DIE HARD 3.5 : Fools rush in where angels fear to tread.   作:明暮10番

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Me and the Devil Blues 3

 暫くして、辺りから銃声や喧騒が消えた頃。

 今も燻り続ける、アルコールと火と、焼け爛れた臭いが充満する中に立つ男に部下が報告する。

 

 

「……大尉、被害は甚大です。死者だけでも、全チーム中半数以上です」

 

 

 男はあの時、手榴弾を二つ投げつけ、地獄の切符を切った者だ。

 武装勢力のリーダー格でもある。

 

 

「……これをやったのはあの海賊どもか?」

 

 

 まさに焦土と呼ぶに相応しい光景が広がっている。

 もはや身体が炭化している者や、全身火傷によって身体中から血を流し絶命している者。焼け跡にはおぞましい死体が並んでいる。

 

 

「いえ。車の中にいて火から逃れられた者から聞きましたが」

 

 

 部下は否定し、この惨状を作り出した悪魔の存在を報告する。

 煙と腐臭の中に立っており、少し息苦しそうだ。

 

 

「……店の客と思われていた、四十代の男でした。ここでディスクの受け渡しが行われると言う情報でしたから、敵側の用心棒かと」

 

「用心棒だと?」

 

「ここまでする人間なんて、相当イカれてるとしか思えない。マフィアの人間ですよ」

 

「そいつはどこに消えたか分かるか?」

 

「火炎瓶で……それもスピリタスで作ったとびきりの奴で火事を起こし、隊がパニックに陥っているさなかに逃げられました。店主も同様です」

 

 

 男はずっとかけていたサングラスを外す。

 左頬にある、蛇がうねるように出来た縫い痕が目立つ男だ。

 

 

「……海賊の奴らもそうだが、こいつらは殺し慣れている。まともな殺し合いが出来る連中だ」

 

 

 ニタリと笑う。

 開かれた目には獣性が宿っている。

 

 

「今までの奴らは張りがなかった……こいつみてぇにな」

 

 

 裏口の螺旋階段からこっそり逃げようとする、全裸の男を射殺した。

 

 

「今回の連中は張りがある……これから海賊どもを始末しに行くが、ちょびっと残念だな」

 

「残念……?」

 

「あぁ。その正体不明のオヤジと、本気でやり合いたかったもんだぜ」

 

 

 拳銃をしまい、歯を閉めてクククと笑う。

 

 

「また撃ち合えるのなら、最高だがなぁ」

 

 

 

 

 

 だがこの男が、その「正体不明のオヤジ」と邂逅をする事は二度となかった。

 

 

 彼は後に「ネクタイを締めた海賊」と呼ばれる男のイカれた策略によって、「戦闘ヘリ」で飛んだまま「魚雷」で撃墜されたのだから。

 

 

 木っ端微塵になり、南シナ海に散った彼が、オヤジの正体を知る事は永遠になくなってしまった訳だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、その正体不明のオヤジことジョン・マクレーンは、ボロボロの姿を晒したまま店主、娼婦と並んで歩いていた。

 

 

「クソォ!! また改修工事だクソッタレッ!! レヴィの奴、弁償しなかったらフォアグラみてぇにスピリタス詰めて火ぃつけてやるッ!!」

 

「火をつける前に死んじゃうわよ、バオさん」

 

 

 店主の名前はバオと言うらしい。

 

 

「とにかく、公衆電話さえあれば助かる! あいつらは見境がねぇ、また追って来る可能性もある!」

 

「構うもんか。全身ぶっ殺して、保険料ふんだくって修繕費に充ててやる……あ、そいや『フローラ』は大丈夫か?」

 

「オーナーは運良くお休みでしたよ……あ。そう言えばあのジャンキー放ったらかしだけど……まぁいっか」

 

 

 バオの案内で、店から離れた箇所にある公衆電話に辿り着いた。

 すぐにマクレーンは金を入れて、ある番号にかける。

 

 

『こちら、ロアナプラ警察署。事故ですか、事件ですか』

 

