その癖、ちょっと短いうえにクオリティ低い感じです…
集団戦かつしゃべらない敵でバトル書くのムズイ!?
そんなわけでアクセル初陣&無双回です。ダブル空気です(笑)
それではどうぞ!
「さぁ…振り切るぜ!」
ダブルの眼前で赤き鋼の戦士…仮面ライダーアクセルへと変わった照井はそう宣言し、バイクから取り出したエンジンブレードを構え、ドーパントの群れへと特攻をかけた。
ドーパントたちもただ黙って突っ立っているわけがなく、それぞれがアクセルの撃退へと動き出した。僧正とシルクハットのドーパントが接近戦を仕掛けようとする傍ら、瓦礫と宙へと浮かぶ…いや、十字架に吊るされたような姿勢のドーパントは雷と石像の遠距離攻撃を放った。
「ふん!」
だが、それを紙一重のタイミングで躱し、エンジンブレードで雷を斬り飛ばしながら、アクセルは接近戦を仕掛けてきた二体のドーパントに肉薄した。
「はぁぁ!ぬぅぅ!!」
二体一といった数の差など問題外といった様子で、エンジンブレードでドーパントたちの体に重い斬撃を叩き込んでいく。僧正の杖による打撃をカウンターで弾き飛ばし、シルクハットには炎を出す暇など与えない様に膝蹴りを混ぜながら斬撃のラッシュを浴びせるアクセル。
だが、二体のドーパントに対処している隙を狙い、再び瓦礫のドーパントがアクセル目掛けて雷を放とうとしていた。その予兆に気付き、翔太は思わず叫ぶ。
「マズイ…!雷が狙ってるぞ!?避けろぉ!」
「その程度の電撃など…!」
『Engine! Electric!』
回転斬りでドーパントたちを振り切り、素早くエンジンブレードにエンジンメモリを装填し、ブレードのトリガーを一度押す。エンジンメモリの能力の一つ『エレキトリック』が発動し、エンジンブレードに電撃が走る。
瓦礫のドーパントから雷が放たれるも、なんとそれをエンジンブレードの電撃で纏め取り、アクセルは更にエンジンブレードのトリガーを長押ししながら、体勢を立て直せていない僧正のドーパントへと切り掛かった。
『Engine! Maximum Drive!』
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
『…!?』
気合とともに放たれたマキシマムドライブの一撃を杖でなんとか受け止める僧正。そのままエネルギーをなんとか逃がそうとするも、二種類の電気エネルギーが集まった一撃を受け流す余裕などなく、流し切る前に杖が持たず、杖ごと胴体をAの字に切られ、その体が爆炎に包まれた。
『『『!?』』』
残されたドーパントに動揺が走り、いち早く体制を立て直したシルクハットのドーパントは、ダブルを翻弄した体を炎に変える能力を使い、アクセルへと襲い掛かる。
「ちぃ…ちょこまかと…これでどうだ」
襲い掛かる炎に合わせ、エンジンブレードを振るうも、実体のない炎には斬撃は通用せず、逆に体当たりを喰らい、後退るアクセルは悪態と共に反撃に出る。
装填しっぱなしのエンジンメモリを再度起動させ、エンジンブレードを、今度は突き出すかのような形で向かってくる炎の塊へと向けた。
『Steam!』
目には目を、エネルギーにはエネルギーを…超高温水蒸気がエンジンブレードから放たれ、炎と化していたシルクハットはまともに蒸気を浴びてしまい、ダメージを負って元の姿に戻ってしまった。
その隙を見逃すことなく、二度目のエンジンブレードのマキシマムドライブを発動し、再びエンジンブレードを構えるアクセル。
『Engine! Maximum Drive!』
「だぁぁぁぁぁぁ!!」
突き出したエンジンブレードから、弾丸の如く放たれたAの文字を模したエネルギー弾がシルクハットの体を貫き、メモリブレイクする。しかし、連続でのマキシマムドライブによりオーバーヒート寸前だったエンジンメモリが、冷却のために薬莢のようにブレードから弾き飛んだ。
今度こそ、アクセルの隙を突こうと瓦礫のドーパントがダブルをダウンさせた威力の雷を放とうと、
「そうはさせるかよ!?」
『……?!?!』
ダメージから回復し、ヒートニンジャへとメモリチェンジしたダブルがシノビブレイドから放ったワイヤーにより瓦礫のドーパントを拘束し、頭上を取っていた。先程のお返しと言わんばかりの勢いで、メモリブレイクの体制に入った。
『Ninja! Maximum Drive!』
