魔法少女 リリカルなのはStrikerS~黄金の林檎~   作:クロさん

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「主はやても、シャマルもザフィーラもリィンもアギト…そして、ヴィータも皆私の大切な家族だ…」
「それを傷付けよう者がいるのなら…我が剣、レヴァンティンをもって必ず斬り伏せてみせる…」

「魔法少女 リリカルなのはStrikerS~黄金の林檎~…始まります」


第6話「警護」―前編―

―機動6課隊舎、隊長室

 

「というわけで、私も6課に参加出来ることになった…よろしく頼む」

先日の事件から、はやては多方面と交渉し自分と守護騎士の(ヴォルケンリッター)たちの6課参加の契約を取り付けていた。今は、ロングアーチのメンバーを集結させるために奔走している。

 

あれから1週間、ヴィータは未だ目覚めていない。

かなり人間に近付いたとはいえ、守護騎士プログラムとしての名残なのか…リンカーコアからの魔力供給を断たれているため目覚めないのではないか、というのがシャマルの診断だった。

 

「シグナムは、ライトニング2。ザフィーラは隊舎の護衛をお願いするね」

「任せておけ、テスタロッサ」「承知した」

「じゃあ皆、次のお仕事の説明をするね」

 

なのはの表示したウィンドウには、ハウザーと名乗った男と謎の環状物体が表示されていた。

「まず、ロストロギア黄金の林檎(レティス)を所有しているこの人…名前から経歴を調べてみたんだけど、全く情報がなかったの」

「なのはさん、全くとはどういうことですか?」

レンが質問を挟む。

 

「私はともかく、執務官であるフェイトちゃんにすら開示されない情報なの」

「そんな!そんなのって…有り得ないですよ!」

「落ち着いてレンくん、今クロノ提督や無限書庫に情報を探してもらってるから」

「分かり…ました」

 

「そして、こっちの環状物体なんだけど…」

 

――――――――――――――――――――

数日前…

《なのはママ~、フェイトママ~!》

「あ、ヴィヴィオ!また無限書庫に行ってるの?」

「そうだよ、なのはママ。ユーノさんがママたちのお手伝いするって言ってたから、ヴィヴィオはそのお手伝いをしてるの!」

「ユーノくん、ヴィヴィオはちゃんとやれてる?」

《ヴィヴィオがどうしてもって聞かなくてさ。でも、本当に助かってるよ。昔の僕より検索魔法の呑み込みも早いし》

「なら良いけど…」

「ユーノ、あの環状物体については何か分かった?」

《うん、あのハウザーって人よりは情報があるよ》

 

ユーノが言うには、

あの環状物体は…《枷》と呼ばれるものらしい。

ロストロギアの膨大なエネルギーを制御する目的のもので、その起動にはかなりの魔力を必要とする。

 

黄金の林檎(レティス)本来の目的(・・・・・)で利用するためのものだったらしいが、使われることなく様々な世界に散ったらしい。

 

「本来の目的って、何なんだろう?」

《分からない。ろくでもないことだとは思うけどね…けど、時期が被るんだ》

「え?」

《聖王の揺りかごが空を翔ていたとされる時期と…ね》

「「!?」」

なのはもフェイトも、息を呑んだ。

 

――――――――――――――――――――

「私たちの目的は、環状物体を彼らより先に見付けて

奪いに来る彼らを捕縛すること…シグナム副隊長」

「あぁ」

 

シグナムとフォワードメンバーの前に新しいウィンドウが開かれる。

「私たちの次の任務は、《枷》の護送だ。先日、遺跡から発掘されたものの中に《枷》らしき(・・・)ものがあるとの報告を受け私とお前たちで護送の任務を受けることとなった」

「シグナムさん!」

「どうした、ランスター」

「どうして、そんなに不確定な情報なのでしょう?」

 

かつてのジュエルシード事件…ユーノ・スクライアが発掘したジュエルシードを護送する艦が攻撃を受け、ジュエルシードが第97管理外世界"地球"に散らばってしまったことから発掘品の管理に関して管理局は、かなり積極的になっていた。

 

今回の様な管理局が詳細を知り得ない品など、"盗掘品(・・・)"以外あり得ないのだ。

 

「元々は盗掘品だったものだ、しかし謎の二人組に襲われたと盗掘した者たちが管理局に救援を要請してきた…という訳だ。では、直ぐに発つぞ。準備を急げ!」

「「「「「はい!」」」」」

 

――――――――――――――――――――

数十分後…―護送艦内

 

