ハリーポッターと[編集済]   作:楓色

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読み始める前に注意点があります
この物語はかなり特殊なカノンを選択して行くことになります。一般的なSCP世界とは大きく異なる部分が登場しますが悪しからず。


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>1981年11月1日一般報告書

 

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報告書

 

1981年11月1日

 

管理部門より

この報告はセキュリティクリアランスレベル1以上のイギリス国内の全ての職員に通達されています。昨夜未明イギリス魔法省よりヴォルデモートの死亡と要注意団体「死喰い人」の壊滅が報告されました。財団は調査の結果この報告が事実であると確認しました。

この報告の直後イギリス魔法界において要注意団体「死喰い人」に所属する多数のSCP-002-MGが捕縛されており、同組織は瓦解しつつあると考えられます。SCP-002-MGは今後以前のような事実上の自発的な収容下に入るものと見られます。これを受け「財団のイギリス国内での魔法族の保護並びに財団とイギリス魔法省の関係に関する条約」に基づきSCP-002-MGのオブジェクトクラスのKeterからEuclidへの変更が予定されています。一方で大規模な収容違反が発生する恐れがあったことから特別収容プロトコルが改定されます。担当職員は後日必ず特別収容プロトコルを確認してください。また全職員に出されている警戒命令及び戒厳令は近日中に解除される予定です。職員は通常の職務への復帰を準備しつつ残った死喰い人への警戒を続けてください。更なる情報については ファイル

 

+魔法省から財団への報告書

+財団職員セキュリティレベル

 

を確認してください

 

保安部門より

今回のようなSCP-002-MGとの大規模な戦闘や、突発的な大規模収容違反に対応すべく新たな戦闘部隊が新設されます。機動部隊とは異なり財団と一般社会の防衛を専門とする戦闘部隊です。詳しい概要については保安部門の報告ページにPDFがありますのでそちらから確認してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セキュリティクリアランスレベル3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ようこそ担当者様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

財団倫理委員会より

今回の要注意団体「死喰い人」の壊滅とヴォルデモートの死亡についてですがいくつか不可解な部分が存在します。まずヴォルデモートの死亡理由ですが報告によればわずか1歳の赤ん坊に死の呪文(spell No.243)を使用し、その呪文が跳ね返されたためとなっています。しかし死の呪文には対抗呪文が存在せず現状スクラントン現実錨以外で防ぐ方法は存在しません。またSCP-002-MG個体の中に予言を行うものがいますがその予言が今回のヴォルデモートの死亡を正確に予言していました。この予言が単に未来を見通しているものなのか、それとも予言に沿うように世界が再編されたのか我々に知る術がありません。

これらの2つの異常とも言える現象を我々は調査する必要があると考えます。

上級研究員 ウォルター・マイヤッジ

 

この提案について財団倫理委員会はこれを承認しました。今後この赤ん坊、ハリー・ポッターの監視と魔法省神秘部への潜入作戦が展開されます。この任務には新たな機動部隊が設置されます。

 

内部保安部門より

要注意団体「死喰い人」による服従の呪文(spell No.241)の影響下にあると思われる財団職員が発見されました。この職員はしばらくの間偽の情報を要注意団体に流すために通常通り業務を行わせていましたが、今回の収容違反事案の終結と共に拘束下に置かれています。既に内部保安部門で調査済みですが追加調査を行いたい場合は内部保安部門へ申請書類の提出を本日中に行って下さい。申請がない場合直ちに記憶処理が施されます。

 

 

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>SCP-002-MG

 

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アイテム番号 SCP-002-MG 魔法使い

オブジェクトクラス Euclid

特別収容プロトコル

この特別収容プロトコルは財団魔法界支部の管轄内でのみ適用されます。他の財団支部管轄下での特別収容プロトコルは以下のファイルを参照してください

 

+財団本部SCP-002-MG

+財団フランス支部SCP-002-MG

+財団ドイツ支部SCP-002-MG

+財団ロシア支部SCP-002-MG

+財団日本支部SCP-002-MG

+財団東南アジア支部SCP-002-MG

+財団アフリカ支部SCP-002-MG

+財団南米支部SCP-002-MG

+財団中東支部SCP-002-MG

 

