爆破までに脱出するバイオハザードはーじまーるよー
さっそくですが悲報です。ラクーンシティ爆破計画が発令されました。
「ラクーンシティ爆破計画⁈破棄されたはずじゃ」
なんて台詞が聞こえてきそうですが気にしてはいけません。
ジルはまだ眠っていますのでそっとしておいて、カルロスさんは街を爆破から救うための手立てを考えます。
こちらはそれとは別に脱出のための準備をすることになります。
タイレルさんによると彼らがヘリで街に降り立った時の場所がそのままヘリによる撤収ポイントとして元々設定されていたらしく、多少なりとも前線司令部があったところなのでヘリによる脱出がまだ可能ではないかと言うことです。
そのポイントというのが少しばかり距離はあるものの通常なら1時間、大きく迂回しても爆破までにはたどり着くことが可能な距離だそうです。
このまま一緒にいても脱出できる可能性は少なくジルを狙うあの化け物に襲われる可能性を考えてここからは別行動となります。
1時間ぶりのめぐねえ操作ですヒャッハー‼︎
ちなみにワクチンを打った直後なので体力と瞬発力は前回の時よりもさらに低下しています。ですので無理な動きは出来ませんし緊急回避はほぼ不可能と思って構いません。
ここからは間合いをよく見て早めの行動が重要になってきます。
まずはこれからの行動方針を決めていきます。
世界の選択の如くカルロス達と共に行くか脱出の可能性が残る方に向かうかと選択肢が発生します。ここでどちらを選ぶかによって難易度が変わります。ですがカルロスさんについていく方では基本Re3のムービーと変わりませんしいろんな方が動画としてあげていますので今回は難易度が跳ね上がる自力脱出を選びます。
主にこちらは一本道となっていて、イベントムービーなど見所があるようですが難易度がベリベリハードな上に時間がかかるようで今まで動画であまり見ないんですよね。
というわけで今回はこちらをお見せすることにします。
子供だけでは危険かもしれないとさすがにカルロスさんに止められますが、やれるだけやってみるということで話をつけます。
まあ全員フル武装なところもありますし成功するかどうかわからない爆破防止作戦に付き合わせるよりかはまだ生存の確率が高い方に生存者は行ったほうが良いと考えたのでしょう。すぐに折れてくれました。
では早速外に出ます。ですが正面玄関は倒した柱で塞がれていますので使う通路は裏口です。
ここから病院を突っ切る形で反対側にあります。
鍵はオートロック式で建物の内側からは自由に開けることが可能です。逆に外側は暗証番号を入力するタイプになっています。
ゾンビ達はカルロスさんとリサが始末していますので湧いてきません。外に出るまでは安全です。
裏口に着きました。ここから外に出ればもう後戻りはできません。まあするつもりもないのですけれどね。
扉を開けて外に出ます。
外も相変わらずの荒廃っぷりで生存者は見当たりません。そのかわり事故で横転した車や炎上している消防車と救急車など大惨事になっています。
では道なりに進んでいきます。
裏路地を通っていると、壁を破壊して今までどこに行っていたのかわからないネメシスわんこが登場します。
さて一回ムービーです。なぜかネメシスに目をつけられためぐねえ達は必死に走って逃げます。オラオラー後ろからネメシス迫ってきてるぞ。
しかし途中でリサが転びました。病み上がりの2人で引きずるように横道に逸れます。ギリギリのところでネメシスが通過していきました。戻ってくる前に少しでも距離を稼ぎたいめぐねえ達。はい、近くの建物に逃げ込みます。
ここは再びブティック店。ちなみにアウトブレイク初期の方では住民の一部が避難していたようですがすぐにゾンビに入り込まれて破棄された場所です。ボサっとしているとネメシスがショーウィンドウを突き破って店内に頭を突っ込んできました。たまらず二階に避難します。流石にあそこまで変化しちゃうともう室内に入ることはできないみたいです。良くて広い構内を持つエリアなどでしか室内は出てきません。そもそも狭すぎるところでは戦えませんしあんな獣。