「ジョン・マクレーンだ! 警部補……じゃなくて、警察少尉の!」

 

 

 彼のその言葉に、勿論だがバオも娼婦も驚く。

 

 

「あんた警官(ポリス)だったのかぁ!? 道理で撃ち方がしっかりしていると思えば……」

 

「でも、なんで白人のあなたがタイ警察の称号持っているのよ?」

 

「質問は後にしろぉ!!……あぁ、すまない。個人番号は……あ、そうか。タイの警察手帳には番号ないのか」

 

 

 マクレーンはイエロー・フラッグでの襲撃事件と、自身も攻撃された事を伝える。

 

 

「ワトサップ署長を現場に呼んでくれ! テロの可能性もある!」

 

『しかし、もう終業時間で……』

 

「終業時間だぁ!? テロの可能性もあるっつってんだッ!! 現場で署長が来てなかったら、職務怠慢でてめぇを首都警察に吊り上げるぞぉ!!」

 

『わ、分かりました』

 

 

 電話口の警官は了承し、ブツッと音が鳴って通話が終わる。

 受話器を定位置に戻し、マクレーンはバオと娼婦の方へ向き直って説明した。

 

 

「海外視察だ。バンコクとニューヨークの友好交流だとかで、俺がタイ中の警察署を見て回る事になってんだ。その間、俺はタイ警察に身を置くから、ここの称号を貰ってる訳」

 

「オーライ、理解したわ。あなたも散々ね」

 

 

 少しだけ同情する女に対し、バオは鼻で笑うだけ。

 

 

「ヘッ。アメリカ様のコップ(おまわり)が従属国家の見回りかよ。ご苦労なこった」

 

「バオさんったら……」

 

 

 嫌味を言う彼に対し、マクレーンは苦笑いを浮かべて言い返す。

 

 

「助けてやったんだ、仏教徒みてぇに口を慎みやがれ」

 

「俺ぁ仏教徒じゃねぇよ。キリストでもイスラムでもねぇ。どー見たらそう思んだ」

 

「誰もテメェが仏教徒だなんて決めてねぇだろ。みてぇにっつったんだ。英語話せて直喩分かんねぇのか? もっと分かりやすい表現にしてやろうか? ザ・ドライバーみてぇに黙ってろ」

 

「おめぇ、酒飲んでた時と性格違うな? 躁鬱ってやつか、ノーマン・ベイツと同じやつじゃねぇのかぁ? 一般市民にそんな口利いていいのかよ。頭の病院すすめるぜ、アホタレ」

 

「ははは! 自分で一般市民だと思ってんのか? 法律知らねぇ能天気バーテンさんに教えてやるが、違法カジノの黙認はタイでも罪だ。おたくのバーが壊れて良かったなぁ。警察署に報告すりゃ営業停止で、サラ地決定だバカヤロー」

 

「二人ともちょっと、落ち着いて!」

 

 

 道の真ん中で罵り合いの怒鳴り合いを始める、マクレーンとバオ。

 娼婦は何とか宥めようとするが、二人はヒートアップしてしまい口が止まらない。

 

 

 そんな折に、バオがとうとう話してしまう。

 

 

「警察がそんなに偉いのかぁ!? この街じゃ警察なんざ、居て居ねぇもんだッ!! 暴行、賄賂、怠慢の汚職ストライクでターキーだぜ!!」

 

 

 彼のその言葉を聞き、マクレーンの饒舌な口はやっと止まった。

 

 

「なに?」

 

「おかしいと思わねぇのかぁ? どいつもこいつも銃を持って撃って、堂々と裏カジノしてラリった奴が娼館に来る。取り締まってるわきゃねぇだろ!」

 

「……は?」

 

「そんなに視察してぇなら署の奥を見やがれってんだ! すーぐ証拠見つかるぜ!」

 

「………………」

 

「まぁ、この街に警察はいらねぇよ。なんてったって、ホテル・モスクワが──」

 

 

 バオが言い切る前に、マクレーンは怒りに顔を歪め、叫んだ。

 

