なんだよお前!?」

 

 「俺か?お前と同じ存在だよ。ただまぁ、一つ違うのは・・・神の部下で、お前のような自己中心的な奴(転生者)を狩る者だ」

 

 自分の能力がまったくと言っていいほど効かない悠斗に青年が恐怖しながら尋ねると悠斗は淡々と言った口調で自分のことを話、一閃。対峙していた青年を斬った

 

 「また転生する機会があるならまっとうな考えであることを祈るよ」

 

 刀を振るって付着した血を飛ばし、鞘に納めると。斬った青年の身体が光り輝き、光の粒子となって姿を消した

 

 「成程、こうやって神のいる場所に戻るってわけか。ん?でも、最初に対峙した奴は普通に遺体として見つかったが・・・・今度聞いてみるか」

 

 用が済んだとばかりに悠斗はその場から立ち去った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「今戻った」

 

 「悪いな」

 

 「気にするな」

 

 コテージに辿り着くと外で空を見上げていた悠斗?が悠斗を出迎えた。悠斗は悠斗?に刀を渡すと煙と共に消えた。悠斗が受け取った刀をアイテムボックスに収納したと同時にロストロギアの回収に言っていた面々が戻ってきた

 

 「ただいま~~」

 

 「お勤めご苦労さん。今、紅茶を淹れるから席について待っててくれ」

 

 「いや、私らはこのまま帰ろうかと・・・」

 

 「あの4人を見ても、同じこと言えるのか?」

 

 「え?」

 

 悠斗に言われ、隊長陣が振り返ると今にも眠りそうなスバル達がいた

 

 「1日や2日開けていても問題はないだろう。それに滅多に地球に帰ってこれないんだから親孝行の一つや二つして行っても罰は当たらんだろう」

 

 「で、でも、それじゃ基地で働いてもらってる人たちに申し訳・・・」

 

 「基地にいる面々には帰ってから特別休暇を与えればいいだろう。期間限定とはいえ新設された部隊だから頑張らなきゃいけないのは解るが適度なガス抜きは必要だぞ?」

 

 悠斗に話を聞き、今日、明日は地球で過ごすことが決まった

 

 「悠斗、明日の夜、私に付き合いなさい」

 

 「はい?」

 

 そして、悠斗は明日の夜、アリサとデート?することとなった

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