Fate/Catastrophe   作:アグナ

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オデュッセウスに会えなかったよ。

しかしてキルケーは当たった私は敗北者か……。


ACTー7 理想の騎士

 告白すれば……私は凡人だ。

 武力にこそ恵まれたものの、ただそれだけ。

 意識は達観し、心は熱の冷めた屑鉄。

 

 端的に言って、(オレ)は歴史上の英雄英傑と比べることすら烏滸がましかった。

 

 卑賤の生まれ。

 そこから武力一辺倒で成り上がった騎士。

 仕えるべき王に恵まれ、最愛の女と結んだ。

 挙げた武勲は国中に轟き、理想の騎士と人は呼んだ。

 

 それは何てらしい(・・・)王道(テンプレート)

 国中見渡せば、当時何処にでもいた子供(ガキ)は、少々得意な武術の腕だけで、権力層へと昇り詰め、遂には数多の諸王にさえも認められる模範的騎士となった。

 正に人が描く典型的な成り上がりの英雄伝。

 そういう意味では私は確かに人々の呼ぶ英雄像に相応しいのだろう。

 

 ──だが、違うのだ。

 私はただ“必要”を成してきただけなのだ。

 

 力を持たなければ野垂れ死ぬから強くなった。

 立場に迫られたからこそ騎士になった。

 教授を乞われたからこそ騎士道を説き、周囲に願われたからこそ摂政を担った。

 

 私は自分の心や意思で以て、選択したことなど一度も無い。

 淡々とただ周囲に流されるまま、乞われるままに行ったに過ぎず。

 英雄らしい、不断の努力も決意も、そして願いも無い。

 

 命じられるがまま戦い、命じられるがまま成す。

 嗚呼、英雄など寡聞に過ぎる。

 私など、せいぜいが無骨な『剣』であろうに。

 

 思うに、英雄に相応しい者があるとすればそれは……。

 

 

 

『すごいな! ■■■■■! 一切ブレも無く、歪みも無いまさに完璧な一太刀! まるで俺が敬愛する『円卓の騎士』たちの様だ! 君はもしやランスロット卿の生まれ変わりなんじゃないか!?』

 

 

 

 風に靡く赤と金の髪、それは獰猛な獅子の鬣のようだ。

 しかし瞳に宿るは印象に反する興味と憧憬の眼差し。

 獅子というより人好きする犬のように純粋に彼はこちらを見ている。

 まだ若い()の年齢を考えれば、違和感は無い反応だが……。

 

 乞われて披露した剣舞。

 私の披露した剣に夢物語を投影したのか。

 ()の目は何処までも何処までも、子供のように輝いていた。

 いっそ私が驚くほどに、彼は私の剣に夢を見ている。

 

 

 

『流石は我がイングランドきっての騎士。俺だって剣には自信があったんだが、やれやれ、君が相手ではどうしようもないな。かのアーサー王も剣の腕ではランスロット卿には及ばないと聞いているし──ああ、ならこの結果は必然だったか』

 

 

 

 ──場面が変わる。場所は戦場。

 土埃と血で汚れた姿で、座り込むようにいつかの少年が私を見上げる。

 完膚なきまでに負けたのに。

 今まさに命を取られんとしているのに。

 何処までも青年の目はいつか見た少年のままだった。

 

 殺意がかき消される。

 晴れやかなまでに真っ直ぐな瞳。思わず私は気圧された。

 この場面、この状況で、変わらないその態度。

 理解できない(なぜ)意味がわからない(なぜ)

 

 何故──殺される状況(ここ)で笑えるのだ。

 お前は。

 

 

 

『此処を任せる──と言っても俺自身対した世話を焼いてないけどな。はは、ロクスレイ辺りからすれば俺は確かに度しがたいほどの暴君だ。今この場所にアイツがいたらきっと射殺されるだろうな……弟を頼む。我が生涯、最高の騎士よ』

 

 

 

