IQ1の俺が異世界に行ったら超天才で内政で伝説の国を作る件   作:タケル

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IQ1の俺が料理を誕生させた件

王様は死んだと思っていたら生きていた。

ただの脳震盪だったようで、火葬していたら慌てて目が覚めて飛び出してきて皆は大喜び。俺は冷静に水をかけてやったら王様に命の恩人だと感謝されて、そのまま王様を続けていいことになった。ちなみに王様に茶碗を投げたところは誰にも見られていなかったのでそこらへんの大臣が王様の悪口を言っていたと皆に言ったら、その大臣が暗殺を企てたことになって一件落着。これで皆丸く収まった。

 

 

「タケル様、何をしているのですか?」

 

俺は今、庭に大きなテーブルを用意させ、様々な食料を持ってこさせた。

その様子をヒメコ姫が不思議そうに聞いてくる。

 

「今から俺は料理をする」

 

「料理?それなら宮廷料理人が最高級の料理を作れますが?」

 

「私師達宮廷料理人は肉の薄切りから厚切り、フルーツや野菜のきれいな盛り方、米を稲穂から美しく取り外す、最高の料理技術をマスターしています。どんな料理も私達に任せてください」

 

宮廷料理人は自信満々にいうけど、あのパーティーから毎日毎日生肉や泥のついた野菜そのままを無理やり食わされてもう我慢の限界だ。

 

「お前らに本当の料理というものを教えてやる」

 

まずはマグロを冷蔵庫から取り出す。キンキンに凍ったマグロは新鮮だぜ。俺はマグロを包丁で三枚におろす。そして一口大に身を四角に切る。それを皿に載せて大根の千切りとタンポポを置く。そして上から醤油をたっぷりかけてみんなに出す。

 

「これが―――――料理だ」

 

みんなは目の前で一体何が起こったのか全く理解出来ないといった顔で呆然としている。

俺が食ってみろと促すと恐る恐ると元王様やヒメコ姫、そして村人や兵士、大臣たち集まった国民達が箸を手にして一口食べる。

 

「おおお!!!」

 

あまりの旨さにみんなは腰を抜かして驚きの声を上げる。

 

「お前らは肉を生で出してそれを食うが、あんなのは料理じゃない。料理というのは人類の知力を結成した文化の革命だ。文化大革命だ!今日、ここに料理は生まれた。つまり今日が文化が誕生した日なのだ」

 

「こんなのを食べたら、もう生肉なんて不味くて食べられないわ」

 

ヒメコがマグロの刺し身を口いっぱいに頬張り涙を流している。

 

「オラ、死んだおっかさんにこれを食べさせてやりたかったべ」

 

農民のタゴサークがマグロを天高く掲げ拝んでいる。

 

他のみんなは残ったマグロの刺し身を食べようと必死に群がり、押しぬけバンバンと争っている。

 

「文化と争いは切っても切れない関係なのか」

 

 

料理という大革命が起こった今日。

俺は争いというのは耐えないのだと涙した。

 

 

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