最後の試験、トップバッターを飾るのは五月&翔太になります。
それではどうぞ!
「…翔太…僕はこの依頼を引き受けたことを後悔し始めたよ」
「いや、お前がそこまで言うとかよっぽどだな…気持ちは凄い分かるが」
「……行き詰った」
そんな不穏な会話が家庭教師陣から洩れ、疲労が隠せないフィリップと真顔のまま冷や汗を流す風太郎を見ながら、翔太自身も顔が引きつってしまっていた。
2月
フィリップを家庭教師の助っ人として迎え、3人体制で挑んだ期末試験対策の勉強会。これまで風太郎と翔太の二人では教えられる限界があったが、そこに風太郎以上の地頭と豊富な知識を持つフィリップが加わったことでかなり成果は大きく上げられるようになった。
まぁ、時々フィリップが暴走して検索を開始しようとしたことも多々あったが、どうにか翔太がツッコミを入れては修正し、風太郎や五つ子たちもフィリップの独特な雰囲気になじめ始めた頃、一同の勉強会は座礁へと乗り上げてしまったのだ。原因は…
「「「「「(どよ~ん)・・・・・・・・・」」」」」
((くそっ、いつかは来るだろうとは思っていたが…教師としての俺のノウハウの限界がここで足を引っ張るとは…!)
連日の勉強疲れにこれまた疲労を隠しきれていない五つ子たち…それを見ながら頭を悩ませる家庭教師陣にあった。
探偵として、様々な人に会ってきた経験から人の接し方に優れている翔太はともかく、風太郎は独学で勉強を続けてきたいわゆる『孤高の天才』、一方のフィリップも翔太以外とは全く人と接する機会などなく、過去に翔太に勉強を教えたことがあったとはいえ、それは翔太自身の必死な努力と根性、そして吸収性の高さがあったからこそフィリップのやり方についていけたのだ。
とても残念なことに家庭教師陣のブレーン担当には人に勉強を教えるといったノウハウが圧倒的に不足していたのだ。そこに至って、教えているのは落第寸前の五つ子たち…それがハードルの高さを更に上げてしまっていたのだった。だからこそ、
(何が分からないのかが分からない!どう教えたらいいのか分からない!)
(困ったな…翔太の時は同じやり方で分かってもらえたんだが…どう言えば、二乃ちゃんたちに伝わるのだろうか?)
「…佐桐。なんであの二人は頭を抱えているのよ」
「教える側の苦労って奴だよ…分かる奴ほど、分からない奴に教える方法が分からないんだよ」
「……あんた、とてつもなく失礼なことを言ってくれるわね。というか、あんたはそうじゃないの?」
「俺は教わってた側だからな。だから、お前たちがどんな感じなのかも大体は分かるわけだ」
休憩中なのに頭を悩ませている風太郎とフィリップを見て、翔太と二乃はそんな会話をしていた。翔太の評価に眉を顰める二乃だったが、同じ経験者だという翔太の言葉に目を丸くしていた。そんな二乃の反応に笑みを零す翔太。
だが、いくら翔太が教えることが上手いとしても、右手を負傷している状態で、五つ子たちの勉強を見ることも、風太郎たちのフォローをするのも手一杯であり、現状を打破できるわけもなく、彼もまた頭を悩ませていた。
「…というか、問題を解く以前にみんなの集中力の限界だよね」
「連日勉強付けですからね…」
「わ、私はまだできるよ!」
「……こうなったらしょうがねーな」
明らかに効率が下がっている現状は良くない…一花の言葉に五月が同意し、四葉だけはまだやれると意気込んでいたが疲れの色は見えていた。そんな一同を見た翔太はスタッグフォンを取り出したかと思えば、どこかへと電話をかけ始めた。
「メリハリのメリだ…時には休養と行こうぜ?」