 ──場面が変わる。場所は王宮。

 青年はいつの間にか精悍な王族へと変じる。

 数奇な縁を持つ放蕩の王子。

 彼は気づけば、獅子の心を持つ王へと成っていた。

 

 彼の手が置かれた私の肩は、熱く熱く、熱を帯びている。

 信頼がまるで炎のように私を焼いてくる。

 されど瞳に宿る輝きは嘗てと委細変わらず──。

 

 この男は──最初から最後まで夢に生きていた。

 その人生に曇りは無く、抱いた夢と理想に準じて。

 ただひたすら、ひたすら、ひたすら、走り続けた。

 

 届かぬ星に手を伸ばすこと。

 それはどうしようも無く愚行なのに。

 胸を焦がすのは度しがたいほどの感動。

 そして愕然とした衝撃。

 

 ──多くの人は私を理想の騎士と呼ぶ。

 ──多くの人は私を英雄、傑物と呼ぶ。

 

 否! 否! 否! 何という勘違い!

 罪深いにも程がある!

 

 見よ、目の前の王が秘める熱量を。

 見よ、目の前の王が宿した輝きを。

 

 これを前にして、流されるまま生きてきた男がどうして英雄を名乗れようか。

 

「ああ、そうだ、俺にはただの凡人だよ。力だけ中途半端に持った凡人。対した熱意も無く、目指すべき指標(ユメ)もなく、ただ周りに流され、ここまで流されて来た少し幸運なだけの騎士──何処にでもいる、凡俗に過ぎない」

 

 そう、生きるために剣を振るい。

 望まれるがまま騎士になり。

 手にした役割に徹しただけ。

 そこには熱意も夢も何も無い。

 

 英雄らしい輝きなんて何処にもなかったのだ。

 だから──。

 

リチャード(・・・・・)。私は、俺はお前が憧れるべきような男では無いんだよ」

 

 偉大なりし獅子心王よ。

 お前の期待は、方向を間違えているのだ。

 

 

 

 

 東京都港区、六本木。

 後数年も経過すれば、商業施設(ヒルズ)立ち並ぶ繁華街として栄えただろうこの場所も、今の状況と時代を考えればただの廃墟だった。

 

 立ち並ぶ灰色の建築物たちは無惨に焼け焦げ、崩壊している。

 整備されていたはずの道は砕けて剥がれて、瓦礫の山。

 曇天の雲行きがいっそ退廃的な街並みを引き立てる。

 

 つい数ヶ月前の繁栄は何処へ言ったのか。

 六本木は他の地区と変わらず、既に輝きを失って久しかった。

 度重なる英雄の激突は、それだけの衰退を齎したのだ。

 

 そして──六本木を横切る形で通る首都高速道路。

 街の衰退を増長させるように。

 首都の交通網では今尚、街の破壊作業が続いていた。

 

「Aa────!」

 

 意味を成さない音の方向。

 黒い靄を纏った漆黒の騎士が吼える。

 

 千代田区面に疾走しながら騎士は重火器。

 戦車への拳(パンツァーファウスト)の名を持つ擲弾の引き金を引いた。

 

 ドンと大気を突き破る衝撃と共に弾頭が突き進む。

 狙いは漆黒の騎士に併走するもう一つの影。

 対向車線を進む白銀の騎士(セイバー)である。

 

 同じ人型を壊すには過度な対戦車砲は容赦なく、白銀の騎士を打ち据え──否。

 

「フッ────!」

 

 紗蘭と響き渡るは鈴の音色と聞き紛う美しい調べ。

 白銀の騎士が抜剣した刃は、恐ろしい速度で空を二つに裂いた。

 刀身を見る間も無い神速居合い。

 それは距離の概念すら引き裂いて、迫る弾頭を虚空で落とす。

 

 結果、巻き起こった爆発さえ返しの刃で切り払う。

 当たり前に不条理を引き起こす絶技。

 正に剣の英雄に相応しく、セイバーの剣術は圧倒的だ。

 

