ラブライブサンシャイン 〜if 男子がいたら〜 作:カーテンと手袋
「喪失を綺麗に受け入れたい」
中間試験は、まぁなんとか通過しましたので、元気100%で練習を続けています。千歌です。正直言うと、得意科目以外は目も当てられません。実際に、みとねぇに怒られました。部屋の中に監禁されて、勉強漬けの毎日にさせられそう。参っちまうのだ。しかも旅館のお手伝いときた。本当に参っちまうのだ。
千歌「正式加入してくれて嬉しい」
花丸「ルビィちゃんの付き添いで見てたら、本当に興味が湧いちゃって」
千歌「嬉しい嬉しい! こうやってスクールアイドルの輪が繋がっていくんだね。未来は明るいよ、ホントに!」
花丸「実際、踊ったり、歌ったり、調べたりしたし」
千歌「うんうん。花丸ちゃん、歌上手だもんね。聖歌もバッチグーだもんね!」
花丸「まだちょっと緊張するけど頑張りたいなぁって」
千歌「みんなで一緒に頑張ろ! せっかく七人いるんだもん」
花丸「ありがとうづら」
千歌「ふむふむ。やっぱり、千歌とルビィちゃんの熱意押し作戦は功を奏しましたなぁ」
花丸「無理矢理感は強かったよ?」
話は変わるけど、まぁそれも全然分からないけど、妖艶? って言うのかな、セクシー? そんな魅力が上がってしまったみたいで、花丸ちゃんがよく褒めてくれるのだ。なんかそれってえっちみたいで、頂けないけど、褒められていることは事実だから喜んで頂いています。千歌のどの辺が変わったのかなぁ。大人っぽくなったってことだよね。千歌も大人の女性かぁ。
千歌「また当てられて答えられなかったのだ」
善子「うっさいわねぇ。堕天使は人間と違って忙しいのよ」
よっちゃんは授業中からうわの空で、本戦用の振り入れなんだよ、もう。
千歌「わかった」
善子「なによ」
千歌「ちかがよっちゃんのお悩みをスパッと解決してあげる」
善子「あんたには無理な問題よ。それに、あげるなんて随分御立派なこと」
千歌「むーそれは聞いてみないとわからないと思いまーす」
善子「はーい、言ったところで千歌には分からないことでーす。理解の及ばない範囲でーす」
むむ、むむむむ。カチンと。来ました。
千歌「えい」
善子「いだっ」
千歌「えい」
善子「ちょ、いだっ。あんた、仮にアイドルでしょ、暴力反対。LoveLiveに出場する私の身体に傷ついちゃうじゃない」
千歌「それ!」
善子「なっなによ」
千歌「よっちゃんおかしいのだ。全然よっちゃんらしくない。せっかくLoveLiveに出場出来るんだよ! あのLoveLiveに! なのにぽけ〜としちゃって。授業中も口開けちゃって」
善子「うそっ!」
千歌「確かに、新人大会で、モチベーションは前回の強豪とかと会えないかもだけど、ほら、あんなに憧れていた大会に出れるだけで凄いじゃん!」
善子「……べつに、新人大会だからとかじゃないのよ、モチベーションは申し訳ないけど、みんなにはね、申し訳ないって思ってて。まぁ、なんとかするわよ。時間が解決してくれるはずだし」
千歌「じゃあ、負けたらよっちゃんのせいね」
善子「えらく短絡的ね」
千歌「だってそうだよ! 千歌がお話聞く気満々なのに言わないし、溜め込んじゃってそれでいて黄昏ちゃってるんだもん。もー千歌どうしたらいいかわからないのだー!」
善子「……もう、分かったわよ。話せそうな相手に相談してみる。それでいい?」
千歌「どうしてちかじゃないのー!?」
善子「めっ、めんどくさいわね」
千歌「あ、」
善子「どうしたの?」
千歌「先生の足音が聞こえる」
善子「聞こえないけど」
千歌「じゃ、千歌は中間試験言われたくないので」
善子「……風のように去って行ったわね」