ちなみに、家庭教師初めての日からの2日後の設定になってます。
原作もかなり盛り上がってますが、どうなるのでしょうか・・・?
ちなみに作者はどの五つ子も好きなので、風太郎が誰を選ぶのか、かなり気になってます。
それでは、第1章最終話、どうぞ!
放課後、風太郎から都合がついたとのことで、五つ子の住む家へと案内された翔太は・・・
「・・・・・まさかの高級マンションかよ」
(予想はしてたが・・・このマンションって、確か・・・この辺りの中じゃ、一番グレードが高いものじゃなかったか・・・?)
・・・ドン引きしていた。翔太は、月給20万という話から富裕層だと予想はしていたのだが、自分の予想の上を行くものであったことに軽く眩暈がしていた。
その時だった。
「あれ、上杉さん!もう来てたんですね!」
「・・・フータロー・・・早い」
女子二人の声に、翔太は風太郎に遅れて振り返った・・・そこには・・・
(・・・・・ああ、なるほど・・・確かに似てるな)
翔太にそう思わせるほど、昨日あった彼女によく似た女子生徒が2人立っていた。
「三玖、四葉!良かった、来てくれたのか!?」
(・・・・・おいおい、今、不穏な言葉が聞こえたぞ・・・?)
女子生徒・・・三玖と四葉の姿に安堵の表情を浮かべた風太郎の言葉に、冷や汗をかきながら翔太が内心突っ込んでいると・・・
「あれ?フータロー君、早いね。おっ、もしかして、隣にいる人が噂の助っ人?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
またもや、そっくりな・・・いや、五つ子の2人が声を掛けてきた、のだが・・・
(こころなしか睨まれてないか・・・?)
蝶々のような髪飾りをつけた女子生徒が風太郎と翔太を睨んでいた。その目は・・・
(憎悪・・・じゃないな。警戒、といったところか・・・)
その目から、女子生徒の感情を読み取った翔太はあえて何も言わずにその場を静観することにした。
「一花、それに二乃も!・・・あれ、五月はどうしたんだ?」
「・・・はぁ、はぁ、おまたせ、しまし・・・・・あああああ!?」
息切れしているところを見ると、走ってきたのだろう・・・最後の一人、五月が遅れたことを謝罪しようとして、翔太を見て、絶叫していた。
「・・・よう。昨日ぶりだな」
「・・・・・ど、どうしてあなたがここに・・・!?」
「・・・簡単なことだ。家庭教師の助っ人・・・それが俺だからだ」
「・・・ええええええええええええええ!?」
再び絶叫する五月の声がマンションの入り口で木霊したのだった。
「さて、自己紹介といこうか・・・俺は佐桐翔太。まぁ、家庭教師の助っ人、ってことで今日から上杉の補佐という形で手伝いにきた。よろしく」
「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」
(まぁ、そんな反応になるよな・・・)
翔太の自己紹介に、五つ子はそれぞれ違った反応をしていた。
長女・・・一花は翔太のことを興味深そうに観察していた・・・最も、
(どうからかおうか、そんないたずらを考えてる顔だな、あれ・・・)
という目的を翔太は看破していた。そして、二乃は、
(さっきよりも警戒の色が増したな・・・俺が五月と知り合いだって知ってから更に・・・もしかして、男嫌いなのか?)
