超次元世界 クロスフロンティア   作:青龍騎士

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今回からアニメ化予定の回復術師のやり直しが参戦します!原作を見た時はこんな鬼畜過ぎる展開はやり過ぎだと感じていますね。

では、どうぞ!

OP︰楽園都市


第19話 ジオラル王国の英雄譚

 ファンタシースターエリアでの平原では、メサイアがソニックと話をしていた。

 

「お前がいない間はこっちは大変だったぜ。後処理とかあったからな。」

 

「悪いな。でも、こっちも大変だったからな。ジオラルの件で。」

 

「ジオラル共和国か。何かあったのか説明してくれないか?」

 

「確かあれは帰る前の半年前だったかな……」

 

 メサイアはソニックに半年前の事を話し始めた。

 

 

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 当時、メサイアは自らを強くする為の修行に赴いており、その途中に倒れている一人の少年を見つける。

 

「おい!大丈夫か……って、ケヤルじゃないか!」

 

「う……誰だ、お前?」

 

「俺だよ!メサイアだよ!昔の幼馴染の!」

 

「本当なのか……?けど、何故その姿に?」

 

「重傷を負ってこの様な姿になったからな。それよりもケヤル。お前はどうしてこの様な姿に?」

 

「俺はここまで陥れた奴等を復讐する為に動いていたが、アサシンに攫われたと同時にスキルも封印され……そして……」

 

「かなりの重傷を負っていたという事か!」

 

 メサイアの発言にケヤルが頷く。

 

「どっち道俺はもう無理だ……アンタに全てを託す……メサイア、手を出してくれ。」

 

 メサイアが左手を出した直後、ケヤルは残っているすべての力を彼に流れ込ませる。

 

「力が沸いてくる……これが俺の新たな力なのか!?」

 

「そうだ……この力で奴等に復讐してくれ……頼んだぞ……」

 

 ケヤルは死んでしまい、そのまま光の粒子と化してしまった。

 

「ケヤル……俺は俺のやり方で仇を討つ。あいつ等の悪を取り除き、罪を償わせる事を!」

 

 メサイアはすぐに駆け出したと同時に、復讐対象者のリストを確認し始めた。

 

 

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 一人目の復讐対象者であるフレア・アールグランデ・ジオラルを見つけたメサイアは、彼女の護衛を次々と倒し、彼女を睨みつけていた。

 

「あなたはこんな事をして只で済むと思っているの!?」

 

「只で済む?俺はお前に罪を償わせるだけだ。胸に手を当てさせてもらう!」

 

 メサイアはフレア(回)の胸に手を当てたと同時に、呪文を唱え始める。

 

「心の中にいる闇よ。今こそその体から出てきたまえ!」

 

「ぐっ!?ウゴァァァァァ!!」

 

 するとフレア(回)の口から黒い煙が噴き出し、その煙は姿形を作り出したと同時に黒髪のサキュバスとなる。

 

「どうやらこれがフレア(回)の闇の正体だな。」

 

「よくもやってくれたな……アンタはここで殺してやる!!」

 

 サキュバスはメサイアに襲いかかるが、彼は動じずにサキュバスをブルードラゴンブレードで斬り裂いた。

 

「ガハッ……」

 

「ケヤルを死なせた罪はお前にも原因がある。失せろ。」

 

 サキュバスは消滅してしまい、フレア(回)は目を覚ます。彼女の表情は以前と比べて別人となり、優しそうな表情をしていた。

 

「私……まさかこんな事をしていたなんて……」

 

 フレア(回)が俯いた直後、メサイアは彼女に近づく。

 

「ケヤルを殺した罪は今も憎んでいる。だが、これからは彼の分まで生きてくれ。罪を償い、一からやり直す為にも……」

 

「……はい。」

 

 フレア(回)が涙を流した後、メサイアはそこから立ち去ろうとする。

 

「待って!」

 

「どうした?」

 

「私も連れてって欲しいの!」

 

「行くのか!?」

 

「うん!私はケヤルを殺してしまった。罪滅ぼしという訳にはいかないけど、この国の闇を終わらせる為にも戦いたいの!だからお願い!」

 

「その依頼、受けてやるよ。さあ、出発だ!」

 

 メサイアはフレア(回)を背負ったと同時に、城を後にして飛び立った。

 

 

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 その後、フレア(回)はフレイアと改名し、衣装はメサイアが用意した黒いTシャツと青いオーバーオールを着用する。

 

「似合うかしら?」

 

「ピッタリだぜ。」

 

 メサイアのグッドサインにフレイアは頬を赤く染める。

 

「よし!次は仲間集めだ。すぐに向かうぞ!」

 

「ええ!」

 

 メサイアはフレイアと共に歩き始め、仲間達を集めに向かった。

 

 

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 その後、メサイアとフレイアは亜人の一種・氷狼族の少女であるセツナ、剣聖のクレハ・クライレット、魔族のイヴ・リース、神獣のグレン(回)を仲間に加え、次々と敵を倒しまくる。

 