その翔太の言葉に全員が首を傾げた。
「…お前の人脈の広さには驚きっぱなしだよ、佐桐」
「そりゃどうも。知り合いにチケットを安くしてもらってな」
どこか呆れる風太郎の視線を完全にスルーした翔太。
翔太が提案したのは一日完全オフでの休日…『休勉日』とでもいうべきか、五つ子たちと一緒に遊園地へと遊びに来ていたのだった。開園までまだ少し時間があるとのことで、五つ子たちは売店を見に行っていた。
そして、そんな翔太の服装は普段着ではなく探偵用の恰好だった。一方のフィリップはメガネとフードを被った姿で、
「これは興味深い…!絶叫系アトラクションにホラーハウス……これは是非とも体験しなくては!」
「…悪いな。フィリップのお守りまで頼むことになっちまって」
「はぁ~…5人も6人も変わらねぇよ。そっちも警護の方、頼むな」
五つ子とフィリップ…いつまた組織が狙ってくるか分からない以上、不用意な外出は避けたい時ではあったが、それで結果が伴わなければ本末転倒である。
それにダブルの二人にも試したいことがあったため、こうしてフィリップも外出に同伴しているのだ。右手の怪我がまだ完治していない翔太はほとんどのアトラクションに乗れないため、距離を取った上での警護に回ることになったのだ。
「お待たせしました!」
「久々に来ましたね…楽しみです!」
「ママに連れてもらった以来かしらね」
「今日だけは勉強のことを忘れることを許そう」
「さぁ、思う存分を羽を伸ばそう、みんな!」
「ちょ、フィリップ!?」
四葉の声が聞こえ、五つ子たちが戻ってきたことで開園時間になったことに気付いた翔太と風太郎。警護のために一旦距離を取った翔太。
好奇心に駆られたフィリップが先導するのを風太郎が慌てて追いかけ始めたのを見て、苦笑しながら一同を見守ることにした翔太だった。
(みんな楽しんでるみたいだな…)
ジェットコースターで絶叫を上げたり、メリーゴーランドに揺らされて和んだり、フリーフォールで再び絶叫を上げては、四葉やフィリップがノリノリでコーヒーカップを回し続けた結果、目を回したり…
一同が楽しんでいるのをぼんやりと眺めながら、周囲を警戒する翔太。一応、今のところ怪しい気配や影はないが、ガジェットたちを周囲に解き放って警戒を続けていた。尤も、その心配も杞憂に終わりそうな気配ではあったが…
そして、翔太が気になったのは、
「これが目の回るという経験なのか…実に興味深いね…あれ、二乃ちゃんたちが4人に見える…?」
(…フィリップも楽しそうだな)
いつもは知識への検索や自身の好奇心を燻ぶられた時にしか見せないその笑みを、五つ子たちや風太郎と遊んでいるフィリップが見せていることにどこか自分のように嬉しく思う翔太。
今まで閉じこもることしかできなかったフィリップが初めて経験する遊園地…いつもは『地球の本棚』の検索でしか知らないことを知れる、この少ない機会を邪魔されたくないと思うのは相棒の願いだった。
それと、翔太の気がかりだったのは五つ子たちも、
「次はあれに乗りましょう!」
「い、五月ちゃん…ちょっと待って…」
絶叫系にあれだけ揺らされたというのに、元気な様子の五月に一花が待ったを掛けていた。その後ろで三玖と二乃、風太郎とフィリップがパンフレットを除き込みながら相談している様子が見えた。
そんな中、風太郎が四葉がいないことに気付き、一同から離れていったのを見た翔太。そっちは風太郎に任せようと思い、翔太は意識を残りのメンバーへと切り替えようとして、
「ずっとそのまま見ているつもりですか?」
