これからちょいちょい出てきますので、お楽しみにして頂ければと思います・・・マッキーもその内出ます(笑)
さて、それではシリアスムードのお話をどうぞ。
「・・・っ!?こ、ここは・・・?」
「よう。目が覚めたか、翔太?」
「じ、刃さん!?・・・いつぅ!!」
意識を取り戻した翔太は一瞬自分がどこにいるのか分からず困惑した。しかし、傍にいた人物に声を掛けられ、自分がどこにいるのかを悟った。驚きの余り起き上がろうとして、体に激痛が走った。見ると、翔太の身体には包帯が巻かれていた。
「おうおう。無茶すんじゃねーよ。ったく、通報を受けて現場に行ってみたら、お前さんが倒れてて驚いたぜ。しかも怪我までしてたからな・・・急いで知り合いの医者に診てもらったんだぜ?」
翔太をベットに寝かせながら、その男性は苦笑していた。
翔太が「刃さん」と呼んだこの人物・・・彼の名前は刃野幹夫。翔太とは昔からの付き合いで、翔太の父である壮吉ともかなり親しかった人物だ。
壮吉と彼は、いわゆる仕事上で古い付き合いがあったのだ。壮吉は副業としてドーパント専門の私立探偵を営んでいたのに対し、刃野は事件の相談や情報提供をしていた刑事であった。
まだ翔太がダブルに成り立ての頃、翔太を事件から遠ざけようとしていたが、いつも最後には情報を教えてしまっていたりしていた。刑事としてはうだつが上がらない部分もあるが、人としては翔太を子供としてではなく同じ視線で話す・・・壮吉とは違った大人の人物だった。
ちなみに風都イレギュラーズとは違い、翔太がダブルであることを彼は知らない。人が良すぎるのと同時に口も軽そうなイメージ(翔太の勝手なイメージだが・・・)があるので内緒にしているのだ。
「ここは・・・病院か?」
「ああ、そうだ。それで何があった?高校生とはいえ、お前さんがここまでやられるなんてな・・・一体何があった?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「言えないってか・・・まぁ、いいさ。さて、俺はお前が目を覚ましたことを担当医に言ってくるとするか。真倉がサボりだサボりだとうるさいから、もし来たらそのこと伝えておいてくれよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何かを察した刃野はそれ以上問い詰めることはなく、翔太を一人にすべく病室を後にした。
ちなみに真倉というのは、刃野の部下である刑事、真倉俊のことである。刃野と違い、翔太を毛嫌いしているが、そのことはまた別の機会に話すとしよう。
病室で一人となった翔太は意識を失う前のことを思い出していた。
父親である壮吉が自分を襲ったことを・・・
そして、自分が壮吉に何を言われたのかを・・・
(俺は・・・探偵失格か・・・)
壮吉の言葉が翔太の心に大きくのしかかっていた。そして、何かを決心した翔太は頭の包帯を解き、ベッドの傍に置かれていた探偵服へと着替え、誰にも見られることなく病室を後にした。
その数分後、医師と共に刃野が病室に戻って来た。だが、ベッドに翔太がいないことに驚き、慌てて探しに行こうとした。
「あの馬鹿・・・!すみません、先生。すぐに探してきますので!」
「・・・分かりました」
そう言って、その場を後にした刃野を担当医・・・中野マルオが静かに見守っていた。
病院をこっそり抜け出し、翔太はフラフラと歩いていた。
時刻はもう既に20時を過ぎ、街は帰宅ラッシュの人であふれかえっていた。そんな人混みに逆らう様に歩く翔太。人にぶつかるも無言のまま歩いていく翔太。
そのまま電車に乗り、街からどんどんと離れ、景色は街頭が全くない田舎へと移っていた。そして、0時を過ぎた頃、目的の駅へと着いた翔太は夜道に関わらず歩き出した。
そのまま山道を歩き、夜も明けた頃だった。
翔太は目的地へとたどり着いた。そこには・・・
「やっぱりここに来たんだね」
「・・・・・フィリップ」
相棒がここにいるとは思っていなかった翔太は姿を現したフィリップを見て驚いたが、すぐさま気まずい顔をし、半ばヤケクソ気味に言葉を放った。