全身から炎が噴き出し、それらを推進力に変えたダブルは重力加速とワイヤーによる追加加速したスピードでシノビブレイドを下にいるドーパントへと構えて一気に落下した。
「『シノビペネトレイト!!!』」
二人の呼吸が技名により重なり、瓦礫のドーパントのてっぺんに炎を纏ったニンジャブレイドが突き刺さった。そのままマキシマムドライブで強化された炎が刃からドーパントの内部へと注ぎこまれ、ダブルが飛びのいた直後にドーパントの体が大爆発を起こした。
「へへっ…これで助けてもらった借りは返したからだ」
「余計なことを…」
『驚いたね…僕たちのドライバーとは全く違うシステムだ。一つのメモリの能力を極限にまで引き出す仕様になっているようだね…実に興味深いね!』
これで貸し借りはなしだという翔太の言葉に、アクセルは不機嫌さを隠すことなく応える。その態度にカチンとくる翔太に対し、フィリップはアクセルのドライバー、戦闘スタイルから、アクセルドライバーの特徴を把握し、完全に興味を持ってしまっていた。
しかし、残っていた最後のドーパント…宙に浮かぶドーパントがそんな隙を逃すわけもなく、石像を次々とライダー達へと落としてきた。
「っとっと…おい!お前、見たところ、飛び道具は持ってないんだろう?後は俺たちに任せろ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「おい、聞いてんのかよ…?」
「俺に……質問するなと言った筈だ!」
「『…!?』」
スパークメモリとトリガーメモリを取り出しながらそう提案するダブルのことなど無視し、アクセルは…なんと自分のドライバー取り外したかと思えば、
「はぁぁ!」
「なぁ…!?」
宙で一回転したかと思えば、アクセルの体が変形し始めた。背後に装備されていたタイヤが腕と一体化し、両足に備わっていたタイヤが合体し後輪を形成…地上に降り立った時には、人型からバイクへと姿が変わってしまっていたのだ。
「なんじゃそりゃ…」
『人からバイク…!なんて独特な発想なんだ…!?』
あまりの出来事に翔太は思わず素の感想が、フィリップは更なる好奇心に襲われていたが、そんなダブルなど置いてけぼりに、アクセルドライバーのグリップを回し、エンジンの轟音を吹かせたアクセル・バイクフォームは急発進した。
落ちてくる石像を華麗に躱し、スピードを落とすことなく突っ走るアクセル。そして、ドーパントの近くにある高層ビルへと辿り着くと、なんとその壁を駆けあがっていった。まさかの光景に、メモリチェンジすることも忘れてダブルはその姿を見続けてしまっていた。
そして、高層ビルを登り切ったアクセルはそのスピードのまま空へと飛び出し、バイクフォームのまま、ドーパントの背中へと垂直に落ちた。そして、着地と共にタイヤを高速回転させては空中へと飛んで背中に落ちる…これの繰り返しでドーパントをどんどんと地上へと落としていき…遂にダメージの限界を超えたドーパントは地へと落ちることとなった。
ドーパントの落下に巻き込まれない様に少し離れた場所へと、人型へと戻りながら着地したアクセルは止めを刺すべく、一気にドーパントへと駆け寄っていく。
『ACCEL! Maximum Drive!』
「はぁぁぁぁ……!!」
アクセルドライバーの左レバーを握り、右グリップを数回にわたって回すことで、エンジンの吹かし音と共にアクセルの全身に炎が伝わっていく。そして、
「だぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
走り飛びながら放たれた後ろ回し蹴り…アクセルグランツァーを放ち、ドーパントの体にタイヤ痕を思わせるようなエネルギー痕を叩き込んだ。
「絶望がお前の……ゴールだ」
『……?!!?!!?!?』
背中越しにそう宣言したアクセルの言葉と共に、マキシマムドライブのエネルギーが全身へと伝わったドーパントの体が爆散した。
「…なんて奴だよ」
『仮面ライダーアクセル…それに彼の戦闘能力…素人ができる戦い方じゃない。彼は一体…?』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
