魔法少女リリカルなのはvivid 二人の武人   作:モフモフ狸

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ジークが道場に住み始めて一年がたったある日のこと

幻海はジークからある相談を受けることとなった。

さてその相談とは一体どんな事なのだろうか?


ジークの決断

いつものように道場でヴィヴィオ達の面倒を見ていた幻海

 

にジークがこう切り出してきた。

 

 

「師範 少しお話しがあります お時間よろしいですか?」

 

 

といつもと違う雰囲気に幻海もこう考えた。

 

 

「これは何かあるね さて一体どんな事が聞けるやら」

 

 

と心の中で思いながら返事をした。

 

ヴィヴィオ達にそのまま鍛練の続きを指示すると二人で

 

道場の奥に入っていった。

 

その様子を見ていたヴィヴィオ達は小声で話し始めた。

 

 

「ジークさんどうしたんだろう? 師匠と二人きりで

話しなんてまさかこの道場を出て行くつもりかな?」

 

 

と少し暗い考えが浮かんで悲しい気持ちになった。

 

すると戸愚呂が

 

 

「お前たち 人の心配をしている暇があったら自分の鍛練

に時間を使え」

 

 

と怒られてしまった。ヴィヴィオ達はそんな暗い考えを

 

吹き飛ばすようにいつも以上に鍛練に励んだ。

 

その時道場の奥ではジークと幻海が向かい合って真剣

 

に話し合いをしていた。そしてジークがその内容を話すと

 

幻海は少し驚いた顔をしたがすぐにこう答えた。

 

 

「へぇ それがあんたの出した答えかい? ジークよく考え

て出したんだろうね? 後悔する答えなんて自分を惨めに

するだけだよ」

 

 

と幻海に問われたジークは覚悟を決めた顔付きでこう答えた

 

 

「師範 うちは今までインターミドルで勝つことである意味

生き甲斐みたいなものを感じていました けどこの道場で

師範や道場のみんなそして何より雪姉に会えたことがうちを

今まで以上に成長させてくれた だからうちはこれからこの

道場一本でやりたいんです」

 

 

と話しその顔を見た幻海は

 

 

「これは本気だね やっとこいつも自分の答えを見つける

ことができたってことかい」

 

 

と心の中で嬉しく思った。 話しが終わり二人が出てきた。

 

するとヴィヴィオ達はジークの元に駆け寄り自分達が

 

疑問に思っていたことをヴィヴィオが代表して質問した。

 

 

「もしかしてジークさんこの道場を出て行くつもりですか?

せっかく道場仲間になれたのに寂しいです」

 

 

と四人は涙を堪えながらジークの返事を待った。すると

 

ジークはきょとんとした顔をしてこう答えた。

 

 

「出て行くって何? 何を勘違いしてるかわからんけど

うちはこれからもずっと道場におるよ」

 

 

それを聞いたヴィヴィオ達はあまりにも酷い勘違いに

 

恥ずかしくなりその顔は茹でだこのようになってしまった

 

それを見たジークは「クスッ」と笑い四人に向き直った。

 

すると今度はうって変わって真剣な顔付きになって

 

話しの内容を告げた その内容とはこうである

 

 

「うちが師範と話してた内容はな 今度あるインターミドル

には参加しない そして今持ってるチャンピオンの座も

返上してこの道場で武道一筋に生きてゆく」

 

 

っていう話しをさっき師範としていたことを明らかにした

 

それを聞いたヴィヴィオ達は愕然した。するとジークが

 

 

「みんなの驚く気持ちもよくわかる けどうちはこの道場に

来てみんなと毎日鍛練して気づいたんや 今のうちには

インターミドルよりもこの道場で己を限界まで鍛え上げる

方が大切なんや それにうちも先祖から受け継いだ「チカラ」

「スキル鉄腕」

 

っていう「チカラ」があるんや でもなたまにその「鉄腕」が

暴走してしまうことがあるんや そやから師範や先生の元で

このスキルを完全にコントロールできるようになりたいんや」

 

 

と話した。その真剣な顔付きにヴィヴィオ達はジークの覚悟

 

が本物であることがわかった。するとジークは

 

 

「早速明日インターミドルの協会にチャンピオン返上を

伝えてくるわ」

 

 

と話しヴィヴィオ達も納得せざるを得なかった。その日の夜

 

ジークはあることを考えていた

 

 

「あの三人にはこのこと伝えんわけにはいかんよね」

 

 

と思い明日三人にちゃんと伝えようと決意するのだった。

 

翌日協会に行く前に三人に連絡して道場の場所を伝え

 

来てもらうようにした。

 

ジークに呼び出されたのは今までインターミドルで何度

 

もしのぎを削りあったある意味戦友のようなの人物だった。

 

その人物とは雷帝ことヴィクトリーア・ダール・グリュン

 

砲撃番長 ハリー・トライベッカ

 

そして天瞳流抜刀居合師範代 ミカヤ・シェベル

 

である呼ばれた三人はなぜ自分達が呼びだされたか分からず

 

にいた。するとジークが出てきて中に招き入れた。

 

招き入れられた三人を代表してミカヤが代表して質問した。

 

「ジークどうしたんだい?私たちをこんなところに呼び

出して」

 

 

とその質問にジークはこう答えた。

 

 

「ゴメン みんな忙しい中来てもらって 今日は大事な

話しがあってわざわざ来てもらったんや」

 

 

その真剣な顔付きに三人は何かとても大事なことを話す

 

つもりだなと考えた。するとジークは

 

 

「みんなには伝えんといかんと思って来てもらったんや

実はうち今度のインターミドルには参加せん

そして今持ってるチャンピオンの座も返上する」

 

