鉄道教師が単純にガルパのみんなとハーレムになれるわけなかった 作:スタプレ
ガルパのイベントで中華街来ましたけど、次はどこの地域がモチーフになるんですかね?
「じゃあ次の授業は、ミュージックホーンについてやろうか。」
『ミュージックホーン?』
「列車の警笛って口で表すと『プーン』だろ?」
「あの音...大きくて、ビックリします。」
「そうそう。うるさいけど必要不可欠なものなんだ。それで不愉快を愉快にする為に生まれたのがミュージックホーン。」
「確かに音楽が流れたらワクワクします!」
「そういうこと。じゃあ話の続きは次回にしよう。各自どんなのがあるかちょっと調べてきてね。」
こうして今日も鉄道教室は終了となった。
そして次も平和な授業が出来る。自分はそう思っていた。
しかしこの考えは甘い。知識豊富な俺は、色々なものを知っているから問題ないと思っていた。
でも彼女達は初心者。調べて印象に残るものは数少ない。
この鉄道クソ野郎が出した軽めの宿題のせいで.........
教室では戦争が起きていた。
扉を開けるとそこは2つの軍に分かれていた。
「ゑ......どういう状況!?」
トップとなる人達を先頭に、お互い睨み合っている。
「なんでこれの良さが分からないんですか湊さん!」
「あなたこそ。これがミュージックホーンの頂点。音楽の理解がないのはあなたよ美竹さん。」
マジで何で対立してんのこれ?
状況を説明すると、東にロゼリア、ハロハピ、日菜さんと千聖さん。西にアフターグロウ、ポピパ、彩さんと麻弥さん。間にイヴさんがいる。
(パスパレが分裂してるけど大丈夫なの?)
とにかく中立っぽい所にいるイヴさんに話を聞くか。でも不幸なことに、イヴさんは教卓から一番遠いところにいる。彼女のところに行くには軍事境界線を通る必要がある。戦争に巻き込まれかねないぞ。
「では、イクサの始まりです!」
待って!勝手に始めないで!ていうかなんでほら貝があるの?
「いざ、カイセン!」ブオォ〜
『オラァァァ!!!』
マジで始まったぞ...
「ちょっとストーープ!!!」
『あ、先生!』
「あ、先生...じゃねぇよ。何があったんだいったい?」
薄々思っているんだけど俺って存在感うすい?まぁ戦(喧嘩)を止められたのはよかった。
「それで何で対立してたの?」
「先生がこの前出した宿題で...」
「宿題でなんで...あぁ!そういうことね〜」
簡単に言えば、元祖と本家で対立してたのね。恐らく友希那さん側が元祖、蘭さん側が本家って感じかな?
「君たち、元祖と本家を好むのはいいが、まだ色んなミュージックホーンがあることをお忘れではないか?」
「まだまだあるの?」
「そりゃあるさ。じゃあ早速授業を始めようか。」
ミュージックホーン。またはMHと呼ばれるものを装備している鉄道会社は基本人気がある方だ。
まずは東京だと、JR東日本や京成が搭載している。
「でもなんでそんなに影がうすいんですか?」
「ひまりさん。ストレート過ぎですよ...まぁなぜって言われたら...2つの音しかないから?」
「確かに...すごくいいとは言い難いね。」
でも実際多くの特急電車に搭載されている。実は形式によっては違うメロディが流れる電車もある。
そして京成はスカイライナーが搭載している。スカイライナーはホーンと言うよりも、ファンファーレと言った方がしっくり来る。
「そしてJR西日本も普通電車用と、特急電車用の2つがある。個人的にはJR西日本が一番鳴りやすいと思っている。」
「なんでそう思うの?」
「それは鳴らし方さ。普通のMHは別のペダルがあるが、JR西日本のは警笛と一緒のペダルなんだ。そのペダルを軽く踏めばMHが。強く踏めば、爆音の警笛も鳴る。」
「つまり、鳴らすところが義務付けられるところでは、100%聞けるということだね!」
そして地方鉄道にもある。代表であげると静岡鉄道がある。地方鉄道だと同じメロディを使うのが多いが、静岡鉄道は独特のメロディを持っている。
「さらに、MHがマジの音楽の列車もある。」
「それって注意喚起になるんですか?」
「はっきり言ってならないね。でも、列車の目玉の一つだから問題ないんだよ。」
その列車は近鉄の『青の交響曲』や、JR四国の『四国まんなか千年ものがたり』がある。
「じゃあ本題の元祖と本家の説明をしようか。」
すると、さっきみたいに分裂し始める。
「待て待て。戦争しようとすな。ほら、席につけ!」
「栄生!早く湊さん達に、間違っていること教えてあげてください!」
「聞き捨てならないわね。栄生、美竹さん達にあの良さを教えてあげてちょうだい。」
なんでここまで燃えるのか、逆に不思議だな。
「まずはそれぞれ良さを聞くか。友希那さんはなんでいいと思ったの?」
「なんでって...最初に作り、トップを譲らないところに惹かれたわ。」
「トップって、それがトップなわけないでしょ!」
「蘭さんは後で聞くから黙ろうか。じゃあハロハピを代表してこころさん。」
「愉快でホームにいる人みんな笑顔になりそうだもの!」
「なるほどね。じゃあ千聖さんと日菜さんは?」
「なんか上品って感じがするからかしら?」
「そうそう!なんか走って鳴らす時はるんっとするから!」
ほぉ...つまり最初に聴いたからとか、何となくとかではないんだ。
「次は本家だな。おまたせ蘭さん。蘭さんはなんでこれがいいと思うの?」
「なんか本来の役目を果たしているというか...なんかしっくり来るんだよね。」
「あと蘭は曲名と一緒だからってもあるでしょ〜」
え〜せっかくいいこと言ってくれたのに...