「はっ・・・なんでもお見通しってわけか」
「僕でなくても、君を知っていればここに来ることは予想できたさ。もっとも病院を抜け出し、休むことなく、更には徒歩で来るとは思ってもみなかったけどね」
「・・・・・うるせーよ」
「それに・・・ここに来るのに花を持って来ないのはおかしいだろう。
墓参りには必要だろう?」
そう言うフィリップの視線の先には墓が並んでいた。その一つには、『佐桐家』の字が掘られた墓があった。
フィリップを無視し、翔太は墓へと向かう翔太。その後を追いかけるフィリップは気にせず言葉を続けた。
「それにしても、これは墓参りと言えるのかい?この墓に佐桐壮吉の骨は入っていない。形だけの墓だよ?」
「・・・・・」
「それに・・・もし君の言う通り、あの佐桐壮吉が本物だとすれば、君がやっていることは全くの無駄と言っていいだろう?それこそ気休めだよ」
「・・・・・・・・・・・」
「全く・・・ハーフボイルドだね。佐桐壮吉が君を探偵失格だと言うのも当然だね」
「・・・なんだと!!」
我慢の限界がきた翔太は、ついにフィリップの胸倉を掴んだ。
だが、フィリップは全く動じることなく、逆に笑みを浮かべていた。
「少しはいつもの君らしくなったかな?」
「・・・お前・・・」
フィリップの真意を理解した翔太は掴んでいた手を離した。
「俺は・・・ダブルになる資格はない」
「何を言っているだい?あの偽物が言ったことをまだ気にしているのかい?」
「・・・・・偽物かどうかじゃない。俺がその言葉に納得しちまったんだよ」
「・・・翔太?」
相棒の言葉に戸惑うフィリップ。翔太の目は虚ろになっていた。
「俺は未熟だ・・・上杉の件も、五月達の件も・・・今回の件もそうだ。
俺がもっとしっかりしていれば・・・俺なんかが父さんの跡を継ぐなんて・・・できるわけなかったんだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「俺に・・・・・誰かを助ける資格なんてない」
その言葉を聞いた瞬間、今度はフィリップが翔太の胸倉を掴んだ。だが、翔太は全く抵抗しなかった。その目に光は灯っていなかった。
「いい加減にしたまえ!君の覚悟はそんなものだったのかい!
ダブルを継いだ時、誓ったはずだ!君は佐桐壮吉の信念を継ぐことを、僕は自分自身の罪を償うことを・・・!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「君にとってダブルはそんな簡単に捨てられるものだったのか!?
君にとって、今まで戦ってきたことは全て無駄だったのか!?
君にとって・・・背負った風都の名は・・・あっさりと切り捨てられるものか!!」
そのまま翔太を投げ飛ばすフィリップ。だが、翔太は全くといって反応しなかった。
それどころか・・・変身用のドライバーとガイアメモリをフィリップの元へと投げ捨てた。
「持ってけよ・・・もう俺には必要ないもんだ」
「っ・・・・・分かった。もういい・・・」
翔太に対して、冷めた視線を向けるフィリップ。そして、興味を失くしたように視線を外し、ドライバーとメモリを拾い、その場を後にしようとする。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
最後に翔太を一瞥するも、そのままハードボイルダーに乗って、フィリップはその場を後にした。残された翔太は立ち上がることなく墓を見つめていた。そのうち、雨が降り始めるも・・・翔太はその場から動こうとしなかった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何も考えず、墓だけを見つめていた翔太。そんな彼に傘を差し出した人物がいた。
「お前さん。ここにいては風邪を引くぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・それにしても、その恰好・・・10年前にもよく来てた人に似ておるのう」
