今回のお話しは大前田視点で物事が進んでいきます!
過去最高文量ですが、他の人と比べるとどうやら大した事ないらしいです…。
暗殺をしない暗殺者
後ろで何か壊れるような音がした。
ぎょっとして、思わず振り返る。
そこには。
「テメェは
憎き
機械の駆動音を小さく鳴らしながらヤツはオレに言葉を投げかける。
「質問したい事がある」
知るか!!
「お前の隊長はどこにいる?」
「知るか!」
なんせマジで知らねぇからな!だが対峙してる敵はその返答が気にくわなかったらしい。
「回答拒絶か」
だがコレ以外答えらんねえよ、オレ。マジで知らねぇから。知ってたらマジで喋るし。多分その辺含めてなんも教えてくんないんじゃね?…ただ忘れられてそうな感じの時もあったりするが…。
また吹き飛ばされた。あのヒモなんだよ…!バカみてえに強えじゃなねぇか…!
「もう一度質問する。お前の隊長はどこにいる?」
「だから知るかって答えたろ!」
正直に答えた、マジで知らねぇ相手をぶっ飛ばすなよ!
「また回答拒絶か」
だからマジで知らねぇんだって!
ダメだ…。全く勝てねぇ…。…弱点あんの?こんなやつに。
そんなオレにしびれを切らしたらしい。敵は
「貴様らの隊長はどこにいる?三度目の質問だ。回答を期待する」
何度聞かれても答えは変わらねぇよ!
「マジで知らねぇよ!」
「回答拒絶か」
「バカか!テメェ!ホントに知らねぇの!教えてもらってないの!こういうのは知らんふりするヤツいるけど!俺はそういうの気にせずにすぐペロッと喋るタイプなの!」
だって。
「知られたトコで隊長が負けるワケねぇしな」
だが、どうやら目の前のヤツは。俺の志をもっと潔く受け取ったらしい。
「三度目の回答拒絶か。質問方法を変更する」
そしてヤツは。カラダに纏わせている太いヒモを勢いよく伸ばした。このヒモに俺は何度も吹き飛ばされたのだよな…。だが、今回は。ぎりぎりではあるが、その太いヒモはオレのカラダをハズした。
しかし、
「お…お兄様……おにい…さま…」
頭がまっしろになった。
「肉親だろう?言わずともわかる。外見適合率は極めて低いが霊圧適合率が50%を超えている」
なにを言ってるんだよ。コイツは…!
「他にお前と霊圧適合率50%を超える個体が半径30メートル以内に3体確認できる。次の回答拒絶と同時にそれら全てを絶命させる」
…コイツは言ってはならねぇ事を言いやがった。
「コレは回答拒絶と受け取るべきか?」
「稀世をはなせ!!」
どうとでも取りやがれ!!
「ショックで言語野が機能停止している可能性がある。15秒の猶予を与える。回答を期待する」
…てめぇだけは。てめぇだけは…!
「絶対に許さねぇぞ!!!」
「15秒経過」
憎いヤツが右腕を構える。その右腕には見た事もない銃火器が装着されていた。銃口はおよそ8。
霊圧が高まった。
★〜☆の間は読まなくていいです。
★.
多分、ミニガン(というかガトリングガンですね)がベースだと思います。一秒あたりおよそ百発の死を撒き散らす最悪の兵器です。現実の兵器だと、連射できないのが弱点。すぐオーバーヒートしてしまいます。だからもしその辺に落ちてるミニガンを拾っても3秒以上連射しない事。また片手で撃ってはダメです。ハリウッド映画等でよく見られますが、撮影時は空砲を撃ってます。ホントに片手で撃ったら肩とかを脱臼しかねません。大変危険ですから絶対に真似しないように。うっかり落ちてる拾ったミニガンを3秒以上撃たない。片手で撃たない。お兄さんとの約束ですからね!
☆
気がつくとこちらに向けられた銃口が半分になっていた。
「
近くの建物の屋上に小さな女が見えた。手には半分近くとなった銃が収められている。
あの姿。あの姿こそ。
「隊長だ!」
形勢が逆転したワケじゃねぇが、希望が見えてきた。
だが俺の正面にいるヤツは隊長の姿がどうも不可解だったらしい。
「センサーに反応はなかった」
「隠密機動が霊圧を消せぬとでも?」
それで納得したらしい敵は更に質問を重ねる。
「
二番隊隊長
隠密機動総司令官
と言った所で言葉を区切る。
その姿はなんだ?