台無しだよそれ。
「じゃあポピパを代表して香澄さん。」
「うん!なんかメロディが長いし、色んな駅で聴けているのがいいと思った!誰でも愛されている感じもあったかも...」
「なるほど。じゃあ彩さんと麻弥さんは?」
「色々な音源があって、一番電子音がよかったと思ったよ。」
「そうっスね!気になる機械もありましたし...フヘヘ。」
こっちもちゃんとした意見だ!
さて、読者の皆様は分かりましたか?元祖と本家の鉄道会社は?
答えは、元祖は小田急!本家は名鉄です!
「正直君たちがしっかりした理由を言えるとは思ってなかったよ。」
「失礼ですね。私たちだって、ちゃんとやれば出来ます。」
「あはは...そうだね。それじゃ解説していこうか。テストに出すからちゃんと取れよ。」
まずは小田急のMHから。小田急が元祖と言われているように、日本で最初のMHを搭載した。その電車が、初代3000形SEに付けれた。(時が経つと、過去に使われた数字を何回も使わなくてはならない会社もある。その場合、区別付けるために初代〇〇系とか2代目〇〇系とかで表記する時がある。)
そして名鉄のMH。名鉄は小田急SEが登場して数年後、7000系パノラマカーに搭載された。
ではなぜ後に登場した名鉄が本家と呼ばれているのか?実はそれぞれ大きな特徴があり、その特徴に秘密が隠されている。
そしてガルパのみんなの意見も的を射る発言をしているのだ。
「友希那さんの言う通り、小田急は最初に作られた。そしてこころさんはホームにいる人が笑顔になる。」
「それは名鉄も同じじゃないのか?」
「小田急は発車する時に鳴らすイメージが強いんだ。到着する時よりも、発車の方が聴いている人が多いからね。」
そして上品と思う理由。それは...
「小田急のSEは当時、豪華な内装として登場したんだ。音からそう聴こえるという理由もあるが、上品に聴こえるのはそういう理由があるかもしれないね。」
そして反対のパノラマカーは、いい内装なのに、追加料金なしで乗れた車両なんだ。
「先生!なんで名鉄の方が本家って言われているの?」
「それははぐみさん。MHを搭載している車両の数だよ。」
『車両の数?』
「そう。実は小田急のMH復活は最近の話なんだ。今はロマンスカー3種類にしかない。」
という名鉄も今は4種類しかない。しかし数でいったら、小田急が約10本。名鉄は約30本なので、圧倒的名鉄が多い。
「だから名鉄の方が聴ける確率が高いんだ。そして昔は特定の場所でも鳴らしていた。だから本家と言われるようになったんじゃないかな?」
そして名鉄の登場したほとんどの特急車両に装備されていた。当然音源も時代によって変わってくるんだ。
実は電車から聴けるMHで、同じ音でも違う音源があるのは珍しいのだ。
「最後にしっくりくる理由。それは鉄道マニア達で有名な歌詞なんだよ。」
「なんですかそれは?」
「鉄道関連のメロディに歌詞を当てるんだよ。」
「ある意味凄いね...」
「じゃあ名鉄のMHの最初、蘭さんちょっと付けてみて。」
「え、いきなり...えーっと、どけよどけよ?」
「おー早速当てるとは...じゃあMH、もとい警笛の役割は?」
「ホームの人に注意喚起をするため......そっか。」
「そう。だからしっくり来るのでは?」
「なるほど!だから湊さん。名鉄のMHが一番なんですよ。小田急なんて古臭いですよ。」
「なんですって!原点を忘れているあなた達に語る資格はないわ。まぁ庶民程度の音楽で楽しみなさい美竹さん。」
うっわぁ...また荒れ始めたよ。
『イヴ(若宮さん)はどっち!?』
「えーっと...私仕事があるので行きますねサコウ先生!」
「え、えっと、気をつけて...」
「逃げたわね...」
「じゃあ栄生に決めてもらおうか。」
「お、俺?」
「あなたはどっちが上だと思うの?」
「まぁちゃんとした意見を言うことが大事だから...」
「答えて栄生!」
「この調子なら次の宿題も出せるね、うん!」
「はぐらかさないで早く!」
「どうしても答えなきゃいけないの?」
『当たり前よ!』
「........................名鉄」ボソッ
この後元祖チームから総攻撃を喰らい、見事討ち取られてしまった......
「ちなみに曲名と一緒って、それはアフターグロウの曲なのひまりさん?」
「そうだよ!私たちの曲、『Scarlet Sky』があるんだよ。」
確かに親近感湧くな〜
「ちなみに名鉄を意識したってことは...」
「ないです。」
ですよねー笑
ミュージックホーンに使われる音の数は少ない方が多いです。小田急も名鉄も3つの音で美しいメロディを奏でているんです。
シンプルでも愛させるには、何か特別な魅力でもあるんですかね?
これも儚くないと思いません薫さん。
さて次回は、『こなせる人ほど立派な使い手』お楽しみに〜
もっと鉄道知識欲しい?
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もっとぶち込め
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このままでいい