SAORTA特大剣ルート(更新完全停止)   作:横に長いベンチ

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修学旅行が終わったので初投稿です。

いい修学旅行でした。とってもいい経験になりました。
だから投稿遅れたの許して♡

一人称視点で書くの初めてだからよくわかんない感じになってるかもしれない。
あとコペル君のキャラがわかんないから弄りまくって変な事になってるかもしれない。


RTA一日目:裏側

ーコペル視点ー

 

「では諸君の健闘を祈る」

 

茅場晶彦によってもたらされた残酷な悪夢は、手鏡に映る自分の冴えない顔が現実なのだと突きつける。

 

足元がおぼつかなくて目眩もしたけれど、僕はきっと誰の目にも止まらずに次の街に駆け出していた。考え無しの行動だった。

 

仮想の心臓の鼓動が走っているうちに鎮まって、僕はようやく状況を冷静に見ることが出来た。

 

きっと、さっきの茅場の言葉は真実だ。

このゲームで人が死ねば本当に現実でも死んでしまうのだろう。根拠はないが、茅場のようなVR技術を革新させた大天才がこんな馬鹿げた悪戯を仕掛けるとは到底思えなかった。

 

そう考えたらこのまま次の街に行くのは良手だ。

恐らくもう行動力のある複数のβプレイヤーは近くの狩場でレベル上げを図っていることだろう、湧き上限があるこのゲームでそんなことをすればあっという間にMOBは消え去る。

 

しかし次の街に行こうとまで思うβプレイヤーは極々少数だろう、次の街の代表的なMOBはネペントだがネペントは攻撃力が高く耐久値が低い、つまり慣れたらカモだが危険度が高いのだ。せめて一回直撃を貰っても平気なレベル帯まで上げようと思うはず。

 

つまり僕は豊富なリソースを一人占めないし極々少数による独占ができるということになる、その上次の街で受けられるアニールブレード入手クエストはフラグアイテムの入手こそ難しいが入手出来れば大きな戦力になる。

 

こういったデスゲームものを一時期好んで読んでいたから分かるがこの状況ではえてしてプレイヤー同士による殺し合いが起こってしまうものだった。

 

これからあれらの創作物のような凄惨な殺し合いが起こらないとも限らない、もちろん為らないのが一番だが.....力は持っていても損ではない。例え他人を蹴落とすことになっても僕は.....生きていたい。

 

そこまで考えると僕は一度立ち止まって手で決めあぐねていたもう1つのスキルを決定した、隠密スキル、モンスターや他人の目から逃れることの出来るスキルだ、過信は禁物だが一階層のモンスターや現時点の索敵持ちプレイヤーでも目を盗むことができるだろう。

 

.....たとえ地獄に落ちても、僕は生きて現実世界に帰る、だってまだ死にたくない、まだやりたいことがいっぱいあるんだ。

 

融けた死への恐怖と歪んだ生への執着を胸に、僕はもう一度、今度は暗く仄めく覚悟を持って、幻想の草原を仮想の足で駆け抜けた。

 

 

 

 

 

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アニールブレードのクエストを受注しようと思ったら、先客がいた。幼い顔と痩躯から儚い印象を受ける黒髪の少年だった、それがキリトとのファーストコンタクトだった。

 

僕は咄嗟に隠密スキルで隠れる、隠れる必要なんてないけど本当に咄嗟のことに臆病な自分を恥ずかしく思う。

 

僕はキリトがアニールブレードクエストを受注して森に入っていくのを見送る、どうやらクエストの受注の仕方は変化しいないようだ。

 

僕はクエストを受けると森の中に入っていった。

 

 

 

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数時間が経過した、一向にクリアアイテムである《ネペントの胚珠》をドロップする花つきネペントが出ない、こうして長く狩っていては集中力が切れて死への危険度が高まる。

 

そう思ってから、ゾッとした、自分の死の可能性を冷静に考えた僕の脳みそに恐怖した。僕は死の可能性をまるで創作物でも見ているかのようにどこまでも他人事に考えていた。

 

あんなに考えたのにまだゲームの死=自分の死という非現実に適応できていないのだろうか。もしくは長い間後ろ向きな精神で狩りをしていたせいで後ろ向きな思考が出ているだけかもしれない。

 

焦りが生まれる。

このまま見つからなかったらどうしよう、早く見つけないと、もしネペントの攻撃が直撃したら、もしネペントの実つき(・・・)に遭遇したら、悪いことを思い浮かべると連鎖的に他の悪いことが浮かんできてさらに焦りを産みおとす。

 

そんな時に、聞きなれた電子音が近くから聞こえてきた。

レベルアップの音だ、野良でパーティをよく組んでいた僕は...いや僕達はレベルアップ音を聞く度に拍手をしたものだ。

ほんの少し前の平和な日を思い出して、焦りが緩和される。

僕はレベルアップ音の方へ向かった。

 

そこに居たのは先程アニールブレードクエストを受注していた少年だった。

レベルアップ音を鳴らした少年が(見えないので恐らくだが)ステータスウィンドウに指を滑らせている、その手馴れた動作だけで彼が元βテスターの中でも廃人の類だったのだと窺わせた。

 

僕は驚かせるつもりでパラパラと手を叩く、案の定驚いた少年は飛びずさって剣に手を掛ける、お手本のような臨戦態勢への入り方に舌を巻いた。

 

「ああ、ごめん驚かせるつもりはなかったんだ」

 

もちろん嘘だ。

 

「ほら、レベルアップ音、さっきの君でしょ?なんかいつもの癖で手を鳴らしちゃって」

 

これは本当だ。

 

