神の従者となった剣聖の異世界旅行   作:白の牙

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贈り物

 

 

 

 

 「・・・ふぅ~~~~何とか作る分の材料はできたな」

 

 家の地下に作った作業場でアクセサリーを作るのに必要な鉱物等の錬成を終えた悠斗は固まった身体をほぐすと一息取ろうとしたとき、携帯に着信が入った

 

 「着信者不明?」

 

 画面に表示された文字に悠斗は間違い電話か、勧誘電話かと思い無視を決め込んだ。しばらくすると着信は止み、部屋を出ようとした矢先、また電話が鳴った

 

 「(また同じ奴からか。また無視をしてもいいが何度もかけられるのも面倒だな)はい、もしもし?」

 

 『やっとでおったか。遅いぞ』

 

 「この声爺さん!?」

 

 悠斗に電話をかけてきたのは悠斗をこの世界に送り込んだ神その人であった

 

 「何で俺の携帯番号知ってるんだよ!?」

 

 『そりゃあ、あれじゃ儂が神じゃからじゃよ』

 

 「理由になってねぇよ」

 

 神の返答に悠斗が呆れた口調でツッコム

 

 「っで?何の用なんですか?確か転生させたものへの接触は禁止されているって前に言ってたような気がするんですけど」

 

 『正確には直接接触するのじゃがの。今日電話したのはお主にあることを伝えるためじゃ』

 

 「あること?」

 

 『うむ、その世界ある遺跡に儂が作ったオリジナルのリュウソウルを隠した』

 

 「・・・は?」

 

 『場所はお主の携帯に送っておく。取りに行くか、行かないかはお主の判断に任せる。ではの~~』

 

 「ちょっと待て!?爺さん?爺さん!!あの爺、切るの早すぎだろう」

 

 神の言葉に放心していた悠斗だが、すぐに気を持ちなおし問いただそうとするが既に通話は切れており、かかってきた番号に電話を掛けるも“この番号は現在使われておりません”というメッセージが聞こえてくるだけだった

 

 「あの爺、この忙しいときに余計なことしやがって」

 

 一息入れるのをやめて悠斗は椅子に座ってどうするかを考え始める

 

 「爺さんは回収しにいくかは俺が決めていいって言ってたから無理に取りに行かなくてもいいんだが・・・神が作ったものだからな~~カナエソウルみたいなとんでもないものだったらやばいことになるし・・・・行くしかない・・か」

 

 悩んだ末に悠斗は神が送ったと言ったリュウソウルを回収しに行くことを決めると、丁度いいタイミングでメールが届いた

 

 「・・・・タイミング見てるんじゃねぇだろうなあの爺」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ロストロギアの回収に行ってくるですか?」

 

 「あぁ。俺が個人的に持っているのと同じ代物があるかもしれない遺跡が見つかったって知り合いの情報屋から連絡を貰ってな。今から行ってこようと思ってる」

 

 「急ですね」

 

 「この間遭遇した次元盗賊のこともあるからな。早いほうがいいだろう」

 

 「・・・解りました。でしたら私も同行します」

 

 「お前も?」

 

 自分も着いて行くといったリインフォースに悠斗が尋ね返す

 

 「はい。たまには身体を動かさないといざというとき困りますから。それに、頼んでいたものが出来上がったのでそれの性能テストも兼ねて一緒に行きます」

 

 「頼んでいたもの?」

 

 「プレシアの頼んで私用のアームドデバイスの開発を頼んでいたんです。それが先日完成したんです」

 

 「へぇ~~リインフォース専用のデバイス・・・か。どんなものなのか興味あるな。分かった、一緒に行くか」

 

 「では準備をしてきます」

 

 悠斗にそう告げるとリインフォースは準備の為に2階に上がっていった

 

 「さてさてさ~~て、一体どんなソウルが送られてきたのやら・・不謹慎だけど、少し楽しみだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・到着しました」

 

 「ここが俺が求めるロストロギアが封印されている遺跡がある星か」

 

 リインフォースの準備が整い、家にある転送装置で遺跡のある星までやってきた悠斗とリインフォースの2人

 

 「・・・見渡す限り森だな。遺跡を探すに一苦労しそうだな。偵察機を飛ばすか」

 

 「いえ、ここは私に任せてください。グランシャリオ、ロッドフォームで起動」

 

 リインフォースは納められた宝石を中心に剣、盾などと言った七つの武具が描かれたカードを取り出し、起動させるとカードは杖となりそれと同時に身に纏っている騎士甲冑のデザインが変わった

 

 「リインフォース、騎士甲冑のデザイン変ってないか?」

 

 「プレシア曰く、形態によって適した服装になるそうです。この状態は魔法戦に適した状態ですね」

 

 「へぇ~~~」

 

 「始めます」

 

 リインフォースは杖の石突で地面を軽く小突くと魔方陣が展開され、数瞬後にはピンボールサイズの漆黒の魔力球12個を自分の周囲に作り上げ、それらを飛ばした

 

 「サーチャーだったか?今のは?」

 

 「はい。ですが、広大な星から遺跡だけを探すのには少々時間がかかってしまいますが」

 

 「俺の無人偵察機でもそれは同じだろう。気長に待つとしよう」

 

 「では、ティータイムといきましょう。こんなこともあろうかとお茶とスコーンを持ってきたんです」

 

 「用意がいいな」

 

 悠斗はリインフォースが広げたシーツに座り、用意し、持ってきたお茶とスコーンでティータイムを始めた。そして、しばらくして

 

 「・・・見つけました」

 

 「結構早かったな」

 

 「どうやらこの星は私達が思っていたよりも大きくはなかったようですね」

 

 「んで?目的の遺跡は?」

 

 「・・ここから数百キロ先にあるようです」

 

 「中にどんな仕掛けがあるか分からない以上魔力は極力抑えておくべきだな。っとなるとこれで移動するのが一番か」

 

 悠斗は指にはめている指輪型のアイテムボックスから一台のバイクを呼び出す。呼び出したバイクにまたがり、調子を確かめる

 

 「長いこと使ってなかったから心配だったんだが、問題ないみたいだな。リインフォース、遺跡までのナビゲートは任せる」

 

 「・・・・」

 

 「どうした?」

 

 「いえ、その、悠斗、貴方、免許は持っているんですか?」

 

 リインフォースは至極当たり前のことを悠斗に尋ねた

 

 「おいおい、何言ってるんだ、持ってるわけねぇだろう」

 

 「持ってないのになんでバイクをもっているんですか?」

 

 「・・・貰ったからだ。そんなことより早く後ろに乗れ。行くぞ」

 

 悠斗にせかされリインフォースは納得のいかない表情をするも悠斗の言う通りバイクの後ろに乗り、振り落とされないようにしっかりと悠斗にしがみついた

 

 「そんじゃあ、出発だ」

 

 リインフォースが自分にしがみついたのを確認した悠斗は遺跡へとバイクを走らせた

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