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皆様、お久しぶりです。え?誰かですって?私はこの物語の語り部由岐と申します。例え世界や作品が変わっても私が語り部であることは変わりません。なんなら以前の記憶も持っていますよ……。
さて、話を戻しましょう。これから読み上げるのはまだ空白の物語。名前もありません。これからどんな話になるか……。お楽しみに……。
何処かの建物中
一人の女性が周りを気にしながら進んでいた。当たりに人気は無いものの彼女が気にしている「何か」は、いつ何処から現れるか分からない。彼女にとって永遠とも思える時間の後、1つの部屋の前にたどり着く。しかし部屋の前には二人の人影が立っている。その手に武器の類いは無いものの彼女がここを突破するのは、「その理由」から不可能に近い。頭の中で建物の地図を思い浮かべるとここではなく別の目的地の事を思い出しそこへ向かう彼女。いくつもの階段を上り辺りを歩いている人物達の目を盗みたどり着いたのは、二つの建物を繋ぐ渡り廊下。彼女は、その渡り廊下廊下の縁に手をかけるとそのまま宙ぶらりんになる。その状態のままロッククライミングの要領で少しずつ下へと下りていく彼女。しばらくおりると建物の中ではなく、外にたどり着く。―先ほどの扉、その先にたどり着いた彼女はその建物を背に走り出す。
「待ちなさい」
「」
「」
それもつかの間、いつの間にか目の前には数十人の人影が立っていた。その中にいるリーダーと思われる女性が手を上げると同時に皆が襲いかかる。一瞬顔に絶望が浮かぶも空を一瞬見たあと不適に笑みをうかべる
「ナイスタイミング!!」
刹那何かが空から落ち辺りを目映い光で包み込む。光が晴れると何も無かったかのようにその女性の姿が消えていた。
『ニゲラレタノカ、ナサケナイナ』
辺りに響くその声。だがリーダーは全く気にせずその建物へと戻り始める。
『コレハカナリノシッタイダゾ。ドウセキニンヲトルツモリダ?』
「問題は全くありません……あの人が向かう所は、分かっていますから」
()
そう言って仲間ともに建物に入る女性。それと同時に辺りに轟音が鳴り響き閃光がひた走る。全てが晴れるとそこには建物も人も、地面も全てが消えただ静かに波が揺れるだけだった。
かつて祖父に憧れる一人の少年がいた。己の信じるがままに戦い世界の頂点にたった少年。人々はその物語を『円堂守伝説』とよんだ。
かつてサッカーに命を救われた少年がいた。仲間とともサッカーを取り戻すために戦った彼の物語。人々はそれを『GO』とよんだ。
かつて三人の少年がいた。
一人は自分達のサッカーを続けるために
一人は大切な幼なじみのために
一人は世界を変えるために
三人は時にぶつかり、時に横に並び困難に立ち向かい続けた。人々はその物語を『アレスルート』とよんだ。
そしてこれはまだ名前の無い物語。一人の少女が大切な仲間と『 未来』をまもるため立ち向かう物語。
今ここにその物語を記す─
次回以降はキャラが集まってからになります。