 

 

 

「……あの、クソタヌキめッ!!」

 

 

 途端、彼はいきなり走り出し、道路の真ん中に立つ。

 

 

「ちょ、ちょっとあなた!?」

 

 

 娼婦が引き止める声も無視だ。

 やって来た車を無理やり停車させ、警察手帳を見せながらドライバーを引き摺り出す。

 

 警察だ、緊急事態だ、後で返すだの言ってはいるが、その光景は完全に自動車強盗。

 

 

 バオと女は呆れた顔で言った。

 

 

「……ありゃ、ニューヨークじゃハミ出し者だったな。間違いねぇ」

 

「……色んな意味でこの街に合ってると思うわ」

 

 

 車を掻っ払って行ったマクレーンを、運転手だった男は中指立ててひたすら罵っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現場に出て行ったワトサップらがロアナプラ署に戻ったのは、それから三十分後。

 パトカーが署の前に停まった時、見慣れない車が乱暴に駐車させられている様を見て取れた。

 

 

「……クソッ。俺を呼んでおいて、自分はお宝探し(トレジャーハント)に洒落込むとはな。インディ・ジョーンズのつもりか? 笑えねぇクソ野郎だ」

 

「証拠を取られたらどうします?」

 

「言った通りの奴をすれば良いだけだろ。奴を見逃しゃ、こちとら一家心中だ」

 

「そいつは愉快っすね。逃してみましょうか」

 

「馬鹿言ってねぇで、さっさと行くぞ」

 

 

 ワトサップに続き、セーンサックや他の警官がホルスターの拳銃に手をかけながら、一斉に署に向かう。

 扉を叩きつけてやるように開き、大勢の足音を響かせてエントランスに踏み入る。

 

 

 マクレーンを探すべく警官を散らすつもりだったが、その手間は省けた。

 彼の方からワトサップらの前に現れたからだ。ひたいから血を流し、汚れとシワだらけのシャツ姿で。

 

 

「……ひでぇ格好だな。ベトナム帰りか?」

 

「あぁベトナム帰りとも、このゲスどもが」

 

 

 マクレーンは印刷した資料を見せつけ、近くにあった椅子の上に叩きつける。

 拘留記録の印刷だ。

 

 

「見ろ。米国で指名手配中の大物フィクサーだ。余裕でデータベースに出て来る。そいつがこのロアナプラ警察署に拘留されてたってのに、勝手に釈放だとぉ? てめぇ、タイとアメリカは犯罪人引渡し条約を結んでいる事知らねぇのか?」

 

 

 ワトサップは何も言わず、バツが悪そうに口角をキュと結んだ。

 

 

「それだけじゃねぇ! 会計部署調べたら、不自然なほど資料が少ないんだ! 明らかに汚職を隠蔽してんだろ!!」

 

「待て待て。そいつぁ、あんたの言い掛かりだろ」

 

 

 セーンサックが横槍を入れる。

 

 

「確かにさっき言ったのは、こっちの職務怠慢だ。んだが、だからってウチ全体の汚職に繋がるのは早計過ぎるっての。シャーロック・ホームズでももうちょい時間かけて捜査するぜ? 捜査時間はたった三十分だろ?」

 

「たった三十分で確信出来るほど、この署は臭いまくってんだよ。証人もいる」

 

「……なに? 証人?」

 

 

 マクレーンが背後に目配せする。

 奥の部屋から現れた者は、一人の警官だった。両手を挙げ、降伏を示している。

 

 それの意味する事を理解し、セーンサックも目を瞑って苛つきを見せつけた。

 

 

「この巡査さんが教えてくれたよぉ」

 

「すみません、大佐、中尉……銃を持っていたので、仕方なく……アレを……」

 

 

 警官が持って来た資料を受け取り、マクレーンはしてやったり顔を浮かべる。

 

 

「ロアナプラ警察署口座の取引履歴だよ。この署は補助金の他に、毎月ウン十万ドルの助成金を貰えんのかぁ? 良い『封筒』じゃねぇか」

 