「・・・えっ?」
老人の言葉に思わず伏せていた顔を上げる翔太。袈裟を着ている姿からこの老人は住職のようだ。
「10年前にもお前さんと似た格好をした男がよくここに来ておってな。よく墓参りに来ておったから覚えがあってのう」
「・・・・・そう、ですか」
「・・・のう、お主。もしや翔太というのではないか?」
「・・・っ!?そうですが・・・」
老人から自分の名前が出てきたことに戸惑いを隠せない翔太。そんな翔太に老人はついてくるように言い、翔太は素直に従った。
墓地から数分歩くと、小さな寺が見えてきた。老人はこの寺の管理者らしく、時折寺や墓地の掃除に来ているのだという。
玄関で翔太に待つように言い、タオルを翔太に投げ渡した老人は寺の奥へと消えた。
そして、すぐに箱らしきものを持って戻ってきた。
「受け取りなさい」
「・・・これは?」
老人が差し出した箱を見て、首を傾げながら翔太は尋ねた。
「さっき話した男がわしに預けたものじゃ。もし、翔太という男が訪ねてきたら渡すように言われておったのじゃ」
「・・・!!」
まぁ、さっきまでわしも忘れておったんじゃが・・・という老人の言葉など受け流し、翔太は恐る恐る箱を開けた。
そこには、白をメインカラーとし、縁に一筋の黒のラインが入ったハット帽と一枚の手紙が入っていた。
数秒呆けてしまっていたが、我に返った翔太はすぐに手紙を開いた。
『親愛なる我が息子へ
この帽子が似合う男となることを祈ると共にこの言葉を送ろう。
最後までやると決めた仕事に全てを賭けろ。
そして、全てを預けられる相棒は生涯唯一の友だ。
この街を頼んだぞ』
「・・・・・父さんの字」
それを長いこと見つめていた翔太は、自身がかぶっていた帽子を脱ぎ、その帽子をかぶった。帽子で隠したその眼光には失った光が宿っていた。
(そうだよな・・・そうだったよな、父さん・・・俺は・・・!)
「爺さん・・・悪いんだけど、貸してほしいものがあるんだ」
そう言う翔太に老人は不思議そうに首を傾げるのだった。
(・・・この一連の『黄泉還り』事件・・・何かがひっかかる)
ガレージに戻って来たフィリップは今回の事件をホワイトボードに纏めながら、振り返っていた。
「そもそも・・・黄泉還りに関する噂が立ち始めたのは1か月前。情報屋の皆が手に入れた情報からすると、黄泉還りが起きたのは水難事故で死んだ姉、交通事故で死んだはずの親友、老衰で亡くなった老婆、そして、行方不明の佐桐壮吉・・・
どれも関連性がなさすぎる・・・犯人の意図が分からない」
『つながり』『ミッシング・リンク』とホワイトボードに書きながら、頭を悩ませるフィリップ。ドーパントの目的・行動原理が分からず、『地球の本棚』でも情報が絞り切れていなかったのだ。
「もしドーパントの目的が僕たちだとすれば、佐桐壮吉の偽物を仕掛けさせたのにも納得がいくが・・・それなら最初から僕たちを狙えばいいはず・・・『黄泉還り』の噂を立てる必要はなかったはず・・・分からない・・・」
(こんな時、翔太なら・・・・・迷う前に動いているんだろうね)
ここにはいない相棒のことを考えながら、フィリップは机の上に置かれたドライバーとガイアメモリを見ていた。
「・・・いけない。早く真相を突き止めなければ・・・今は関係のないことに思考を回すのは・・・・・無関係・・・?」
自分の発した言葉にフィリップはホワイトボードに近づいた。
「もし、佐桐壮吉の一件と『黄泉還り』を起こした動機が違うとすれば・・・!?
ダブルを排除するためにあのスカルを仕掛けたのだとすれば、ドーパントの真の目的は『黄泉還り』だということになる。そして、『黄泉還り』の噂を立てることが目的だとしたら・・・ダブルを排除したドーパントの真のターゲットは一体・・・?」
赤ペンでバツマークやら二重線をホワイトボードに書きながら、思考を纏めていく。そんなフィリップの目にカレンダーが目に入った。
「そういえば・・・二乃ちゃんたちが家出をする日はもうすぐだったか・・・
・・・待てよ。あのドーパントは翔太がダブルであることを知っていた・・・!
