「どっせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!」
掛け声を上げながら物凄い勢いでこちらに突進してくるヘラクレイザー
それに対して俺は剣を構えて、じっと相手を見ていた。
「何じゃあ!怖気付いたか!」
「・・・・・・」
それを見たヘラクレイザーは嘲る様に言うが俺は反応せずただその時を待っていた。
戦うのは初めてだけれども、何故か俺は落ち着いていた。これも見ず知らずの神様のお陰なのかねぇ・・・
まあ今はそれよりも目の前の事だな。
少し考え事をしている間に随分と距離を詰められていた、恐らく後5秒もしないうちに俺の腹に鋭いツノが突き刺さるだろう。
ただ、それは俺が何もしなかったらの話だ
「吹っ飛びやが・・・・!?」
拳一つ分くらいまでの距離まで近づいたところで俺は剣を下から上へとおもいっきり振る。
ギィンという音を立ててツノと刀がぶつかりあいつばぜり合いの様な形になった。
そして止められるとは思ってもいなかったのか明らかに動揺して動きを止めているヘラクレイザーを・・・
「おらぁ!」
「ぐはっ!?」
おもいっきり蹴り上げる!普通なら蹴るとさっきの様にコッチが痛い目を見るが、さっき止まっていた間にかけていたバイキルトとスカラのお陰で脚は痛くなく相手にもダメージを与えられたようだ。
現に蹴り上げられたヘラクレイザーは苦しそうな声を上げて地面に突っ伏したまま動かない。
・・・ちょっとやり過ぎたかな?いやでもこれぐらいしないと話は聞いてもらえなさそうだし・・・
「ぐっ・・・ふふっ・・・、やる、じゃねえか、小僧・・・・」
とか思っているとなんか話しかけてきた、スッゲェ苦しそうだけど、まあ俺のせいなんだが。
「ふふっ、この俺が倒される日が来るとはな・・・随分と俺も体が衰えたモンだな・・・まあ、全盛期でもお前さんに勝てるかはわからんが・・・」
そういうとヘラクレイザーはヨロヨロと起き上がり近くにあった木の棒を杖代わりにすると何処かへ去ろうとしていた。
「お、おい!どこ行くんだ?」
「へっ、敗者は大人しく去るもんだ・・・その木はお前さんの自由にすると良い、じゃあな小僧・・・」
ヘラクレイザーはそのまま森の奥へと消えていった
・・・えぇー、どうしよう。そんなつもりは無かったんだけど・・・
ちょっと木の実分けてくれれば良かったんだけど・・・
「あー・・・まぁせっかくだし住まわせてもらうかな・・・・」
そうして俺は初めての戦いで見事勝利し木の実と新しい住処をゲットした・・・
はい、これが俺の限界です。もっと上手くなりたい・・・
因みに主人公は一部を除いてほぼ全ての呪文、特技が使えます。
と言っても基本は斬撃系統の特技かバフ系統の呪文しか使わない予定ですが・・・