SCP-002-MGの直接的な収容は極めて困難なためその存在の秘匿に重点が置かれます。そのためにSCP-002-MGが組織する統治機構である魔法省と呼ばれる組織との協力協定(財団のイギリス国内での魔法族の保護並びに財団とイギリス魔法省の関係に関する条約)が締結されています。魔法省との接触にはクリアランスレベル3以上の職員に限られ担当研究員の許可が必要です。また魔法省に限らずSCP-002-MGに接触する場合は財団に協力するSCP-002-MG個体と行動を共にするかポータブルスクラントン現実錨を携行しなければなりません。またその後必ずサイト-6012でクラスF精神感応検査と忠誠度テストを受ける必要があります。

 

SCP-002-MGは一般社会で活動する個体が確認されているため全てのメディアを監視する必要があります。一般社会でSCP-002-MGが露呈した場合カバーストーリー「CGを使ったイタズラ」もしくは「映画撮影」が適用されます。直接SCP-002-MGと接触した人間にはクラスA記憶処理が施されます。またイギリス国内で生まれた全ての新生児は遺伝子検査を行いSCP-002-MG特有の遺伝子の保有の有無を確認し記録しなければなりません。

 

SCP-002-MGに関する全ての記録はサイト-6012に設置されている専用サーバーに記録されなければなりません。サイト-6012は最低6基のスクラントン現実錨を設置する必要がありSCP-002-MG専用サーバーには最低2基のシャンク/アナスタサコス恒常時間溝を設置しなければならず、これらは1週間ごとに点検しなければなりません。

 

+旧特別収容プロトコルを開く

 

説明

SCP-002-MGは魔法と呼ばれる非科学的な能力を保有する人型実態群です。外見上は人間と差異はありませんが遺伝子に特徴的な相違点の存在が確認されています。このためSCP-002-MGの大部分は遺伝的にSCP-002-MGとなる個体で構成されていますが一定の割合で通常の人間が突然変異的にSCP-002-MGになる事がわかっています。SCP-002-MGの殆どが魔法によって作り出された異常空間内もしくは人間に避けさせる魔法をかけた集落で生活していますが、一部の個体が一般社会で生活している事が確認されています。

 

SCP-002-MGの行使する魔法は研究の結果一種の現実改変であることが判明しています。この魔法の使用にはほとんどの場合 杖 と呼ばれる長さ30cm前後の木製の棒が必要です。この杖の内部には何らかの方法でSCPオブジェクトの一部(ほとんどの場合はSCP-049-MG、SCP-112-MG、SCP-334-MG)が入っており、これにより円滑な魔法の行使が出来ていると見られています。また魔法の使用には一部の熟練のSCP-002-MG個体を除き呪文を唱える必要があり、ひとつの呪文につき特定の現象が発生します。この呪文と発現する現象の対応リストは別のファイルにまとめられています。

 

+呪文記録一覧

 

実験記録002-MG-1

対象 エドワード研究員 彼は財団に協力的なSCP-002-MGである

実験方法 D-1125に浮遊呪文を行使しカント計数機で現実性を測定する

結果 D-1125周辺のHm値が0.87に低下した

分析 魔法の対象のHm値が低下した

 

実験記録002-MG-2

対象 エドワード研究員

実験方法 D1125に浮遊呪文をかけカント計数機によりHm値を測定する

結果 エドワード研究員のHm値は1.33に増加しD-1125のHm値は0.89に低下した

結果 術者のHm値の増加が確認された

分析 魔法は特定の道具、手段を通して行われる一種の現実改変能力であると考えられる

 

実験記録002-MG-3

対象 エドワード研究員

実験方法 スクラントン現実錨の効果範囲内でD-1125に浮遊呪文を行使する

結果 魔法は発現しなかった。この時のHm値は2.0のままであった

分析 魔法はスクラントン現実錨で無効化することが可能である

 

実験の結果Hm値が最も大きく変動したのは「変身術」と呼ばれる魔法を行使した場合でした。この時のHm値は0.62/1.78(対象のHm値/術者のHm値)でした。

 

 

 

 

 

要セキュリティクリアランスレベル5

 

ROWN

これ以上の記事の閲覧にはセキュリティクリアランスレベル5が必要です。パスワードを入力して下さい。不正に閲覧しようとした場合直ちに拘束型ミームが起動し機動部隊が出動します。

 

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