「Ar────Furuuuuuuuu!!」

 

 ならばと、役目を終えた発射器を黒騎士(バーサーカー)は放り捨てる。

 そして新たに手に取ったのは二丁の拳銃。

 ルガーP08とモーゼルC96。

 ドイツ帝国で製造された自動拳銃が火を噴いた。

 

 次々に振るう武器はどれも近代に作られた兵装。

 通常ならば非常の住人。

 サーヴァントを傷つけるに能わない武器だが……。

 

 先のパンツァーファウスト然り、これらの武器には魔術師が青ざめるほどの魔力が込められているのだ。

 

 宝具──サーヴァントたちが振るう切り札と見紛うほどに。

 途方もない魔力と神秘が銃弾に込められているのだ。

 

「戦場で武器は選んでいられない──とはいえ、貴公は些か節操がなさ過ぎやしないだろうか。騎士が拳銃など、この時代に生きる者からすればいっそ喜劇的(コミカル)に映る光景であろうさ」

 

 瞬く間に虚空裂く二十七閃。

 煌めく白銀の防刃が魔弾を悉く打ち落とした。

 狂乱の黒騎士に通じないだろう軽口を叩きながらの行動。

 

 剣で銃弾を叩き落とすなどという浪漫(ロマン)を実演しながら、己も変わらぬかと自嘲の笑みを漏らす白銀の騎士。

 そも過去から蘇った英雄など、存在そのものが奇天烈だろう。

 今更、拳銃を使う騎士に銃弾を切り落とす騎士に常識を当てはめようなどと考える砲が筋違いな話であった。

 

「Fuuu………」

 

「それにしても狂気の騎士とは、都合が良い。何分、人の前では少しでもらしく(・・・)あろうとしているのでね。安易に沈黙を破るわけにはいかぬのだよ。元来寡黙な性ではないのだが……。貴公、相手なら自由に曝せるというもの」

 

 貴公からすれば狂気こそ不本意だろうが、と言外に告げながら言葉を投げる白銀の騎士。セイバーとして、玲瓏館美沙夜に侍っていたときとは全く異なる態度と言葉は、この騎士が持つ地金の部分が晒されている故か。

 

「とはいえ、こうして言葉を交わせるにしても──」

 

「A……a……A…………A──urrrrrrッ!」

 

「狂人相手では意味が無いか、やれやれ難儀な話だ」

 

 もはや本来の装弾数を無視してマズルフラッシュが輝く。

 鼻に衝く硝煙混じりの鉛玉が、雨の如く飛来して……奔る剣閃。

 もう幾度と繰り返した光景を再び白銀の騎士が成す。

 

 火花を上げて接触する鋼と鋼。

 凶悪な魔弾の弾雨は、より凶悪な白刃の墜とされる。

 起こりから最大速度(ぜんりょく)という規格外の剣術。

 いと鋭き剣閃は所有者の技量と寄り合い魔剣の領域。

 

 ならばこそ、宝具紛いの鉛玉など取るに足りず。

 穢れのような黒騎士の攻撃が、美しい白銀を穢すことなど不可能である。

 これまでの攻防がそれを裏付けている。

 

「しかし、それが勝敗に直結するわけでもなし。そろそろ抜いたらどうだ? 懐に秘めた刀剣。私が接近を嗅ぐわせるたびに見せる本来の得物を」

 

「Aa────ッッ!!」

 

「……その気はないと、そう言いたいわけだな」

 

 これが返礼だとばかりに火を噴く二丁拳銃。

 黒騎士の答えに嘆息しながら白銀の騎士は刃を奔らせた。

 

 相も変わらず美しい調べ。

 キンと何かを斬り裂いたのだろう。

 役目を果たした剣を納剣しながら騎士は足場を強く踏みしめた。

 

「!?」

 

 黒い狂騎士の無貌に驚愕が浮かぶ。

 何故なら黒騎士は今、空中を舞っているから。

 足場を白銀の騎士が踏みしめたのと全く同時に。

 

