貴方の心臓はなんですか?   作:錬鉄

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こんばんは(白々)
いやぁ、書いてないなぁと思ったら年明けましたね。
んで持って二週間くらい過ぎましたね
早いなぁ
短い?難産だったんです。
駄文?書き方忘れたンデス…


8話

ブー  ブー  ブー

 

雲が出始め、街が薄暗くなると同時にけたたましいサイレンが鳴り渡る。

 

「きたわよ、しょーちゃん。」

俺の右膝を占拠していたレンが空中に舞い上がり、俺に向けて言葉を紡ぐ。

 

そして、目の前にはおよそ50を超えるゲートが展開されていた。

 

「ブレード。」

トリガーから、ブレードを呼び出す。

 

「ボール、シールド展開。」

レンがボールを呼び出し、シールドを俺の左手に召喚する。

そのまま俺はシールドを構え、いつものバックラー型に整形する。

円形の小盾だ。

 

「拡張、硬化。」

ブレードの刀身を長くし、硬化で強度を上げる。

 

「レン。」

 

「ええ、移動補助、トリオン感知。」

レンによる索敵と移動時の身体制御を肩代わりしてもらう。

そして一番市街地に近いトリオン反応に向き、

 

「「推進。」」

レンと俺が同時に推進を使い、俺はすぐに空に舞った。

 

そして上空からトリオン兵目掛けブレードを振るい、

「弾丸。」

 

弾丸とは名ばかりのレーザーを撃ち込む。

 

そして、そのままレンの移動補助で次のトリオン兵へ向かう。

 

「次、バムスター2とモールモッド1ね。」

 

「了解。」

それならまずはモールモッドからだ。

 

地面に降り、ブレードを正面に構え、体は少し斜めに向け、シールドをいつでも出せるよう構える。

 

「他体接続、物体転送。」

近くに設置してある『壁』にレンを繋げ、道路を廃車で塞ぐ。

 

事前に城戸司令に許可を貰って、俺は壁を凡ゆる所に設置した。

いつでも繋げれるようにかなりの数を配置した。

 

それこそ設置だけで俺のかなり多いはずのトリオンでも4日掛かるレベルで、だ。

そうする事でトリオン兵の経路を比較的限定し、何かあった時の退避用の壁としても利用できるようにだ。

辺りの地形は迅からのアドバイスであった「地形の把握」によって理解できている。

 

ルートを限定し、モールモッドの相手をする。

 

「推進、身体操作。」

前足の様な刃を振り上げたのを皮切りに全力で肉薄し、振り下ろし切られる前に()()()姿()()()()()目をブレードで貫く。

体を起こし、バムスターも処理する。

 

「次。」

 

「トリオン感知、バムスター3、イルガー1、バド3が右側大体50m先ね。」

 

多くなってきたな。

 

「推進。」

 

右側、多分この辺

 

「推進。」

宙を進み上からトリオン兵を見下ろす。

 

「硬化、推進。」

ブレードの硬度を上げ、トリオン兵目掛けて降下する。

そして、その勢いのままバムスターの目を叩き斬る。

 

「俺は、お前らの事やっぱり嫌いだよ。」

溢すように言葉を紡ぎ、次の標的へ盾を構える。

 

 

 

 

 

 

一方迅はと言うと…

 

「しょーた、結構順調っぽいね。」

今のところ問題ない未来に安堵する。

「やっぱり汎用性高いBT(ブラックトリガー)はいいねぇ。

ま、風刃も扱い易くていいんだけどね。」

少し負けず嫌いのようだ。

 

 

 

 

 

 

周囲を見渡し、レンに聞く。

 

「この辺は終わり?」

 

「そうよ、でもおかしいの。」

戸惑う様にレンは語る。

 

「確かに戦闘前に観測した物はこれで全てなの、でもまだ終わってない。

 

 

 

 

ドシン…

 

 

レンの後方、最初に倒したバムスターの腹を裂き、2mほどの巨躯が影を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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