ムービー終了です。では進みましょう。一階部分はネメシスが出てきて危険だということでなるべく二階部分を移動することになりました。難易度が高いのはここからです。逃げ場のない外付けのベランダなどでゾンビを倒していくことになります。もちろんめぐねえだけでなくリサとレナがいるので援護は問題ありませんがゾンビは前からだけじゃなく後ろからも容赦なくやってくるのですぐに支援は受けられなくなります。
とりあえずアサルトライフルで始末していきましょう。
なるべく頭を狙って遠いうちから倒していきます。
しかしアサルトの弾だって実際には拳二発分くらいの威力あるはずなんですけれどね。それを頭に3、4発撃ち込まないと死なないゾンビって頑丈すぎませんかね?こんな奴ら相手にしたくないです。
おっと、窓を突き破ってゾンビが襲ってきました。すぐに銃弾を浴びせて処理します。
しばらく進むと足場にしていた外側のベランダがなくなります。すぐ隣に別のベランダが隣接しているのでそちらに飛び移ります。
隣接しているといっても軽く1メートル前後は離れているのに恐ろしい子。
では飛び移った先の建物に入ります。中も相変わらずゾンビだらけですが、ここは一階がガレージになっています。
ちなみに二階と三階はラクーンプレス社となっています。ラクーンタイムズのライバル会社となっていてここを探索すると色々と今回の事件に関するスクラップブックや取材メモなどを回収することができます。中には迫り来るゾンビの写真なども。
いやこれどうやってとったんだか。記者魂ここにありですね。
取り敢えず片っ端から回収してきます。
ちなみに現像していないフィルムがありますがこれはアンブレラ印のネメシス輸送コンテナとそこから出てくるネメシスの写真が収められています。大事に回収しておきましょう。
探索し終えたので一階へ向かいます。
ここで再びムービーです。
ガレージにはなんと一台のジープが止められています。気前がいいことです。しかも燃料満タン、バッテリー十分といつでも走り出せるようになっているではありませんか。
これに目をつけためぐねえ。すぐにリサとレナにこれを使って前線司令部がある場所まで突破することを提案します。
時間短縮にもなるということでリサ達も賛成。すると目の前のシャッターをなにかが強く叩いてきます。やがてシャッターが大きく歪み、、隙間からネメシスわんこが姿をチラチラ見せてきます。
とりあえず車に飛び乗ります。運転はリサ。援護はめぐねえとレナでいきます。
早速エンジンをかけたリサがシャッターに突進。薄っぺらい金属の板ごとネメシスを跳ね飛ばします。フロントがめちゃめちゃに壊れますがジープにとってはただの擦り傷です。一旦バックして颯爽と走り出します。もちろんネメシスだって放ってはおきません。すぐに追いかけてきます。
しつこいストーカーは嫌われるんですよ。
ここからはアサルトライフルで攻撃です。揺れる車内からネメシスめがけて撃ち続けます。
ここが意外と難関だったりします。早速放置車両を前足で蹴り飛ばしてきました。これは燃料タンクを撃って破壊しないと飛び込んできてしまうので闇雲に撃ってはいけません。ですが数秒で決めないとすぐゲームオーバーです。難易度高いね。
まあもちろんしっかり狙ってちゃんと撃ちぬけば良いだけです。もちろん攻撃はこれだけでなく、ネメシス自身の突進。さらに飛びかかって切り裂いてくる攻撃もあります。弾は無限湧きなので気にせず撃ちまくりましょう。
あ、突進してきました。頭を狙い続けます。怯んでくれるまで撃ち続けましょう。そうしないとジープは吹き飛ばされてしまいます。ネメシスの攻撃全部が即死攻撃なの本気で殺しにかかっていてますよね。
ちなみに敵はネメシスだけでなく前方のゾンビもいましてね。レナが時々前に向かって目標を変更してしまうので援護は期待できません。
オートエイムでは間に合わないので基本セルフエイムでちゃんと狙いましょう。
3回くらい頭に撃って大きく怯ませるを繰り返すとネメシスたんが勝手にぶっ倒れます。
ヒヤリハットなところがありましたがなんとかなりました。ここからまたムービーです。
このまままっすぐ進みたいですが目の前の道を横転した車が塞いでしまっています。とっさに裏路地に車体を入れますが結構な数のゾンビがいます。それらを思いっきり跳ね飛ばして突き進みますが目の前は煉瓦造りのです。
慌ててレナがブレーキを踏みますが時すでに遅し。ゾンビを巻き込みながらその壁に突撃をかましてようやく停車です。