その言葉は、まるで自分にとっては不可解な事が起こったかのように放たれた。
「゛その姿はなんだ?゛」
確かに見た事がない姿を隊長はしていた。だがよく似た姿なら見た事がある。それは…。
「瞬閧だ」
だが俺が知ってる姿とは形態が違うような…?
「知っている。背と両肩に鬼道を背負って戦う。最高白打戦闘術」
だが。
「お前の瞬閧は未完成だった筈―」
「未完成のままいつまでも放っておくと思うか?」
隊長は自信満々に告げる。
「私は夜一様との戦いの後、瞬閧を完成させて、」
そして今日までそれを更に押し上げる為の鍛錬を続けて来たのだ。
そう笑う。
隊長がグッと力を大きく溜めると霊圧と鬼道圧が共に大きく膨れ上がる。
「
敵が大きく吹き飛んだ。
大きく吹き飛んだ相手はなにごともないかの様に立ち上がる。
「今のを喰らってまだ息があるか…!」
隊長が驚いた様に言う。
「息など、元よりありはしない」
さっきとなんら変わらない。ハッキリとした声。
「機械人形か…!涅の好きそうな話しだ」
隊長の言う通りらしく、コイツは機械人形らしい。
なるほど!だから
…純粋に火力の低さで効いてなかっただけの気がする。が、気にしてもしょうがない。
俺もまだ見た事がない
…俺には隊長が速すぎて目で追えねえ。が、たぶん隊長が圧倒的に押してる!このままいけば勝てるぞ!!!
しかし。
「無窮瞬閧は非常に有意義なデータとして受け取った」
戦闘の行く先は変わらない!隊長!頑張れ!!タイチョー!!!
「だが、同時に落胆もした。この程度ならお前から奪った卍解を使うまでもない」
隊長の手首が貫かれた!そうわかったのは距離をとった隊長が左手首から血を流しているからだ。
距離をとった隊長に機械人形は。からだのあちこちを
そこには白い棒状のモノがいくつも入っていた。それを。
撃ち出す。
その速度は信じられないほどだ!さすがにあの隊長でもマトモに喰らうんじゃ…!
だが。
「舐めるな!!」
さすが隊長だ!俺だったら間違いなく喰らってボコボコになるのに、ほとんど避けて生きてるなんて!!!
「言ったはずだ。無窮瞬閧は非常に有意義なデータとして受け取ったと」
隊長の手首に太いヒモみてえなモンが巻きついた。
その距離からマトモに喰らったらいくら隊長でもやべぇ…!
巨大な爆発が起こった。
マトモに喰らったらしい隊長はぼろぼろだった。あれだけ喰らって生きてるってやべぇよな…。
「データ採取に移る」
そうはさせねえ!
俺は瞬歩で隊長の姿を回収した。
その時だ。浦原喜助の連絡が入ったのは。
「聞こえてますか?」
と聞いたら、
「ヤツの不快な声が耳に入らんワケがないだろ」
と笑われた。それと同時に送られてきた、黒い丸薬みてえなモンを隊長に触れさせる。たぶん。たぶんコレで。
「卍解が使えます。説明は難しくてよくわかんなかったんですけど」
敵がなんか言ってるが関係ない。コレで逆転だ!!!
「接続が鈍くなっている?」
どうやら効果があったらしい。
「虚化した卍解が貴様の動きを邪魔しているのだ」
隊長は答える。
「卍解!!!雀蜂―」
卍解の名前が始解と変わらない…?
そんなワケないじゃないですか!
結構頑張って性格コミの卍解作るの大変でした。
あ。前回の卍解の形状はほとんど変わらないです。そこの質問はまったくなかったのですが一応答えておきます。この卍解は敵が使わない理由がないくらいに強いんですよねぇ…。マジで。一瞬で戦闘シーンが終わってしまうのですが…。どうやって引き伸ばそう…。
かぐや様読んでたら投稿が遅くなってしまいました…。昨日、午前中8時〜11時半近くかかって1巻〜16巻まで一気読みしてて…!申し訳ありません!!!
BLEACH以外で書いて欲しい作品
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鬼滅の刃
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異世界転移する主人公(キャラ濃ゆ目)
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黒子のバスケ
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かぐや様は告らせたい