IQ1の俺が異世界に行ったら超天才で内政で伝説の国を作る件 作:タケル
数字の誕生というバルバル王国の記念すべき日。
その夜、王城で俺の誕生パーティーが開かれた。
主賓席に座った俺の所に次々と貴族が挨拶に来る。
「タケル様、10歳の誕生日おめでとうございます。私はモジャール伯爵でございます。どうぞお近づきの印に我が娘を第2婦人に」
「おっとモジャール伯爵、抜け駆けはいけませんぞ。タケル様の第二夫人にはこの私、テッカメン騎士爵の娘こそふさわしい。騎士爵なのでその武力は国内一でございます。我が娘はすべての軍を統括可能ですぞ」
「ならば我がパフール辺境伯の娘ならどうじゃ。辺境の部族はすべて我が辺境伯に付き従うのじゃ。辺境の蛮族の力は一騎当千。龍をも殺す蛮族兵団をいのままですぞ」
貴族たちが自分たちの娘をどんどん俺に貢いでいく。
「残念だが、俺はヒメコ姫への変わらぬ愛を貫いている。なので側室は作らん!そいつらは第二夫人にはできん。一生妾だ!」
俺はヒメコを愛している。
だから貴族たちにビシッと言ってやった。
貴族はそれを聞いて「なんと!素晴らしいまでの真実の愛!」と浅ましい自分たちを恥じて土下座する。その娘たちもキュンキュンしてその場で俺に抱きついてくる。「素敵!妾でもいいから側に置いて!」
俺はそんな哀れな娘たちにも優しくする。なぜなら選ばれし賢者だからだ。三人寄れば文殊の知恵。いないよりいるほうが何かの役には立つだろう。
さて、貴族達の挨拶も終わり、お腹が空いてきたな。
俺はパーティーの料理を食べることにした。
まずは肉料理だな。置いてある肉を掴んで口に放り込む。ムニュ・・・。ぶはあああああああ!なんだこれは!
俺は吐き出した肉を見てみる。なんと生だ!しかも調味料の味付けなども全くされていない生肉。
他の料理を見ると、生肉、生肉、生肉。
サラダは!サラダはどうなのだ!大根そのままドーン。人参そのままドーン。芋そのままドーン。皮もむかれておらず、洗ってもいない土がついた畑から持ってきてそのまま皿に乗せられた野菜たち。みんなその野菜をガリガリボリボリムシャムシャと皮ごとかじりついて食べている。
到底俺はこんなもの食べられない。
しょうがない、ご飯だけでいいか。俺は執事にご飯を持ってこさせる。茶碗にてんこ盛りになったご飯を渡される。脱穀もしてない稲穂から取った新鮮な状態の炊いてもいない米がてんこ盛りだ。
「食えるかあああ!!!!」
俺は力任せに茶碗を投げる。王様の禿頭にクリーンヒット。王様は死んだ。次の王様は一人娘のヒメコ姫の夫に決まった。
俺は10歳でなんと王様になった。