翔太のことをもの凄い勢いで睨みつけながら、観察していた。一花と違い、こちらのは悪意の面が強いのだが・・・
(そして、三女の三玖は・・・興味なしと・・・)
話は聞いているようだが、そこまで関心はない、といった表情の三玖。
(逆に、四葉の方は今にも興味津々で、質問したいです・・・っていう、好奇心の目をしてるな)
一番好印象を持てる四葉に対し、そう思い、最後に翔太は・・・・・
(・・・まだ信じられないって、目をしてるな・・・)
未だに整理が追い付いていない五月に目を向け、上杉に視線を戻した。
「それで、名前はそれぞれさっきの流れで把握したが・・・どうすればいい?」
「ど、どうすればいいって・・・み、みんなから佐桐に質問はないか?」
翔太に話を振られ、とりあえず風太郎は五つ子に話を振った。すると、
「はい、質問いいですか!」
「・・・四葉さんだったよな「四葉って、呼んでください!」・・・分かった、四葉。それで質問はなんだ?」
「ええっと、助っ人ということですが、翔太さんも勉強はできる方なんですか?」
「・・・それなりにな。一応、全教科平均は90前後だな。苦手な科目はないから、オールマイティには対応できるぞ」
「オ、オール・・・?」
「・・・・大体の問題や質問には答えられるって、意味だ」
「ア、アハハ。ありがとうございます・・・!」
四葉のリアクションに、翔太は分かりやすく言い直した。ちょっと頭痛がし出したのは気のせいだと思いたい翔太だった。
「はいは~い、お姉さんからも質問いいかな?」
「一花、さんだったよな?」
「うん。あっ、私も呼び捨てでいいから。さっき、五月ちゃんと知り合いみたいな反応だったけど、そこら辺を聞きたいな、って」
「ああ。彼女とは、昨日、図書館で会ってな。そこで偶然勉強を教えただけだ」
「・・・・・それだけ?」
「・・・ああ」
「・・・・・ふ~ん」
翔太の回答に、当てが外れた一花は少しつまらなそうな表情をした。
「・・・・・では、一ついいですか・・・ええっと?」
「呼びやすい呼び方でいいぞ?」
「・・・では、佐桐君・・・貴方はどうして上杉君の助っ人を引き受けたのですか?」
翔太の言葉に、呼び方を決めた五月は助っ人の理由を尋ねた。
「そうだな・・・強いて言うなら、単なるおせっかいだ」
「お、おせっかい・・・!?」
「ああ。昨日のお前の姿や、上杉の言葉を聞いて、ただ単に助けたいと思ったからだ」
「・・・そ、それだけですか?」
「・・・それだけだな」
(まぁ、本当は・・・昨日の五月の姿が自分とダブったせいなんだが・・・嘘はついてないしな)
本来の理由を誤魔化し、五月の質問に答えた。意外な答えに五月は目を丸くしていた。すると、
「はっ!・・・おせっかいね・・・ほんと、おせっかいだわ」
「・・・・・嘘くさいか、二乃さん?」
「・・・気安く呼ばないで頂戴・・・そんな理由で手伝うなんて、あきらかに怪しいじゃない」
翔太の言葉に反発した二乃が冷たく言い放った。
「・・・さぁ、言ってみなさいよ!本当は、他の目的があるでしょう!」
「・・・・・と言われてもな」
二乃の言葉を、翔太は受け流し、困ったように笑いながらそう答えた。
「ま、まぁ、落ち着け!と、とりあえず、今日から佐桐も勉強を見てくれることになったんだ。昨日できなかった分の勉強を・・・」
空気を察した風太郎が話を切り替えようとした時だった。
「あっ、ゴメン!今日、用事があった!」
「そ、そうだ!私も!」
「・・・・・さらば」
一花、二乃、三玖は慌てて階段を上り、部屋へと消えてしまった。
「おい、上杉・・・」
「・・・悪い、佐桐・・・・・実は、こいつら」
「皆まで言うな・・・大体、分かった」
風太郎の言葉を遮り、翔太はため息が出そうになるのを堪えていた。
(昼休みにああは言ったが・・・上杉が俺に依頼してきた気持ちがよく分かったな)
五つ子が勉強嫌い・・・その事実を認識した翔太は上杉に同情しながら、
「・・・四葉と五月は授業を受けてくれるのか?」
と、残った二人に確認を取った。すると、
「はい!上杉さんだけじゃなく、佐桐さんも一緒だと更に楽しそうですし!」
元気いっぱいの答えをくれた四葉にちょっと感動しながら、翔太は・・・
「五月さんはどうだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
さっきから黙ったままの末っ子に声をかけた。
「もちろん、いきなりの話だし、昨日会ったばかりの奴の話なんか、すぐに信じられるとは思えないだろうが「いいですよ」・・・えっ?」
「・・・貴方の授業なら受けてもいいと言ったんですよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まさかの承諾に今度は翔太が言葉を失う番だった。
「『完璧な人間なんて一人もいない』」
「・・・!」
「・・・・・貴方が言った言葉です・・・その言葉を聞いて、少しだけ授業を受けてみようと思いました・・・そこから、判断するのも遅くないと思っただけです・・・私に足りない物を教えてくれるのでしょう?」
「・・・・・ああ」
五月の真剣な表情に翔太も笑みを浮かべて返した。
こうして、翔太は五つ子と風太郎の家庭教師に参加することとなったのだった。
「お前!0点って!?どうやったら取れんだよぉ!?」
「ア、アハハハハ・・・・・・」
・・・この後、四葉の勉強の出来なさに、翔太が絶叫したのは余談である。
次回 仮面ライダーW
『Cな空間/三女参戦』
これで決まりだ!
と、第1章はここまでとなります。
Wの話は第2章から絡み始めます。
次回更新は12月8日になります。
仮面ライダーアクセル参戦決定!ヒロインは誰がいいですか?(すみません、オリジナルヒロインだと、更に介入難しそうなので、削除しました)
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一花
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三玖
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四葉
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絶望が・・・お前の花嫁(ゴール)だ