 

 その資料を、ワトサップに投げ付けた。

 彼は身動ぎ一つしない。サングラス越しに、マクレーンを睨むだけ。

 

 

「拘留者へのリンチもあったって聞いたぜ。おいおい、どんどん叩けば埃が出てくるぞぉ? これを全部バンコクに持って行きゃどうなるか?」

 

「……マクレーン少尉。一つ、取り引きしないか?」

 

「やなこった! 警察が取り締まらねぇからこの街は最悪って言われんだ! 今日みてぇな戦争が堂々と始まるようじゃ、命がいくつあっても足りねぇよ」

 

「まぁ待て、聞け。考えてみな。あんたは結局、他国の刑事だ。ここを出て行って二度と来なけりゃ、その戦争に巻き込まれるこたぁねぇ。俺らも職を失わない、あんたはこの街を忘れる。このまんまじゃ、誰も得しねぇぜ」

 

「いいや、バンコクには報告する。マフィアと繋がってんのが気に食わねぇ」

 

 

 ワトサップはとうとう、溜め息を吐いた。

 

 

「俺には家族がいるんだ」

 

「離婚すりゃいいだろ」

 

「簡単に言うんじゃねぇ」

 

「うるせぇ。自分の弁解に家族使う奴ほど信用ならねぇ」

 

 

 二人の鋭い視線が交差した。

 

 

「どうしても聞かねぇんだな」

 

「どうしても聞いてやらねぇ」

 

「……そうかよ」

 

「俺を処理するつもりならやめとけ。特別VIPの俺が事故死だの行方不明だのになりゃ、結局バンコク警察はロアナプラに来るぜ」

 

「いや。そんな手間は必要ねぇよ」

 

 

 

 

 

 配下の警官隊が一斉に、マクレーンへ銃を向け、包囲する。

 準備もなしにこの相手は無理だ。

 

 

「なんだなんだ、なにすんだてめぇ!?」

 

「ジョン・マクレーン警察少尉。こっちも聞き込みで面白い事が分かってなぁ」

 

「は?」

 

「麻薬の所持と使用が疑われてんだよ。だからな、てめぇを逮捕する」

 

「……なんだとぉ!?」

 

 

 彼を包囲した警官隊が、マクレーンを寄ってたかって取り押さえる。

 暴れる彼だが、既に疲れ切った身体と多勢を相手に成すすべはない。

 

 

「俺がラリってんように見えんのかぁ!?」

 

「見えるね」

 

「チクショーッ!! てめぇら汚ねえぞッ!! 俺をここに留めとくつもりだなぁ!? 言っておくが、んなのはその場凌ぎだッ!!」

 

「後は考えとくよ。視察に来たんだろ? ウチの牢屋をたんまりと視りゃいい」

 

 

 マクレーンは警官隊に連行され、罵声と暴言を吐きながら留置室の方へ消えた。

 後に残ったワトサップとセーンサックは、同時に溜め息を吐く。

 

 

「あいつが牢屋にいる間に、手筈を整えておけ」

 

「バラライカらに頼むんすか?」

 

「ウチにバンコクからの調査団が来る方が面倒だろって言っとけ」

 

「クソッ……最悪な日だぜ」

 

 

 そう言ってセーンサックは電話を探して去って行った。

 

 一人ワトサップはサングラスを取り、ぼやく。

 

 

 

 

「……ツイてねぇ男だぜ。この街は仕上がってんだよ」

 

 

 不敵に笑い、彼は署長室へと戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暁天を背景に、四人組が並ぶ。

 全員、痣と血などでボロボロ。

 

 

 壮年の男が、車内にその一人を促す。

 しかしその一人は、締めていたネクタイを解いて宣言した。

 

 

「俺はね、もう死んでるんですよ。あんたがそう言った」

 

 

 その目には確固たる意志が宿っている。

 

 

「……俺の名は『ロック』だ」

 

 