気が付けば、大半のドーパントを瞬殺し、自分たちを助けてくれた新たな仮面ライダー:アクセルにダブルの二人は仮面越しに驚きを隠せないでいた。そんなダブルの反応など気にすることなく、先程バイクフォームに変形する際に放り捨てたエンジンブレードを回収したアクセルは、無言で宙に浮かんでいたドーパントに変身していた男の元へと近づいて行った。
「お、おい…何する気だよ…?」
「決まってるだろう……こいつらを放っておいていいわけがないだろう」
「まさか…!?」
アクセルの言葉に嫌な予感を覚える翔太…その直感は的中し、メモリブレイクの後遺症で動けなくなっている男に、なんとアクセルはエンジンブレードを振りかぶり…
「…なんのつもりだ…?」
「てめぇこそ…正気か!?メモリブレイクされた生身の人間を攻撃するなんて何考えてやがる!?」
その刃が振り下ろされることはなかった…怒りを静かに表わすアクセルの右手には、咄嗟に放たれたダブルのニンジャブレイドのワイヤーが絡みついていた。ワイヤーでアクセルの凶行を食い止めるダブルだが、その矛先はダブルへと向けられてしまった。
「こんな屑共を生かしておく理由がどこにある!?こいつらみたいにメモリに手を出す奴らがいるから、悲劇が起こる!だったら…」
「ふざけんなぁ!?てめぇにそれを決める権利があるとでも思ってんのか!?」
「黙れ!?貴様が…お前らダブルがもっと強ければ、俺の家族は死なずに済んだんだぁ!?」
「なぁ…!?」『君の家族…?それはどういう…?』
「俺に……質問をするなぁぁぁぁ!?」
怒りが頂点に達したアクセルの猛攻が始まり、ワイヤーを解かれたダブルも防戦に回る。怒りを体現するかのように力任せに振るわれるエンジンブレードを持ち前の身軽さで躱すダブル。
アクセルの頭上を飛び越え一旦距離を取るも、頭に血が上ったアクセルは剣を収める気はなかった。
『翔太…このままじゃ…!?』
「分かってる…この馬鹿の目を覚まさせるぞ、フィリップ!」
こうなれば変身解除にまで追い込むしかない…フィリップの言葉に応えるように翔太もアース・ダイナソーメモリを取り出し、メモリチェンジしようとして、
『Δ※±¶ΓΘΛΦΧε』
「『「…!?」』」
場に響き渡る奇妙な音に二人のライダーの動きが止まる。
それは不協和音の四重奏にも、理解不能な笑い声にも、人ではない者の聞き覚えのない言葉のようにも聞こえた…しかし、はっきり分かったのは、それが近くから聞こえてきたことで、今もなお近づきつつあることであった。
『¶§И?!!?!?Ь※〈¶Δ!!!!〉』
それは突如として姿を現した…不快な言葉の発生源へとライダーたちが視線を向けると、それは歩いていた。
形は人型…しかし、全身のあらゆるところが銀河やブラックホールを連想させるような渦巻が多数配置され、細身の体はまるで安定しておらずところどころでブレが生じていた。
そして、その不気味さと歪な雰囲気は今まで戦ってきたドーパントと一線を画するプレッシャーを放っていた。初戦のアクセルだけでなく、これまで何度も死闘を掻い潜ってきたダブルの二人を戦慄させるそれ…ドーパントが雄たけびを上げる。
『キィィィィィィィィィィィィィィィ!?!?!?』
「おやおや…アルカナシリーズのドーパントたちを喰わせようと思っていたんですが…まさかもう一人の仮面ライダーが現れるとは…これはこれで面白いデータが取れそうですね」
ダブルたちがいる戦場から少し離れた電波塔にて、持ち手式の双眼鏡を覗きながらそう呟く人物…オリジンの幹部であるドクターは大変興味深そうにその光景を観察していた。
「さぁ…実験開始といこうではありませんか。仮面ライダーたちの力を得たあのドーパントがどれほどの力を持つのか…楽しみですね…!」
歪んだ好奇心を隠すことない笑みを浮かべたドクターの言葉に応えるかのように、ドーパントは動揺するダブルとアクセルへと襲い掛かった!
今回倒された4体のドーパントは全てアルカナシリーズです。
解説は次回までには記載します。
そして、少しだけアクセル…本作の照井の立ち位置が少しだけお話に出ました。家族があるドーパントに殺されているのは原作と同じですが、その矛先はなんとダブルにも向いているのがオリジナルとして加わっております。
そんな照井の背景と、最後に現れたオリジナルドーパント…次回はそこに触れるお話になるかと思います。
それではまた。
…アニメ見る時間とゲームやる時間が欲しい…!(ごじょじょのゲーム買いましたが、まだ封も開けれてないと現状…!?)