もしかして、奴の目的は・・・!?」
すぐさまスタッグフォンで風都イレギュラーズの面々に連絡を取り、気になったことを確認したフィリップは『地球の本棚』で検索を開始した。
「・・・そうか。そういうことか・・・!?」
検索を終え、驚愕したフィリップは再びスタッグフォンを手に取り、電話を掛け始めた。その人物とは・・・
「・・・すまない。君に頼みたいことがあるんだ・・・!」
「ここ・・・でしょうか?」
スマホを頼りにある場所へと来た五月。五月がここに来たのにはある理由があった。
『還らぬ人にお会いするお手伝いをします 黄泉還り』
そのメールが送られてきたのは期末テストを終えた直後だった。最初は噂を信じていなかった五月だったが、家出の計画を立てている時に噂を聞いたのだ。
「死んだ人に出会えた人がいたんだって」
学校でクラスメイトが話していたのを偶然聞いた五月は、送られてきたメールのことが頭に浮かんだ。そんな時だった。翔太の元へとメールが届いた前日に五月はありえない光景を目撃したのだ。
「・・・・・五月」
「えっ・・・おか、あさん?」
帰り道
声を掛けられ、振り返った時だった。路地にいたのは、死んだはずの五つ子たちの母親だった。生前によく着ていたスーツ姿でそこに立っていたのだ。
「・・・・・どうして・・・お母さんが・・・!?」
いきなりの出来事に呆然としてしまう五月。そんなこと五月に構うことなく、母親は姿を消してしまった。
「ま、待って下さい!?」
慌てて五月は母の姿を追ったが・・・母は煙のように消えてしまったのだ。
(本当なら佐桐君に相談すべきなんでしょうが・・・連絡が取れませんし・・・
それに・・・もしあれが本当にお母さんだったなら・・・私は・・・!)
自分が体験したことが非常識なことであり、ガイアメモリが関連していることを五月は理解できていた・・・だが、それでも彼女を動かすのは母への愛だった。
意を決し、メールで指定された場所・・・教会の扉を開いた。教会の中は薄暗く、人の気配はなかった。その不気味さに怖がりの五月は一瞬入ることをためらったが、勇気を振り絞り声を出した。
「あの・・・メールで連絡した中野ですけど・・・誰かいらっしゃいませんか?」
恐る恐る中へ入りながら辺りを見渡す。返事がないことに不安を覚えていると、
「ようこそ。お待ちしておりました」
「ひゃい!?・・・あ、あなたは?」
「驚かせてしまい申し訳ありません。私はこの教会の神父のマーカス・小島。そして、『黄泉還り』で人を導く仲介人です・・・中野五月さんですね?」
「は、はい・・・」
男の問いかけに頷きながら答える五月。そのまま、男は教会の端に移動し、箱に掛けられていた布を取った。
「本日はお母様に会いたいとのご依頼でよろしかったでしょうか?」
「・・・本当に・・・お母さんに会えるんですか?」
「ええ・・・本当ですよ」
そう言って、男は懐からガイアメモリを取り出し、五月へと手を差し出した。
「私は生と死を司る『黄泉還り』。この世とあの世を繋ぐことなど簡単なのですから。さぁ、私の手を取って下さい」
その手を取ろうと、五月は小島の元へと近づこうとした。だが、それを邪魔するものが飛翔し、小島へと攻撃を加え始めた。それが見覚えのあるものだと気付いた五月。もちろん、それを飛ばしたのは、
「五月!」
「二乃!?フィリップ君も・・・!?」
二乃と共に教会へと乗り込んだフィリップだった。スタッグフォンを遠隔操作し、小島を牽制している間に、二乃が五月へと駆け寄りその体を抱きしめる。
「ど、どうしてここに・・・!?」
「・・・あいつから連絡を受けて、あんたをつけてきたのよ。最初は信じられなかったけど・・・こういうことだったのね」
「き、貴様・・・!よくも!?」
スタッグフォンを振り払い、憎悪の目をフィリップへと向ける神父。そんな神父に対し、フィリップは淡々と話し始めた。
「あなたの目的はもうすでに分かっている。あなたの真の目的は中野家の五つ子たちをここに呼び出すことだったんだ」
「・・・流石は『地球の記憶』を頭に宿しただけのことはあるな。片割れの心を折れば、少しはおとなしくなるかと思ったんだがな」