 どういうことだと狂気の思考が舞台を見下ろす。

 すると己が立っていた場所。

 高速道路を形成するアスファルトが畳のような長四方形に切り取られ、さらに沈み込むセイバーの足下とは対極に浮き上がっているのだ。

 

 先に奏でた剣閃は地面のアスファルトを切り取るための一撃。そして強く踏みしめたのはテコの原理でセイバーから見て対向車線を併走する黒騎士を空中に打ち上げるためだったのだろう。

 黒騎士が放った銃弾を軽やかに避けながらセイバーは、眼下で笑う。

 予想外の攻撃に驚愕している、空を舞う(無防備)な黒騎士を。

 

「お前の──というよりお前の主の目論見は既に割れている。お前が態々、本領だろう接近戦を捨て近代兵装を用いた中距離間合いを保ち続けているのは、私を主の下から引き離すためなのだろう?」

 

 ──セイバーのマスターである玲瓏館美沙夜と、バーサーカーのマスターであるレイター少佐が開戦して間もなく、バーサーカーはセイバーと中距離を保ちながら、徹底して逃げに徹していた。

 手に取る武器は銃火器の類い。

 セイバーの特異とする剣の間合いを絶妙に殺す位置から、バーサーカーは殺意を白銀の騎士へと向けていたのだ。

 

 最初は確実に(セイバー)を討ち取るためだと思った。

 剣の英霊に剣の間合いで立ち向かうことこそ愚行。

 確実に己を取るための戦術だと。

 

 だが、目前のバーサーカーがまるで逃げるように距離を取りつつ、しかしこちらが見失わない絶妙な距離位置で攻撃を行う様を見てから、己の推測が間違いであったと気づかされた。

 このバーサーカーの意思(殺意)自体は本物だろうが……。

 彼の行動には、別の意思が介在していた。

 即ち──バーサーカーのマスターである。

 

「目論見は考えるまでもない。私とマスターを分断するための行動だ。銃弾という武器を振るうお前をマスターに寄らせるわけにはいかない私の戦術的判断も織り込んでいたんだろう? お前の誘いに私が乗らざるを得ないことも見込み、お前は、お前たちは徹底して私を釣りだした」

 

 その結果がこれである。

 既に玲瓏館本邸は遙か彼方だ。時速八十キロほどでバーサーカーを追走したために、セイバーはもう十分以上にマスターとの距離を稼がれている。

 首都高速道路は終わりに近く、少し遠目に見れば霞ヶ関(しゅうてん)を告げる国会議事堂の威容が見える。

 バーサーカーらの思惑が結実した結果だ。

 こうも距離を稼がれてしまえば、すぐに戻るには令呪が必須。

 分断作戦は見事に成功している。

 

 しかし……。

 

「その企みは既に考慮済みだよ。考慮した上で……お前をこうして獲りに来ている」

 

「Aaaa──!?」

 

 剣閃が宙に浮くバーサーカーを捉える。

 セイバーが振るった一閃は目前の大気を斬り裂くに留まらず、そのまま空気を斬り進みながらあろう事か空中に飛ばされたバーサーカーまで斬撃を伝播させたのだ。

 とはいえ、流石に切れ味までは刀身のそれを再現するには至らなかったのだろう。

 剣から打ち放った斬撃は、斬撃として維持されたまま、無形の剣撃としてバーサーカーを空中から叩き落とす。

 甲冑越しにくぐもった悲鳴がバーサーカーから漏れる。

 

「理由は三つ。一つ、我がマスターは優秀だ。例え分断工作が成されて孤立しようともそう簡単に敗走することはない。二つ、命令(オーダー)は主を守ることではなく、主の敵を切り捨てることだ。優先するは敵対対象の抹殺であるべきだと考えたからだ」

 

 玲瓏館美沙夜。

 セイバーのマスターはお世辞抜きで最優のマスターである。

 

