RELEASE OF SCULLMAN   作:ダグライダー

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 こんばんわ、ダグライダーです。
短めですがやっとリリスカ四話目が出来ました。
 私が投稿している作品で一番考えて考え抜いて書いているのがコレです。
 
 とじダグ
 脳内の設定をメモする→プロットを箇条書きする→全体の結末を決める→一度文章にする→読み返す→新しく文章にする→読み返す→投稿→読み返す→なるべく誤字脱字を直す。

 シンデレラ百剣
 脳内に煌めいたアイディアをそのまま新規小説機能に書き出す→読み返す→消す→衝動に従い書き直す→投稿→誤字脱字確認→追加事項があれば書き足す。

 リリスカ
 脳内からプロットを作る→結末のオチを決める→書く→見直す→何か違うと感じれば消す→書く→全体の雰囲気を見直す→暫く考える→書き足す或いは消す→投稿→誤字脱字確認。

 といった具合です。

いやぁ、シンデレラ百剣の書きやすさと来たら、状況次第ではリリスカやとじダグより早く話が作れるので、笑っちゃいましたよ。



影を追う

 

 ──悪意はなんて事ない日常の中に知らない内に紛れているものだ。特に一件なんの変哲もない人が実はとんでもない悪党だったり──

 

 

 

 

 

 結論を言えば、放課後バイトを探すついでにコンビナートに寄ってみた。悪夢であろうと常日頃目にするであろう場所が出たのだから、確かめずにはいられなかったんだろう。なんて自己弁護する。

 つまり何が言いたいかと言えば……迷ったのだ。

そりゃ夢だし、何か証拠が残ってるワケでもないし、ただ気になっただけで来ればこうもなるか。

 幸い、迷うといっても夢に出た場所がよく分からないだけで、帰る事は出来る。

 「…何だアレ?」

しかし、何の収穫も無いとは情けないと思っていたら何だか変な奴を見掛けた。

 ………ウチの制服の女子か?やたらめったら辺りを見回しては四つん這いになってコンテナの隙間を覗き込んでる……うん、変人だな。

 

 「うんん?おやおやぁ?そこの君!」

ヤバい気付かれた、無視だ無視。

 「コラコラ、君だよ君ぃ?無視はいかんなぁ…その制服は空崎のでしょ?」

 無視、無視、無視。

 「ちょっとちょっと、こーんな美少女が目の前に居るのにシカトはいかんなぁ~」

 自分で美少女とか言いやがった…。

これはしつこく付きまとうタイプだな仕方ない……。

 「何用ですか………?」

 「うわっ!めっちゃ不機嫌、もう結構なイケメンが台無しダゾ♪」

 ウザい……。

 「おっと自己紹介がまだだったね、アタシは君と同じ空崎高校で三年生の黒戸音々子。新聞部ね」

 ──何だ只のパパラッチか」

 「んんー、声に出てるよー?誰がパパラッチやねん」

 「でも学生の新聞なんて相手を面白可笑しく書くんでしょう」

 「失敬だね君は!こう見えてちゃんとした記事を書いてるの!」

 やはり胡散臭い……何だよ頭に眼鏡って……………ってかさっきからペンでつつくな!

 「そのまっとうな記者様は一体此処に何の用ですか?」

取り敢えず、目的くらいは聴いてやろう。

 「よくぞ訊いてくれたね!実はこの空崎には結構前から妙なウワサがあるんだよ!」

 …妙なウワサ……気が変わった、もう少し聴いてやる。

 「曰く、空崎には悪の秘密結社がある。曰く、空崎では正義の美少女集団が活躍している。とかね」

 ちっ、思ってたのとは違った。只の法螺か。

 「おんやぁ?その目は疑ってるね?ならコレはどうだ!夜の街に出没する怪物とそれを狩る骸骨男のウワサ!」

 っ!骸骨男……。

 「んふ、目の色が変わったね?よしよし」

 「……続きは?」

 「そうだなぁ、明日学校で教えてあげるよ?」

話にならない、まぁ所詮ごっこ遊びの記者だ…適当に付き合ってキリの良いとこで終いにしよう、バイトだって見つからないし。

 「ごっこ遊びなんかじゃ無いよ…少なくとも骸骨男と正義の美少女集団に関しては」

 「…!?」

コイツ……、何だ?

 「まーた怖い顔してる…兎に角、明日部室に来てくれたら教えてあげる。ついでに君の相談にも人生の一年先輩として乗ってあげよう!」

 成る程、この女…猫みたいかと思ったがもっと別のモノだったか……。

 「分かりました、明日、放課後に」

 「オケオケ、約束ね!ばいにゃら~♪」

そんなふざけた挨拶を残して去る黒戸と名乗った女、俺も帰ろう…成果と言って良いかは解らないが収穫はあった。後は晩飯の材料と求人誌だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ???

 漆黒を纏った白い仮面が跨がっていた鋼鉄の騎馬より降り立つ。

 『……』

「お帰りなさい、ご無事で何よりです」

 そこへ労いの言葉を掛ける者が1人……背格好は高く黒髪を短く切り揃えたその人物は骸骨男と同じ黒い服を纏っている、ただ骸骨と違い男のソレは神聖の象徴である神父服だ。

「連絡がありました、モウリョウに例の組織からの増援があったとか」

 神父の言葉を骸骨は黙って聞いている。

「それと…既にご存知かも知れませんが念のため………彼が空崎の高校に編入しました」

 『…………』

「今はまだ何とも無いようですが、努々油断なされぬように」

 神父の忠告に分かっているとでも言うかのように背を向け奥の扉へと消えて行く骸骨男、神父はそんな彼を悲しげに見送るだけであった。

 

 

 

 

 

 ──人は誰しも真に産まれた意味を理解してはいない。

しかし、稀にではあるが意味を持たされ産まれ墜ちた命も存在する。

 果たしてそれは善いことであるのか、悪しきことであるのか……其れを創り出した者にしか解らない。

 善きことならば喜ばしきモノだ、だがもしそれが悪しきことであったならば───

 

 


 

  とある医者の懺悔

 

 嗚呼、神よ何故この様な試練をお与えになるのか…。

私はただ、未来の医学に貢献出来る。そう聞かされていただけなのに……。

 此処は狂っている、人を人と思わぬ所業。生きとし生ける命に対する冒涜……私はこんなモノを造る為に此処に来たのでは無いのに!

 また、彼等は戦場に向かうのだろうか…?

嗚呼、何故、何故なんだ……。

 

 

詳細な日付等は消されている

 

 





 はい、また暫くはとじダグ優先でネタを考えます。
稀にシンデレラ百剣が挙がるかも知れませんがリリスカも一応書き進めていますので失踪らしき事は無いです。
 それこそアカウントが消されない限りは…。
では次回で!

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