「残念ながら、僕は翔太と違って、死者が蘇るなんて非科学的なことは信じない主義なんだ。
・・・あなたはガイアメモリの力を使って、あたかも死人が蘇るという『黄泉還り』の噂が立つように仕掛けたんだ。一つは噂に信憑をもたせるために。実際に起きたことだと噂が立てば、僕たちが調査に乗り出すことは間違いなし、彼女らが信じるようにと計算したんだ」
得意げに推理を述べていくフィリップ。その推理に全員の視線が集中していた。
「そして、もう一つ。それは・・・中野姉妹の誰かを誘拐するため」
「っ!?」「えっ!?」
「幼い頃に母親を失った女子高生が宗教に誘われ姿を消した。その時、彼女が『黄泉還り』について興味を持っていたとしたら?・・・失踪たる理由には十分だ。
だが、あなたの計画に二つの誤算が生じた」
そう言って、二本指を立てるフィリップは推理を続ける。
「一つは五つ子たちが家出の計画を立てていると予想外のチャンスが転がってきたことと、翔太が彼女たちの家庭教師として近くにいたことだ。
だから、あなたはダブルを排除するためにあのスカルを仕掛けさせたんだ。僕たちが調査に乗り出すように匿名のメールを送り付けてまで」
「・・・そこまで分かっていながら、ノコノコと一人でやってきたのか?しかも、ターゲットの一人である中野二乃まで連れて来るとは・・・君はダブルに変身できない。力もない君がどうしようというんだい?」
そう言って、ガイアメモリを左手首に挿入した神父は姿を消した。その代わりに姿を現したのは・・・
「お前一人で何ができる・・・フィリップ」
「・・・なるほど。確かに・・・偽物だと分かっていても、こうも目の前で対面するとかなりくるものがあるね。翔太をどうこう言うことはできなさそうだ」
「あれって・・・佐桐君のお父さん・・・!?」
「えっ・・・あの人が?」
棺桶のような箱から現れた佐桐壮吉の姿に、苦笑いするフィリップ。以前、佐桐家で写真を見たことがあった五月の反応に二乃も驚く。だが、フィリップは全く慌てていなかった。
『Skull!』
「・・・変身」
『Skull!』
ロストドライバーでスカルへと変身した壮吉は二乃と五月に近寄る。そんな二人を庇うようにフィリップは前へと出た。
「どけ、フィリップ。それとも、俺の邪魔をする気か?」
「偽物が偉そうに言うものだね・・・僕は翔太のように甘くはない。それに・・・・・
僕にも戦う手段はあるさ」
そう言って、フィリップは懐からサイクロンメモリと・・・翔太が投げ捨てたロストドライバーを装着した。
『Cyclone!』
「変身!」
『Cyclone!』
緑の風がフィリップを包み、姿を変える。
フィリップ版ジョーカー・・・仮面ライダーサイクロンへと変身した。
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
サイクロンとスカル・・・二人の超人はにらみ合い、一気に飛び掛かった。
「「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
次回 仮面ライダーダブル
『Pからの使者/二人で一人の仮面ライダー』
これで決まりだ!
さりげないマルオさん登場に、翔太の挫折と再起、急展開すぎるヒロインに迫る危機に、まさかの仮面ライダーサイクロン登場回でした。
ちょっと流れが強引かもしれませんが、実はある伏線だったりもします。
まぁ、次回のサブタイでサイクロンがどうなるのかは・・・お約束ということで。
それではまた明日。
オリジナルドーパントに関しての解説は必要でしょうか?
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あると助かる
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別にいらない
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フッ、その情報はもう既に検索済みさ