「五月…?」
いつの間にか近くに来ていた五月に声を掛けられ、驚く翔太。だが、五月の目線は何故か責めるような五月の視線に少しばかり困惑する翔太。
「どうして貴方は自分だけ仕事をしているのですか?」
「しょうがねーだろう。お前たちを守るのも俺たちの仕事なんだよ。それにこの腕じゃ乗れる物なんてほとんどないだろう」
「……私の気が休みません」
まさかの五月の一言に思わず顔を上げる翔太。そんな五月の目には心配の色が映っていた。以前に泣かれてしまったことを思い出した翔太は目を丸くした。
「それなら私は佐桐君の警護をします!というか、無理をしないように見張ります!貴方は必ず無茶をしますからね」
「…なんじゃそりゃ。いいのかよ?折角の休みなのに…明日からまた勉強付けの日々だぞ?」
「構いませんよ。貴方といるのもそう悪くはありませんから」
「…っ!?」
隣に腰掛け、自分の目を真っ直ぐ見ながらそう告げた五月の言葉に思わず翔太は持っていたコーヒーの缶を落としそうになってしまった。それがどういう意味なのか推し量ることができず、五月に尋ねようとした時だった。
「逃がさないよ、五月ちゃん!」
「ひぃ!?」「うぉ!?」
背後から五月の肩に手を掛けたのは一花の声がそれを遮った。いきなりの割り込みに思わず五月と翔太から驚きの声が漏れてたが、その意味は全く違うものだった。翔太は一花がいきなり現れたことに対してだったのだが、
「さぁ、行くよ、五月ちゃん!じゃんけんで負けたんだから、一人で行ってもらうんだからね……ホラーハウス!」
「い、嫌です…嫌ですぅぅぅぅ!?」
(……ああ、そういうことか)
ここまで五月が絶叫してまで嫌がる姿と、一花が告げた事実から全てを悟った翔太は思わず半笑いになってしまった。
五月が自分を心配してこっちに来たのではなく、苦手なお化けが出るホラーハウスから逃げるために自分の元へと来たのだと。
泣きながら一花に引きずられていく五月にしょうがないと思いながら、翔太はスパイダーショックとスタッグフォンに警戒するように告げ、彼女たちの後を追ったのだった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「五月。怖いのは分かるが、ひっつきすぎだろう」
「そ、そ、そ、そんなことあああありませんよ!?こ、こ、これは…そう!佐桐君の怪我を心配して、くっついているだけで(ガタン!)いやぁぁ!?」
ホラーハウスには二人一組で入る形式であり、じゃんけんの結果、一花と二乃、三玖とフィリップ、そして全負けした五月が一人で入る予定だったのだが、不憫に思った翔太が同伴を申し出たのだ。
かくして、翔太は五月と共にホラーハウスに入ったのだが、
『ウォォォォォォォ!?』
「ひぃぃ!?」
『ウ・ラ・メ・シ・ヤァァァァ!!』
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
『ワタシハ…フジミダァァァァァァァァァァ!!!』
「もういやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
御覧の有様である…フランケンシュタインやいきなり井戸から現れた女の幽霊、更にはゾンビのようなモーションを取る白黒の怪物に悲鳴の上げまくりだった。
そんな五月は怪我を負っていない翔太の左腕にしっかりとしがみついていたのだが…しがみつかれている翔太はまた別のものに襲われていた。
(ちょ、こいつ……ちょっとは遠慮というか…恥らえ、この馬鹿!?)