 

とそれを聞いた三人は驚きの声をあげた。

 

 

「どうしてだ 私たちは君をインターミドルで倒すという

目標を立ててやってきたのにこれではまるで君の勝ち

逃げじゃないか」

 

 

と少し語気を強めてミカヤがしゃべった。それに対して

 

 

「悪いっていうことは十二分に承知してる でもうちは

見つけたんや やっと自分が本当にやりたいことが だから

みんなには私の気持ちを伝えるために来てもらったんや」

 

 

と話した。ジークの話しを聞いていたハリーがこう切り出した

 

 

「じゃあよ お前がそこまでこだわるこの道場の師範と先生

とやらを連れて来いよ わたしらがそいつらを見定めてやる

お前との付き合いは私たちの方が長いんだ もし私たちが見て

信頼できる人間だと思ったらお前の意見を受け入れやるよ」

 

 

と約束した。ジークは幻海と戸愚呂を呼びに道場の奥へと

 

入っていった。少しするとジークと一緒に幻海と戸愚呂が

 

現れた。その二人の持つ雰囲気に三人は一瞬にして凍りついた

 

 

「なんだ この二人の雰囲気はまるで化け物だ 自分達は

ある程度強いという自負があったがミッドにこんな化け物

じみた人間がいるなんて 」

 

 

というのが三人の一致した意見だった。すると幻海が

 

 

「あんたらがジークの話してた三人かい? あたしゃ幻海

あっちのが戸愚呂だ それであんたらジークの決意に

意見があるようじゃないか? よかったら聞かせてくれ

ないかい?」

 

 

するとヴィクトーリアことヴィクターが意見を述べた。

 

 

「それでは言わせていただきますわ 私たちは今までこの

ジークを倒すために努力してきたんですわ それが急に

このような道場に呼び出されてチャンピオンの座を返上

すると言われたこっちの身も考えて欲しいですわね」

 

 

と怒りを込めて幻海にぶつけた。 すると幻海が三人に

 

 

「あんた達の気持ちはわかった だがジークの気持ちも

わかってあげてはくれないか? この娘もこの娘なりに

悩んで出した結果なんだ」

 

 

とそれ聞いた三人はこう考えてしまった。

 

 

「この二人がジークを変えたんだ ならこの二人を倒せば

ジークはまたインターミドルに戻ってくる」

 

 

とそう考えた三人は幻海にある提案をした。

 

 

「もし私たちが勝ったらジークをインターミドルに出るよう

に説得してください 私たちが負けたらこれから一切ジーク

にインターミドルに出るようには言いません」

 

 

とそれを聞いた幻海と戸愚呂は

 

 

「わかった けどちゃんと約束は守ってもらうよ」

 

 

と話し急遽ミカヤ達三人と幻海、戸愚呂の試合が始まった。

 

すると幻海が三人に向かってある提案をしてきた

 

 

「あんたら三人でかかってきな こっちはあたし一人

で十分だ」

 

 

とそれを聞いた三人は

 

 

「あたしたちもずいぶんとなめられたものだわ(な)

二人ならまだしも一人なら私たちの敵ではないわ(な)」

 

 

と考えた。だがこの考えはいとも簡単に崩れさった

 

 

試合が始まると三人はデバイスを構え速攻で幻海に仕掛けたが

 

攻撃は一切当たらずそれどころか幻海のスピードについて

 

いけずあっという間全員KOされてしまった。

 

それを見ていたジークはこう思った

 

 

「やはり 師範は強い わたしの選んだ道は正しかった」

 

 

と幻海を見ながら改めてそう思うのであった。

 

起き上がった三人に向かって幻海はこう告げた

 

 

「さて試合はわたしの勝ちだけどまだやるかい こっち

にはまだあと一人控えてるんだ」

 

 

と話した。 その言葉を聞いた三人は背筋が凍る思いがした

 

結局勝負は幻海の大勝に終わった。 そしてジークは協会

 

に足を運びもう二度とインターミドルには参加しないこと

 

そしてチャンピオンの座も返上することを伝え事実上の

 

引退となった。それから数日後ジークやヴィヴィオ達が

 

いつものように鍛練に励んでいると道場にある三人組

 

が訪れた。その三人とはヴィクター、ミカヤ、ハリーの

 

三人であった。その姿を見たジークは

 

 

「みんな どうしたん まさかまたうちを連れ戻しに来たん」

 

 

と話すジークに三人を代表してミカヤが話し出した

 

 

「今日は君じゃなくて君の師範と先生に用事があるんだ

呼んできてくれないか?」

 

 

と話すとジークの代わりにヴィヴィオが二人を呼びにいった

 

二人がくると三人はこう切り出した

 

 

「この間は失礼しました 今日ここに来た理由はこの道場に

通わせていただきたく挨拶に来ました 私たちも強くなりたい

何卒よろしくお願いいたします」

 

 

と頭を下げた。それを見た幻海と戸愚呂は

 

 

「全く なんでうちの道場にはこんな奴らしか集まらないだ」

 

 

とため息まじりに話し三人に向かってこう告げた。

 

 

「まあ とにかく頑張ってみな あとジークにも前話したが

この道場の鉄の掟を教えおく これが守れない奴は

速攻叩き出すからね覚えておきな

ひとつ目、弱音は吐かない

ふたつ目、仲間は絶対に大切にする」

 

 

それを聞いた三人は元気よく返事をしこの道場にまた

 

新たな仲間が出来たのであった。

 

 




第18話書かせていただきました

もしジークがインターミドルに出なかったらこんな感じに

なるのかな?と思い書きました。

これからもよろしくお願いいたしますO(≧∇≦)O
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