IQ1の俺が異世界に行ったら超天才で内政で伝説の国を作る件   作:タケル

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IQ1の俺が壺を作る件

壺を作ろう。

 

 

バルバル王国では先日俺の知能で鉄を開発できたが、この世界ではまだまだ石文明から抜け出せておらず、あらゆるもので石を作っている。

例えば家。家は全部大きな石をくりぬいたものだ。夏になると日差しで焼かれて蒸し風呂状態だ。

城もでかい岩山を持ってきてくりぬいたものだ。よくこんなでかい岩があったな。

この世界は地球と比べて石が豊富にあるのでこのような文明が発達したらしい。

他にも家具や本なども全部石だ。書類も薄い石を使っているので重くてたまらない。インクで書くのではなく掘っているので保存性は紙より高いのがメリットだが。前世の習慣でボールペンで書こうとしたらペン先が折れてうがーってなったぞ。

 

 

そして俺が今日やることは壺作りだ。

この世界では未だに石の食器を使っているので、ご飯食べる時も重くて腕がつりそうになる。

それに石だと茶碗を投げた時に誰かに当たったら危険だからな。

先日王様暗殺容疑で処刑されたあの大臣みたいな輩を二度と出すわけにはいかないんだ。なぜなら俺は正義の味方だからな。

 

「タケル王様、土なんて集めてどうするんですか」

 

「この土が金に変わるんだ。まぁ見ていろ」

 

食器といったら焼き物だ。

焼き物は土で作る。

俺は大臣にろくろを持ってこさせて、集めた土をろくろに置く。

 

 

「タケル王様、ろくろは食器を作るための道具ですよ。硬い石ではなくそんな柔らかい土なんかじゃすぐ形が崩れて食器なんてできません」

 

ヒメコ姫が不思議そうに聞いてくる。

俺はそんな頭の悪いヒメコ姫を馬鹿にすることなく、良い子だから黙ってみていなさいと頭を撫でてやる。

ヒメコ姫はそれだけで顔をほんわかでれーっと馬鹿っぽい笑顔を浮かべる。かわいいやつめ。

 

「まずはこの土をろくろに乗せて、水をぶっかけるんだ」

 

水が入ったバケツをろくろの上の土にかける。バシャバシャっと。

そうすると土は水を吸って硬くなる。

そしてろくろを高速回転させる。

そうすると余分な水分が飛んでいくので俺は手早く形を整えていく。

 

「これが・・・壺だ!」

 

回転が収まったそこには白く輝く白磁の壺が現れていた。

 

「なんだってえええ!」

 

それを見ていた元王様や大臣や街のみんなは驚いて腰を抜かす。ヒメコ姫はいまだに夢の世界のまま頭撫でてもらったーとデレデレしていて見ていない。残念。

俺はその白磁の壺に花の絵を描く。

それだけで美術的価値が跳ね上がった。

 

「これを壺マニアに売るんだ。すると唸るほどの金貨が稼げるぞ」

 

俺は壺マニアにこれを見せた。壺マニアは幾らでも金を出すから売ってくれと土下座している。

 

「こんなに綺麗な壺を見たのははじめてだ!もう石の壺なんてみすぼらしくて飾っていられん!ガシャーーンガシャーーン!」

 

壺マニアは石の壺を全部叩き割り、俺の白磁の壺を大量に買った。代金は金貨100億枚だ。

 

更に壺マニア以外にも壺を売った。俺の壺は持っているだけで幸運が訪れるのだ。王国民は一人一個のノルマで買う。

国民は貧乏だから1個10万ゴールドの安売りだ。幾ら幸運がやってくると言っても破産しては意味がないからな。

 

「このように壺は金になる。だから今度は他の国にも売るんだ。世界を壺で牛耳ろう」

 

 

壺戦略は大成功し、世界中の金貨がバルバル王国に流れるようになった。

 

 

バルバル王国は世界一の壺大国になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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