ジープよ。短い間ありがとう。
ではきりがいいので今日はここまでとします。ご視聴ありがとうございました。
「ここってもしかして……」
カルロスさん達と分かれて、前線司令基地に向かっている途中あの四足の化け物に襲われて私たちは建物の中に避難した。
それでも襲ってくる化け物だったからなんとか建物伝いに逃げ続けた。そのうちに迷い込んだ場所はどうやらラクーンプレスと言う会社だった。
「新聞社?」
「そうだよ。私が普段読んでいるやつ」
「いやレナが何読んでるかなんてリサがわかるわけないじゃん」
「まあそうだったね」
私たちが入った二階部分は、散らかったデスクといろんなものが散乱して足の踏み場もない床と言う完全に暴動の後のような惨状だった。
「散らかってる……」
「仕方がないよ。でもこの惨事の記録はちゃんと机の上に残しているみたいだね」
私の呟きに机の上を調べていたレナが写真やメモ帳を見せた。
いくつかは迫りくる化け物を写しているものだった。
他にもヘリから降下するUBCSの隊員などもある。
「もしかしてこの町で起こっている惨状を伝えられる?」
少なくとも外との情報交換はできていないように思える。だったらこれらを持っていけば貴重な証拠になるかもしれない。
「これらを持って脱出できたらね」
少しだけ部屋の中を探せばいろいろな写真や新聞のスクラップブックが見つかった。そんな中ある書類を見つけた。
「ねえこれって……」
それはアンブレラが人体実験をしているという内部告発のものだった。
記事にするつもりだったのだろう見出しまで決まっていた。
そしてその原稿の下には内部告発の書類があった。そこには人体実験だけではなく軍事目的のウィルスを作っているとも書かれていた。
だけれどこれが書かれたのは3ヶ月も前。つまり握り潰されたということだろう。
それがこんなところに置かれているということはもしかしてだれかが引っ張り出してきたのではないだろうか?
「めぐ後ろっ!」
「……え?」
私がレナの声に反応して振り向くよりも先にリサの銃が後ろにいた腐った化け物の頭を吹き飛ばした。
「どこから来たの⁈」
「倒れていた奴が起き上がったんだ!」
最悪だった。ともかく今の音は確実に響いたはずだ。遠くからあの化け物の咆哮が聞こえた。
「ここは危険よ。すぐに移動しましょう」
リサが先頭に立って階段を降り始めた。事務所の下はどうやら車を止めておくガレージになっていた。表のシャッターは閉じられていて、手前に一台だけジープが止められていた。コンバーチブルなのか屋根は幌になっていた。
「おお、ラングラーの新型だ!」
リサがクリマに駆け寄るなり中を覗き込んだ。
「鍵ついてる!」
「動かせそうかな?」
ドアを開けて車内に入ったレナがキーを回しながらアクセルを軽く踏んだ。
一瞬セルが空回りするような音がして、ジープの心臓が唸りを上げた。
「動いた!」
その直後だった。入り口のシャッターに何かがぶつかり、大きく跡をつけて歪んだのは。
少しだけ開いてしまった舌の隙間からあの化け物の巨大な脚が見えた。
「乗って!いくよ!」
レナに急かされるように私とリサは後ろの席に座った。
タイヤが軋む音を立てて、車が急発進した。悲鳴を上げる前に車はシャッターを蹴破り、その外にいたあの化け物を弾きながら、外に飛び出した。すぐに逃げるように走り出す。
だけれど逃してはくれそうになかった。
少し遅れて化け物が全力疾走でこちらに走ってきたのだ。
「しつこすぎる!」
「同感!」
屋根の幌を破いて私とリサは屋根に身を乗り出す。化物が走りながら放置されていた車を吹き飛ばした。宙を舞う車はまっすぐ私たちの車に飛び込もうとしてきていた。
「やっばっ!」
「このっ!」
アサルトライフルを構えてとりあえず撃った。狙いなんてつけている暇はなかった。回避するスペースもない。
何発か着弾したのか車体に穴を開け、ガソリンタンクを貫通したのだろうか、一気に炎が空中に生まれた。そのおかげか、車は軌道を変えてすぐ隣の事故車に飛び込んだ。
「間一髪!」
「お二人さん、ちょっと前の方のもどうにかしてほしいなあ!ちょっと数が多すぎる!」
「後ろも前も⁈」
「私が後ろをやるからリサは前!」
「わかった!」
絶望的な逃避行はまだ始まったばかりだった。