「こちら、ティアナ。異常なし」

「こちら、スバル…こっちも異常なしです」

「こちら、エリオ・キャロ。異常なしです」

盗掘者たちを襲ったのは、おそらく戦闘機人である

はず。ヴィータの件から、自然とフォワードたちの

緊張も高まる…

 

「こちら、シグナム。了解した」

 

「おい、シグナム!」

「どうした、アギト」

「どうしたもこうしたもねーよ!ヴィータの姉貴が倒れてから、お前全然休んでねーだろうが!」

「ふっ…心配するな。私は、まだまだそんな柔じゃないさ。行くぞ、アギト」

「シグナム!」

 

(もしも、謎の二人組が…ヴィータを撃墜した張本人たちなら…何としても、回復の手がかりを掴んでみせる…)

(シグナム…)

 

――――――――――――――――――――

《ぉ………ぃ!…………》

「?」

その頃レンは貨物室の警備をしていた所、謎の声を聞いていた。

 

(子供でも入り込んだのか?)

ズガガガガガ…ッ!!

「…っ!?」

突如として、背後から無数の弾丸がレンへと遅い来る!

 

「誰だッ!」

それを紙一重で避けたレンの前に居たのは…

「ちっ…あれで蜂の巣になってればよかったのにさ」 「戦闘機人!」

「セリア!」

(了解です、アイラ)

「IS、重力加速」

「2度も同じ手はくらうものか!」

「そんなのこっちだって分かってることさ!」

ドガァァアンッ!

 

「ぐ…っ!?」

避けた先で爆弾が爆発する。

「あははは!あんたの動きが手に取る様に分かる!博士(ドクター)の言ったとおりだ、標的(ターゲット)の中であんたが一番弱くて場数を踏んでない…」

「アイラ…早く終わらせて」

「ちっ…分かったよ!これでぶっとびな!」

(通信も通じない…相手は質量兵器。分が悪すぎだろ…)

 

――――――――――――――――――――

レンが二人の戦闘機人を相手にしてる頃、

シグナムは貨物室に向かっていた。

 

「通信が通じない…まさか、あいつらか?」

(ここは通しません)

「これは、セインの無機潜航(ディープダイバー)!?」

「アギト、ユニゾンだ!」

「分かった!」

 

床から飛び出てきたのは無数のガジェット…

「《火竜…一閃!》」

 

――――――――――――――――――――

「ティア!」

「分かってるわよ!」

 

場を移してスバル・ティアナ組。

こちらでも無数のガジェットとの交戦中であった。

 

「必要数だけ撃破して突破する!エリオ・キャロと合流して、恐らく先に貨物室に向かってるシグナム副隊長の援護に向かうわよ!」

「分かった!道は私が作るよ、行けるね相棒(マッハキャリバー)?」

《はい、相棒》

「よし!ディバィン…バスターっ!!」

 

―――――――――――――――――――

「キャロは下がってて…後方支援をお願い」

「エリオ君…うん、分かった」

 

「残念だけど、君たちを合流地点に行かせる訳には…いかないんです」

「ストラーダ!」

エリオ・キャロ組は戦闘機人のニーナとクレアと交戦中であった。

 

「IS、座標変換」

《プロテクション》

「キャロ!?ご、ごめん!」

「私は大丈夫!それよりエリオ君、後ろ!」

「IS、座標変換」

後ろから来るはずだった攻撃は横から飛んでくる…

 

「これ、私一人で勝てちゃうかもね。お姉ちゃん?」

「油断しないの、クレア」

 

「くっ…どうすれば…」

 

―――――――――――――――――――

場所は戻って、貨物室。

 

「ぐっ…」

「なんだ?もう終いか?」

「貨物室前と、東ブロック組の足止めは順調だけど…西ブロック組は合流地点に移動してる…急いで」

「わーった、わーったよ!」

(スバル、ティアナ…エリオ、キャロ…皆、頑張ってるのに俺だけなんでこんな簡単にやられてるんだ…)

《おい!お前!》

 

「!?」

その時、すべての時が止まった気がした…

《お前、力が欲しいか?》

目の前に居たのは…黒い融合騎(ユニゾンデバイス)

《聞こえなかったのか?もう一度言うぞ。お前、力が欲しいか?》

迷う必要はなかった、自分が簡単にやられては《枷》を護りきることは出来ないのだから…

「力を貸してくれ…」

《分かった…俺に任せろ》

その時、融合騎が不適に笑った…

 




謎の融合騎登場です。

この融合騎も黄金の林檎と同等の重要度です。
レン君の前に現れたのは何故か?
一体どうなるのか?

後編をお楽しみに。
アドバイス、感想をお待ちしてます。

―後編―に続く。
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