 二人目の復讐対象者であるブレイドとの戦いでは、メサイアが彼女に痺れ電流を流し、痺れさせた所で武器を奪い取って勝利を収める。ブレイドは闇と既に一体化していた為、メサイアの策略で男達に連行されてしまった。その後の行方は分かっていない。

 

 フレア(回)の妹であるノルン・クラタリッサ・ジオラルとの戦いでは、メサイアが彼女の攻撃を回避したと同時に、フレイアのバスターナックルによって勝利を収める。その後、彼女の体から闇を浄化した後、彼女はノルンとして改心し、共に戦う事を決断した。

 

 三人目のブレットとの戦いでは、フレイアの魔術策略によってブレットを撃破。彼もブレイドと同じく闇と一体化した為、最期はメサイアによって斬殺された。

 

 

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 そして黒幕のプロームとの戦いではメサイアと彼の一騎打ちとなったが、彼の猛攻にメサイアは押されていた。

 

「やはりそう簡単にはいかないみたいだな。」

 

「その通りだ!わしは人間を止めているからな!」

 

「だと思ったぜ!」

 

 メサイアはすぐにブルードラゴンブレードを光らせ、そのままプロームに立ち向かう。

 

「アンタみたいな化物は生かしてはおけない!断罪の刃!」

 

 ブルードラゴンブレードの刃はプロームを真っ二つに斬り裂き、彼は悲鳴を上げる事もなく消滅した。

 

「これで良かったのか?」

 

「ええ……こうするしかなかったの……」

 

「そうか……途中で自分の間違いに気付いていたらこの様な事にはならなかっただろうな……」

 

 メサイアは前を向いたと同時に、フレイア達の元に駆け寄った。

 

 

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 それから数日後、ジオラルはフレイアが本名で女王となり、魔族との戦いの終結、亜人との共同生活、奴隷制の廃止等の法律が出され、ジオラルは新たな時代を迎える事になった。

 

 役目を果たしたメサイアはフレイア達と別れ、また修行の旅へと向かい出した……

 

 

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「これが話の全てさ。」

 

 メサイアの話を聞いたソニックは納得の表情をしていた。

 

「なるほどな……俺も修行の旅に行けば良かったな……で、ケヤルとは会えたのか?」

 

「彼は亡霊として姿を現したからな。その時に彼はこう言ったんだよ。「お前のお陰で俺の復讐は終わりを告げた……あのアサシンの討伐は頼んだぞ………」ってね。その後にあいつは天国へ向かったけど、あのアサシンは結局見つかる事はできなかったな。」

 

「そうか。死んだ親友の復讐を果たせて良かったな。」

 

「ああ。けど、一ヶ月前にジオラルが王国制から国民主権に変わったのが気になるんだよな。フレイアが王女を辞退してクレハ達と共に国外に出たと聞いたけど……」

 

「それは貴方に会うためよ。」

 

「えっ?」

 

 メサイアが声のした方を見ると、フレイア、セツナ、ノルン、クレハ、イヴ、グレン(回)が彼の後ろに姿を現した。

 

「お前等!どうしてここに!?」

 

「あの後、メサイアの活躍を見てあなたと再び共に戦いたいという思いが強くなったの。そこで私は女王を辞退して、クレハ達と共にこの国に向かったわ。フレイアとしてね。」

 

「そうだったのか……それよりも今着ているオーバーオール。今も大事にしているのか。」

 

「うん。貴方が最初にくれた贈り物だからね。」

 

 フレイアが微笑んだ直後、セツナがソニックに気付く。

 

「ん?彼は?」

 

「ああ。彼は……」

 

「いや、俺がやる。俺はソニック・ザ・ヘッジホッグ。メサイアの親友さ!」

 

「ソニックって言うんだね!君の活躍も知っているよ!」

 

「まさか俺の事も……おい!メサイア!後ろ!」

 

「ん?」

 

 メサイアがソニックが指差す方を見ると、ルティナと瑞希が怒りのオーラを出しながら姿を現した。

 

「まさか修行の最中にこんな事があったなんて……」

 

「どういう事か説明してもらいますか?」

 

「こ、これはその……」

 

「「ダブルナックル!!」」

 

「ゲバラァァァァァァ!!」

 

 メサイアはルティナと瑞希のダブルナックルで大空に飛ばされた。

 

「で、フレイアはこの事を知っているのか?」

 

「勿論よ。彼女達には負けられないから!」

 

「メサイア……お前の女難は終わらないかもな……」

 

 ソニックは呆れながら大空に飛ばされるメサイアを見つめていた。

 

 

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 ジオラル共和国の街から離れた場所では、ケヤルを殺したアサシンが歩いていた。

 

「これで殺す人物はいなくなった。さてと、次の計画に移るとするか。」

 

 アサシンは天高く飛び立ち、そのまま次の街に向かった。




ED︰大丈夫

次回予告

ファンタジア軍の予算会議が幕を開けた。

だが、その会議は波乱の幕開けとなり、大騒動となってしまう……

次回、予算会議の乱。

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