魔法少女 リリカルなのはStrikerS~黄金の林檎~   作:クロさん

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「突如として起きた、爆発事故」
「現場に向かうと、そこには親友の姿があった」
「そして、私たちはこの事故のなかで新たな男と出会う…」

「魔法少女 リリカルなのはStrikerS~黄金の林檎~、始まります」


第3話「始動」

突如として鳴り響く警報(アラーム)

「一体、何があった?」

『町中で爆発事故が発生したようです』

「規模は?」

クロノは情報を得るため、通信を開いた。

必要な情報を的確にやり取りしていく。

 

クロノは、通信を切るとこちらに向き

「三人とも、町中で爆発事故が発生したらしい。原因は不明だが、現在消火・救助活動が行われている。そこで、君たちに調査の協力をお願いしたい」

「「「了解!」」」

 

――――――――――――――――――――

クラナガン、爆発事故現場。

 

現場の周辺は事故によって、混乱していた。

その中で、青髪の少女は冷静に思考していた。

「地上からの接近、瓦礫の撤去は困難。なら…」

《相棒、行きますか?》

「うん」

 

「行くよ、相棒(マッハキャリバー)!」

《ウィングロード》

彼女の足許から青い道(ウィングロード)が発生する、その上を少女は駆けて行く。

 

「待っててね、今行くよ!」

災害に見舞われた、小さい命を救うために。

 

 

…数分後

「これは酷い…」

ティアナが思わず声を洩らす。

 

「うん、必ず原因を見付けないとね」

町中でこれだけの被害をもたらした爆発事故、その原因は自然的なものではないとフェイトは確信していた。

 

「ティアナ!?フェイトさん!?」

突然かけられた懐かしい声に、ティアナとフェイトは同時に振り返った。

「「スバル!」」

そこに居たのは、ティアナの親友にしてJS事件でフェイトたちと共に戦ったスバル・ナカジマであった。

 

「どうしたの、二人とも」

「あ、クロノ提督に爆発の原因の調査の協力を要請されたのよ私たち」

「ティアナ、それ本当!だったら、私も!」

「待ちなさい、一体どうしたのよ?」

「さっき、救助活動の最中に何か変な魔力反応が…」

スバルのその一言に、ティアナとフェイトは即座に反応した。

 

「スバル、それどんな反応?」

「えっと、増えたり減ったり…安定しない魔力反応でした、フェイトさん」

「ティアナ、スバル…そしてレンくん、三人と私で二手に分かれてその魔力反応を追おう」

「「「了解!」」」

 

――――――――――――――――――――

簡単にレンと挨拶を交わし、ティアナから前日の事件を聞いたスバル。

「なるほど…レリックみたく、悪用されてるかもなんだね」

「ええ、あんたの感じた魔力反応も不安定…ってことを除けばかなり林檎に近いわ」

「とにかく、先ずはその魔力反応を追わないとな…ティアナ、スバル感じたか?」

 

前方を走るのはスバル、その後ろにレンそしてティアナの順である。急な任務、メンバー変更でも対応出来るだけの力はなのはの教導で鍛えられたティアナとスバルにはあった。

 

「いいえ、スバルあんた本当にこっち?」

「うん、さっきはこの辺りで一瞬とても大きな反応を感じたんだ」

「…っ!二人とも!」

 

レンの言葉に、スバルとティアナも即座に散開。

三人の居た位置にレーザーが降り注いだ。

 

「「この攻撃は…ガジェット!?」」

ガジェット…JS事件において、ジェイル・スカリエッティが開発した対魔導師・レリック追跡用の機械兵器ガジェット・ドローンの通称である。

 

「スバル!レン!」

「うん!」「ああ!」

スバルのリボルバーナックルとレンの飛燕から薬莢が排出され、魔力が高められる…

 

「「はぁぁあッ!!」」

二人の攻撃にはAMF(アンチマギリンクフィールド)も大した効力を発揮できず、次々と破壊されていくガジェットたち。

 

「Ⅲ型や数が居ない分、かなり楽に戦えるわね…っと!」

ティアナも二段構成の魔力弾(ヴァリアブルバレット)で、次々とガジェットたちを破壊していく。

 

「…っ!この反応は!」

レンは、スバルの感知したという魔力反応を確認した。

そこには…

 

「フェイト執務官、レンです。魔力反応のもとを確認、小型の魔力爆弾です」

『了解、すぐにそっちに向かうから!』

そこには、小型の魔力爆弾が仕掛けられていた。

今回の事故の原因はこれであるのは確実である。

 

「ガジェットの反応が消えたと思えば…管理局の(いぬ)たちか…」

「何者だっ!」

突如現れた第三者に、レンたちは警戒体制をとる。

 

「私かい?禁断の果実より、叡智を授かった者さ…」

「貴方も、林檎を持ち去った男の仲間なの?」

禁断の果実…明らかに、黄金の林檎(レティス)のことを指してるであろう言葉にティアナは反応する。

 

「ふふふ…さて、どうかな?しかし、私も忙しい身でね。君たちの相手は娘にお願いするよ。」

「ティア!」

スバルが叫ぶ。

 

ガキィィンッ!!

 

謎の男の背後からの襲撃者の大剣を受け止めたスバル。

「「戦闘機人!?」」

「では、後はお願いするよ…No.AーⅠ(セリア)

「了解しました、命令を実行します」

セリアと呼ばれた戦闘機人は、無機質な声であった。

ジェイル・スカリエッティの作り出した戦闘機人より、機械に近く作られたのか…

 

そして、男の姿は既に消え去っていた…

 

――――――――――――――――――――

場所は変わって、教導訓練場付近の海上。

 

「貴方、一体何者!?」

「答えるつもりは無い」

スプールスに姿を現した男…彼は、今なのはと対峙していた。

 

「なら、無理矢理でも答えてもらうんだから!」

《アクセルシューター!》

事の発端は、なのはが教導中に異質な魔力を感じ訓練生を先に上がらせ自分は魔力反応を確認しに向かった。

 

管理局員であっても、飛行には制限がかかる…それなのに、管理局員でもなさそうな人間が自由に飛行しているのを見付ければ誰でも怪しいと思う訳である。

 

「邪魔をするなら、撃墜するまで…ヘルメス!」

《アクセルシューター!》

 

 

黄金の林檎(レティス)、ガジェット、戦闘機人…

様々な事象は、かつての機動6課メンバーたちを今再び集結させ始めていた…




次回予告
「機動6課フォワード隊の教導を務めさせて頂きます、高町 なのはです」

また、あの頃みたく皆で頑張れる。
それが嬉しかった…
はやてちゃんや、ヴィータちゃん…ヴァイスくんたち、まだまだ集まれない人も多いけれど…
さぁ、今日も訓練頑張ろう!

次回、「日常」
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