 この東京聖杯大戦において十万を超える参加者の中において、魔術師としての優秀さは群を抜いており、こと魔術師という面で彼女を凌ぐマスターは存在していないと断言できるほどに。そして、彼女は出来ないことは口にしない。

 支配者としての立場からだろうが、普段の傲慢な振る舞いとは逆に出来ることは当たり前に成し、出来ないことは口にしないという質なのだ。

 

 少なくとも己を守れではなく、敵を討ち取れと言うからには自己の安全や己が陥るだろう状況も考慮した上でのことだろう。

 相手の思惑も自身の不利も、承知の上で攻勢を彼女は要求した。

 

「そして三つ目──それは……」

 

「──例え、孤立しようと最優のサーヴァント(おのれ)ならばどれほどの劣勢とて恐れるに非ず、というわけだ。いやはや、流石は東京聖杯大戦最優のペア。大言壮語ではなく、現実として成立するのは感嘆するしか他にないな」

 

 パンパンと鳴り響く拍手。

 地面に叩き落としたバーサーカーへ追撃を加えようとした矢先、今まで気配すら伺わせなかった第三者の声が場に響く。

 考えるまでもない。

 セイバーと美沙夜が予め想定していた事態、釣りだしたセイバーを袋だたきにするため用意されていた伏兵のご登場というわけだ。

 

 尤も、一つだけ想定外だったのは……。

 

「驚いたな。まさか貴公が出てくるとは……前線は好まないのではなかったのか独裁者(カイザー)

 

「うむ、嫌いだ。剣のクラス(セイバー)などで呼び出された暁には、さっさと脱落してしまおうと考えていただろうな。特に此度のような形式では。

 ……しかし、しかしだ。騎士よ。この東京聖杯大戦最優のマスターとサーヴァントのペアが相手では、見合う『七大天使(うつわ)』を除けば、相手取れる者などそうは居まい。そして、居ないのなら出てくるしかあるまい。この私がな」

 

 東京聖杯大戦には──マスターごとの派閥がある。

 

 数あるマスターの中でも取り分け優秀な『七大天使』。彼らを中心として、それぞれマスター同士が手を組んだ組織が、勢力としてそれぞれの支配領土(セクター)を保有しているのが、東京聖杯大戦の状況である。

 その中で最大派閥は何処かといえば、『七大天使』の第一位である。

 

 構成員(マスター)戦力(サーヴァント)、共に他勢力とは群を抜いて多く、何より派閥を統べるは第一位。

 『魔王』が東京聖杯大戦を破壊可能だと約束した『七大天使』の内において尤も可能性の高い、第一位のランサーとそのマスターだ。

 

 当然、勝ち馬に乗りたいものたちはその武名だけで第一位のランサーに頭を下げ、彼に助力することを誓っている。

 しかし、第一位のランサーの武名だけで彼らは最大派閥の成ったわけではない。

 彼らが最大派閥となった要因は別にあるのだ。

 

第一位(最強)を作り上げた最大の功労者直々に相手取る必要があるとは……過分な評価と謙遜するべきか、油断を呼べなかったと嘆くべきか。ともあれ、最大派閥の中枢が前に出ているこの状況、喜ぶべきかな、ライダー、ユリウス・カエサル」

 

 規格外の話術を用いた扇動能力で瞬く間に第一位を正真正銘の第一位(最強)に仕上げた英霊。

 サーヴァントクラス・ライダー。

 真名をユリウス・カエサル。

 ローマ帝国史屈指の支配者がセイバーの言葉にニヤリと笑った。




博愛、忠誠、品格、正義──。
そして真実が世に陰る時、残虐さ、暴力、不実と偽りが姿を顕す。

世に秩序を戻すために選ばれし者こそ、騎士である。













書き切る予定だったが、ここらで割愛。
ついでに多分、以降のセイバー戦も割愛。

次回は美沙夜さんをちょっと描写して立香・マシュの視点に戻ります。
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