IQ1の俺が異世界に行ったら超天才で内政で伝説の国を作る件 作:タケル
「皆の者、よく集まってくれたのじゃ。ここにいるのはこれから国を改革する賢者タケルじゃ。我が娘、ヒメコ姫の婚約者でもあるのじゃ。彼の話をよく聞くのじゃ」
謁見の間に集まった全国民に向け、王様が俺を紹介する。
偉い人は語尾にじゃを付けないといけないのだろうか。
「俺がタケルだ。安心しろ、俺が来た。これからは国はもっと栄えるだろう」
その言葉に国民は熱狂しタケルコールが沸き上がる。
「まず最初の改革だ。数をお前たちに教える」
俺は棒を使って地面に1から5までの数字とたくさんという文字を書く。
「まず知っての通り、これが今まで使っていた数字だ。指の数で数えているな」
「はい、5の次はたくさんですタケル様」
「しかし、じつは5の次には6という数字がある。そして数には10まであるのだ」
俺は5の隣のたくさんという文字に×マークをつけ、6・7・8・9・10という数字を書き足す。
「なんだそれは!!!」
みんなが一斉にポカーンとする。
「でもタケル様・・・指が・・・指が足りません・・・6とはどの指を使えばいいんでしょう」
国民を代表して大臣が質問する。その大臣は右手を上げ、どの指を立てようかとプルプルさせ悩んでいる。
「それはだな、左手を使うんだ!」
「なんだってええええええ」
みんなが一斉にポカーンとする。
「これが6、7、8、9・・・」
順番に左手の指を立てていく、そして・・・
「これが・・・10だ!!!!」
両手の指を全て立てて俺は宣言する!
「なんだってええええええええええええええええええええええ」
みんな驚きのあまり全部の指を広げ、そして腰が抜けてへたりこむ。
「これはなんと・・・わしは歴史が変わる瞬間をみておるのかじゃ」
国王も愕然としてすべての指を立てた両手を見ている。
だがこれで驚いてもらっては困る。
俺は満を持して次なる言葉を発した。
「そして実は10よりも上の数がある」
!!!!!
その言葉に全国民は戦慄が走り顔を硬直させる。
「まず、この10だが、10まで数えたら、10と書いておく。そしてもう一度10まで数えるんだ。そして両方あわせたら・・・20になる!」
「天才だ・・・歴史上これほどの天才は他にはおらん」
大臣も失禁しながら慄いていた。
「これをどんどん増やしていけば無限に数が数えれる。これによって国はさらなる発展をとげるんだ!」
「すごいです!これなら今まで数えられなかったお金も、物も、更に軍隊も数えれるようになる!」
今までは物の取引をするにも5までしか数えられなかったため、それ以上の値段はたくさんと表記されていた。
だからとりあえずこれぐらい、と適当に抱えた金貨を渡したりして決算していたのだ
でも軍隊ではそのようなずさんな方法では勝敗に影響するため、お互い、正確に数えられる5人区切りをするしかなかった。
5人を横に並べ、その後ろに延々と兵が並び、お互いの軍隊同士が5人ずつ戦っていたのだ。
「これならもっと多くの兵で戦えます。5人の敵と・・・えっと・・・じゅう?の味方で戦えばこちらが圧倒的有利。まさに戦略の革命です」
将軍が目から鱗が落ちたとボロボロと涙を流す。
「数字の力はこんなもんじゃないさ。これによっていろいろな科学などを発展させて行ける。それに数字以外にも教えることはもっとある。みんなには俺の与える知識を使って国を発展させてほしい。これからも俺についてきてくれ」
「ターケールーターケール!」
もうタケルコールで謁見の間は大騒ぎだ。
数学。人類にとって発展の第一歩。
これがなくては進歩は始まらない。
そしてバルバル王国たくさん年5月たくさん日改め、バルバル王国数学歴元年1月1日。
ここに数学は誕生した。