「ねぇ、君もβテスターでしょ、こんな所にこんなに早く来るんだからわかるよ」

 

「こんな時間までここにいるってことはアニールブレードクエの胚珠だろ、僕もそうなんだよ、なんなら一緒にやらないか。ほら、二人の方が何かと便利だろうから」

 

こんな風に軽い感じでコンタクトをとる、パーティへの誘い方の基本の基本だ、余程のぼっちプレイヤーでもなければ断りはしないだろう。

 

「ああ、頼む」

 

少年は予定調和のように頷いた。

 

 

 

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そうして一緒にネペント狩りをすること1時間、キリトの僕とは比べるべくもない程のVR体操作術によって段違いの効率を見せていた。

 

けれど

 

「中々出ないね.....」

 

僕がキリトに一声かけた、これ以上の探索は厳しいとの判断からだ。僕と同じことを思っていたらしくキリトが「仕方ない、切り上げてまた明日にしよう」とかえす。

 

僕は頷き、一緒に帰路につく途中でそいつは現れた。

 

花つきのネペント、一体だけだがたしかにいた。

 

僕は逸る気持ちを抑えきれず飛び出そうとする、キリトも飛び出そうとしたがある存在(・・・・)に気が付いて足を止めた。

 

実つきネペントが一緒に行動していたのだ。

 

実つきネペント、一般MOBに分類されてはいるが一種のギミックモンスターのようなもので、果実のように膨らんだ胴体を攻撃すると匂いを発して周囲にいる大量の同種(ネペント)を呼び寄せるという厄介極まりないモンスターだ。

 

しかし、この期を逃せば花つきネペントがまた出現するまで何時間かかるか検討もつかない。

 

.....僕は迷った、そして、魔が差した。

 

ここにいるキリトを囮にすれば.....実つきネペントをわざと攻撃して隠蔽スキルを発動すれば.....ネペントの胚珠を一人占めできる.....

 

.....そうだ、どの道この先人を殺さなければいけない機会はきっと来る。それが遅いか早いかだ。

 

そうやって、狂気が脳を侵してゆく。

 

頭の中で何度も惑う、元々はち切れそうだった理性は、既に限界だった。そして僕の天秤は。

 

「僕が囮になって実つきを抑える、キリトはその内に花つきを速く狩ってくれ」

 

狂気の方に、傾いた。

 

 

 

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キリトが花つきを狩ったのを確認する、キリトが笑んで僕を見る、僕はその顔を見て心が痛む。

 

けれど、意を決して実つきに片手剣を振るった。

 

驚愕と恐怖に染るキリトの顔を見届けて僕は隠蔽スキルで身を隠した、呼び寄せられたネペントがキリトに殺到する。

 

僕はキリトに目を向けることなく走ろうとした。

 

だけど、

 

目前にネペントの剣葉が迫っていた。

 

「ッ!!」

 

間一髪で避ける、何故?なぜ?ナゼ?

 

頭の中は混乱でぐちゃぐちゃだ、けれどどれだけ見ても、ネペント達の一部は僕の元に集まりつつある。

 

まさか、隠蔽が効いていない?

 

鳥肌がたつ、諦観と、それでも死にたくない一心で剣を振るった。

 

ジワジワと削れるヒットポイントバーに心が蝕まれる、殺せど殺せど尽きないネペントの群れに心が折れる。

 

.....天罰だ。

 

どんなに死にたくなくたって、どんなに世界がおかしくなったって。

 

道徳の心は失っては駄目だったんだと、今更ながらに気がついた、キリトへの罪悪感と、死への恐怖でおかしくなって、目尻に涙が溜まった。

 

 

━━━━━━━━━━━ああ、もうおしまいだ。

 

もうミリ単位になった真っ赤なHPバー、そして眼前に飛来するネペントの触手。

 

僕は目をつむった。

 

 

.....いつまで経っても(最後の一撃)は訪れなかった。

 

恐る恐る目を開けると、そこには。

 

 

 

凄絶なまでに荒々しい、月明かりに照らされた長い茶髪を翻す、美丈夫といった言葉が相応しい容姿の少年が剣を振るっていた。

 

その動きはまさに獅子奮迅、的確に急所を斬り、後ろに眼でもついているのか背後からの攻撃ですら避けてみせる。

 

僕の周囲にいたネペントを瞬きしている間に一瞬で消し去ると、僕を一瞥してポーションを近くに投げ捨てキリトの方へ向かっていった。

 

僕は命が助かった安堵よりも、キリトへの罪悪感よりも、僕を救った戦士の獣のような美しさに、心の底から感動していたのだった。

 

 

 

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結局、僕へのお咎めはなかった。

 

許されることはないと思ったけれどキリトに泣いて謝った。するとキリトは「こんな世界になったって自覚してたのに嵌められた俺の落ち度だ、コペルが気にしすぎる程のもんじゃない」なんて格好よく言ってくれた。

 

本当にキリトには適わないと心の底から思った。

 

僕達を助けてくれた彼はタイガーと名乗った、今まで見たことも無いほど綺麗な顔をした少年は僕達を街に送って直ぐにどこかへ言ってしまった。

 

今度あった時に何かお礼が出来れば良いのだけど。

 

.....許されないことをした、だからこそ、僕はこれから先誰よりも攻略へ貢献しなければならないのだと思う。

 

それがきっと、僕を助けてくれた彼と、僕を許してくれたキリトにほんの少しでも贖えるだろうから。

 

 




なんだこの糞小説は.....たまげたなぁ.....

完成度が低いのは許してください。小説の書き方講座とか見てないので我流なんです、見ろって?頭が悪いんです(思考放棄)

次回更新も多分来週くらい?でも追試なかったから早いかも。
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