そう…悲鳴を上げて抱き着かれるたびに、まだ治っていない身体に痛みが走ると共に、当たってはいけないその豊かな胸が当たり続けていたのだ。
翔太自身もホラーはあまり得意ではないのだが、別の意味で叫びたくなっていたが、さっきから怖がり続けている五月にそんなことを言うわけにもいかず、内心で悲鳴を上げ続けていたりする。
彼もまた思春期真っ最中の男子生徒なのだからしょうがないともいえる。
「だ、大丈夫か…五月?」
「……もう限界です…」
「怖いのなら目を瞑ってていいんだぞ?俺の腕に捕まっていれば、出口まで連れていくし…」
「馬鹿ですか!?そっちの方がもっと怖いに決まってるじゃないですか!?馬鹿なんですか!?」
「…お、おう」
二度も馬鹿呼ばわりされたことよりも、悲鳴に近いように叫び、更に密着してくる五月にいつものように言い返すことができない翔太。それならば、一刻も早くここから抜け出すべきかと判断した翔太は五月を連れて先へと進み始めた。
それからも『オラァ!』とか『キャー!』の効果音と共に迫ってくる紫色のワニの怪人や『ジンルイノマッサツハヨソクズミダ』とか呟きながら壁を破って出てきた黒色のロボットの脅かしに逢いながらも、ようやく出口へとたどり着いた二人。
「五月、出口だ…出口が見えたぞ!」
「はい…ようやくですね!!」
残る一本道の先に見えた出口にようやく安堵する翔太と五月。それぞれが違う意味で奮闘してきたこの戦いも終わりが見えた瞬間だった。
だが、最後の最後にかならず何かが仕掛けられている…それだけは二人とも直感で理解しており、最大限の警戒を払っていた。
おそるおそる進み始めようとした時だった…それは背後から現れた。
『フメツダァァァァァァ!?』
「うぉぉぉ!?」「ひぃぃぃぃぃ!?」
一歩を踏み出した途端、背後の壁を突き破って再度現れた白黒ゾンビに五月だけでなく、翔太までも悲鳴を上げた。だが、最後の仕掛けはそれで終わりではなかった。
『フメツダァァァァァァ!?』『フメツダァァァァァァ!?』『フメツダァァァァァァ!?』『フメツダァァァァァァ!?』
『フメツダァァァァァァ!?』『ダンクロトシンダァァァァァ!?』『フメツダァァァァァァ!?』『フメツダァァァァァァ!?』『フメツダァァァァァァ!?』『シンダンクロトダァァァァァァ!?』『フメツダァァァァァァ!?』『フメツダァァァァァァ!?』
「あわわわわわわわわわ!?」
「は、走れ、五月!?」
「もうこないでぇぇぇぇ!?」
「…あーあ、もう!?我慢しろよ!?」
大量の白黒ゾンビの出現に完全にパニックになってしまった五月は動けなくなってしまっていた。そんな五月を見て、翔太は五月の体を左腕で持ち上げ、肩に俵を背負うようにして一気に走り出した。
「うおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」
伊達に仮面ライダーとして活動しているわけではなく、翔太は五月を背負ったまま一気に廊下を走り始めた。背後から迫り来る怪物の群れの気配を感じながらもただ単に出口へと走る翔太。そして、出口へと辿り着いた頃には…
「はぁ…はぁ…はぁ…怪我人がしていい動きじゃねーぞ、これ……マジで疲れた」
「お、お化けは…!?ゾンビは!?どこ!!どこ!?」
「ば、馬鹿!ジタバタするな!?痛い痛い!」
抱えたままの状態の五月は未だパニックの最中だった。全力疾走で駆け抜け、息を切らした翔太が痛みで悲鳴を上げたことでようやく冷静になった五月はおとなしくなった。そして、翔太が五月を降ろしたことで、自分が何をされたのかやっと認識した。
「…ハ、ハレンチです!?」
「お前、助けてもらっといて……もういいや。俺もこれ以上言う元気ないし…」
まさかの第一声に反論しようとするも、痛む体を堪えてようやく突破した今、これ以上体力を使いたくない翔太は反論することを諦めたのだった。
「あんたら…何やってんのよ?」
「翔太…そんなに怖かったのかい?」
そんな二人のいつものやりとりに、先に挑戦し終えていた二乃とフィリップがツッコミを入れるのだった。
そして、一日のオフを終えた翌日。勉強会を始める前に風太郎からある提案がされていた。
「これからは全員が家庭教師だ…得意分野に関してのな」
「「「「「…?…?…?」」」」」
「なるほどな」「なるほど。面白い考えだね」
風太郎の提案に首を傾げる五つ子に対し、翔太とフィリップはその考えを理解していた。どういうことかと質問の目線が向けられ、フィリップが解説を始めた。