 立っていた青年は、岡島緑郎だった。

 彼にそう言われ、男は従者を連れて車内に消える。何を言うのも疲れているようだ。

 無理もない。会社の命運を賭けた戦いに負けたのだから。

 

 

 

 車が走り去る。

 見送る緑郎……こと、ロックの傍に、別の車が停車した。

 

 助手席の窓が開き、中にいた女性が彼へ労いの言葉をかける。

 

 

 その女性は、右顔面にある火傷痕が特徴的だ。

 

 

 

日本人(ヤポンスキ)にしとくのは勿体無いほどのタフガイだわ、あなた」

 

「……ありがとうございます」

 

「困った事があったら、いつでもウチにいらっしゃいな」

 

 

 それだけ言い残し、去って行こうとした。

 

 

 

 だが何かを思い出したのか、「あぁそうだ」と言ってロックらに向き直る。

 

 

「ねぇ、あなたたち。アメリカ人(アメリカーニェツ)の男、見てない? 四十くらいの」

 

 

 彼女の質問に、ロックの後ろに並び立つ三人は互いに顔を見合わせる。レヴィ、ベニー、ダッチだ。

 ダッチが思い立ったように聞いた。

 

 

「あの、ジョンとか言ってた男か?」

 

「あの頭トンでたおっさん? あいつはヤベーよ。ヘルナイトの殺人鬼ぐらいヤバイ」

 

「一体何をしでかしたんだか……」

 

 

 ダッチが挙げた名前を聞き、彼女は「そうそう」と頷く。

 ジョンの事だと知り、ロックから質問した。

 

 

「あの人がどうかしたんですか?」

 

「どうかした、って言ったらそうなんだけどね……あぁ、そうだ。私、そのジョンって人の活躍を見た事ないから聞きたいんだけど」

 

「え?」

 

「日本とアメリカじゃ、結構有名らしいじゃないの。あなたたち、知らない?」

 

 

 今度はロックを交えて顔を見合わせる四人だが、その内にベニーが最初に「あっ!!」と合点がいった声をあげる。

 

 

「実は僕も、どっかで見た事あるって思ってたんだ!! 子どもの時アメリカで、何回もクリスマスの特番で見たよ!!」

 

「クリスマスに特番だぁ?…………待て。待て待て待て……あの、空港の奴か?」

 

「空港の奴だと?……オーマイ。あの伝説の刑事とやらか?」

 

 

 彼らの話を聞いている内に、ロックにも古い記憶が蘇った。

 もしかして、と思い、彼女にジョンの苗字を伺う。

 

 

「……あの……その、ジョンって人の本名は……?」

 

 

 フルネームを聞き、確信に至った。

 

 

「マクレーンよ。ジョン・マクレーン。あいにく、私は昨日に初めて知ったけど。なんかの英雄っても言われてたのよね」

 

 

 

 

 見覚えに、合点が行く。

 クリスマスに何回も、「日本の企業を救ったアメリカ人」と言うタイトルで、当時の生中継映像と共に紹介されていた人物。

 

 

 

「……な、な、『ナカトミビル』の英雄……?」

 

「そうそう。やっぱりナカトミって日本人名だったわ」

 

 

 彼女は優しい微笑み、されど目の奥に愉悦を煮えさせながら告げる。

 

 

 

 

「彼ちょっと、踏んじゃ行けない所を踏んじゃったのよ……天使さえ忌み嫌う場所に、堂々とね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

またまた戦場に踏み込んでしまった、あの男!!

世界一運の悪い男が、世界一最悪な街で暴れ回る!

 

      ダイ・ハード 3.5

 

NOW SHOWING!!!!   NOW SHOWING!!!!




先日は日間一位と相成りました

反響故に感想がお盆シーズンの帰省ラッシュみたいにえげつない量でして、さすがに返信しきれません

自分が気になった方のみ返信する形となりますが、皆様の感想は全て読み、同時に励みともさせていただいております

この場を借りて、お礼申し上げます。本当にありがとうございました

また次回もよろしくお願いいたします
だからよぉ、メリークリスマス(?)
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