「自分が得意な科目を他の姉妹たちに教えるんだよ。君たちはは五つ子…僕らよりも姉妹が何を考えているのか理解もしやすい筈だ」
「それに、人に教えることで自分の理解度を更に高めることもできる。上杉や俺たちがいない時でも、互いに教えあうことで更に底上げもできるだろう?」
「フィリップや佐桐の言う通りだ。そうやって、全員の学力を一科目ずつ引き上げるぞ!」
そういうことかと納得のいった五つ子たち。こうして、3人の家庭教師体制から各種得意科目の五つ子も教える側に回るという作戦に入った翔太たち。期末試験までラストスパートを掛け始めたのだった。
そんな中、ようやく右腕の骨のヒビが完治し、ギプスを外すことができた翔太はハードボイルダーを運転し、ある場所へと来ていた。
ハードボイルダーを専用の駐車場に止めて、目的の場所へと向かう。そこにいたのは、
「俺も花を供えていいか……五月」
「えっ…佐桐君?」
「二乃から話を聞いてな。邪魔するぞ」
翔太が訪れたのは中野家の墓だった。2月14日…五つ子たちの母親の月命日に墓参りに来ていた五月は翔太が来たことに驚いていたが、花を添えて手を合わせた翔太にそれ以上言葉を掛けることはなかった。
「全員家庭教師とは…上杉君もよく思いつきましたね」
「四葉のお陰だって言ってたけどな。でも、ある意味盲点だったよな。生徒同士で教えるなんて普通にあることなのにな」
「ええ。教わること以上に教えることで咀嚼できることもあると実感しました…もっと早くすべきだったのかもしれませんね」
「人間、学んだものを完全にアウトプット…人に100%説明できるようになって、初めて理解したといえるらしいからな」
「佐桐君たちに学んだことを噛み直しているってことですね」
「そういうことだな」
手を合わせ終わり、墓の前でそんな会話をぽつぽつとしていく二人。そんな中、五月がある言葉を発した。
「ありがとうございます、佐桐君」
「…急にどうした。お礼なんて…」
「ふふっ。どうですか、教えた相手にお礼を言われる気持ちは?」
「……いいもんだよ。それがどうかしたのか?」
いきなりの話にどういうことかと首を傾げる翔太は五月へと視線を向ける。だが、五月はそのまま言葉を続けた。
「ある人…お母さんの教え子だった人に言われたんです…『なりたい理由は本当にあるのか』『お母さんの真似事をしているだけなんじゃないか』って……そう言われて否定できない自分がいたのも確かです」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「でも、私は…」
以前、母の教え子だった持田に言われたことを思い出していた五月。だが、この勉強期間の中、五月はその答えを見つけていた。それは四葉に得意な理科を教えていた時のことだった。
『わっ!凄い分かりやすいよ、五月!ありがとう!』
「…私はあの時感じた気持ちを大切にしたいです」
四葉にお礼を言われた時に感じた思いを胸に、五月は翔太へと視線をぶつけ、墓前の母にも向けてはっきりと宣言した。
「私は…やっぱりお母さんと同じ先生になりたいです」
「……そうか」
「はい。だから、その夢のためにもここで失敗するわけにもいきません!だから、期末試験までのあと少し…頑張りましょう!宜しくお願いします、私たちの先生!」
「おう!」
五月の力強い言葉に翔太も頷き、決意を新たにした。
そんな五月が挑んだ学年末試験の結果は…
「…やったな」
「……はい!」
中野五月 国語47点 数学35点 理科70点 社会32点 英語40点
合計得点224点
学年末試験の結果を翔太と共に喜ぶ五月の姿がそこにあった。
ちなみに翔太は、
佐桐翔太 国語81点 数学82点 理科89点 社会85点 英語96点
合計点数433点(学年順位6位)
と、今までで一番の成績だったりする。
次回 仮面ライダーダブル/Kの花嫁
『戦士たちのH/最後の試験:それぞれの場合』
これで決まりだ!
えー、仮面ライダーゲンム、ローグ、アークゼロファンの皆様失礼しました。
ホラーハウスのお話で作者の中ですぐに浮かんだのがこの3人だった結果です。
今回、そして次回と少しお話の展開が独特ですが、その謎は最後のお話に繋がる布石ですので、あまり気にせずにお読み下さい。
次回は四葉・三玖・一花のお話になります。
ちょっとしたサプライズもございますのでご期待下さい。
それでは。